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※※これらの文章はそのまま適用されるとは限りません/適用を強制しません。問題がありそうなら都度ツッコミをいれますので気にせずどうぞ。また、セッション内で詳細が分かり次第書き換えてくださって結構です。※※
暗示
唐突に何かが訪れ、あなたを地獄に落とした。理不尽な運命。しかし、理不尽の内容すらわからねば、報復も克服もできはしまい。
求めていたものがある。それがなければ、駄目なのだ。もどかしい。なにを求めていたか、思い出せないことが、たまらなくもどかしい。
ぬくもりの日々。愛される喜び。満たされた時間。あの幸せの日々を、たとえ胸の中だけでいい、取り戻したい。
あなたは償いがたい罪を犯した。それは許されざる罪だ。そして、思い出せなければ償うことも、振り払うこともできはしない。
記憶のカケラ
あなたは死んだ。それは間違いなく。その時、この世界でない、何か違う世界を見た……そして無理やり何かに引っ張られた。本当は、人は死ねばあの世界に行くはずだったんじゃ……。
甘い甘いケーキをほおばるあなた。とろけるクリーム、色鮮やかなフルーツ、ふわふわのスポンジ。あの甘さはもう、この世界にはなくなった。たとえあっても今、あなたの舌はそれを味わえるだろうか。
なつかしい故郷の風景。生まれ、育ち、遊んだ風景。そんな場所はもうどこにもない。でも、あなたの心の中には確かにある。その大切な、忘れられない風景が、あなたの最大の逃げ場所……。
勉強して、いい成績をとらないと。みんなに、あなたが優れていることを示さないと。示さないと、あなたには他に取りえがない。ないんだ、きっと。それくらいしか、価値を、作れ、ない。
心からの笑顔。本当に幸せな笑顔。それがあなたの脳裏にいつも浮かぶ。誰の笑顔なのだろう、大切な人だろうか、家族だろうか、鏡に映った自分の笑顔だったらいいな、誰ともわからない笑顔にあなたは思いを巡らせる。
どういう立場にいたのだろう?あなたは人類の最後について傍観者的な知識と記憶がある。どれほどの愚行と惨劇が起きたのか、おぼろげながらではあるが……あなたは記憶しているのだ。
あなたには、やさしい兄がいた。いつも甘えていた。憧れていた。あなたにとって彼は誰よりも大切な人。理想の人。そんな彼の名前も顔も思い出せない。会えばきっと思い出せるのに……。
ああ、幸せ。こんなに幸せでいいのかな。終わるのが怖いくらいの幸せ。夢じゃないかと思うくらいの幸せ。そう。あなたの中にある夢のような記憶。けれどそれは、「あった」のだ。
たからもの
未練の対象たる人の部品、あるいは過去の己の部品。使えない体の一部を持ち歩くのも、あるいは人間らしさだろうか。
小さな手鏡。幾年も大事に大事に使ってきた鏡。映る自分が好きじゃなくても、それがかつて映していたものは大切だ。
指輪や首飾りなど、キラキラ光るきれいなアクセサリー。あるいは、あなたにだけ価値あるお守りかも……。
人類のいた頃を写した写真。切り取られた幸福の断片。あるいはそれは、生前のあなたを写したものかもしれない。
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- 有用性はしらぬ。とりあえず設置。 -- さいれんす (2013-12-07 01:58:42)
最終更新:2013年12月16日 16:17