小五グラフ 2010-07-05
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2日~4日調査:朝日・読売・NHK・ANN・FNN・JNN。

毎日・日経による情勢調査に伴う調査は単純に比較できないためデータに追加していない。その他、表示の期間中1度のみの調査も省いてある。

ソース

履歴
  • 2010-07-05 00h 朝日詳細: これまで4回の朝日連続調査のデータも追加。その他過去データをいくつか補完。
  • 2010-07-05 06h 読売暫定
  • 2010-07-05 07h JNN暫定
  • 2010-07-05 13h 読売詳細・ANN暫定・FNN暫定
  • 2010-07-05 23h NHK・ANN詳細・FNN詳細・JNN詳細
  • 2010-07-06 06h おまけ追加
  • 2010-07-08 07h おまけ追記

内閣支持率


支持率は下げ止まらず、40%台半ばとなった。先週からみて全体の5%分の下落。政権当初からみておよそ20%分。

政党支持率


先週になってふたたび民主党支持率の低下が始まり、全体のおよそ3%分が失われている。対して無党派に上昇傾向があるが、自民・みんなの党などにもグラフ上のわずかな上昇が見られる。

比例区投票先


一旦わずかな上昇傾向にあった民主への投票意向は、先週から全体の5%分を越える低下となった。ほぼ対応する増加が「未定」に見られる。グラフ上でこの3週ほどの自民の伸びは2%分ほど、みんなの党は1%分ほどに留まる。

選挙区投票先


選挙区投票先データは読売と共同トレンドのみ。

選挙への関心


政党支持率・比例区投票先での民主の低下と同様に、参議院選挙に関心があるという層の先週に入ってからの減少が朝日とFNNのデータに見られる。消費税率発言があり民主支持率・投票先の減少が起きた6/13~20の週には見られなかったものであり、先週からの民主の減少と連動したものと考えれば、民主の減少は選挙による選択そのものへの関心を失ってしまったような別の層による動きが現れたものかもしれない。

単独過半数確保



消費税率引き上げ


先週のグラフに含まれていた読売の必要・不必要を問う調査は除き、賛成・反対を問う調査のみとした。

おまけ(投票先-政党支持)


投票先の意向や政党支持率の固定層がどうであろうと、選挙の結果は投票には行くつもりだが投票態度は未定である無党派層が左右する。よって、グラフの数字そのもの以上にグレーで示された「無党派」「未定」がどのような意向を持っているかを探ることが選挙結果を探るために重要なものとなる。選挙に行く無党派層がどのような動きをするかを推測するには、投票先や政党支持のグラフを上下させる「弱い支持層」に注目するのがいいだろう。公表されている世論調査のデータだけからこの弱い支持を知る方法を考えてみる。

これを探る直接的な方法は、質問で態度を明らかにしなかった人に対して重ねて尋ねる「追い込み」型の調査を見ることだろう。日経は 日経リサーチ のページでこの強い支持と弱い支持の両方の数字を公開しており、直接弱い支持の値を知ることができる。ただし残念ながら今回の選挙で日経は6/8~9にしか通常の世論調査を行っていない。無党派に限定したときの投票先意向のような値が個別に新聞記事で紹介されることもあるが、クロスの値は実際のデータをもつ機関しかわからないため、素人がここで継続的に考慮できない。

「内閣支持」に関して、こうした「追い込み」は日経のほかに読売が行っており、朝日や毎日は行っていない(→ 世論調査の役割と限界 PDF)。重ね聞きした弱い支持の値が公表されていなくても、同時期に行われたこれらの値の差をとることで弱い支持を知ることができるかもしれない。ただし2つの値の差をみる場合、誤差は大きくなる(他の要因を無視できても誤差は単独の値の誤差のおよそルート2倍となる)。また、投票先や政党支持の質問で、どのメディアが追い込み型なのか(推測は可能だが)はっきりしたことはわからない。グラフを作るのに使っている現在のモデルにはこうした効果を取り入れていない。

もっと安易な方法として、ある党の投票先の値と政党支持の値との差から弱い支持の大きさを知ることができるかもしれない。政党支持を表明する人が選挙でその党に投票するとは限らないが、その傾向は非常に強いだろう。このとき比例区投票先の値が政党支持率よりずっと大きければ、固定層の支持者のほかに無党派の弱い支持を多く集めていると考えるのは自然である。上の近似曲線の値からこの差( 比例区投票先-政党支持率 )を、民主・自民・みんな3党に関して求めると以下のようになる。
誤差を持つ推定された曲線2つの差であり誤差はかなり大きいと思われるので、3%分ほどぼやかして描いているが、幅にあまり根拠はない。

支持率グラフがややならされ過ぎてしまうので、変動はいくらか誇張されているきらいがあるが、民主は毎週のようにはげしく振動している。先週は民主がプラス2%分からマイナス2%分へと大きく落ち込んで、ここからも弱い支持層が大きく離反していることがわかる。マイナスであるのは、政党支持を表明している支持層が決して硬いものでないことを示しているのだろう。

対して自民はほとんど差がなく、支持のグラフそのものの動きとともにみれば、あまり無党派層に食い込めていないと思われる。逆に、報道や投票率などに左右されにくい熱心な硬い支持層だけが支持しているとも言える。

みんなの党は鳩山内閣末期に政党支持と投票先意向がどちらも上昇したが、そのときもおよそ3%の差を持ち続けていた。現在もこれは変わっておらず、このことは、みんなの党がゆらいでいる無党派の一定の受け皿となって、無党派層の中に数字に表れない支持の長い「テール」を有していることを表しているのかもしれない。

「選挙に関心がある」という値が先週になって急に落ち込んでいるため、投票率は下がる可能性がある。もし投票率が低ければ硬い支持層が残った自民に有利で、高くても現在の民主離れが継続すれば、むしろみんなの党に有利ということになるかもしれない。ただし情勢調査のフィードバックを受けて浮動票が投票先意向に変動の多い民主にどう影響するのかによって、比例区の結果は大きく変わってくるだろう。






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