上条「第六位が帰ってきた……」 > 05


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~御坂の部屋 早朝~




御坂「さて、そろそろ学校に行きましょうか」

上条「……」フラフラ

御坂「どうしたの?」

上条「いや、少し寝不足で」

御坂「寝れなかったの?」

上条「あの状況で寝られるほど、男子高生という存在は人間できてません」

御坂「ん?」

上条「いえ、何でもありませんよ」

御坂「それよりも早く行こう。ぐずぐずしてると他の寮生が起きちゃうから」

上条「そうだな」


~道 早朝~




上条「寮生にばれたくないからって言ってもさすがに早すぎたかな」

御坂「いいんじゃない。ゆっくり朝食とれるし」

上条「どうする? 喫茶店に入っても椅子に座れないしな」

御坂「そうだったわね」

上条「あっ、俺の部屋行くか?」

御坂「え?」

上条「そこだったら座れるし」

御坂「あ、う、うん」

上条「どうした?」

御坂「その、いいの? 昨日も上がっちゃったし」

上条「しょうがねぇだろ」

御坂「そう、そうよね。えへへ」


~上条宅 朝食中~




上条&御坂「「 いただきます! 」」

御坂「」パクパク

上条「」パクパク

御坂「うん、おいしい」

上条「それはよかった」

御坂「あんたって、意外と料理上手なのね」

上条「これくらい普通だろ。学園都市は自炊が基本だし」

御坂「え? そうなの?」

上条「はぁ? 違うのか?」

御坂「私は大体、学食か外だし……」

上条「……」

御坂「……」

上条「貧富の差がこんなところにも」

御坂「あ、ごめん」

上条「……」

御坂「で、でもさ、あんたのご飯おいしい、結果的にはよかったんじゃない」

上条「……」

御坂「いいな、こんなおいしいご飯が食べられて」

上条「……」

御坂「私だったら、毎日食べたいな」

上条「……」

御坂「……なんて思ってたりして」

上条「……お前」

御坂「な、何」

上条「いい奴だったんだな!」ガシッ

御坂「え、ちょ、ちょっと///」

上条「ここにいる居候はですね。早く作れ、早く作れとうるさいばっかりでぇぇ」

御坂「そ、そうなんだ、大変なのね///」ドキドキ

上条「さぁ、どんどん食べてくださいよ」

御坂「う、うん」


~上条宅 朝食中~




上条「けど、本当によかったのか?」

御坂「何が?」

上条「いや、俺の学校に来ちゃってさ」

御坂「でも、あんた単位がやばいんでしょ」

上条「そう何ですよ」

御坂「じゃあ、しょうがないじゃない」

上条「お前は大丈夫なのか?」

御坂「私は大丈夫よ。あんたと違って真面目に授業は出てるし」

上条「いや、上条さんも真面目には出てるんですよ。ただ、思わぬ不幸によってなかなか上手くいかな

くて」

御坂「不幸ね~。どうせ女の子と何かしてるんでしょ」

上条「何そのおいしいイベント。そんなものは一ミリたりともありませんよ」

御坂「……」

上条「さて、そろそろ学校に行くか」

御坂「そうね」

上条「そういえば」

御坂「何?」

上条「昨日の昼によ。お前が俺の腕組んできただろ」

御坂「な、なによ、いきなり。……そ、そうだけど。それが?」

上条「何で俺だったの?」

御坂「え?」

上条「いや、他の人でも良かったんじゃないかと思ってだな」

御坂「そ、それは……」

上条「???」

御坂「その、たまたま近くにいたのがあんたで、条件にも合ってたからよ」

上条「ああ、やっぱりそんなところか」

御坂「……」


~上条のクラス 朝~




土御門「カミやん、今度はどんなお色気イベントがあったのかにゃ~」

上条「はぁ? 何言ってんだ、土御門?」

青ピ「カミやん、とぼけても無駄やで。隣にいる女子中学生が証拠や」

上条「ああ、そのことか。これはお色気イベントなんかじゃなくてな、いつもの不幸でだな……」

土御門&青ピ「「」」ボグシャ!

上条「ぐはぁ」

上条「え、何で殴られたんだ?」

土御門「マジむかつくにゃ~」

青ピ「もげちまえ」


キーンコーンカーンコーン


小萌「は~い、みなさん。席についてください~」

上条「……」

小萌「上条ちゃん、どうしたんですか、その子は?」

上条「あ~、いろいろありまして」

小萌「はぁ~、またそれですか。まったく上条ちゃんは」

土御門「で、なんでさっきからずっと手を繋いでるんだにゃ~」

上条「これはだな、第六位の能力とやらで」

土御門「なんだと!?」

小萌「そうだったんですか」

青ピ「さすがカミやんやで。第六位の能力までフラグメイキングに利用するとはな」

上条「なんだそれ」

小萌(上条ちゃんは本当に自覚のない子ですね)

小萌「ま、いいです。それでは出席をとりますよ~」


ザワザワ
ザワザワ


上条「ん? 廊下が騒がしいな」

黄泉川「月詠先生!」

小萌「どうしたんですか、黄泉川先生」

黄泉川「授業は中止じゃん。今、第六位が学園都市の目の前まで来たじゃん」

小萌「え、それは本当ですか!」

黄泉川「たった今、連絡が入ったじゃん。生徒は全員自宅待機。警備員と風紀委員は緊急招集じゃん」

小萌「わかりました」

土御門「これは昨日と同じパターンだにゃ~」

小萌「みなさん、せっかく学校に来てもらったんですが、どうやら授業はせずに解散になりそうです」


ザワザワ
ザワザワ


御坂「ついに第六位が来たのね」

上条「そうらしいな(だれか全く知らんが)」

黄泉川「あれ、そこにいるのは御坂じゃん」

御坂「え、あ、はい」

黄泉川「ちょうどいい。御坂はちょっと残って職員室まで来てくれ」

御坂「え?」

黄泉川「少し用事があるじゃん」

上条「何だ?」

御坂「……まさか」ボソッ


~職員室 解散後~




御坂「用って何ですか?」

黄泉川「ああ、その前に何で上条までいるじゃん?」

上条「実は第六位とやらの能力のせいで、御坂と一緒にいなくちゃいけないのですよ」

黄泉川「ああ、それか。それなら私に任せるじゃん」

上条「???」

黄泉川「ほれ」サワ

上条(黄泉川先生が俺ら二人を触ったが?)

御坂「あ! そうか!」

上条「何だ?」

御坂「ほら、私たちの条件は知り合いのポニーテールの人に触られると解除できたでしょ」

上条(そうなの。そんな裏ワザがあったの!?)

黄泉川「これで大丈夫じゃん」

御坂「はい、ありがとうございます」パッ

上条「……」

黄泉川「それでさっそく本題に入るけど、どうやら今回は警備員と風紀委員だけじゃなくて、
    レベル五も参加することになったじゃん」

御坂「……」

黄泉川「前回は私らだけでかなり苦戦したこともあって、今回は同じレベルの能力者も投入することに

なったじゃん」

御坂「……」

黄泉川「どうした? かなりびっくりしたか?」

御坂「いえ、実はその話は他の警備員の方から、何度か電話で聞いて知っています」

黄泉川「そうか。ただ、レベル五の能力者は強制ってわけじゃなくて、拒否もできるじゃん。
    実際、御坂と同じ学校の第五位は拒否をしてるじゃん」

御坂「……」

黄泉川「そして、これは私の個人的な意見だが、生徒を危険な目に合わせたくないじゃん。
    だから、私としては御坂には辞退して欲しいじゃん」

御坂「……」

黄泉川「……」

御坂「……大丈夫です。それに警備員の方には承諾したと伝えていますし」

黄泉川「……そうか。それじゃあ、今から集合場所と時間を説明するじゃん」

上条「……」


~上条の高校の正門前 帰り~




御坂「じゃあ、私はこっちだから」

上条「ああ」

御坂「」スタスタ

上条「おい!」

御坂「何?」

上条「本当に大丈夫なのか?」

御坂「……」

御坂「大丈夫に決まってるでしょ。私は学園都市でも七人しかいないレベル五なんだから」

上条「……」

御坂「第六位なんて軽くひねって終わりよ」

上条「そうなのか」

御坂「そうよ。何、心配してくれてるの?」

上条「そんなんじゃねぇよ」

御坂「それならいいじゃない。別に死ぬってわけでもないんだし」

上条「でもよ、あの力ってやつは相当なものじゃないのか?」

御坂「ああ、それね、それはそうだけど、大丈夫よ。ヘマはしないわ」

上条「……」

御坂「それじゃね」

上条「ああ、それじゃあな」

御坂「……」

御坂「……ねぇ」

上条「ん?」

御坂「今朝さ、私に何で腕を組んできたか聞いてきたじゃない」

上条「うん」

御坂「あれさ……」

上条「???」

御坂「本当は選んであんたにしたんだ」

上条「……はぁ? どういうことだ?」

御坂「つまり、私はあんたと一緒にいたかったのよ」

上条「……」

御坂「第六位が来るとわかった時点で、私に援助の要請があったの」

上条「……」

御坂「だから、少しだけ、ほんの少しだけ待ってもらって、
   その間だけでもあんたと一緒にいたかったの」

上条「……」

御坂「たぶん、第六位と闘うとなるとただでは済まない。
   でも、私は学園都市と、その、あんたが、あんたのことが」

上条「……」

御坂「好きだから、自分にできることはやろうと思ったの///」

上条「……」

御坂「……」

御坂「……それじゃあ、今度こそ行くね」タタタ

上条「……」


~街中 帰宅中~




上条「」トボトボ

土御門「おっ、カミやん」

上条「……土御門か」

土御門「どうしたんだ? 難しい顔してるにゃ~」

上条「そ、そうか?」

土御門「さしずめ、超電磁砲のことか?」

上条「な、何でそれを!?」

土御門「いや、気づくだろ。今朝のカミやんたちを見てたら」

上条「え、意味がわかんないんだが?」

土御門「お前は……。いいか、カミやん。
    端から見たら、振る舞いとかがカップルそのものだにゃ~」

上条「え? そうなのか?」

土御門「そうにゃ~。しかも、超電磁砲はカミやんに惚れてるにゃ~」

上条「……」

土御門「あれ、リアクションが薄い?」

上条「さっき校門前で好きと言われた」

土御門「」バキッ

上条「ぐはぁ、何すんだ」

土御門「とりあえず、ムカついたから」

上条「何たる不幸」

土御門「そんで、カミやんはなんて返事したにゃ~」

上条「何も」

土御門「……」

上条「……」

土御門「駄目駄目だにゃ~」

上条「しょうがねぇだろ。突然だったんだから」

土御門「突然も何も、カミやんも超電磁砲のこと好きなんだろ?」

上条「……実はそこがわからない」

土御門「わけがありそうだにゃ~」

上条「さっき御坂から聞いたんだが、レベル五の能力者に第六位の戦闘要請があったらしい」

土御門「ほう」

上条「俺は止めようとしたんだが、その時に気づいたんだ」

土御門「……」

上条「御坂のこと好きだから止めるのか、ただ知り合いに危険なことをして欲しくないからか、
   どっちなのかってことに」

土御門「第六位に立ち向かうということは、よほどの決意が必要だからにゃ~。
    前者なら止める理由になるが、後者だと止められないからな」

上条「そう、だからなんだ」

土御門「なるほど、つまり自分の気持ちがはっきりしてないと」

上条「……」

土御門「カミやんらしくないにゃ~」

上条「そうかもな」

土御門「だが、そこまで悩むということは好きってことなんじゃないかにゃ~」

上条「そうだろうか」

土御門「ま、カミやんの問題だし、俺がしてやれるのはアドバイスくらいだが、
    時間は待っちゃくれないぜ」

上条「……」

土御門「こんなことしてるうちでも超電磁砲は危険にさらされてるわけだ」

上条「……」

土御門「おっと、もう家に着いたか。それじゃあな」ガチャッ

上条「……」

上条「今も御坂は……」

上条「……」

上条「……俺も部屋に入るか」


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