一方通行「俺と契約して魔法少女になンねェか?」 > 05


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御坂「…なんだか、嫌な感じがする」

薔薇の魔女「……」ワサワサ

QB「魔女に気付かれた!二人とも、武器を出して!」

御坂「ふえぇ?武器って…うわ?」ヒョコ

結標「念じると出てくる…ってことなのかしら」ヒョイ

幼年通行(オリジナルの剣はわかるとして、結標…鈍器…魔法少女の武器が鈍器…)

QB「来るよ!みんな気をつけて!」

御坂「来るって言われても…あ、これ私の砂鉄の剣みたいに形を変えられる!」ジャキッ

結標「一旦距離をとるわよ」ヒュン

QB「わわっ…今の淡希がやったの?こんな魔法が付加されるはずないんだけど」スタッ

結標「今のは魔法じゃないわよ、『座標移動』っていって私の能力」

幼年通行「ノンキに講釈垂れてる暇ァねェみてェだぞ!妙なモンがうじゃうじゃきやがった」

御坂「ちょっと結標!アンタもさっさと参加しなさい!この数一人じゃさばけないわ!」

結標「って言われても鈍器じゃ数相手にするのには向いてないんだけど…貴女の電撃でなんとかならない?」

御坂「そういやアンタ座標移動使ってたものね。能力も有効……ってことね!!」バリバリバリ

結標「さすが第三位ね。ザコなんて一瞬じゃない」

幼年通行「いや、まだ動いてるぞ!気ィ抜くな!」ゴオッ

御坂「何この風!?魔女の手下共が一箇所に集まっていく…」

結標「なるほどね、意図がわかったわ!私達がザコを固めるから電撃で一網打尽にするのよ!」ヒュンヒュン

御坂「了解!……いっけえええ!」ズドオォォン!!

QB「すごい…魔法を使わないでこんな攻撃が出来るなんて…でも、」

結標「ちょっと!またどっかからワラワラ出てきたわよ!」

QB「魔女は魔力を使った攻撃じゃないと倒せないんだよ」

幼年通行「そォいうことは早く言え!」

結標「じゃあ私はアレの近くに移動してブン殴りに行かないといけない訳?」ブンブン

QB「武器はいくらでも出せるし大きさを変えたりもできるけど、淡希はこれ以上魔法を使わない方がいい」

結標「どういうこと?それじゃ魔女を倒せないじゃない」

QB「変身する前からすでにソウルジェムの色は濁ってただろ?これ以上穢れが溜まると大変だよ」

幼年通行「何が大変だってンだよ」

QB「あぶない!こっちに気付かれた!」ピョーン

幼年通行「オイ待てェ!」

結標「聞こえてた?魔法で倒さないといけないらしいわ」

突如背後に出現した結標の声を聞きながら、御坂は魔力で出来た変幻自在の剣を振るう。
なぎ払う度に魔女の手下の蝶がキラキラとした残滓を撒き散らして消えていく。
どうやら魔法や、魔法で出来た武器でないと倒せないというのは本当らしい。

御坂「聞こえたわよ。アンタはもう魔法使っちゃだめってのもね」

結標「そんな訳で、私はサポートに回らせてもらうわ」

幼年通行(聞こえるかァ?ザコは俺が抑える。魔女だけに狙いを絞れ)

御坂「抑えるって?」

言うが早いか、ホールのような異空間に強風が吹き荒れた。
いくつも立ち上る竜巻が紙細工のように魔女の手下を吹き飛ばし、
渦を巻いた風の中央にどんどん積み上がっては圧縮されていく。

結標「すご、どうやってるの?」

幼年通行(ダ○ソンの応用だァ)

御坂「魔女退治に掃除機の技術が利用されるとは思わなかったわ…」

結標「今から貴女を魔女の近くへ飛ばすわ。そこから剣で攻撃してちょうだい。
   一撃浴びせたらまた移動させる。倒すまで繰り返すわよ」

御坂「アンタに指図されるのも腹立つけど…わかったわ」

結標「それじゃあ、頼んだわよ!」ヒュン

かつて敵だった相手に自らの身をまかせた御坂は、次の瞬間魔女の頭上に浮かんでいた。

御坂「近くで見るとホンっトでかいわね!」

剣をムチのようにしならせて振り下ろすと、十メートル近く伸びた刃が魔女を縦に切り裂いた。
御坂の体が落下を始める前に掻き消え、離れた位置に出現するとまた鋭い一撃を浴びせる。
魔女の傷口は極彩色のクラゲのように蠢いて断面が癒着し元通りに治っていくように見えたが
数度繰り返すうちに明らかに回復が追いついてない傷が増えていく。

QB「すごい…!初陣とは思えない戦いぶりだよ」

幼年通行「そりゃァ超能力者で一番強い女と実戦慣れしてるテレポーターだもンなァ」

QB「あの二人ももちろんすごいけど、キミもだよ百合子」

幼年通行「あン?」

QB「百合子は魔法少女でもなんでもない人間のはずだ。魔女の手下を抑えてるその風もだけど
  ここにくるまでの間にいた手下達も、百合子が吹き飛ばしてたんだろ?」

幼年通行「オマエ、俺が誰だかわかっててサポート役とやらにしたンじゃなかったのかァ?」

QB「学園都市最強の第一位『一方通行』だろ?ただし現在は能力が制限されている」

幼年通行「……そこまでは『書庫』にも載ってねェはずだ。どうやって知った」

QB「でもその制限も淡希の願いの力で無くなったけどね。それより淡希が危ないよ!」

幼年通行「……っ?!」

結標の近くの地面が蠢くと、ショタの手がやっと通るくらいの小さな穴が開いた。
小さな魔女の手下がわらわらと湧き出てきて座標移動の為に上空に集中している結標の足元に殺到する。

幼年通行「結標!そこからどけェ!」

結標「ひっ?!なにこれ!」

結標の足首にまとわりついた魔女の手下達は瞬く間に溶け合って1本の太いムチのようになると、
そのまま足を締め上げて宙吊りにする。

幼年通行(……ぱんつみえた…)

御坂「ちょっとこんな時に何言ってるの聞こえてるわよ!」

冷静にツッコんでるように見える御坂だが、実は自由落下中である。
磁力を操って壁に着地を試みるが魔女の結界の中に金属製のものは無く、落下速度は緩まない。
方向転換が利かない御坂を打ち落とそうと魔女の大きな羽が広がった。

御坂「やば…!」

幼年通行「手ェ伸ばせェ!」

御坂「っ!?」

背中に4つの竜巻を接続したちびっこが猛スピードで飛んできて、小さな手で御坂の腕を掴んだ。

御坂「と、飛んでる!?」

幼年通行「剣ブン投げて結標掴んでるヤツをたたっ切れ!」

御坂「くっ!」

魔力で作られた剣は、御坂の手を離れると空中で次々分裂し、結標を宙吊りにしていた触手を細切れにした。

幼年通行「わりィ、油断した」

落下途中の結標を受け止めて着地すると、小さく詫びる。

結標「ううん、まさか地下から出てくるとは私も思わなかったもの」ガシ

幼年通行「どさくさに紛れてしがみつくンじゃねェ撫で回すなさっさと離れろ」

御坂「魔女が回復する前に畳み掛けるわよ!座標移動いける?」

結標「誰に向かって言ってるの?飛ばすわよ!」

掛け声と共に御坂はまたも魔女の頭上に飛んだ。

御坂「これで終わりよ!」

翻るマントの下から出現した複数の剣が一斉に襲い掛かる。
クリスマスケーキのように分割された魔女が形を崩して溶けると、あたりの景色が陽炎のように揺らめいた。

結標「……倒したの?」

幼年通行「そォらしいな」

異様なオブジェだらけの風景はいつの間にか元いた廃ビルに戻っていた。

御坂「ちょっと!座標移動最後まで面倒みなさいよ!墜落するところだったじゃないの!」

元の空間に戻ったことで、磁力操作が有効になった御坂は壁の鉄筋に張り付いていた。
カエルのままで。

結標「ぶふっ!さっきまで耐えてたのにもう無理…!」アハハハ

幼年通行「そォいやクソガキもあのカエル好きだしなァ…写メ撮っといてやるかァ」ピロリーン☆

御坂「なんなのアンタ達!魔女をやっつけた功労者にする態度なのそれ?!」ゲコゲコ(足音)

QB「お疲れ様!初めての魔女退治はどうだったかな。何か質問はあるかい?」

結標(何かっていうか…)

御坂(いろいろ訳のわからないことが多すぎてどこから聞けばいいのか…)

幼年通行「『魔女』を倒すには魔法じゃないと無理ってなァどォいう理論だ」

QB「理論って言われても…そういうものだとしか言えないよ」

幼年通行「俺の起こした風も、超電磁砲の電撃も、魔女や手下に物理的干渉は出来た。
     なのに『倒すことは不可能』ってことは何か理由があるはずだ」

御坂「魔法の武器であいつらを消した時、一瞬だけど弱い電磁波が放出されてたわ。
   おそらくγ線だと思うんだけど、対消滅みたいな事が起こってるんじゃないかしら」

QB「うぐ…なかなか鋭いね美琴の言ってることで大体合ってるよ。
  魔女は『負の魔力』で出来た存在なんだ。そこにキミ達の『正の魔力』をぶつけて中和してるってことさ」

御坂「『負の魔力』ねえ…そういえば、魔女がずーっと私達に対してネガティブな感情向けてなかった?
   言葉にはできないんだけど、ドス黒いというか…」

結標「なあにそれ。精神感応系の能力者にでもなったつもり?」

QB「それは美琴の魔法の力だよ。魔法少女は願いの性質によって魔力の性質も決まるんだ」

幼年通行「魔力の性質?」

QB「うん、美琴は好「わー!わー!」……心の声を聞いたり、ひょっとしたら操ったりとかね」

御坂「あーくんがぱん「わー!わー!」たって言ってたのも私にしか聞こえてなかったってことかしら」ニヤ

幼年通行「……見たくて見たわけじゃねェっつーの…」

結標「?」

結標「ってことは『魔力の性質』は人によって違うってことよね」

QB「そのとおり。癒しの願いで魔法少女になった子は治癒能力や回復能力に長けてたりするね」

幼年通行「『自分だけの現実』によって扱える能力が違うみてェなもンかァ」

結標「……なるほど」フム

御坂「ん?」

結標「えいっ」テクマクアワキンテクマクアワキンミニコトチャンニナーレ☆

御坂「はぁあ?ちょっ」シャランラー

ミニ琴「」チマッ

幼年通行「」

結標「なるほどー!なるほどー!」

ミニ琴「アンタねえええ!何してくれてんのよー!」ピョコピョコ

幼年通行(やべえええ打ち止めそっくりじゃねェか…!)

QB「淡希は『対象の時間を戻す』力を手に入れたみたいだね。あまり魔女退治には役立ちそうにないけど」

結標「いいのよ!私は無限の可能性を手に入れたわ!」

ミニ琴「良くないわよ!どうするのよこんなチビッコくして~~」ケロケロ

結標「そうね…やっぱりショタとロリは近いようで全然全く違うわねグっとこないわ」

ミニ琴「そんな話はしてないっつーの!」ケロッ

幼年通行(前に打ち止めにねだられたカエルの着ぐるみみてェなパジャマ…買ってやるかァ…)ウン

結標「ククク…これでショタ量産が可能に…」

QB「残念だけど、それは無理だよ」

結標「なんでよ!?」

QB「そろそろ変身解かないかい?もう魔女の結界は無いし、廃ビルとはいえ人が来ないとも限らない」

ミニ琴「そうね」シュン

結標「確かに」シュン

美琴「あ」

結標「あら」

幼年通行「」

QB「……と、このとおり魔法の力は基本的に魔法少女に変身してる間しか効かないからね」

結標「チッ…まあいいわ、私にはあーくんという最強アルビノショタが」ブツブツ

幼年通行(チッ…)

QB「あとこれは大事な話なんだけど」キョロキョロ

御坂「何?探し物?」

幼年通行「ピョン吉、なンか妙なもンが落ちてンぞ」ヒョイ

QB「それそれ、『グリーフシード』って言うんだよ。魔女の卵だね」

御坂「魔女の卵!?処分しなくていいの?」

QB「いずれは処分するけど、まだ使い道があるからね。ソウルジェムを出してみて」

結標「…うわ、戦闘前よりもかなり黒っぽくなってるわ」

御坂「アンタ戦闘ほとんどしてないくせに…。私のもちょっと濁ってる」

QB「ソウルジェムをグリーフシードに近づけてごらん」

結標「こう?」スッ

御坂「濁りがグリーフシードに吸い込まれていく…!」

QB「これがグリーフシードの有効活用法さ。これでまた魔法を使っても大丈夫。さ、美琴も」

御坂「う、うん」スッ

幼年通行「…グリーフシードに吸い込まれてるこの黒いのは何なンだ?」

QB「言っただろう、『穢れ』だよ。ソウルジェムが『穢れ』で濁りきらないように
  こうして定期的にグリーフシードに吸い取らせないとダメだよ。覚えといてね」

結標「魔法を使うと穢れる…ってどういうこと?」

QB「うーん、仕組みを説明するのは難しいんだけど…」

幼年通行「いいから話してみろ」

QB「RPGでも魔法を使うとMPが減るよね。減った状態が『穢れ』た状態だと思ってよ。
  そして、グリーフシードはMPを回復させるアイテムってことさ。
  まほうのせいすいとかエーテルとかマナポーションのようなものだよ」

結標「…『魔法の使者』ってテレビゲームなんてするのね…」

御坂「で、このグリーフシードってのは使ったらどうすればいいの?」

QB「もう危ないかな。二人分使ったしね」

結標「『危ない』?」

QB「グリーフシードに穢れを溜め込みすぎると魔女が孵化しちゃうんだよ。そうなる前に処分しないとね」

御坂「どうやって?」

QB「こうやって」背中クパァ

「「「!!!????」」」

結標「……せ、背中…」

御坂「食べちゃったの?」

QB「穢れたグリーフシードの処分もボクの重要な役割だからね」ゲフ

幼年通行「役割ねェ…本当に胡散臭ェヤツだなオマエ」

QB「そうかい?後始末までキッチリしてるし律儀だと思うけどなあ」

御坂「危ないかどうかってどうやって見分けるのよ」

QB「全体的に黒くて『重苦しい』感じになるんだけど…百合子にならわかると思うよ」

幼年通行「何?」

QB「あ、それとソウルジェムは指輪の形にすることができるから普段はそうしてつけておくといいよ」

御坂「あ、ほんとだ(最初の指輪はアイツから貰いたかったなー…)」

結標「ねえ、あーくん」

幼年通行「なンだ?」

結標「ちょっとこれ持っててくれるかしら」つSGリング

幼年通行「? どォした?」ヒョイ

結標「はいキター!!」スポッ

幼年通行「!?」ビクッ

結標「あーくんから薬指に指輪もらっちゃったーv」キャッ

幼年通行「……」

御坂「…こんなのと真面目に敵対してたのがアホらしくなってきたわ…」

QB「それじゃあボクは帰るけど、もし疑問があったら百合子に言ってね。
  念話は距離がありすぎると通じなくなるけど、あのわっかを使えば可能だから」スタスタ

御坂「行っちゃった」

結標「魔女のインパクトはすごかったけど…思ったよりアッサリしてたわね」

御坂「(待ち合わせにはまだ時間あるな)ねえ、今度は私達だけで魔女退治行かない?」

結標「そうねえ…感覚を忘れないうちにおさらいしとくのもいいかもしれないわね」

幼年通行「…オマエら、戦うのはいいが魔力はあンまり使わねェようにしとけよ」

御坂「なんでよ?グリーフシードってのを手に入れたらいいだけじゃない」

結標「今は手元に無いわけだし節約した方がいいわよ。それに魔法を使わなくてもそこそこ戦えたじゃない」

御坂「戦ったのほとんど私じゃないのー」スタスタ

結標「何言ってるのよ私とあーくんの息の合ったサポートのお陰でしょ」スタスタ

幼年通行(あのケモノ、確実に何か隠してやがる…慎重にいかねェと)トテトテ

結標「……ここ、魔女の結界の反応があるわ」

御坂「よっし!行くわよー!」

幼年通行「何がいるかわからねェ、変身してから行け」

御坂「大丈夫じゃない?さっきも出会うまで時間あったし大して強くもなかったわよ」

結標「用心に越したことは無いわ」シャランラー

御坂「しょーがないかあー」シャランラー

結標「……ププッ」

御坂「……何よ」ゲコッ

結標「だってカエルよカエル!魔法少女なのに」クククッ

御坂「いいじゃないのよ!かわいいじゃない!ねえ?」

幼年通行「うン」コクリ

結標「」

御坂「ほーらね!あーくんはわかってるわねーどっかの露出狂とは大違いだわ」フフン

結標「さっきはあーくんだって大爆笑してたじゃない!」

幼年通行「いやァ…慣れてきたらアリかなァとか…(※但し幼女Ver.に限る)」

結標「ひどい!さっき婚約指輪くれたばっかりなのにもう裏切るなんて!」

幼年通行「なァに愉快な記憶捏造してやがンだコラァ!」

御坂「漫才やってないでさっさと行くわよもう!」ゲコゲコ

QB「やれやれ、変な苦労はしたけどなんとか二人ゲットできた」フウ

QB「正直『魔法少女』としての資質はイマイチな子たちだけど」

QB「二人を『成長させて』見滝原につれていけば、まどかに魔法少女になってもらういい切欠になるはず」

QB「見滝原ではマミもさやかも頑張っちゃって使い魔までバンバン倒しちゃってたからな~」

QB「まったく、外で養殖してつれて行くのも手間なんだけどね」

QB「魔法の力だけじゃない『能力』まで持った存在相手じゃあ今までの魔法少女では対処できないだろう」

QB「暁美ほむら……キミの思惑はよくわからないけど、きっと思い通りにはならないよ」クキキカカカココクカカカ

QB「……まいったなあ妙な笑い方うつっちゃったよ」スタスタ

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