とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド) > インターミッション


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~第十二学区・忘れられた教会~

「四日前、第十八学区でエージェント5人がタンクローリーにより圧死」

「昨日は第七学区で雇い入れた私兵が2人、ビル爆破により圧死」

「数時間前、同じく第七学区で私兵14人、我等が同志が8人消息を断った」

「これは由々しき事態である。未だリストアップされた3人は誰一人たなどころにない」

五日目…20時54分。第十二学区。高崎大学を筆頭として、オカルト的な観点からでなく科学的な観念からアプローチする神学校が集中する学区。
その打ち捨てられた教会内に蠢く人影…夜会のように集うその姿形は漆黒のローブに身を包んだ…まさに『魔術師』そのものであった。

「リストナンバー3、上条当麻は今現在行方不明」

「リストナンバー2、削板軍覇は我々の力では御する事は能わぬ」

「リストナンバー1、姫神秋沙は第七学区と第十八学区を行き来している。現在、女学生1名と共にモノレールにて第八学区より第十学区を移動中」

「Tempestas369(毒杯注ぎし晩餐者)よ、手段は問わぬ。必ずや手中に納めよ」

結標淡希、フレンダ、そしてアイテムに『能力者狩り』を阻まれた首謀者達は苛立ちを隠せない。
万全の囲いを敷いた城から漏れ出した獲物にすらありつけない現状に。
学園都市が防衛機構を復活させ、十字教三大宗派が力を取り戻した暁には自分達が狩られる番だと理解しているから。

魔術師A「身命に代えましても」

その言葉に一人の魔術師が『ソソルの錫杖』を手に立ち上がる。
それは魔術文書『パウロの術』に記載されし風を司る天蝎宮の天使『ソソル』の奇蹟の一端を、人間用魔術に変換し調整された力として奮う魔術師。
魔法名『Tempestas369(毒杯注ぎし晩餐者)』はターゲットの顔写真を頭に入れ直す。

魔術師A「目標、吸血殺し(ディープブラッド)」

それはかつてアウレオルス=イザードが『吸血鬼』の持つ無尽蔵の力をインデックスのために求めたそれとは異なる。
徹底して私利私欲のために『吸血鬼』をおびき寄せ手にするための撒き餌として姫神秋沙を欲しているのだから。

魔術師A「第十学区か」

標的は姫神秋沙のみ。側に女学生が一人居ようがものの数ではない。
標的一人のために多勢を巻き込む事すら厭わない指向性こそが、『嵐』と『暗殺』と言う矛盾した魔法名の由来。

――科学と魔術が交差する時、物語は始まる――
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