オッレルス「わが家へようこそ!」3


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上条「ふぁぁ…んー、眠くなってきたなー」

美琴「………」

上条「んじゃ御坂、そろそろ寝るか……御坂?」

美琴「ねえ」

上条「……なんだよ?」

美琴「今まではいろいろあったから言いそびれてたけど……そろそろきっちり話をつけなきゃいけないと思うの」

上条「…何をだよ?」

美琴「アンタの行動について、よ」
上条「行動って…俺何か悪いことしましたかー?」

美琴「そういうことじゃないわよ…いっつも女の子と一緒に居たり、胸にダイブするのはこの際放っておくとして」

上条「いや、それは不可抗力…」

美琴「アンタ、いっつも事件に首突っ込んではボロボロになってるわよね」

上条「あー、まあな…」

美琴「…どうしてよ」

上条「―――え?」

美琴「どうしてアンタばっかり傷ついてんのよ!どうしていつも誰かを庇って苦しんでんのよ!別にアンタじゃなくてもいいじゃない!
   他にもアンタみたいに誰かを助ける人は居るでしょ!?それなのに、どうしてアンタはいつも立ち向かうのよ!」

美琴「休んでたって誰も文句は言わないでしょ!?誰かに任せてもいいじゃない!」


美琴「―――そばに居てくれても、いいじゃない…っ!」

 

上条「……」

美琴「……」

上条「―――御坂」

美琴「……何よ」

上条「俺はさ、レベル0だし、馬鹿だし、不幸だし…記憶喪失なんだよ」

上条「…それでもさ、俺はきっと、今まで戦ったことを後悔してない」

美琴「ッ!」

上条「人を救いたいとか…そんな大層なこと考えてるわけじゃねーけどさ、俺はただ、みんなに笑ってほしいんだよ。
   ……そんなだから目の前に泣いている人が居るのに、放っておけるわけがねーんだ」

美琴「でも…!」

上条「―――お前だって、そうだろ?」

美琴「それ、は…」

上条「俺はきっと、自分が傷つくことなんかより、誰かが傷つくのを見る方がよっぽど苦しいんだよ………でも、さ」
 

上条「……もし、もしお前が、俺が傷つくことで悲しむって言うんなら、俺はその度にお前の涙を拭ってやる」

美琴「!」

上条「絶対にお前の所に帰ってきて…そんでみんな一緒に笑うんだよ」

美琴「ウソ、よ…」

上条「いーや、ウソじゃねえよ……なんつっても約束しちまってるからな」

美琴「え…?」

上条「―――お前と、その周りの世界を守るってな」

美琴「―――ッ!!」バッ

上条「おわっと!…ってもしかして泣いてんのか?」

美琴「泣いてなんか…ない、わよ…!」

上条「いやー、抱きつきながらそんな声で言われても…」

美琴「アンタ、は…黙ってなさ、いよ!」

上条「…ハイハイ」

上条「ん、落ち着いたか?」

美琴「うん…もう大丈夫」

上条「あー、にしても、御坂さんがこんなに泣き虫だと上条さんは傍を離れられませんよ」

美琴「ふふっ…ずっと一緒に居ればいいじゃない」

上条「……やっと、笑ったな」

美琴「えっ…?」

上条「よーし覚えた。この笑顔を守るために上条さんは頑張りますよっと」

美琴「ちょ、ちょっと!なに恥ずかしいセリフ言ってんのよ!」

上条「はっはっはー俺も実は結構恥ずかしいぜ御坂!」

美琴「じゃあなんで言ったのよ!」

上条「うっせー気の迷いだこのやろー!俺もう寝る!」

美琴「あ、ちょっと!私も寝るわよ!」
上条「で、まーた同じベッドで寝るのかよ」

美琴「な、何よ!悪いの!?」

上条「いや…まあいいけどさ。んじゃ電気消してくれ」

美琴「ん……それじゃ、おやすみ」

上条「ああ、おやすみー」




上条(……しっかし御坂があんなに心配してたとはなぁ、全然気付かなかった)

上条(…あ、なんかコイツのこと考えてると恥ずかしくなってきた)

上条(うー、なんだこりゃ!よし寝る!さっさと寝る!)

 

 

 

 

 

少年はまだ知らない。
自分の中に芽生えはじめた感情の名を。
少年は気付かない。
隣の少女も、その感情を持ち、思い悩んでいることに。
しかし、時はめぐっていく。
彼らはいつか、その感情の名を知ることになる。



―――そう、『恋』というものを、きっと、そう遠くない未来に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

打ち止め「のどかわいたー!ってミサカはミサカはポンジュースを要求してみたり!」

一方通行「自分で取れよォ…つゥか、なンでポンジュースだよ」

打ち止め「寒い日にはコタツとミカンとポンジュースが定番なんだよ!ってミサカはミサカは断言してみる!」

一方通行「…ロシアにポンジュース有ンのかァ?イヤ、まずコタツにポンジュースは愛媛県民でも無ェよ」

打ち止め「とりあえず、なんでもいいからジュースがほしいかなってミサカはミサカはおねだりしてみる!」

番外個体「あ、じゃあミサカはブラックで」

一方通行「オマエもかよォ!なンですかァ?揃いも揃ってニートかよォ!?」

番外個体「……胸」ボソッ

一方通行「―――あン?」

番外個体「胸、揉んだよね?」

一方通行「すいませンっしたァ!すぐ持ってきますンで!お姉さンへの告げ口とかも簡便してくださいィ!」

 

 

ドタドタ

番外個体「ちょろいね」

打ち止め「早くも尻に敷かれる一方通行の明日はどっちだ!?とミサカはミサカは唐突な次回予告!」
 

一方通行「…まァ、年下のガキにパシリ扱いされるなンてのは誰でも通る道だ」

一方通行「どっちも0歳児だしなァ…」

一方通行「……0歳児にナニが反応する俺ェ…」

一方通行「まァイイ、さっさとジュースとコーヒーを…」

ガチャン

垣根「」ガタガタガタガタガタガタガタ

一方通行「」

垣根「」ガタガタガタガタガタガタガタ

一方通行「………」

 

バタム

一方通行(………どォなってやがる)


一方通行「あァ、疲れてンだな俺…もしくは多分頭を愉快に素敵に盛大にぶつけちまったから幻覚が見えてンのか」

ガチャン

垣根「」ガタガタガタガタガタガタガタ

一方通行「」

垣根「―――あ、一方…通行…?」ガタガタガタガタガタガタガタ

一方通行「……オイクソメルヘン、聞きてェことは山ほどあるンだが…」



一方通行「まず服着ろよ」

垣根「じゃあ…貸してくれ…」ガタガタガタガタガタガタガタ

一方通行「チ…そこで待ってろォ…」

垣根「ずっと待ってるぜ…オマエのこと…」ガタガタガタガタガタガタガタ

一方通行(どォしてコイツ、こンなに残念なイケメンなンだァ?)
 

 

 

 

オッレルス「―――さて、家族会議を始めようか」

一方通行「いや家族ではねェだろ」

美琴「家族…コイツと…」ホワホワ

上条「すいませーん!御坂さんがまたトリップしてまーす!」

フィアンマ「その場合、お前の膝の上にでも乗せるのが効果的だろう」

上条「……なんだそりゃ?まあそうしとくか」

番外個体「起きたらまた騒ぎになりそうだけど、放置しておこっと」

シルビア「ハイハイそれはさておき……まずは自己紹介!」

垣根「垣根帝督、レベル5の中での序列は第二位だ。座右の銘は俺の未元物質に常識は通用しねえ」キリッ

美琴「なにそれこわい」

垣根「えっ」

打ち止め「あ、お姉様…その状態で大丈夫なの?とミサカはミサカは距離を取ってみたり」

美琴「……え?何コレ膝の上!?ふにゃああああああああ……」

上条「おやすみー」
 

一方通行「とりあえず話を進めるけどよォ、オマエ俺がグッチャグッチャにしたよなァ?」

垣根「それなんだがな、なんか目が覚めたら冷蔵庫になってたんだよ」

フィアンマ「だがその姿は人間…ハッ!まさか学園都市では人型冷蔵庫が流行っているのか!?」

垣根「いや、ねえから!……エイワスとかいう野郎がなんかこう…人体を復元してな」

一方通行・フィアンマ・オッレルス「「「!」」」

垣根「……知り合いか?」

一方通行「……あァ、できればツラも見たくねェ相手だ」

垣根「そうかよ…んで、復活してハッスルしようと思ってたら冷蔵庫に詰められて家電置き場行きだ」

オッレルス「えーと、自分で出られなかったのか?」

垣根「全裸だから捕まるだろ」

一方通行「オマエのそのメルヘンウイングで隠せねェの?」

垣根「その発想はなかった」

一方通行「オイ」
 

 


 


 


 

垣根「……話もまとまったが、なあそこのアンタ」

フィアンマ「――ん?俺様か」

垣根「……ここの奴らって俺達以外全員相手いる感じじゃねえか?」

フィアンマ「……そうだな、だが一方通行はどっちなんだ?」

垣根「その辺は姉妹丼とかちっさいのはデカイ方との娘とか…親子丼…か…?」

フィアンマ「……ほう?面白そうな響きだな。詳しく教えてくれるか」

垣根「ああ…教えてやる…相手が居ないどうし語り合おうぜ…」





番外個体「なんか変な友情芽生えてるんだけど」

一方通行「とりあえずメルヘン殴りたくなった」

 

フィアンマ「――ほう、ツンデレとは素晴らしいな」

垣根「だろ?しかし超電磁砲……御坂美琴もツンデレだったらしいが、アレを見る限りはデレデレだな」

フィアンマ「…それでは俺様は部屋に戻る。あまり遅くまで起きているとシルビアにアイアンクローを喰らいそうだ」

垣根「はは…じゃーまた明日な」

 

バタン

 

垣根「………さて、と」

 

ピッ

垣根「あー、俺俺。え?詐欺じゃねえっての!声でわかれよ!」

垣根「……そうだ、『グループ』と…『アイテム』はどうだ?」

垣根「―――は、そりゃー面白ぇ」

垣根「まあ首尾よく頼むわ。……ところで、俺今周りにカップルだらけで辛いんだが」

垣根「え?ナンパ癖とかなおしたら彼女になってやる?」

垣根「上等じゃねえか…やってやるよ」

垣根「……後は追って連絡する。そっちも変化があったら知らせろ」

ピッ

垣根「――はは、学園都市に戻る時が楽しみだ」
 

 

 

ガチャッ

垣根「元暗部のボスが家事の手伝いってのはなぁ…ま、能力で一発だったんだが―――ん?」

フィアンマ「………」

垣根「……何やってんだ、あいつ」

フィアンマ「ふむ…」

垣根「おーい、そんなにじっくり何を見てんだよ?」

フィアンマ「ん…垣根帝督、か。なに、ちょっとした設計図だよ」

垣根「ふーん…コレ、術式がうんたらかんたらって書いてあるが魔術で動くのか?」

フィアンマ「ああ…まあ、そうだな」

垣根「……で、この形状からして用途は―――」

フィアンマ「ああ」




フィアンマ「俺様の右腕の代替品だよ」


垣根「それはいいんだが、こう…」

フィアンマ「…なんだ?」

垣根「これじゃあいろいろと非効率的だぞ?術式のことはわかんねーが、パッと見てもバランスが悪い」

フィアンマ「む、そうか…しかしどうするか…」

垣根「…俺の力なら貸すぜ?」

フィアンマ「それは……そもそも魔術は―――」

垣根「魔術じゃねえよ、ソレの基本構造の話だ。……俺なら駆動系の最効率化と、その他オプションの追加もできる。それに、だ」

フィアンマ「それに?」

垣根「俺の未元物質に常識は通用しねえ。超能力者は魔術を使えねえってルールなんざ、俺が捻じ曲げてやるよ」

フィアンマ「……はは」

垣根「あ?なんだよ」

フィアンマ「……いや、少し前までなら、力で屈服させることはあっても、純粋に好意で協力されることなどなかったからな」

垣根「……つーことは、お前も劇的に変わったってことか」

フィアンマ「お前『も』、とは?」

垣根「あの白髪の第一位様だよ……まあ、俺は昔も今も変わらねえがな」

フィアンマ「……ほう、何か信念でもあるのか?」

垣根「そんなもんじゃねえが…まあ、アレイスターの野郎をぶっ潰すって目標は昔からあるな」

フィアンマ「……そうか」

垣根「…脱線しちまったな。そんじゃ、義手の製作に取り掛かるぞ」

フィアンマ「……ああ、そうだな」
 

美琴「……ねえ」

番外個体「ん…なぁに、お姉様?」

美琴「アンタ、たしかミサカネットワークの中の負の感情を拾いやすいのよね」

番外個体「そうだよ、第一位を殺すための特別チューニング♪ま、しっぱいだったけどね」

美琴「だったら、アンタは私のことを…」

番外個体「―――憎んでないよ」

美琴「ッ!?」

番外個体「はぁ…お姉様ってホント馬鹿だよね」
番外個体「まあ、負の感情はあるけど、普通にヒーローさんと話せることへの嫉妬くらい、じゃない?」

美琴「どう、して…」

番外個体「だって、お姉様はミサカ達を殺したわけでもなく、殺せと命じたわけでもない」

番外個体「それどころか、ボロボロになりながら手を差し伸べようとしてくれた」

美琴「でも、そもそも……っ!」

番外個体「DNAまっぷの提供も元々は人助けのためじゃん、それに……」




番外個体「ミサカ達が生まれたのは、お姉様のおかげでしょ?」

美琴「………っ!」

番外個体「妹達の中には、一人として今生きてることを嫌がってるヤツはいないよ……このミサカも含めて、ね」

美琴「………」

番外個体「……いちいちそんなこと気にするなんてお姉様らしくないよ?」

美琴「――ふふ、そうよね」

番外個体「そうそう、素直にしないと胸も育たないぞー?」

美琴「む、胸は関係ないでしょ!?」

番外個体「ま、実際中学生なら真っ平らでも不思議じゃないんだし、きにすることはないでしょ」

美琴「う、でも…」

番外個体「……あのヒーローさんも、胸なんてきにしないだろうし、ね?」

美琴「な、あ、う…」ポンッ

番外個体「あーあーゆでダコだよ、これは先が長そうだねー」

 

 

 

その頃、イギリス―――

 

コンコン

神裂「……ステイル、入りますよ?」

ガチャ

ステイル「神裂、か…」

インデックス「すー、すー」

神裂「―――ふふ、よく寝ていますね…ああ、こんなところに食べカスまでつけて…」

神裂「……それで、どうです?」

ステイル「大分落ち着いてきたよ…しかし、彼の消息が掴めないのが気にかかっているようだね」

神裂「…そうですね、それは仕方ありません」
神裂「……こうしていると、あの頃を思い出しますね」

ステイル「そうだね…ああ、君とインデックスがカメラと闘いを繰り広げたこともあったね」

神裂「そ、その話はやめてください!」

ステイル「…あれから、随分経つのに僕達は何一つ変わらないね」

神裂「ステイル…」

ステイル「あの時より背も伸びた、力も付けた―――なのに、僕は女の子一人の笑顔も守れやしない」

神裂「……そう、ですね。いくら悔やもうと、あの頃に戻ることなどはできないのですから」

神裂「―――行きましょう、最大主教がお待ちです」

ステイル「ああ―――わかったよ」




インデックス「―――――――」
 

ステイル「―――?」

神裂「ステイル、どうかしましたか?」

ステイル「……いや、なんでも、なんでもないよ」

神裂「……そうですか」






インデックス「…て…る……り」
 

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