⑦麦野沈利編

編者注:死姦モノ。閲覧注意。

 

あの日…私はいつものように夜の散歩をしていました…

その時の夜空は快晴で綺麗な満月が学園都市を照らしていた…そのせいか私のテンションは何故か上がり…いつもの散歩コースとは違う道を歩いてしまったんです

そして、廃工場付近をあるいていたら…


『そげぶっ!!』


…ええ…あれは正に唐突でした…

 

『声…?こんな人気のない…夜の廃工場に?』

 

…そして、気になった私は音をたてないように声のした方へと向かった…やがて辿り着いた私は静かに気配を消し…声のした方向へと視線を向ける…
…そこで私が見たものは…全力で駆け出した男が女に向かって拳を振り上げている場面だった……
この男女がどんな人物なのか気になるとこだが……間の悪いことに先ほどまで快晴だった夜空に雲が見え始め、その雲が満月の光をシャットアウトしてしまい、二人の男女がどんな顔をしているのかわからない…

いや…そんなことより…

…私は男の殴り方に…驚愕した…

…勿論、女に向かって全力のグーパンチもそうだが…私が驚いたのはそこではない…

 

かの有名な武道家…

大山倍達(おおやまますたつ)氏はこう言った…

『握力×体重×スピード=破壊力』

……初めてこの方程式を知った私は鼻で笑い、冗談話しのネタに使うとさえ思っていたが…

…今の私は自分がなんと浅はかで愚かだったのだろうかと痛感していた

何故なら…大山氏の方程式を…今…目の前で見てしまっているのだから…

そう…女を殴ろうとしている…そこの男が…

『オオォォォォォォッッッ!!!!』

男は力の限り叫び…そして…男の右拳が女の顔に叩き込まれる

ドォグァシャァァッッ!!

「ぎぅっ!」

殴られた女は後ろに吹き飛び、ゴロゴロと無様に転がる…そして…工場内に無造作に置いてある鉄筋の角に――

ゴガッ!

「ぁガッ―――!…」ドサッ…

後頭部を強打して…そしてようやく止まる…

 

男の方へと視線を戻すと、男は両肩を上下に動かしながら両手を膝において呼吸を整えようとしていた

…しばらくすると、呼吸を整え終わった男が動かない女のもとへ歩み寄り、女の服のポケットに手を入れ何かをごそごそと漁る

「…ええと…『麦野沈利』って名前なのか…こいつは…」

女の身元を調べながら男はブツブツと何か言っている

「はぁ…何で俺が『アイテム』とかいう殺し屋に命を狙われなきゃならんのだ…………不幸だ」

……ん?…この口癖…何か聞いたこと…あるような…?

 

「ふう……取りあえずこの女を起こして誰に頼まれたのか聞き出さないとな…と、起こす前に頑丈なもんで縛らないと…じゃないと大変だ…」

男はぶつくさ言い終えた後…工場内に置いてあった工業用の鎖をジャラジャラとうるさく鳴らしながら女のもとに持ってくる

「よし…まずは縛るか…んしょっ…………あれ?」

…?どうしたのだろうか?男は突然女を縛るのを止め、女の呼吸を確認したと思いきや、次には脈も確認し始めた

…なんだなんだ?…一体どうしたんだ…?

 

「……嘘だろ…?」

 

男は倒れて動かない女を凝視し、体を小刻みに震わせながら呟く

…?展開が読めないな…それより満月を覆う雲は早く消えないだろうか…

暗いおかげであそこにいる男女の顔が全く見えない…

それに…男はどんな表情をして先ほどの言葉を呟いたのかな?

男の小さな呟きの意味を考えていた私に、男は衝撃的な言葉をもらす

「……なんでだよ……なんで――」

「――死んでるんだよ………」

 

男の言葉に私は絶句してしまう…だが逆に私の頭は落ち着き、冷静に先ほどの状況を思い返す

まず…今の男の様子からして女を殺すつもりはなかったようだ…男に殴られ、地面を転がっていた時女はまだ生きていた…だが…恐らく最後に女が後頭部を鉄筋に強打したのが、命を落とした最大の原因の可能性が高いな…

つまり…これは…事故だな…

そう結論にいたった私は深い思考の海から上がり、再び男の方へと視線を向ける

 

「ど…どうしよう…どうしよう!?」

明らかに男は動揺していた…無理もない…事故とはいえ彼は人を殺めてしまったのだから…

…しかし…彼が次に起こした行動は…私には全く理解できなかった

彼はどうしようどうしようとオロオロしながら、死体となった女の服を脱がし…下着を剥ぎ取り…全裸にさせる…

混乱しているとはいえ、彼の異常な行動に私は目を離せない

「どうしよう…どうしよう…どうしよう…ブツブツ…」

…次第に彼はブツブツと呟き、正気ではない瞳で…ズボンのチャックを開け…いきり立っている己の愚息を取り出し始めた

「俺は悪くない…俺は悪くない…俺は悪くない…ブツブツ…」

そして…動かなくなった女のヴァギナに愚息をあてがう…

…えっ?まさか…!?

彼が次に起こす行動を予測していなかったわけではないが…私は彼の常軌を逸した行動に目を皿のようにして、見てしまった…

「はぁはぁ…はぁはぁ…」

ずぷぷっ

彼は…死体となって動かなくなった女を―――

犯し始めたのである…

 

「はぁはぁ…死んで間もないせいか…はぁはぁ…まだあったかいな…」

彼は愚息を根元まで挿入すると動きを一旦止め、淡々と死体としてる感想をブツブツと呟く…

やがて…しばらくそのままの状態で呟いていた男は死体の腰を掴み…己の腰を降り始めた…

 

 

パンパンパンパンッ!

 

死体となった女の身体は男に腰を振られ…男根をピストンされようが…何も反応しない…当然だ…女は死んでいるのだから…ただ…男にピストンされるたびに…その豊かな乳房は…プルプルと揺れていた…

 

「…くそっ……くそっ……くそがぁっ!!」

男は悪態をつきながらも腰の動きを止めない…

 

パンパンパンパンッ!

 

「…そうだ…俺は悪くない…勝手に死んだ…この女が悪いんだ……」

…最初の状況や、今の現状に追い詰められた男は精神的に追いやられ…そして最悪なことに責任転嫁をし始めた…

…最低だな…この人間…

 

「お前が…お前がっ…俺を襲いにこなければ…こんな事にならなかったのに…!―――この疫病神がっ!」

男は死体に向かって怒鳴り散らすと…腰の動きを一度止め…口を大きく開き…


ガブッッ!!――――ブチブチィッ!


…女の乳首を噛み千切った…

噛み千切られ乳首を失った箇所からは…血がドクドクと流れる……

 

「はぁはぁ…あああぁぁぁっ!!…くそっくそっくそっくそっ……くそぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

金切り声を上げながら、女の乳首を千切り取った男は、口に含んでた乳首を吐き捨て…女の乳首があった箇所から流れ出てる血を…ぺちゃぺちゃと舐めながら再び腰を振り始める…

パンパンパンパンッ!


「はぁっはぁっはぁっ――――」

そして……男の荒い息づかいと共に…私は…聞いてはいけない…声を…聞いてしまう…

…そう…私は聞いてしまったのだ…先程まで…絶望の声を上げ…錯乱しかけてた男の口から…

「はぁはぁっ―――…ひひっ…ははっ…あははははっ…あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっっっっっっっっっ!!!!!!!」

…三日月のように口を歪め…狂った笑みを浮かべた…男の…壊れた笑い声を…

 

パンパンパンパンパンパンッ!

 

男は壊れた笑い声を上げながら、腰の振る速度を上げて死体に何回も何回も愚息を突き刺しピストンする…

…この廃工場内に…危険で狂った狂人の世界…死とエロスの世界が…この広い工場には…あった

やがて…その狂った空間を作り上げてた男に…終わりが唐突にやってくる

男は激しくピストンさせていた腰を止め、己の愚息を死体となった女の膣に深く突き刺すと――

「はぁはぁはぁっ!――――――くっ!」

ドクンッ!ドクンッ!―――ドクンッ!

 

…精液を死体の膣内に吐き出し…身体を震わせる…

…そして…この狂った世界は消え…やがて…ここはいつもの…静寂な廃工場に戻る…

……今更ながら男の常軌を逸した行動に恐ろしくなった私は…静かにその場所から逃げようとする―――が…

カラン…コロコロ…

足元にあった鉄パイプを右足で動かしてしまい、静かな空間に鉄パイプが転がる音が鳴り響く…

その音に反応した男はこちらに顔を向ける

…その時…満月を覆っていた雲が晴れ…男の顔に月光が照らされ…男の顔が徐々に見えてくる…

…あ…あんた……

…だったの……か……

…男の正体が分かった私は愕然とし…頭がフリーズしてしまう…

 

 

 


―???―

 

カラン…コロコロ…

俺以外にこの工場には誰もいないはずなのに…音がなったとこに目をやると…鉄パイプが転がっている…明らかにそこには誰かがいる……厄介な…

もしも…一部始終を見られていたとしたら……

…俺は近くにあったバールを手にし…何者かが隠れているであろう工場の扉を…一気に開く…

……そこにいたのは

「にゃー」

「…スフィンクス……何だ…お前か……」

我が家で飼っている猫…スフィンクスだった…

 

俺は安堵すると、スフィンクスを両手で抱き上げる

「全く…驚かせるなよ…ん……?…どうしたスフィンクス?…寒いのか?震えてるみたいだけど?」

……?スフィンクスの…俺を見る目が…いつもと何か違うような…?

「…まぁいいや……とりあえず…スッキリしたら頭が冷静になれたな…」

そう言うと俺は死体に目をやる…そして…しばし考えた後に携帯を取り出しある相手に連絡する

「もしもし?夜遅く悪いんだが…上条さん…今とっ~~~~…ても!困ってるんだよ。だから、○○区の×××廃工場に来てくれ……ああ…ああ…お前じゃなきゃ駄目なんだよ…頼むよ」

「…ああ…わかった…じゃあ待ってるからな…」ピッ



一時間が経とうとした時…あいつはやってきた
…そして……俺はあいつの力を借りて…死体を消した……俗に言う証拠隠滅ってやつだな…
あいつに礼をいって俺はさっさと家へ帰っていった


それから数日後……俺のとこに警察やアンチスキルが来る気配は全くない…
死体は消したし…何も問題ない…それに…

…俺は何も悪くないからな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ゲス条さん書いてて思ったんだ…

「…俺…気持ち悪いな…」

ってね…

死体とやったことなんてないし(当たり前か)こんな感じかな~?と、手探りみたいな感じで書いてたけど…相手(女)に反応がないと…書くの結構難しいかも…

所で…次はゲスでいく?それともキレイにいく?

相手はゲス条さんの気分で変わるから誰になるかは分からないけど…

んじゃね~~ ノシ

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最終更新:2011年01月19日 16:57
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