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キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」1
思わず『お前』呼ばわりしてしまった事に対して、特に関心は無さそうにこの人は話し始めた。
「観察……そして古泉からの報告。実際に言葉を交わした事こそほとんどありませんが」
俺の目をまっすぐ見据える。
「私は、涼宮ハルヒさんを愛しております」
新川さんは、はっきりと言い切った。
「彼女の写真は、機関が撮影したものの焼き増しやデータのコピーはもちろん、個人的に撮影したものも多数所持しております」
「写真だけではなく、彼女が使用したもの……ストローや割り箸、生理用品は当然ですが、一度でも座ったベンチなどは自費で買い取り、入手しています」
「自宅に黙ってお邪魔させていただき、ブラシから毛髪を丹念に舐め取り、ベッドにある陰毛も残さず胃の中に収めます」
この白髪白髭の男性は、なんら悪びれる様子もなく、むしろ堂々と語った。
「この世の中に、私以上に彼女……涼宮ハルヒ、いや、ハルたんを愛している者はいない!」
「だから、私は君を許せない! 彼女の吐いた息を、その価値を知らずに吸っている君を許すことは!」
新川さんは懐から拳銃を取り出すと、俺の額に照準を合わせた。
俺の背中に、朝倉の時を思い出させる、嫌な汗が流れた。
口の中はカラカラで、わずかな唾液は苦い。
俺の前で殺意を剥き出しにして拳銃を突きつけている、北高の女子用制服を着た新川さんの目は、本気だった。
「やめて下さい……新川さん……!」
目の端で古泉が床に這いつくばりながら声を上げるのが見える。
別に怪我をしているわけではないが、古泉は俺の妹のスクール水着を着ている。
あんなに小さな水着を着て、まともに動けるわけがない。
その点は俺も同じだ。
といっても、立って動くくらいは問題はない。
いつだったか、森さんが着ていたメイド服を着用しているからだ。
しかし。
このメイド服は、スカートの丈が長い。
北高の制服のスカートの、普段ならありがたい短さが、今は逆に俺を窮地に陥れている。
短いスカートの新川さんと、長いスカートの俺。
おまけに、俺はスカートには慣れていない。
新川さんのように、ひらひらと揺らしながらも下着は極力見せることはない、熟達した戦士のような動きはできない。
そしてこっちは、戦闘訓練なんて受けていない、ただの男子高校生だ。
拳銃を持ったセーラー服白髭男に、逆立ちしても勝てるわけがない。
そもそも、この長いスカートの中では、今もなお、俺の愚息がギンギンな臨戦状態だ。
せめて少しでも動きやすくしようと、頭のカチューシャを取ろうと思ったが、銃口がきらりと光る。
やれやれ、八方ふさがりってやつか。
新川さんはスカートのポケットからタバコを取り出し、口にくわえた。
いや、タバコじゃない。
あれは、ハルヒが使ったストローだ。
「このストローは先週の不思議探索の時、喫茶店でハルたんが飲んだクリームソーダのストローです」
「不思議なものでね。一週間経った今でも、ハルたんの唾液の味が、まだ残っているんですよ」
馬鹿な。
そんなもの、残ってるはずがない。
一週間ということは、その間に新川さんは、ストローをしゃぶりつくしているはずだ。
だから、味がするというのならそれは、新川さん自身の唾液の味でしかない。
そう叫ぼうにも、声を出すことは出来なかった。
拳銃は、依然として俺にその銃口を向けていたのだから。
「間違ってる! 新川さん、貴方は!」
叫んだのは古泉だ。
妹のスクール水着を、必死に脱ごうとしている。
破かないのは、当然だ。
その行為は、後の楽しみ……引き裂きオナニーを実行不可能にしてしまうのだから。
「君たちは、自分がどれだけ恵まれているのか、それを知らない」
「知らない事は、それ自体が罪なのです」
新川さんはストローをくわえながら、器用に喋る。
「ハルたんと直接会う。ハルたんと普通に会話する。ハルたんと……」
新川さんの目は、どんどん細くなっていき、やがてほとんど閉じているようになった。
しかし、この状況で自分の視界を閉ざすなんて真似はしないだろう。
もし閉じていたとしても、拳銃を向けられている俺が動けるはずがない。
「君たちは、『賢者の石』というものをご存知でしょうか」
新川さんは言う。
「中世ヨーロッパの錬金術師たちが、こぞって精製しようとした完全な物質」
「卑金属を黄金に変え、不老不死を可能にする……」
「それは自然界にも存在しますが、普通の人々にはただの小石でしかない」
「子供は蹴りとばして遊び、大人は邪魔だと避けて通る」
「その、価値も分からずに」
古泉は今、この時もスクール水着を脱ごうと悪戦苦闘している。
しかし悲しいかな、勃起した陰茎が邪魔をしている。
あいつの助けは得られそうにない。
「現代の『賢者の石』。それが涼宮ハルヒなのです」
「といっても、願望実現能力などはどうでもいい事なのです」
「むしろそれは不必要と言ってしまってもいいでしょう」
「彼女の価値、それは一人の女子高校生という、ただそれのみで充分なのですから」
ハルヒの制服を――ああ、恐らくハルヒの知らぬ間に、新品と交換して入手したんだろう――、
それを着た新川さんは、一息で喋り終わると目を開いた。
「私は現代の錬金術師なのでしょう。創る事はできなくとも、『賢者の石』は見つけてしまった」
「その『賢者の石』を、その価値を理解できず、しようともしない君たちを……」
「許すことなどできない」
銃声。
撃たれた。
俺は反射的に目を閉じ、衝撃に備える。
しかし、痛みは襲ってこない。
恐る恐る、目を開けると、そこには拳銃を向けた新川さんが立っていた。
銃口からは、薄く煙が上っていて、トリガーが引かれた事は間違いない。
しかし、俺は怪我をしていなかった。
「……頭、ですよ」
俺は気づく。
自分の頭につけていたカチュ-シャが、外れていた事に。
いや……外されたんだ。
肩越しに後ろを見ると、白い布切れが見えた。
それは一部、黒焦げており、すでにカチューシャである事をやめていた。
「外したかったのでしょう?」
新川さんは、今までの調子を崩さずに言う。
俺は。
俺の、来ているメイド服は、森さんの着ていたものだ。
カチューシャだって、森さんの頭に装着されていたものだ。
それを。
新川さんは。
目の前が真っ赤に染まった。
奴を! 奴を! 奴を!
俺の頭の中は、カチューシャを破壊した奴を殴り倒す、その事でいっぱいになった。
激しい衝撃。
俺は床に倒れていた。
その俺に重なるように、スクール水着を着た古泉が、いた。
「ぐ……貴方らしくありませんね。幾らなんでも無謀すぎます」
俺が新川さんに向かっていった瞬間、古泉は結果を予想したのだろう。
殴る前に、脳みそをぶちまける、その結果を。
それを、こいつは自分が体当たりして止めてくれた訳だ。
「……すまん」
「いえ……お気持ちは分かりますから」
元々、スクール水着のおかげで動く事ができなかった古泉だが、
俺に体当たりをするという無茶をしたせいで、右手と両足が不自然な方向に曲がっていた。
「お前……!」
「少々、無理をしました。あばらも何本かいってしまったようです」
古泉の顔は、いつものにやけ顔だったが、びっしりと脂汗が浮いていた。
スクール水着に、その汗の染みが広がってゆく。
「おやおや、美しい友情ですね」
新川さんの声。
カチュ-シャの無残な姿が脳裏に浮かび、頭に血が昇る。
古泉が、左手で俺を掴む。
分かってる。
勝ち目は無いんだ、このままじゃ。
新川さんはハルヒのストローを、大事にポケットにしまい込んだ。
今の俺に分かっている事、それは新川さんが、おかしくなってしまった、それだけだ。
いや、おかしくなったのは今じゃない。
ずいぶんと前からなんだろう。
だってそうだろう? 俺を殺して、何になるっていうんだ?
少し冷静になり、新川さんを見る。
ハレ晴レユカイを踊っていた。
さすがに、組織のメンバーだけあってたいした動きだ。
ハルヒが見れば、大喜びしたかもしれん。
だが、新川さんはハルヒに会う事はできない。
なのに、完璧な振り付け。たった一人で練習していたのだとすると、あまりにも哀れだ。
短いスカートがひるがえる。
床に倒れている俺には、その中身も見えた。
パステルブルーの縞パン。
そうだったんですか新川さん。
この人の気持ちが、少しだけ分かったような気がした。
「聞いてください」
古泉が、俺の耳元で小さくささやく。
「僕が、足止めします。貴方はその隙に逃げてください」
馬鹿野郎!
お前を置いて逃げられるか!
それに、今のお前は左手しか動かないんだぞ!?
サイズの合わないスクール水着を脱ごうとしていて、おかしな具合に絡まって。
俺を助ける為に無理して動いて、骨折して!
もう一度言うぞ。馬鹿野郎、お前を置いて逃げられるかよ。
「ふふ……貴方なら、そう言うと思ってましたよ」
「しかし、心配しないでください。僕には奥の手があります」
なんだ、奥の手って?
「……」
「スクール水着を、引き裂きます」
!
お前、何を!
せっかく、俺から三十万もの金と引き換えで手に入れた、妹のスクール水着だぞ!?
「……命には、代えられないでしょう。僕と、貴方の二人分の命には、ね」
「このスクール水着が無ければ、僕はまだマシに動けます。神人との戦いでは、もっと酷い怪我で戦う事もありますから」
「だから……せめて、貴方が。貴方が、このスクール水着を引き裂いてはくれませんかっ……」
古泉は泣いていた。
そうだよな。自分で、なんて無理だよな。
分かったよ、古泉。
うまくこの地獄から抜け出せたら。
新しい、妹のスクール水着を二十八万で売ってやる。約束だ。
一心不乱に新川さんはハレ晴レユカイを踊っている。
もうラストスパートだ。
今しか、チャンスは無い。
やるぞ、古泉!
俺はスクール水着に手をかけた。
どこをどうすれば破れやすいのか、それは分かっている。
俺も何度もやってきたからだ。
しかし、このスクール水着は古泉のものだ。
カチューシャを駄目にされた俺には分かる。
古泉の辛さが。
「大丈夫ですよ。お気になさらず、一気に。さあ!」
俺は頷き、一気にスクール水着を引き裂いた。
布が破かれる音は、それを楽しむ時なら心地よいものだ。
しかし、今の俺にはその音は古泉の心の悲鳴に聞こえた。
全裸になった古泉は、一瞬だけ辛そうな横顔を見せた。
骨折の痛みではなく、心の痛みだ。
ああ、古泉よ。次のスクール水着は、二十七万八千円にまけておいてやるからな!
器用にも、唯一動く左手だけで、古泉は新川さんの足元に滑り込んだ。
そのまま折れた両足を、反動をつけてスカートの中に叩き込んだ。
新川さんは言葉にならない悲鳴を上げて、身体をくの字に折れ曲げる。
古泉が、新川さんが落とした拳銃を俺の近くまで滑らせる。
「それを持って、早く! 逃げて下さい!」
俺は、泣きながら拳銃を拾い、走った。
森さんのメイド服は走りにくく、またこの姿で外に出るのはどうかとも思えたが、事態が事態だ。
階段を駆け上がり、扉を開き、街中に出る。
早く、知らせなくてはならない。
外の日の光は、眩しかった。
とは言っても既に夕暮れが近く、あたりはオレンジ色に染まりかけていたのだが。
ふと見ると、買い物帰りなのかスーパーの袋を片手に持ち、開いた片手には娘だろう幼女と手をつないだ若い主婦が俺を見ていた。
しまった、メイド服は目立ちすぎる。
そう思った俺は、言い訳の内容を考えるのに、今まであまり役に立った事の無い自慢の脳をフル回転させる。
と、その時気づく。
主婦が目を大きく見開いて凝視しているのは、俺の服装ではなく、右手の拳銃である事に。
まずい。何とか言いくるめなくては。
俺は言った。
驚かせてすみません。実は演劇の練習をしてましてね?
ちょっと、仲間と喧嘩して、そのままの格好で出てきてしまったんですよ。
決して、怪しい者ではありません。
完璧な言い訳だ。とっさにしては上出来だろう。
しかし、主婦は俺の話など全く聞いてはいなかった。
息を大きく吸い込み、叫び声を上げようとしている。
俺は拳銃の照準を、主婦の額に合わせた。
銃声。
主婦の額に、黒い小さな穴が開き、彼女は何を叫ぶ事も無く、地面に崩れ落ちた。
初めて人を、それも銃で殺してしまった。
しかし以外にも俺の心は静寂だった。
罪悪感は少なく、しかし特別な高揚感も感じられない。
やるべき事をやっただけだ。
見ると、主婦の娘……五、六才だろうか。突然崩れ落ちた自分の母親に呼びかけながら、手でその死体を揺らしている。
叫ばれるとまずい。
しかし、この子まで殺す必要はあるのか?
俺は数秒、思案し、拳銃のグリップの部分で幼女の後頭部をぶん殴った。
大して力を込めていなかったのにも関わらず、その子もまた、地面に突っ伏す。
俺は周囲を見渡し、この一連の処理を誰にも見られていない事を祈った。
早く、早く。
知らせなければならない。
誰に?
何を?
ああ、古泉はまだ生きているだろうか?
新川さんの下着――縞パンが脳裏をよぎる。
そう、縞パンだった。
ならば古泉はまだ生きていてもおかしくはない。
俺は意識を失った幼女を左肩に抱え上げ、右手に拳銃を構え、走り出した。
スカートが邪魔で走りにくい。
しかし走らなければならない。
待ってろ、古泉。
俺が助けを連れて戻ってくるまで、せめて呼吸はしていてくれ。
メイド服を着た男子高校生が、幼女を担いで、片手に拳銃を持ち、全力疾走。
全く、気がふれているとしか言いようがない。
しかし俺は今だ正気を保っており、これからするべき事を忘れてはいない。
せめて狂えてしまえればいいのに。
そういう思いが脳裏をかすめたものの、理性はそれを打ち消しにかかる。
俺が駄目になってどうする。
既に、犠牲は出ているんだぞ?
俺が三十四万六千円でセット購入した森さんのメイド服のカチュ-シャ!
古泉が三十一万五千円(税込み)で俺から買った、妹のスクール水着!
それから、ただ俺を見かけてしまっただけで、命を失うハメになっちまった主婦!
俺の肩に、荷物のように担がれている幼女!
ははは!
これまで色んな不思議体験をしてきた俺だが、こうも狂った経験は初めてだ!
おぉおおおおおううううううううぅぅおおおおお!
大きく声を上げた俺は、いつの間にか、北口駅前まで来ていた。
SOS
団がいつも利用する集合場所だ。
無意識のうちに、ここを選ぶとは俺はもうすっかり
SOS
団思考に染まってしまっているようだ。
俺の周りに人はいない。
いや、いないのではなく、集まってこないだけだ。
遠巻きに俺を見て、何やら声を上げている。携帯のカメラで写真を撮ってる奴もいるようだ。
ははは、団長さんよ。
不思議はこんなところにあったみたいだぜ?
だんだんと野次馬が増えてきた。
この分じゃ警察もくるだろう。そうなったら厄介な事になる。
しかし俺は焦ってはいなかった。
きっと助けは来る。今までの経験が、そう教えてくれる。
銃声。
俺は空に向かって一発ぶっ放した。
野次馬どもの距離が、ほんの少し遠ざかる。
俺の口からは出鱈目な、言葉とは言えない叫びが出ているようだが、知った事か。
唇の端に泡がつき、口腔に溜まった涎が垂れて、地面にぽたぽた落ちる。
気持ちが悪い。
スカートの中の俺の愚息は、今だいきり立ったままだった。
知覚が広がり、全世界が俺には理解できる。
世界は俺を認めている。
しかし、拒絶もしている。
相反する、この世界の俺に対する感情を知った俺は、本当に気が狂いそうだった。
もう、狂ってしまおうか?
そう考えたその時、
近くのモニュメント(駅前にあるこういう構造物は、何故こうも理解しがたい形状をしているのだろう?)の影から、
俺の良く知っている人物が現われた。
「キョンくん! ああ、キョンくん! キョンくん!」
朝比奈さん(大)じゃありませんか。
奇遇ですね、お散歩ですか?
何故、そんなに泣いてるんですか?
貴女に泣き顔は似合いませんよ、笑ってください朝比奈さん?
「……今から、時間移動を行い、それに伴う空間移動で、キョンくんを長門さんのマンション前まで送ります」
「ただ……それは一分前までの過去への移動。わたしの権限では、キョンくんのした行為を修正することはできません」
「後は、長門さんと相談してください。……ごめんね、キョンくん。こんな事しかできなくて」
いいえ、朝比奈さん。充分ですよ。
この野次馬どもから開放されて、長門に会わせてもらえるんですから。
俺は朝比奈さん(大)の胸の谷間を凝視しながら、心からのお礼を述べた。
胸元の星型のほくろを十六連打したい。そんな思いが、頭をよぎる。
今だに慣れることのできない時間移動の感覚は、俺に自身の正気を確認させてくれた。
俺はまだ、大丈夫だ。
目を開けるとそこは長門のマンションだった。
「わたしのできる事はここまでです。頑張ってくださいね……」
朝比奈さん(大)は申しわけなさそうに言った。
朝比奈さん、貴女は充分に俺を助けてくれました。
本当にありがとうございます。
そう言うと朝比奈さん(大)は、ようやく涙ぐみながらではあるが、花のような笑顔を見せてくれたようだ。
俺は笑顔の下の胸の谷間に夢中だったので、よく分からない。
彼女が去った後、長門の部屋の番号を押す。
『……』
長門。俺だ、悪いがまた厄介事が起きちまった。
『……入って』
マンションの扉が開く。
俺は肩に担いだ幼女がずり落ちかけているのを感じ、その意外な重みに苛々していた。
ともあれこんな所に捨てておいたら騒ぎになるのは目に見えているだろうし、
これも長門に相談すればなんとかなるだろうと自分を戒めた。
管理人室から、視線を感じて見てみると、何度か話した事のある耳の遠い管理人が、俺をおかしな目で見ていた。
そんなに俺の格好が珍しいのか?
メイド服か? 担いだ幼女か? それとも拳銃か?
こいつもあの、駅前の野次馬どもと同じだ。俺はそう思うと反射的に行動していた。
銃声。
見事に管理人の額のど真ん中を撃ち抜いた俺は満足し、急に軽く感じられるようになった幼女を担ぎなおしてエレベーターに乗った。
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