五和「出来ましたよ~」
禁書「待ってたんだよ、さっさと食べるんだよ」
上条「あぁ、分かった。皆そろそろ退いてくれないか?」
シェリー「分かったわ(あぁ……あっという間だったな……)」
上条「(後で!?)ほら王女様も退いて下さい」
キャーリサ「……」ツーン
上条「あ、あれ?王女様?そろそろ退いて欲しいんですが……」
キャーリサ「……」ツーン
上条「あ、あれ?王女様?」
キャーリサ「名前で呼ぶし」
上条「え?いやいや王女様を名前で呼ぶなんて出来ませんよ!? (クーデターの時は調子に乗ってテメェとか言っちゃってましたけど、もう無理ですよ!? 上条さんも常識は弁えてますよ)」
キャーリサ「だから、名前で呼ぶし」
上条「あ、あのぉ~」
キャーリサ「……」
上条「ですから……」
キャーリサ「……」
上条「ですから……ね?」
キャーリサ「……」
上条「キャーリサ様」
キャーリサ「さ、様は要らないし」
上条「……、キャーリサ」
キャーリサ「や、やればできるし///後これから王女様なんて呼んだら覚悟しろよ///」ナデナデ
上条「は、はい、それはもう、これから友達感覚のように気楽に呼びますので!?てか恥ずかしいから頭撫で無いで下さいよ!」
神裂「(キャーリサ様も積極的ですね…)」
上条「じゃあフロリスと番外個体も退いてくれ」
フロリス「分かった~」
番外個体「は~い」
禁書「とうま、早くするんだよ!」
上条「あいよ、空いてる場所は…っと」
上条「じゃあ、いただきまぁ~す」
皆「いただきまぁ~す!!」
キャーリサ「(隣に当麻か……肩が今にもくっつきそうだし///)」
五和「(やりました! となりに上条さんが来ました!)は、はい、上条さんおしぼりです」
上条「おぉ、わざわざありがとな」
五和「いえいえ、それほどでも///」
上条「それにしても量がすごいなぁ~、これ3人で作ったのか?」
番外個体「そうだよ。まぁもっとも、殆どは火織と五和が作ったんだけどね」
上条「そうかそうか、でもお前も手伝ったんだろ? 3人ともありがとな」
神裂「いえ、居候の身ですから当り前ですよ」
上条「(その言葉をどっかの誰かさんにも言ってもらいたいよ)」チラ
禁書「」ハグハグハグハグ
上条「はぁ……、お?これは……」
五和「」ビク
上条「おぉ、このサンドウィッチはフランスで食べたのと同じだ。五和、お前が作ったのか?」
五和「(お、覚えてましたか///)はい、でも覚えてるとは思いませんでした」
フロリス「(それを覚えてる五和も五和だけどね)」
上条「まぁ、あんな出会い方は普通は体験しないからなぁ」
シェリー「どんな出会い方だったんだ?」
上条「あぁ土御門…友達に飛行機から落とされて、川で溺れかけたのを助けられたんだよ」
神裂「(土御門! あいつは!!)」
シェリー「それはそれは……」
キャーリサ「普通は体験しない出会い方だし」
フロリス「まぁそんなこと言ったら、ここに居る全員あり得ないで会い方だよね」
上条「まぁな、でも結局普通じゃ無い方が良かったって思うなぁ~」
神裂「それは何でです?」
上条「だって遠くに居ても忘れられないだろ? あぁ……あいつ元気かなぁとか、ふと考えますよ?」
皆「///」
上条「じゃあ俺はこのサンドウィッチを貰うかな」
禁書「とうま、今度からこのぐらいご飯作って欲しいんだよ!」
上条「って、はぁ!? もう半分無くなってるし! お前の胃袋は底なしか!」
禁書「な!? 女の子に向かって失礼なんだよとうま! それに私は成長期なんだから直ぐに大きくなるんだよ!」
上条「成長したって中身も育ってなきゃいけません!」
禁書「それは後からついて来るんだよ」
上条「(どうだかな……)」
五和「大丈夫ですよ、まだおかわりはありますから」
禁書「だってよとうま、良かったね」
上条「へいへい」パクッ
五和「……」ドキドキ
上条「はぁ~、やっぱ五和の料理は旨いなぁ~。これから毎日作って欲しいよ」
五和「が、頑張ります///」
神裂「(くっ、プロポーズとも受け取れる台詞を臆せず言って行きますね……)」
キャーリサ「(これは一発一発が致命傷だし)」
フロリス「(私も言われてみたいなぁ~///)」
番外個体「(ミサカもいつかは当麻にそんなこと言われてみたい///)」
シェリー「(改めて彼の能力を思い知ったよ。これは強敵だね……)」
上条「あ、キャーリサ。そっちにある春巻取ってくれるか?」
皆「!?」
キャーリサ「……」
上条「(ヤバッ!普通に頼んじゃったよ!? 何やってんですか俺!)すみません、ごめんなさい、自分で取ります」
キャーリサ「そ、そうじゃないし!これか?」
上条「え?あ、はい。それです(良かった~磔は免れましたよ?」
キャーリサ「ほら」
上条「あ、じゃあこの皿に置いて…」
キャーリサ「口あけるし///」
皆「!!」
上条「あの……?」
キャーリサ「早くするし///これ案外恥ずかしいんだから///」
上条「(こ、これは俗に言うカップルと言う勝ち組のツーマンセルが行う恒例行事ですか!?)」
キャーリサ「(受け取らないし……そうだよ……ね……身分が違いすぎるし……彼も……普通は気にするし……)」
五和「ほら、キャーリサ様落ち込んでるじゃないですか!!」コソコソ
上条「わ、分かりましたよ!? (五和がいつに無く怒ってらっしゃいますよ!? )」
上条「キャ、キャーリサ」
キャーリサ「何だし……」
上条「あ、あーん」
キャーリサ「無理しなくていいし」シュン
フロリス「(何なんですか!? このキャーリサ様の恋する乙女状態は! 見ててギャップがヤバいんですけど!)」
上条「無理なんかしてねぇよ。ただ、いきなりでビックリしただけだから」
キャーリサ「ホント?」パァーッ
上条「あぁ、本当だ」
キャーリサ「じゃ、じゃあ……アーン」
上条「あーん」パク
キャーリサ「どう?」
上条「あぁ、美味しいよ。ありがとう、キャーリサ」
キャーリサ「ど、どういたしましてだし……///」
上条「(ふと思いましたけど、これって一大事じゃないでせうか?)」
キャーリサ「///」
神裂「(キャーリサ様の意外な一面が見れましたね…戦闘の時のキャーリサ様と大違いです)」
五和「じゃ、じゃあ私も!」
上条「え!?」
五和「……」
上条「あ、あーん」
五和「はい、アーン」
上条「」パク
五和「(こ、これは癖になりますね///)」
フロリス「じゃあ私も!」
番外個体「ミサカも!」
シェリー「私もやらして貰おうか」
神裂「(なっ!?)じゃ、じゃあ私も!」
上条「いや、ちょっと?あのですね?本来こういうのは好きな人とやるべきで、俺なんかとする事ではありませんよ?」
皆「」ジーッ
上条「はい、一人ずつでお願いします」
上条「も、もう食べれねぇ……」
禁書「ふ~、もう食べられないんだよ」
五和「じゃあ、そろそろお風呂の準備しますね」
皆「!!」
上条「そんな時間かぁ~、分かった。俺が準備するよ」
五和「いや、私が……」
上条「いいよ、飯作ってくれたし。このぐらい俺がやるよ」
五和「でも……」
上条「いいから、五和はテレビでも見てて」
五和「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」
――――― 上条宅 リビング
神裂「こ、これは……///」
番外個体「ミ、ミサカは何か緊張してきました///」
キャーリサ「///」
シェリー「///」
フロリス「で、どうするの?」
五和「どうする……とは?」
フロリス「順番よ、順番」
神裂「順番が違っても何も変わらないでしょう?」
フロリス「分かって無いね~」
神裂「な、何がです?」
フロリス「まず、そうだねぇ~、例えばオルソラさんの風呂上がりを見た後、インデックスちゃんの風呂上がりを見たらどう思います?」
神裂「そ、それは、オルソラさんはやっぱり凄いなぁ~って……」
皆「!!」
フロリス「そう、嫌でも比べられてしますのです!」
皆「!!」
五和「つまり、スタイルが……な順に入らないといけない訳ですね」
フロリス「そう、その通り!」
神裂「分かりました、それでは一番風呂はインデックスに任せましょう」
禁書「え?なに?どういうこと?」
五和「い、いえ何でもありません(即断でしたね……)」
シェリー「ここは正念場だね」
キャーリサ「ここは自己申告制で行くし。誤魔化しても自分が大変なことになるだけだからね」
禁書「じゃあ、一番風呂貰うんだよ」
上条「あ!?」
神裂「どうしました?」
上条「い、いえ何でも? (このメンバーが風呂に入る訳……だろ? そろそろ上条さんの理性も吹き飛びますよ? だって全員インデックスと比較になりませんからね!?)」
上条「(そ、そうだ! 上条さんに名案が浮かびましたよ!?)あ、あぁ、分かりましたよ。じゃあ俺はちょっと出かけて来きます。その間に皆風呂入ってて」
皆「!!」
キャーリサ「(お、思わぬ展開だし)」
シェリー「どうしたんだ?何かあった?」
上条「い、いえいえ?何もありませんよ? (正直に、皆の風呂上がりを見たら理性が吹き飛ぶから出かけます、なんて言えませんよ?)」
五和「じゃ、じゃあ私が代わりに行きます」
神裂「(ナイスです!!)」
上条「いや、そんな大したことじゃ無いから大丈夫ですよ? じ、じゃあちょっと行ってきます!?」
バタン
皆「……」
フロリス「行っちゃったね」
番外個体「ミサカはちょっと安心します」
神裂「全く……」
シェリー「強敵……だな」
―――――― コンビニ
上条「ふぅなんとか切り抜けましたよ?」
店員「いらっしゃませぇ~」
上条「おぉ……これは旨そうなメロンパン、こっちはカレーパンかぁ……」
上条「ん~、皆に何か買っていくか……」
上条「でもなぁ……キャーリサの口を満足させる物なんてなぁ……適当に駄菓子でも買っていくかなぁ……」
店員「合計で120円になります」
上条「はい」
ガサゴソ
上条「あ、あれ?」
上条「ちょっと待って下さい (財布が……無い!? 落としたか!? どこで? やっぱり不幸なのは変わってませんでしたね!? お金を貰ってもすぐ財布を落とすこのクオリティー! )」
ガサゴソ
店員「あ、あの~」
チョンチョン
上条「はい?」
結標「落し物、貴方のでしょう?」
店員「ありがとうございました~」
上条「いやぁ~助かったよ、ありがとう結標。でもどうしてここが分かったんだ?」
結標「土御門に家を聞いたのよ。で、家の前に来たら貴方が出て来るのを見たから追いかけただけよ(ただチャイムを鳴らす勇気が無かったのは内緒だけどね)」
上条「いや~、財布が無いと気付いた時は焦りましたよ。例の不幸確変が起きたかと……」
結標「えぇ、傍から見てて面白かったわ」
上条「そりゃどうも。直ぐに渡してくれれば良かったのに」
上条「面白いって、いくら不幸な上条さんでも見世物な訳ではございませんよ?」
結標「ふふふ。じゃあ私はこれで」
上条「あ、ちょっと」
ガシッ
結標「な、何?///(わ、私の手握ってる///)」
上条「財布を届けてくれたんだし、何か奢るよ」
結標「え、いいわよそんな」
上条「遠慮はいいですよ?いつもなら財布が無くなってる所ですからね。ここは感謝して奢っても罰は当たりませんよ」
結標「いや、そんなの悪いわ」
グーッ
上条「……」
結標「あ……(夕方から何も食べて無いんだった)」
上条「ははは」
結標「わ、笑わないでよ///」
―――――― ファミレス
結標「じゃあ、このサラダセットで」
上条「そんなんで足りるのか?」
結標「(気になる人の前で食べれる訳無いじゃない!それに服が服だし……)女の子はこんなものです」
上条「そんなもんかぁ……(家の居候とは大違いだな)」
結標「そう言えば、上条の学校って何やるの?」
上条「へ?何って何でしょうか?」
結標「何って、文化祭よ」
上条「え……文化祭?」
結標「もう、そろそろよ?」
上条「何も学校で話してないんですけど」
結標「それは……まずいわよ?後2週間有るか無いかだけど、大丈夫?」
上条「マジですか……」
結標「まぁ頑張ることね」
上条「はぁ……」
結標「楽しみにしてるわ」
上条「そう言えば結標のとこは何やるんだ?」
結標「球遊びよ」
上条「球遊び?」
結標「えぇ、日本一高い山からのフライを捕れるかって出し物よ」
上条「へ?」
結標「用は、私の能力で約3000メートル上空まで野球ボールを上げるから、落下してくるそれを捕れるかって出し物」
上条「硬式?」
結標「えぇ、当り前じゃない」
上条「それは……死人が出そうですね」
結標「さぁ?そこは何とかなるんじゃない?上条もやる?」
上条「全力で遠慮しますよ!? 上条さんの不幸スキルなら確実に死ねますからね!」
上条「あ、ドレッシング付いてるぞ」
結標「え?どこ?(え?は、恥ずかしい///早く取らなきゃ///)」カァー
上条「右の方に」
結標「こっち?」フキフキ
上条「結標から見て右(すいか割みたいだ……)」
結標「こ、ここ?」フキフキ
上条「もう少し下かな?」
結標「ど、どう?」フキフキ
上条「気持ち上」
結標「どう?取れた?」フキフキ
上条「ここだよ」フキフキ
結標「///」
上条「あ、す、すまん!!(無意識にやってしまいましたよ!? 上条さんは紳士ですから、無意識を意識することなんて余裕だったはずなのに!? って俺は何を考えてるんだ!)」
結標「別に……いいよ///」
上条「……」
結標「……」
結標「こんなことしてていいの?」
上条「こんなことって?」
結標「こうやってることよ」
上条「上条さんは楽しんでますよ?」
結標「な!?///」
上条「最近、全然会えなかった人と会えるんですよ」
結標「……」
上条「上条さんはこんな幸せだと後が怖いですよ、今までの不幸が嘘のようですからね!」
結標「じゃ、じゃあ、今も?」
上条「勿論ですよ? 財布も帰って来たし」
結標「(なんだ……)」
上条「それに」
結標「……」
上条「久しぶりに結標に会えたしなぁ」
結標「な///」
上条「じゃあ、時間も遅いしそろそろかな」
結標「わ、私は能力があるから何時でも///」ゴニョゴニョ
上条「何か言ったか?」
結標「な、何でも無いわよ」
上条「あぁ、それじゃあな」
結標「それじゃ(上条当麻か……)」シュッ
上条「行ったか……。それにしても結標とあんな喋るのは初めてか……思ったより話しやすかったなぁ」
上条「そろそろ皆風呂上がったかな……冷たい飲み物でも買ってくか」
―――――― 上条宅
上条「ただいまぁ~」
神裂「お帰りなさい」
五和「どこ行ってたんですか?」
上条「あ、あぁ、風呂上がりは喉乾くだろ?飲み物買ってきたよ(寝間着姿…… 沈まるんですよマイボディー!?紳士な上条さんの本領はこっから発揮ですよ!?)」
ドサッ
上条「み、皆風呂入ったか?」
シェリー「勿論だ……当麻も早く入ってくればいいよ」
上条「あぁ分かった……ってフロリスと番外個体は……」
キャーリサ「二人は寝てるし」
五和「流石に疲れたんですね」
神裂「えぇ、何せ全力でここまで来ましたからね」
キャーリサ「(まぁ、アレイスターのお陰なんだけどね。その分代償も大きいけど)」
上条「(良く寝てるなぁ……それにしても寝顔可愛い……って何を考えてるんだ俺は!)じゃ、じゃあ風呂入って来るよ」
―――――― 風呂
上条「ふぅ~、いい湯だなぁ~」
上条「それにしても、何だかここ最近は普通の高校生ライフを満喫してますよ?」
上条「まさか、死ぬ間際の幸せだったりして。ハハハハ」
上条「……」
上条「い、いやいや、これが普通なんですよ、今までが不幸すぎただけです!」
上条「父さんの気まぐれ一つでこうも変わるとは……」
上条「はぁ……、この毎日が普通の高校生活かぁ……楽しすぎて涙が出ますよ……」
上条「あ~、サッパリした~」
フロリス「当麻遅いよぉ~」
上条「お? 起きたのか?」
番外個体「さっき起きたよ」
フロリス「だって夜と言ったらやる事いっぱいあるじゃない」
上条「(よ、夜にやる事!?) いやいや駄目ですよ!?そんな事は……」
フロリス「何言ってるの? これだよ!」
上条「それは……トランプ?」
神裂「すみません、どうしてもやりたいって言うもんですから」
フロリス「火織だって楽しみにしてるくせに」
神裂「な!? そんな事は! 無い……とは言いませんが……」
キャーリサ「へ~、トランプ……私もやるし」
シェリー「面白そうだな……私も入れてもらうよ」
上条「残念ながら上条さんは空気を読まずパスを宣言しますよ」
番外個体「ミサカは何でか尋ねるよ?」
上条「明日は学校なんです。早く寝ないとまた小萌先生に怒られますからね……」
フロリス「逃げるんだ」ボソ
ピクピク
上条「何か言いましたか? フロリスさん?」
フロリス「別に~、負けるのが怖くて逃げるんだなんて言って無いよ~」
上条「一言増えてますよね!? ふっふっふ、その言葉は宣戦布告と受け取りましたよ!? 学園都市のトランパーと呼ばれた上条さんの実力を見せてあげませう!!」
フロリス「じゃあ当麻も参加決定ね」
神裂「では、何からやりますか?(た、単純ですね)」
禁書「Zzz~、もう食べられないんだよ~」
―――――― ダウト
上条「10!!」
フロリス「それ、ダウト」
上条「なっ!? ほ、本当にいいの? 今ならキャンセルが効きますよ?」
フロリス「ダウト! いいから捲って!」ペラッ
3
上条「ぬっぁ~!? あっと言う間に手札が山札レベルになりましたよ!?」
キャーリサ「私だね、1、これで上がりだし」
上条「(こ、ここはなりふり構ってられませんよ!?)ダウト!! それダウト!」ペラッ
1
フロリス「うわぁ~、ダウトの禁じ手使って負けるんだぁ~」
上条「う、うるさいでザマス! 次こそは負けませんよ!!」
――――――― 七並べ
上条「(なっ!? 絵札とAしかありませんよ!? これは……)」
神裂「じゃあ、ダイアの7からですね」
五和「私です、ハートの6」
シェリー「ハートの5」
番外個体「クローバーの6」
フロリス「じゃあクローバ―の5」
神裂「ではダイヤの6」
キャーリサ「ダイヤの8だし」
上条「……、パス」
五和「ダイヤの5」
シェリー「スペードの8」
番外個体「スペードの9」
フロリス「ダイヤの4」
神裂「クローバーの8」
キャーリサ「クローバーの9」
上条「……、パス」
皆「……」
上条「……、な、何でせうか? 続けましょう?」ダラダラ
五和「パスです(顔に出てますよ)」
シェリー「パスだな(顔で言ってるだろ)」
番外個体「ミサカはパスだよ(電磁波を使う意味無いね)」
上条「!?」
フロリス「う~ん……(どうしようかなぁ~)」チラ
上条「(こ、ここは気を送るんです!? 祈れば通じるはず!!)」ジーッ
フロリス「パース♪(当麻に見られてる///でもバレバレだよ///)」
神裂「パス……ですね(すみません、ここは空気を読みます。それにしても分かりやすすぎです……)」
キャーリサ「パスだし(バレバレだし……)」
上条「後悔しないのか?(何が何でも!!)」キリッ
上条「い、今なら1ターン巻き戻せる権利を与えませう!!」
皆「……」
上条「……」
番外個体「ほら、当麻の番だよ?」ニヤニヤ
上条「……、パス……です」
チュンチュン
上条「も、もう朝か……」グッタリ
フロリス「当麻って本当に運無いんだね~」
五和「何回切っても最初にババがある時は驚きました」
番外個体「で、誰も引かないんだよね」
神裂「えぇ、顔に出て無くても引かれませんでしたからね」
キャーリサ「これは逆に誇れる事……だし?」
シェリー「これは残念としか言えないな……ご愁傷様だね」
上条「も、もう6時……学校の準備しなきゃ……」
フロリス「だから、3時ぐらいで止めようって言ったのに」
神裂「ま、まぁ気持ちは分からないでもありませんが」
キャーリサ「ビリ意外になって無かったし」
番外個体「で、何回ぐらい負けたんだっけ?」
上条「50敗目から数えてませんよ……」
五和「じゃあ私は朝食の準備しますね」
神裂「手伝います」
番外個体「ミサカも~」
フロリス「私も手伝うよ~」
トントントン、ソレトッテー
コレー?ソウソウソレ
上条「てか……何で皆はそんな元気なんだよ……」
キャーリサ「ほら、少し眠るし」
上条「一回寝たら起きない自信がありますよ……」
シェリー「大丈夫だ……私達が責任もって起こすから」
上条「そうか……? じゃあ一時間だけ……」ストン
キャーリサ「なっ!?(こ、これは膝枕状態だし!?///)」
シェリー「シーッ」
キャーリサ「」コクン
上条「Zzz」
シェリー「良く寝てるな……いい寝顔だね」
キャーリサ「」コクン
上条「Zzz」
シェリー「(ちょ、ちょっとぐらいいいよな……いいよね?///)」サスサス
キャーリサ「(頭撫でてるし……、私も……///)」サスサス
シェリー「///」サスサス
キャーリサ「///」サスサス
一時間後
五和「ご飯出来ましたよ~」
キャーリサ「(はぁ……良かったし///)ほら、起きるし」ユサユサ
シェリー「(もう終わりか……残念だよ//)当麻」ユサユサ
上条「Zzz」
キャーリサ「(このまま居たいし///)」
シェリー「(癒される///)」
モゾモゾ
禁書「ん~、良く寝たんだよ……って(とうまが王女にひ、ひ、膝枕されてるんだよっ!)」
禁書「とうまの破廉恥!!」ガブッ
上条「痛っ!? 朝から噛みつき!?」
禁書「ほらっ! とうま! 朝だよ!」
上条「は、はい!! 待って下さい今朝ごはんを!?」
神裂「何を寝ぼけてるんですか……」
上条「??」
神裂「はい、朝ごはんです」
フロリス「お待たせしましたぁ~。それとこれは緑茶ね、これで目が覚めるよ」
上条「(そうか……皆居るんだったな)ありがとう」ゴクゴク
禁書「ほら、早く食べるんだよ」
上条「あぁ、分かったよ。五和達もありがとな」
五和「///」
神裂「それより、早く席に着きましょう。インデックスがお待ちかねです」
フロリス「はぁい」
番外個体「分かったよ~」
禁書「それじゃあ、いただきまぁ~すなんだよ!」
皆「いただきます!」