【禁書】    は人生を【SS】 5


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

 

???(あれ・・・?ここはどこ?)


彼女が横になっているのは、見知らぬ家のベッドの上


???
(何で私はこんな所に居るの?)


すると、部屋のドアを開き、昭和の(間違った)番長の様な男が入ってきた


???
「おう!目が覚めたか!」


???
「あなたは・・・?」


削板「俺の名前は削板軍覇だ!」


???
「それでは削板さん」


削板「ん?なんだ?腹減ったか?」


???
「部屋に連れ込んで何をしようとしたんですか?」


削板「やましい事なんてしていないぞ、君が裏路地で倒れていたから助けたんだ」


???
「そうですか・・・疑ってすみませんでした、ありがとうございます」


削板「それはそうと、名前は?」


???
「名前・・・ですか?えっと・・・」


削板「もしかして・・・記憶喪失な感じ・・・?」
???「すみません、思い出せません・・・ミサカの名前・・・」


削板「・・・ミサカって名前か?」


???
「へ?」


削板「今自分でミサカって言わなかったか?」


???
「うーん・・・言いましたね・・・ミサカの名前はミサカなんでしょうか」


削板「じゃあ飯を食いに行くついでに、散歩でもしてみるか、何か思い出せるかもしれないからな」


ミサカ?「あの・・・なんでミサカの為にそこまで・・・?」


削板「そこまでって言われてもな、拾った子猫はしっかり世話をしないと」


ミサカ?「・・・ミサカは子猫ですか?」


削板「今のは例え話だ、家も無いんだろ?しばらく家に居るといい」


ミサカ?「いや・・・私お金も持ってないですし、そこまでお世話になるのは・・・」


削板「大丈夫だ!俺はレベル5の第七位だからな、金は結構あるんだ」
ミサカ?「・・・ご迷惑にならないなら、どうかここに置いてください」


削板「何あらたまってんだ?今までも倒れていた人なら世話した事があるから大丈夫だ、巫女服の女の子とか色々」


ミサカ?「・・・自立出来るようになったら、お金は返します、これでいいですか?」


削板「だから大丈夫だって、俺も一人は寂しくてな、人が居てくれた方がありがたいんだ、それと人の好意は素直に受け取った方がいいぞ」


ミサカ?「はい、ありがとうございます」


削板「何か食いたい物はあるか?」


ミサカ?「ミサカは何でも、食べさせて頂く立場ですので」
削板「そうか、じゃあ服を買うついでに、モツ鍋でも食べるか」


ミサカ?「あの」


削板「ん?どうした?モツ鍋は嫌か?」


ミサカ?「いえ、そういう事では無く、ミサカの事はミサカと呼んでください、私も削板さんと呼びたいので」


削板「ん?そうか?じゃあミサカ、行くぞー」


ミサカ?「はい!削板さん」




第七学区セブンスミスト


削板「大抵の物はここで手に入るからな、何か欲しい物があったら好きに言ってくれ」


ミサカ?「はい、ありがとうございます」


削板「先に何か買っていくか?それとも飯にするか?」


ミサカ?「ミサカはお腹が空いたので、先にご飯が食べたいです」


削板「分かった、確かこの辺りだったはず・・・」


と進んでいった先には、店があった・・・が張り紙がしてあった


削板「えーっと何々・・・先月を持って閉店いたしました・・・だと?」
削板「閉店閉店閉店閉店閉店閉店閉店閉店・・・」


ミサカ?「あの・・・大丈夫ですか?」


削板「はっ!俺は何を?確かあの店が閉店していて・・・」


ミサカ?「あの・・・私はモツ鍋でなくても大丈夫ですよ・・・?」


削板「・・・そうか?じゃあどの店にするかな・・・」


ミサカ?「あ、あそこにしませんか?」


とあるファミレス


削板「じゃあ俺はハンバーグセット一つ」


ミサカ?「ミサカも同じものを下さい」


削板「何か思い出せたか?」


ミサカ?「いえ・・・それが何も・・・頭の中が空っぽ・・・っていう感覚ですかね?」


削板「うーん、そうか・・・時間なら一杯あるんだし、ゆっくり思い出せばいいさ」


ミサカ?「ありがとうございます、削板さん」


削板「どういたしまして」
削板「旨かったな」


ミサカ?「はい、美味しかったです」


削板「後はミサカの着替え買って、晩飯の材料買ってか」


ミサカ?「削板さんって自炊出来るんですね」


削板「一人暮らしの男を舐めるなよ、何だって作れるからな!」


ミサカ?「そうなんですか?晩御飯が楽しみです」


削板「ああ、そうだコレ」


ミサカ?「これはお財布?」


削板「いくら俺でも、あのピンク色の空間には入れないからな、好きなもの買って来てくれ」


ミサカ?「はぁ・・・?分かりました・・・」


削板「じゃあ俺は晩飯の材料買ってくるから」ダッシュ!


ミサカ?「え?あの・・・行っちゃった・・・」


ミサカ?「・・・・・・とりあえず、着替え買わないと・・・」



削板「財布・・・渡しちまったから何も買えねぇや・・・・・・」






セブンスミスト食品売り場


ミサカ?「削板さーん」


削板「買ってきたか?」


ミサカ?「はい、それよりも、お財布渡しちゃって良かったんですか?」


削板「ミサカが来るのを待ってたんだ」


ミサカ?「じゃあ・・・食材買いにいきましょうか?」


削板「そうするか!それと何か食べたい物はあるか?」


ミサカ?「・・・そうですね、クレープ?」


削板「なら帰る時にでも、店寄って行くか!」


ミサカ?「ありがとうございます」


削板「じゃあ、晩飯はと・・・」


ミサカ?(いい人で良かったです、記憶が無いのにミサカによくしてもらって、それに取り戻すお手伝いまで、私も出来る限りの事はお手伝いしないと)


削板「何ボーっとしてるんだ?記憶の事で何か分かったか?」


ミサカ?「いえ・・・ただボーっとしてただけです・・・」


削板「そうか?今夜は鍋にしようと思うんだがな、何鍋にしたい?」


ミサカ?「辛くなければ、なんでも」
削板「そうか?他に何か食べたい物は?」


ミサカ?「うーん・・・お饅頭?」


削板「饅頭か、饅頭ならあの辺りにあるだろうから、好きなの持ってきていいぞ」


ミサカ?「ありがとうございます!」


削板「鍋の内容はどうしようか・・・辛いのは駄目って言ってたしな・・・よし!モツ鍋にしよう、昼に食えなかったし!」




~三十分経過~


削板「遅いな・・・ちょっと見てくるか」


削板「おーい!ミサカさーん!どこ行ったんですかー!」


ピンポンパンポーン


テロリスト1『セブンスミストに爆弾を仕掛けた!因みにこちらには人質が一人居る、警備員に通報でもしたらコイツを殺すぞ!』


テロリスト2『爆弾を爆破するのは今から三十分後だ!それまでに1千万用意しろ!」


ミサカ?『削 さ !・・・・・・ けて!』


テロリスト1『人質は黙ってろ!」


ピンポンパンポーン


削板「・・・テロリスト・・・ね・・・どこのどいつだか知らねぇが・・・俺の友達に手を出す奴は許さねぇぞ!」
板「超すごいダーッシュ!」


説明しよう!超すごいダッシュとは――超すごいパンチを逆噴射してマッハ二で駆け抜けるのだ!


削板「インフォメーションはどこだ?」


店員「えっと・・・四階のここです・・・(ああ・・・商品が・・・)


削板「ありがとう!超すごいジャーンプ!」


説明(ry超すごいジャンプとは――超すごいパンチを逆噴射して真上にマッハ二の速さでジャンプするのだ!


セブンスミスト四階インフォメーション前


テロリスト1『まだ準備出来ないのか?』


テロリスト3『一千万なんて大金、すぐに用意出来る訳無いでしょう?』


テロリスト2『ずらかる用意しておけよ?」


テロリスト1『分かってる』


削板「ここだな・・・すごいパンチを使うとミサカも巻き込んじまうか・・・なら体当たりで壊そう」


セブンスミスト四階インフォメーション内


ミサカ?(削板さん・・・早く・・・)


ガッシャーン
削板「ミサカ!無事か?」


ミサカ?「削板さん!」


削板「早くここから出ろ、ミサカも巻き込んじまう」


ミサカ?「え?は、はい」


テロリスト1「お前何者だ!」


削板「俺の名前は削板軍覇(ry


テロリスト2「うっさい」パン


テロリスト1「お前、いきなり撃っちゃいけないだろ・・・」


テロリスト2「でも心臓狙ったから、もう起きてこないと思いますよ?」


削板「ふるぁぁぁ!痛いじゃねぇか!そしてお前ら!人の話は最後まで聞けェ!」


テロリスト3「何で心臓撃たれても起き上がれるのよ・・・」


削板「俺の名前は削板軍覇!レベル5の第七位!念動砲弾とは俺の事だぁぁぁぁぁ!」


そう名乗ると彼の背後で、特撮でよくある色とりどりの爆発が起こった


テロリスト1「レベル5ッ!」


テロリスト3「何ボーっとしてんの!早く逃げるわよ!?」
削板「俺の友達を傷つけた恨み!受け取れ!超すごいパーンチ!!!」


削板が右手を突き出すと、見えない衝撃波が前方に襲い掛かった


テロリスト1「のわぁぁぁっぁぁぁ!」


その衝撃波はテロリスト1の急所に直撃し体をくの字に折り曲げ吹き飛んだ


テロリスト2「テロリスト1ぃぃぃぃ!」


削板「次はお前だ!超すごいパーンチ!!!」


その衝撃波はテロリスト1の腹に直撃し、その体をノーバウンドで10m程吹き飛ばした


テロリスト3「この野郎!よくも私の仲間を!」


テロリスト3は念動力の様な能力で、放送を行う為の機材を削板の方へ投げつけた


削板「効かんなァ!」


両手を掲げこう叫んだ


削板「超すごいビィーム!!!」


彼の両手から金色に光るビームが発射された、そのビームは機材を簡単に消し飛ばすと、テロリスト3の体を掠めて直線的に100mを破壊した


削板「これでも手加減はしたんだ、これに懲りたら悪事なんて働くなよ!」


テロリスト3「」バタリ
削板「ん、気絶しちまったか・・・まぁいいや警備員呼ぼう」


ミサカ?「」ブルブル


削板「何端っこで震えてるんだ?」


ミサカ?「怖かったです・・・」


削板「あはは、もう大丈夫だ、悪い奴らはこの削板軍覇が成敗したからな」


ミサカ?「・・・助けてくれてありがとうございます、でも・・・」


削板「でも?」


ミサカ?「これはやりすぎです・・・」


インフォメーションは粉々に破壊され、原型など留めておらず、その周辺にまで被害が及んでいた


削板「あー・・・・・・」


特に損壊が酷かったのは超すごいビームを放った方向だった


ミサカ?「ほら、見てくださいここから100m先まで粉々ですよ・・・」


削板「・・・と、とにかく警備員を待つぞ・・・・・・」


その後すぐに駆けつけた警備員にたっぷりと??られた削板さんでした、・・・結局帰った時には八時半を回っていましたとさ


ミサカ?「ミサカ、もうお腹空きました・・・」
削板「ごめんな、遅くなっちまった」


ミサカ?「いえ、いいんです・・・」


削板「さーて、早く帰って飯食べるか!」


ミサカ?「はい!」


削板君の家


ミサカ?「そういえば、鍋は結局何にするんですか?


削板「モツ鍋だ!」


ミサカ?「ああ、そういえば昼間食べられなかったんでしたっけ」


削板「そうそう、あの店旨かったのに閉店・・・」


ミサカ?「?」


削板「閉店閉店閉店閉店閉店閉店閉店閉店閉店閉店(ry


ミサカ?「ちょっと!削板さん!カムバック!」


削板「はっ!俺は何を!?」


ミサカ?「閉店閉店って、ずっと連呼してましたよ」


削板「申し訳無い・・・」


ミサカ?「手伝いますから、早く作って食べましょう、ミサカお腹空いちゃいましたよ」


削板「そうだな!」




~十数分後~


削板「よし!こんなモンか?」


ミサカ?「ミサカもう待ちきれません、早く食べましょう削板さん」


削板「ん?そ、そうだな、早く食べよう」


ミサカ?「いただきまーす」


削板「いただきます」


ミサカ?「・・・・・・」バクバク


削板(食うのはぇー・・・)パクパク


ミサカ?「おかわりください!」


削板「はやっ!」


ミサカ?「はやーくー!」
削板「分かったから!まずはおちけつ!」


ミサカ?「はい」オーカーワリー


削板「落ち着いてから、お椀を渡しなさい」


ミサカ?「はい」ハーヤークー


削板「・・・・・・」


削板「はいどうぞ」


ミサカ?「ありがとうございます!」バクバク


削板(早く食わねぇと無くなっちまう!)バクバク


~~~~~~


削板&ミサカ?「「ごちそうさまでした」」


ミサカ?「ではミサカはお皿を洗ってきます」


削板「ん、悪いな」


ミサカ?「いえ、居候として、出来る限りの事はやらせて頂きます」


削板「ありがとうな、ミサカ」


ミサカ?「いえいえ」
~翌日~


ミサカ?「削板さーん、起きてください!」


削板「・・・まだ七時半ですよ?」


ミサカ?「もう七時半ですよ!ご飯出来ているので、起きてください」


削板「・・・はい、分かりました・・・」


~居間~


削板「・・・これが・・・朝食?」


皿の上には、未現物質がのっていた・・・


ミサカ?「はい」


削板「ああ、そうだミサカ」


ミサカ?「はい、なんでしょう?」


削板「今日は朝飯いらねぇや・・・」


ミサカ?「朝ごはん食べないと、元気が出ませんよ?」


削板「そこは根性でカバーするから大丈夫だ」


ミサカ?「そうですか?ならいってらっしゃいませ」
削板「はい、いってきます・・・」


削板(まさかのメシマズッ!いや・・・まだ慌てる段階ではないッ、ちゃんと掃除洗濯その他家事が出来ていれば、多少のメシマズも許容範囲ッ!)




~その頃削板宅にて~


ミサカ?「勿体無いですし、食べちゃいましょう」


まずは茶色い目玉焼き?に箸をつけた


ミサカ?「・・・・・・」


ミサカ?「朝食はさっさとさげて、掃除しちゃいましょう」


と、掃除機に手を伸ばした


ミサカ?「えっと、ここを押せばいいのかな?」


ボタンを押しても、何も起きなかった


ミサカ?「あるぇ?変だな?何も起きないよ?」


何度も何度もボタンを押したが、何も起きなかった


ミサカ?「・・・箒と塵取り持って来ましょう・・・」


ミサカ?「ふぅ、掃除終わりっと!」


ミサカ?「後は洗濯と食器洗って終わりかな?」
ミサカ?「えっと、この洗濯機を使えばいいのかな?」


洗濯機に服を入れてスイッチを押す


ミサカ?「後は洗濯機が勝手にやってくれるみたいだし、食器洗ってこよう」

この時、洗剤を入れていないという事に、ミサカは気がつかなかった


ミサカ?「えっと、確かスポンジを使えばいいんだったよね」


そうやって皿を洗っていくが、また洗剤を使ってない事にミサカは気がつかなかった


~削板軍覇@裏路地~


削板(あー何か凄い寒気が・・・いや、寒気なんて根性で何とかなるッ!)


???
「・・・・・・ここであったが百年目!見つけたぞ!削板軍覇!」


削板「・・・だれだっけ?」


???
「ちょ、もーっ!お前いい加減人の名前覚えろよ!」


削板「あー・・・モツ鍋・・・だっけ?」


???
「誰がモツ鍋だ!俺は内臓潰しの横須賀だ!」


削板「・・・あー腹減ったしモツ鍋食いに行こうっと・・・」


横須賀「無視すんなやゴルァ!」






~新しく見つけたモツ鍋屋~


削板「で、何で内臓潰しの横須賀君が、着いてきているんですか?」


横須賀「俺だって腹減ったし」


削板「なら何で同じ席に座っているんですかー?」


横須賀「俺だってしらねぇよ」


削板「・・・・・・」


横須賀「・・・・・・」


店員「モツ鍋、お持ちしましたー」


削板「はい、ありがとうございます」


削板(ここのも中々旨いな)


削板「ご馳走様でした」


横須賀「俺のはまだなのか?」


削板「だってお前頼んでないじゃん、あ、それと奢ってくれてありがとう、内蔵潰しの横須賀君」


横須賀「・・・え?何で俺がお前に奢らなきゃいけないんだよ!」

 

 



~再び裏路地~


削板「飯食って腹も膨れたし(強引に奢らせた)、適当に時間潰して帰るかな」


???
『ンだァ?その逃げ腰はァ?、誘ってンのか?」


どこからか肉を打つような音と共に、男とも女とも取れる、声が聞こえてきた


削板「何だ?」


今度は銃を乱射するような音が聞こえた


???
『だから効かねェって言ってンだろうが、一万回以上繰り返してきた事だろォ?」


また、肉を打つ音が聞こえてきた


削板「そこのお前!何をしている!」


???
「あァ?」


此方を振り向いたその顔は、中性的な顔立ちで真っ白な髪の毛、真っ白な肌


そして真っ赤な瞳をした高校生位の少年だった、彼の先、真っ暗でよく見えないが、よく知っている顔立ちの少女を


もっと幼くした少女が、頭から血を流して倒れていた


削板「ミ・・・サカ?」


???
「何だ?お前コイツの知り合いか?」
削板「何で・・・ミサカが」


???
「お前が言ってるミサカがどのミサカかなンざ知らねェが・・・オイどうすんだ?一般人に知られちまったけど」


???
「問題ありません、確認をした所、彼もレベル5の一人だそうです」


???
「世界最大の原石である彼なら、この都市の闇についても良く知っているでしょう」


???
「今の内にお引取りください、さもなくば」


???
「この都市の闇が、貴方を喰い尽くしてしまいますよ」


彼の周りを囲んだのは、彼の知っている顔をもっと幼くした、少女、数十人


削板「何なんだ・・・お前達は・・・」


???
「ミサカの検体番号は14583号です、と、ミ」


???
「ミサカの検体番号は14584号で」


???
「ミサカの検体番号は14585


???
「ミサカの検体番号は14586


???
「ミサカの検体番号は145


???
「ミサカの検体」


???
「ミサカの」
一斉に同じ顔をした少女達が喋り出した


???
「「「「「念のため、パスの確認を取ります、と、ミサカは有言実行します」」」」」


削板「は・・・?」


???
「「「「「ZXC741ASD852QWE963、と、ミサカは貴方に試します」」」」」


削板「お前達・・・何言ってるんだ?」


???
「「「「「今のパスをデコード出来ない時点で、貴方は実験の関係者ではないようですね、と、ミサカは確認します」」」」」


削板「実験?何の事だ・・・?」


???
「だからよォ・・・お前みたいなのが知っていい事じゃ無ェんだよ、分かったらとっとと消えろ」


???
「本日の実験は終了しました」


???
「次回の実験は明日」


???
「詳しい時間等は」


???
「後から連絡が行きます、と、ミサカは伝えておきます」


???
「はいはい、分かりましたよーっと・・・」


削板「待てよ・・・お前」


???
「あァ?お前まだ居やがったのか?早く消えねェと、消されるぞ」
削板「お前は何者だ」


???
「人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るのが礼儀ってもンじゃねェのか?」


削板「そうだな、確かにそうだ、だがな・・・人を殺すような腐れ外道に、礼儀なんざ必要ねぇだろうが!」


???
「何だお前、こいつらが人だと思ってるクチか?」


削板「・・・・・・」


???
「こいつらはなァ・・・あるレベル5のクローンなンだ、そいつと同じ性能の奴を何人も作ろうって計画だったらしいンだが・・・出来たのはオリジナルの何倍も弱えェ欠落品でなァ


そいつらが俺の実験に回されたって所だ、つまりは単価十八万の出来損ないの模造品って事だ、ソイツをお前は人間として見るのか?」


削板「クローンでも命はあるだろうが」


???
「へェ・・・中々面白い奴だなァ、とりあえず、俺は帰りてェンだ、そこを退けろ」


削板「・・・嫌だね」


???
「はァ?」


削板「お前はタダでは帰さねぇよ」


???
「へェ・・・面白れェ、俺も同じ顔を殺し続けるのも飽きてきてなァ・・・」


削板「・・・・・・」


???
「ちったあ楽しませてくれよな、三下ァ!」
???「お待ち下さい」


???
「計画外の戦闘は予測演算に誤差を生じる恐れがあります、と、ミサカは警告します」


???
「特に彼はレベル5ですので」


???
「戦闘により生じる歪みは」


???
「非常に大きく」


???
「期間の短縮はおろか」


???
「計画が破綻する恐れがおそれがあります」


???
「また、ミサカには今後予定されている実験に合わせた」


???
「チューニングが」


???
「施されており」


???
「計画を途中で変更する事は極めて困難であると、ミサカは説得します」


???
「分かった、分かった、分かりましたよ、ちょっとからかっただけだっての、リレーしてしゃべンな気持ち悪ィ」


???
「そういえば自己紹介がまだだったなァ・・・お前もレベル5なンだ、知ってるかもしれねェけど教えてやる」


???
「【一方通行】だ、ヨロシク」
???14583号から14586号までは壊れた機材の撤去を」


???
14587号以降は―――」


削板「・・・オイ、お前ら・・・何でこんな馬鹿げた実験とかいう奴に、付き合ってんだ?・・・殺されちまうんだぞ・・・?」


削板「何でだよ!生きているんだろ!!命があるんだろ!!お前達には!!!」


???
「ミサカは実験の為に造られた模造品です」


???
「作り物の体に借り物の心」


???
「単価にして十八万円の実験動物ですから」




どれだけ時間が経っただろうか、一時間か二時間か、いや、もっとかもしれない


削板(・・・何なんだ・・・あいつら、俺だってそれなりに地獄を見てきた筈だ、世界最大の原石として、研究所を盥回しにされたりした)


削板(目の前で俺とそう年の変わらない子供が何十人も死んでいった)


削板(それなのに、人を一万人以上殺した人間が、あんなに笑っていられるんだ・・・)


そんな事を考えながら時間はどんどん進んでいく、さっきまで夕方だった筈なのに、町には明かりが灯り、通行人の量も減っていった


削板「・・・・・・」


~削板宅~




ミサカ?「削板さん遅いなぁ・・・もう七時半なんだけど・・・」


ミサカ?「まさか削板さんに限って襲われるなんて事は無いだろうけど・・・」




~第七学区裏路地~


削板(帰えらねぇといけないな・・・でも・・・)


家の方へ向おうとしても、先ほどの光景が蘇る


削板(ミサカにどんな顔して会えって言うんだ)




~削板宅~


ミサカ?「・・・やっぱり心配、たぶんまた裏路地に居ると思うし、探しに行こう!」


そうしてミサカは、家を出た




~第七学区裏路地~


削板(今何時だ?)


取り出した携帯電話の液晶には八時半と映し出されていた


削板(もう、こんな時間か、ミサカは多分腹を空かせているんだろうな・・・)


~同時刻第七学区裏路地~


ミサカ?(早く行かないと・・・・・・)


削板「・・・・・・」


ミサカ?「削板さん!」


削板「・・・ミサカか?」


ミサカ?「こんな時間まで何やってるんですか!心配したんですよ!」


削板「ごめんなミサカ」


ミサカ?「・・・何かあったんですか?」


削板「いや・・・なんにも無い」


ミサカ?「なんにも無い訳なんでしょう?」


削板「・・・・・・」


ミサカ?「じゃあ、その涙の痕は何ですか?」


削板「何でも無い」


ミサカ?「何でも無いなんて事無いでしょう!」
削板「何でもねぇ!って言ってんだろ!」


ミサカ?「ッ!」


削板「・・・・・・ごめんな」


ミサカ?「・・・ミサカこそ、すみませんでした」


削板「ミサカ」


ミサカ?「はい・・・」


削板「今日は、帰らない」


ミサカ?「・・・・・・」


削板「夕飯は、コレで食べろ」


ミサカ?「削板さんも一緒じゃないと、嫌です」


削板「・・・・・・」


ミサカ?「削板さんも、夕飯食べてないでしょう?」


削板「いや、昼に食いすぎたから、大丈夫だ」


削板「じゃあ、また明日な」


そう言って、彼は別の方向へ歩き出した、私はただ黙って見ている事しか、出来なかった
削板(今日は適当に、宿を取るかな・・・)



ミサカ?(・・・絶対に何かあった筈、だけどそれは私が干渉していい物じゃ無い、私はただ見ている事しか出来ないのかな・・・)


~第三学区のとあるホテル~


削板(ミサカは今頃何をしてっかな・・もう十時だし、寝てんだろうな・・・)


削板「さて、俺も早く寝るかな・・・」





???
「お前は元々、一方通行の所へ行こうとしてたんだよな?」


???
「教えろ」


???
「あいつはどこに居る?」


???
「・・・・・・西の外れの工業地帯、そこにある列車の操車場が10032回目の実験場よ」


~第十七学区操車場~


見覚えのある光景だ、中性的な顔立ちで真っ白な髪の毛、真っ白な肌、そして真っ赤な瞳をした高校生位の少年、そう【一方通行】が


よく知っている顔立ちの少女を、もっと幼くしたような【少女】を殴っている光景だった


一方『おい、この場合実験ってのはどうなっちまうンだ?」


???
「離れろよ、テメェ、今すぐ御坂妹から離れろ」


一方『オイオイ頼むぜ・・・一般人なンざ実験場に連れ込んでンじゃねェよ』


一方『クソ、後味悪ィな、秘密を知った一般人の口を封じるなんてお決まりの展開かァ?』
???「うるせぇよ、グチャグチャ言ってないで離れろって言ってんだろ!三下!」


一方『お前、何様?七人しかいねェレベル5の超能力者の中でも、頂点って呼ばれてるこの俺に向って三下?ヘッ、笑える』


???
「・・・・・・」


一方『・・・お前おもしれェな』


見知らぬ少年は一方通行の方へ歩いていく


御坂妹『何を・・・何をやっているのですか?と、ミサカは問いかけます』


御坂妹『ミサカは、自分の心理状態に疑問を抱きます、いくらでも換えを造れる乱造品の為に、貴方は何をしようとしているのですか?と、ミサカは再三に渡って問いかけます』


御坂妹『ミサカはボタン一つで幾らでも自動生産出来るのです、作り物の体に借り物の心、在庫にして9968も・・・』


???
「うるせぇよ・・・ちっせぇ事情なんて知ったこっちゃねぇ、俺はお前を助ける為にここに立ってんだよ、お前は世界でたった一人しかいねぇだろうが


勝手に死ぬんじゃねぇぞ。お前にはまだ文句が山ほど残ってんだ、今からお前を助けてやる、お前は黙ってそこで見てろ!」


一方『何だァ?さっきからヒーロー染みた台詞をペラペラペラペラ、まさかこの俺の存在、忘れちまったンじゃあねェよなァ!」


少年が一方通行に殴りかかろうとするが、一方通行が巻き上げた石礫に阻まれる


一方『お前そンな速度じゃ百年遅せェって言ってンだよ!』


ベクトルを操作し操車場のレールを持ち上げ、ベクトル操作でレールをへし折り、少年にぶつけようとする、更に追撃として、鉄骨を上空から落としたが、少年はギリギリの所で避けた


一方『遅っせェなァ・・・ほら全然遅せェ、狩人を楽しませるなら狐になれよ、喰われる為の豚で止まってンじゃねェぞ三下ァ!』


一方通行は攻撃の手を休ませる事無く、石礫を巻き上げた


一方『そろそろ、終わりにするとすっかァ!』
触れれば人なんて木っ端微塵に消し飛ぶような、悪魔の腕で少年を触ろうとするが・・・少年の持つ不思議な力が彼の能力を打ち消した


一方『はァ?』


一方『・・・・・・ウラァァァァァァァ!』


自分の能力を打ち消され驚いたのか、先ほどより広範囲に石礫を巻き上げた


少年もこれには耐え切れなかったのか、コンテナの方へ吹き飛ばされた、そこにすかさず追撃が入る、ベクトル操作により威力の増した蹴りが少年に襲い掛かるが


またも少年はギリギリの所で避けた、しかしコンテナが破裂した


一方『中身は小麦粉でしたってなァ、今日は風もねェし?ひょっとすると危険な状態かもしんねェなァ』


一方『何でも?空気中に粉末が漂ってて、そいつに火が点くとさァ・・・酸素の燃焼速度が馬鹿みてェに早くなるんだと・・・なァお前、粉塵爆発って言葉ぐれェ聞いた事あるよなァ?」


そう言って、一方通行は粉末に火を点けた、すると彼が言った通りに、物凄い速度で、辺り一面が爆発した




削板「・・・・・・」


目が覚めた、ふと時計を見ると、時刻は既に八時を回っていた
削板「そうだよな、そうだ、何であの子達があんな人間の食い物にされなきゃいけねぇんだ」


削板「絶対に、絶対に止めて見せる!」


~第三学区~


削板(ああいう実験を行うには、まず人目についちゃいけない、となると研究所内でやるんだろうが・・・)


削板(殺す、実験場を用意するという事は実践形式なのか?ただ殺すだけで強くなれる訳が無い、どこかに実験場ってのがある筈だ)


削板(実験場がどこかは分からないが、こうやって学園都市全体を回れば見つかるだろ)


~第二学区~


削板(警備員と風紀委員の訓練所か・・・こういう表の部隊の訓練場がある学区では、あんな実験出来ないだろうな)


~第一学区~


削板(行政の集まる学区・・・ここなら裏から手を回し易いかも知れないが・・・人が多すぎる、確実に人の目を盗める場所が無い、という事はここも除外か)


~第四学区~


削板(飯屋やらなにやら、食品関連が集中しているのか、ここの可能性は並って所かな、そういえば、朝飯食えなかったし、ちょっと腹ごしらえして行くかな・・・)


~第五学区~


削板(大学の集中している学区か、人目に付かない所も無いことは無いが、これだけ学生が多いとスキルアウトがやって来る可能性も在り得る・・・この学区は保留って所か)
~第六学区~


削板(人が集まる場所は固定されている、昼間は人なんて滅多に見かけない、観光客を狙った詐欺なんかも多発しているらしいが・・・この学区は在り得るかもな)


~第七学区~


削板(裏道が入り組んでいるからな・・・昨日もこの学区で実験があったし、この学区の可能性は大きいな)


~第八学区~


削板(教員の住宅が多い学区か、警備員も結構居るだろうが、逆に学生の量は少ない、夜中なら何とか・・・って所か、少なくとも今は無理だな)


~第九学区~


削板(美術や工芸関連の学校が多い学区、昼間から写生や工芸のモデルを探す為に学生が多く居る、ここも夜中なら何とかって所だな)


~第十学区~


削板(スキルアウトの量が多い、それに墓地がこの学区にしか無い上に今は彼岸だ、人が沢山出入りしている、誰も知らないような場所も在るだろうが・・・まぁ保留だな)


~第十一学区~


削板(物資の搬入が多いな、夜中でも搬入しているなら不可能だが、やっていないなら可能性は大きい、次に来るのは夜中だな)


~第十二学区~


削板(神学系の学校が最も多い学区か、俺は宗教の事なんて全然知らないからな・・・ここも保留か)


~第十三学区~


削板(幼稚園と小学校の学区、夜中なら簡単に実験が出来るだろうな、可能性は大と)


~第十四学区~


削板(留学生が最も多い学区、どうだろうな、裏道が殆ど無い西洋風の町並みなだからな、可能性は低いか)


~第十五学区~


削板(学園都市最大の繁華街にマスコミ関係の施設・・・秘密裏に行う実験にはもっとも条件の悪い土地だろうな、可能性極小と)


~第十六学区~


削板(高額報酬のバイトが沢山あるからな、夜中も人は居るだろうが・・・裏道の量が多い上に入り組んでいる、可能性は在るかな)


~第十七学区~


削板(農業ビルやら工場が結構あるが、大体が自動化しているからな・・・結構可能性はあるか・・・ああそういえば夢の中で言って操車場ってこの学区だっけな)


~第十七学区操車場~


削板(確かに爆発した痕やレールが取り外された形跡は在る、コンテナの中身も小麦粉だ・・・一体なんだたったんだ?あの夢は、この学区は可能性大と)


~第十九学区~


削板(廃れた学区だな、人っ子一人居やしない、可能性は大だな)


~第二十学区~


削板(スポーツ工学系の学校が集まる学区、基本的に学校の敷地が大きいから路地に人は殆ど居ない、可能性は並だな)
~第二十一学区~


削板(山岳地帯で貯水施設が多数ある学区、人も少ないし、森の中での戦闘実験なんかでは良く使いそうだな、可能性大と)


~第二十二学区~


削板(学園都市最小面積の学区、地上には巨大な風力発電用のプロペラが在り地下数100mを開発した、十の階層に分かれている、実験には不向きな場所かもしれない、可能性は小と)


~第二十三学区~


削板(第二十三学区の面積全てを、航空・宇宙開発分野が占めている、民間機や戦闘機、無人ヘリなんかの開発が行われているらしい、人目に付かない所なんて全然無いからな


可能性は小って所か・・・)


~第十八学区~


削板(・・・・・・この学区に来るのは何年ぶりだ?)


目の前にあるのは長点上機学園


削板(もう二度と来たくは無い学区ナンバー1だってのに)


削板(ま、仕方無いさ、あの子達の命が懸かってんだ、やってやるよ)


と決意を固めた時、視界の端に、中性的な顔立ちで真っ白な髪の毛、真っ白な肌、そして真っ赤な瞳をした高校生位の少年、【一方通行】が映った


削板(ここに来て正解だったな、ビンゴだ!)


削板は彼が裏路地に入った事を確認してから、後を追った


~第十八学区裏路地~


削板(まだ進むのか?)


彼が裏路地に入ってから、既に十分が経過した


一方「よォ、この時間にここにいるって事は、今回の標的はお前って事で間違いねェな」


???
「はい、今回の標的は検体番号14583号、このミサカです、後一分程で実験が開始されますが、準備は出来ていますか?と、ミサカは確認を取ります」


一方「準備自体は出来てンだけどなァ・・・オイ、そこに隠れてるお前、何でまたついてきたンだ?」


削板「・・・・・・」


一方「そこに居ンのは分かってンだ、一々手間取らすンじゃねェよ」


その瞬間、削板が隠れていた壁が、粉々に砕け散った


削板「んなッ!」


一方「オィオィ、まさか俺の事、忘れちまったンじゃあねェよなァ?」


削板「・・・・・・何でお前はこんな馬鹿げた実験ってのに付き合ってんだ?」


一方「何今更な質問してンだよ、強くなる為に決まってンだろ?」


削板「お前は既に学園都市最強のレベル5として、誰も追いつけない場所に立ってるんじゃないのか?それ以上の力を欲する理由は何だ?」


一方「何かこう言う質問、前にもされたような気がするなァ・・・・・・面倒だから回答は無しだ」
削板「・・・なら力ずくで止めてやる」


一方「は?お前馬鹿ですか?俺の能力はなァ、熱量、電気量、運動量、その他にも様々なベクトルを操る事が出来るンだぞ?お前の攻撃なンざ


通用しないどころか、自分にそのまま帰ってくる事になるンだぜ?」


削板「なら、能力を使う側も理解できない能力、なんていうものをぶつけたら、どうなるんだろうな?」


一方「・・・・・・」


削板「超すごいパーンチ!!!」


右手を突き出し叫ぶ、一方通行は身構える事無く、ただ此方を見据えていた、だが衝撃波が彼にぶつかった瞬間


一方「あァ?」


彼の体が、100m程壁を突き破って吹き飛んだ


削板「・・・・・・あれ?」


この光景はどちらにとっても、想像していない事だった


一方「お前・・・おもしれェな・・・・・・最ッ高におもしれェぞォ!」


彼がベクトルを操作し、壁に手を突っ込み、歪んだ笑みを浮かべながら、こう言い放った


一方「なァ・・・いい事思いついちまったぜェ?もし・・・地球の自転なんていう馬鹿デカイベクトルを操って、このコンクリート片を投げたら・・・どォなるでしょうか?」


大地が揺れ、地球の自転が五分ずれ、そのコンクリート片を投げようとしたその時、二人の視界の端に見たことの無い少女が映り、二人はその少女と、目を合わせてしまった
ミサカ?「削板さーん、朝ですよ!起きてください!」


削板「んー・・・はいはい、起きますよー」


ミサカ?「削板さん、早速で悪いんですが、ミサカお腹空きました」


削板「はいはい、ちょっと待ってろ、すぐ作ってくるから」


ミサカ?「はい!」


削板「えっと・・・とりあえず、目玉焼きとハムでいっか・・・」


ミサカ?「・・・・・・」マダカナマダカナマダカナ


削板「・・・早めに作るからさ、じっとしててくれる?」


ミサカ?「はい」ウズウズ


削板「・・・・・・」


~数分後~


削板「ほれ」


ミサカ?「いっただっきまーっす!」バクバク


削板「落ち着いて食べないと、喉に詰まるぞ?」


ミサカ「」ピタッ
削板「おーい?ミサカさーん?」


ミサカ?「んんんんんっんーーーーーーー!」ドンドン

訳「喉につまったーーーーーーー!」


削板「ほれ、水」


ミサカ?「んぐんぐんぐ・・・」


削板「大丈夫か?」


ミサカ?「ありがとうございます・・・削板さん」


削板「これに懲りたら、飯は落ち着いて食べろよ?」


ミサカ?「はい」パクパク


削板(なんか忘れてる気がするな・・・ま、忘れる位ならそこまで大事な事でも無いんだろ)


ミサカ?「あの、削板さん」


削板「ん?何だ?」


ミサカ?「よければ、今日セブンスミストに連れて行ってください」


削板「ん、いいぞ?どこにでも連れて行ってやる・・・と、その前に掃除しないといけないけどな」


ミサカ?「はい!ありがとうございます!」

 

 



~約三十分後~


削板「おーいミサカ、そろそろ行くぞ?」


ミサカ?「はーい」


~セブンスミスト~


削板「そういえば、何買いに行こうとしてたんだ?」


ミサカ?「それはですね?前テロリストのせいで行けなったクレープ屋さんに行きたいのですよ」


削板「あーなるほどなるほど」


ミサカ?「というわけで、セブンスミストよりもそっちに行きたかったんですよ」


削板「んーといってもな、毎日あそこに居る訳じゃないしな」


ミサカ?「なら第七学区中歩き回って探しましょう」


削板「それでもいいんだけどな、まず昼飯にしようぜ」


ミサカ?「ああ、そういえばもう十一時なんですね」


削板「そこでだ、ここから歩いて十分位の、新しく見つけたモツ鍋に行こうと思うんだが、どうだ?」


ミサカ?「はい!ミサカモツ鍋っていうのを食べた事が無いんですよ、楽しみです」


削板「よし!じゃあ行くぞ!」




~新しく見つけたモツ鍋屋~


削板「モツ鍋二人分お願いします」


店員「はーい」


ミサカ?「そういえば削板さん」


削板「ん?何だ?」


ミサカ?「モツ鍋って何ですか?」


削板「それはだな、豚の内臓を味噌で煮込んだ鍋の事だ」


ミサカ?「豚の内臓ですか・・・」


削板「ああ、内臓って所に嫌悪感を示す人も居るんだがな、それがまた旨いんだよ」


ミサカ?「じゃあ楽しみに待ってます!」




~約二十分後~


削板&ミサカ?「「ごちそうさまでした」」


ミサカ?「モツ鍋美味しかったです」


削板「そりゃあ良かった」


ミサカ?「さて、次はクレープ屋さん探し!」




~三十分後「第七学区の外れ」~


ミサカ?「うー・・・見つかりません・・・」


削板「・・・どこに居るかな」


ミサカ?「しかし!ここで諦める訳にもいかないのです!」


削板「おお、中々良い根性だ」


ミサカ?「女の子たるもの!甘い物に対する執着は激しいのですよ!」


削板(俺は甘い物より辛いのとか苦いのの方が好きだけどなー)


ミサカ?「と、言う訳で、クレープ屋さんどこですかー?」


~更に三十分後「第七学区ビル街」~


ミサカ?「きたー!やっと見つかりましたよ!クレープ屋さん!」


削板「おーこんな所に居たとはなぁ・・・(あー疲れた)


ミサカ?「えーっと何々?・・・二十分待ち?一時間も歩いたのに!」


削板「おいおい・・・女の子の甘い物に対する執着は激しいのですよ!って言ってたのは、どこのどなたでしたっけー?」


ミサカ?「ええい!並んでやりますよ!そうです!女の子の甘い物に対する執着は激しいのですよ!」


削板(えー・・・本当に二十分も並ぶのかよー)

 

 

 

~本当に二十分も並びました~


ミサカ?「美味っしいー!」バクバク


削板(俺は甘い物好きじゃないんだけどナー)


既に一つ食べつくしたミサカさんはすぐさま二つ目に取り掛かる


削板(こんな甘い物を十五個も買うとか・・・正気の沙汰とは思えない・・・)


ミサカ?「ん?この納豆入りのクレープ、地雷かと思いきや中々・・・」


削板(なんでそんな地雷臭のする奴までかっちまうのよー)


約五分後


ミサカ?「うん!満足!」


削板「うわー・・・」


ミサカ?「・・・・・・何ですか?そのジトーっとした目は?」


削板「・・・太るぞ」ボソッ


ミサカ?「ふとっ!・・・女の子に対して太るは禁句です!」


削板「さいでっかー・・・と、どうする?帰るか?」


ミサカ?「そうですねー、目的は果たしましたし、疲れちゃいました」




~削板宅~


削板「あー疲れ・・・」


ミサカ?「あれー?根性さえあれば疲れる訳が無いって言ってたのは、どこのどなたでしたっけー?」


削板「る訳無いだろう?根性があれば・・・なん・・・とでも・・・なる・・・のだ・・・」バタリ


ミサカ?「って削板さん!?大丈夫ですか!?」


削板「・・・大丈夫だ・・・根性で・・・根性で何とかなる・・・」


ミサカ?「凄い熱ですよ!とりあえず、ベットで横になっててください!」


削板「・・・大丈夫だって・・・俺の根性にかかれば・・・熱なんざ・・・」


ミサカ?「あーもう!早くベットに行って下さい!」


削板「ふぁい・・・」ヨロヨロ


ミサカ?(まさか削板さんが病気になるとは・・・)


ミサカ?「・・・・・・ってどうしましょう!私料理出来ないんですけど!」


~軍覇君のお部屋@ベットの上~


削板(・・・そうだった・・・ミサカは重度のメシマズだったッ!)


ご飯を食べられないという、恐ろしい事実に、二人は戦慄した
ミサカ?「あれ?風邪薬ってどこだろう・・・」




~軍覇君のお部屋~


ミサカ?「削板さーん、風邪薬ってどこですか?」


削板「風邪薬?・・・って何だ?」


ミサカ?「・・・へ?」


削板「この病気の症状が風邪ってモンなのか?」


ミサカ?「削板さんって、風邪引いた事無いんですか?」


削板「ああ・・・子供の頃から体が丈夫な事が自慢だったからな・・・」


ミサカ?「うーん・・・どうしましょう、よし、私が風邪薬を買ってきます」


削板「ああ、悪いなミサカ・・・」


ミサカ?「いえ!居候している身として、こういう時にこそ役に立たねば!」


削板「ありがとうな・・・」


ミサカ?「では、行って来ます」


削板「いってらっしゃい・・・」




~第七学区セブンスミスト~


ミサカ?「うーん・・・薬屋さんってどこだろう・・・?」


ミサカ?「あ、案内板があるじゃないですか、えっと、この階の・・・って反対側じゃないですか、急がないと・・・」


~第七学区セブンスミスト一階薬局~


ミサカ?「えーっと、風邪薬風邪薬・・・あった、これだ」


ミサカ?「これくださーい」


店員「はい、五百円になります」


ミサカ?「これでいいですか?」


店員「五百円、ちょうどお預かりします、レシートはどうしますか?」


ミサカ?「あ、大丈夫です」


店員「畏まりました、お買い上げありがとうございます」


ミサカ?(買い物なんて初めてだから緊張したー、でも無事に買えて良かったな、早く帰ろうっと)


~削板宅@キッチン~


削板「今の内に・・・何か食べておかないと、大変な事になる・・・」バタリ


お腹が空いたからご飯を作ろうとしてキッチンに向ったのだろうが、流し台の前で力尽きているのを、帰宅したミサカが発見したという








~二日後~


ミサカ?「風邪が良くなって、良かったです」


削板「ああ、ありがとうなミサカ」


ミサカ?「どういたしまして、そして早速で悪いんですが・・・お腹空きました」


削板「ああ、分かった、じゃあ飯食ったら、しばらく行けなかったし、記憶を取り戻す手がかりを探しますか?」


ミサカ?「はい!」


~十数分後~


削板「よし、こんなモンだろ」


ミサカ?「これは何ですか?」


削板「卵焼き、豚の生姜焼きと適当にサラダだ」


ミサカ?「生姜焼きですか・・・」


削板「旨いから食ってみろ?」


ミサカ?「はい!いっただっきまーす!」バクバク


削板(相変わらずはえー・・・)


ミサカ?「んー!生姜焼き美味しいです!」オカワリ!
削板「そう言うと思って沢山作っといたから、安心しろ?急ぎすぎると前みたいに喉に詰まらすぞ?」


ミサカ?「大丈夫ですよ!詰まらせないコツは学び・・・ま・・・し・・・んー!」


削板「・・・ほら、言わんこっちゃ無い・・・ほれ、水」


ミサカ?「すみません・・・」ゴクゴク


削板「さて、俺もおかわりと・・・」


ミサカ?「あー・・・また酷い目にあった・・・」


削板「これは自業自得だろ?」


ミサカ?「まぁそうですけど・・・」


削板「どうする?まだあるけどおかわりするか?」


ミサカ?「勿論!」


削板「はいはい・・・」フトルゾ


ミサカ?「・・・・・・」


削板「あのー・・・ジトッとした目で見ないで下さい・・・」


ミサカ?「だから女の子に太るは禁句です!それにまだ私は成長期なので大丈夫です!」


削板「はい・・・分かりました、以後気をつけます・・・」
~数分後~


削板&ミサカ?「「ごちそうさまでした」」


削板「さて、掃除もしてしまわないとな」


ミサカ?「お手伝いします!」


削板「おお、助かるな、ありがとう」


ミサカ?「居候として(ry


削板「はいはい、恒例の決め言葉はおいといて、掃除機でゴミを取っちゃって」


ミサカ?「はーい・・・ってあれ?ボタン押しても何も起きないんですけど・・・」


削板「ああ、コンセントが刺さってないんだな、貸してみろ」ブイーン


ミサカ?「おお!凄い、動いた!」


削板「掃除機使った事無いのか?」


ミサカ?「それが分からないんですよねー」


削板「じゃあ早く取り戻さないとな」


ミサカ?「そうですよねー、こういう時困っちゃいますもん」


削板「じゃ、早く掃除終わらせて行かないとな」
~十数分後~


削板「準備出来たか?」


ミサカ?「はい!準備万端です!」


削板「じゃあ、セブンスミスト周辺は行ったから、今度は詳しく見て回れなかった、外れの方に行ってみるか」


ミサカ?「はい!」


~第七学区外れ~


削板「どうだ、何か思い出せそうか?」


周りにあるのは、他の学区と第七学区を繋ぐ、モノレールの軌条、駅や学校も近くに無い為、人は少なく居るのはスキルアウトばかりだ


ミサカ?「うーん・・・どうでしょう、よく分かりません」


削板「そうか・・・じゃあどうするか」


ミサカ?「きゃっ」


削板「どうしたミサカ?」


スキルアウト1「よぉ・・・お嬢さん方・・・」


スキルアウト2「お前ら金持ってそうだな、金寄越せよ」


スキルアウト3「俺達はレベル3の発電能力と発火能力、念動力なんだ、大人しく従った方が身の為だぞ?」
削板「ふーん、で?」


スキルアウト1「お前状況分かってんのか?三対二だぞ?」


削板「そうだな」


スキルアウト2「そして三人ともレベル3なんだぞ?」


削板「それはさっき聞いた」


スキルアウト3「俺達の手にかかれば、レベル5なんて目じゃないんだぞ?」


削板「ふーん、じゃあそのレベル5ってのは、結構な腰抜けなんだろうな」


スキルアウト1「あぁ?」


削板「実は俺レベル5の第七位なんだが・・・試してみるか?」


スキルアウト2「面白いじゃないか、本当にレベル5か試してやるよ!」


三人が同時に削板に向けて能力を発動させたが・・・・・・




~数秒後~


スキルアウト123「「「・・・・・・・・・・・・」」」プスプス


削板「だらしねぇなぁ・・・お前らには根性ってのが無いのか?よし、ミサカ、行くぞ?」


ミサカ?「は、はいっ」
~第七学区外れ~


削板「次はどこに行くかなぁ・・・とりあえず学校でも回ってみるか」


ミサカ?「はい」


~第七学区@とある高校~


削板「ちょうど体育の時間みたいだな」


ミサカ?「そうみたいですね」


???
「そうだそうだ、子猫ちゃん達ー」


削板「なんですか?月詠先生」


二人の後ろから着いて来るのは、身長が130㎝程しか無く第二次性徴期に入る前の女の子の様な声をした、月詠小萌先生?である


月詠「今体育の授業をやっているのですが、見学していきますか?」


削板「ああ、ありがとうございます、ではお言葉に甘えて」


月詠「了解なのです、では黄泉川先生に伝えてくるので、グラウンドで待っていてください」


削板「はい、分かりました、じゃあミサカ、行こうぜ」


ミサカ?「はーい」
~第七学区@とある高校のグラウンド~


月詠「と言う訳なので、そろそろ見学しに来る筈なのです、そこで上条ちゃんに付き添ってもらおうと思ったんですけど・・・」


吹寄「それが、あのバカ、今日も学校に来てないんですよ」


月詠「うーん、またですか?来なくなってからもう一週間経つので、先生心配です・・・」


青ピ「あんの天然フラグメーカー野郎!小萌先生を泣かせるなんて!絶対に許さないでー!」


吹寄「お前は黙ってなさい!」


月詠「困りましたねー・・・じゃあ仕方無いので、吹寄ちゃん、お願いできますか?」


吹寄「はい、学級委員の役目ですから、任せてください」


月詠「じゃあお願いしますね?あ、そうだ、今回の見学者は男の子一人と女の子一人です、青髪ピアスちゃん?暴走しちゃいけませんからねー?」


青ピ「小萌先生のお願いなら暴走はできへんなー・・・」


月詠「じゃあ、お願いします、次の授業!おくれたらすけすけみるみるの刑なのですよー?」


生徒一同「「「はーい」」」青ピ「小萌先生にやって貰えるなら遅れていくわー」


月詠「ああ一つ言い忘れてました、次の授業は見学者の方も一緒にやるので、すけすけみるみるは災誤先生にやって貰います」エー


月詠「そ・れ・と・青髪ピアスちゃんは遅れてくるって言っているので、すけすけみるみるの刑は確定ですよー」


青ピ「・・・・・・・・・・・・」ワーアオピガクズレオチター
~第七学区@とある高校~


黄泉川「お前達が今回の見学者じゃん?」


削板「はい、そうです」


ミサカ?「はい」


黄泉川「名前聞いてもいいじゃん?」


削板「俺は削板軍覇です」


ミサカ?「ミサカはミサカです」


黄泉川「削板にミサカか把握したじゃん、じゃあ皆が待ってるから、早くグラウンドに行くじゃん」


削板「はい、よし、行くぞミサカ」


ミサカ?「はーい」




~第七学区@とある高校のグラウンド~


削板「えーっと、今回見学させて頂く、削板軍覇と」


ミサカ?「ミサカです」


吹寄「私は今回案内させていただく、学級委員の吹寄制理と」


青ピ「青髪ピアスやで・・・」
削板&ミサカ?「「よろしくお願いします」」


吹寄&青ピ「「こちらこそよろしく」」


黄泉川「よーし、挨拶はこの位にして、授業を始めるじゃん!まずは校庭十週!」


削板「校庭を十週って大丈夫か?ミサカ」


ミサカ?「やってみないと分からないですね・・・」


削板「そうか?無理はするなよ?」


吹寄「私はミサカさんに付くから、青ピは削板君に付いてね」


青ピ「はい・・・」


削板「改めてヨロシクな!俺は削板軍覇だ」


青ピ「僕は青髪ピアスちゅうねん・・・青ピって呼んでや・・・」


削板「どうした?元気無いな?」


青ピ「実はな・・・次の授業ですけすけみるみるが確定してるんや・・・それも小萌先生とじゃ無くて災誤やて・・・」


削板「すけすけみるみる?」


青ピ「所謂目隠しポーカーって奴や・・・」


削板「あー・・・目隠しポーカーは小さい頃に良くやったなー」
校庭二週目突入


青ピ「得意なんか?」


削板「やってた頃は勝率九割って所だったっけかなー」


青ピ「きゅうわり?」


削板「うん、九割」


青ピ「・・・・・・・・・」


削板「?」


青ピ「ああそうや、削板クン」


削板「どうした?」


青ピ「削板クンの能力ってなんなの?」


削板「念動砲弾だ」


青ピ「念動砲弾?」


削板「詳しい原理だとか仕組みだとかは分からないが、まぁ念動力みたいな物だ」


青ピ「使ってみてくれへん?うちの能力肉体強化なんよ、的にしてくれて構わんからさ」


削板「いいけど・・・危ないから、控えめにな」
青ピ「ありがとうな!削板クン!」


削板「じゃあいくぞ・・・すごいパーンチ!」


いつかと同じように、突き出した右腕から衝撃波が放たれ、青髪ピアスに直撃した


青ピ「あれ?」


そしていつかと同じように、肉体を強化した筈の青髪ピアスを吹き飛ばした


青ピ「あーーーーーれーーーーー!」ドシャ


生徒「ウワ!アオピノヤツガフットンデキタ!


削板「え?強化してるんじゃなかったの?」


ミサカ?「って!何やてるんですか!削板さん!」


吹寄「すまん!あの野郎がいらん事を!」


削板「え?え?」


青ピ「手加減してって言うたやーん!」


削板「いや・・・十分に手加減したつもりなんだけど・・・」


黄泉川「そこ!何やってるじゃん!ちゃんと走るじゃん!」


姫神「ふふふ、また私は空気、なれっこだから、大丈夫だけど・・・」

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。