上条「なんだこのカード」 > Season1 > 01


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上条「ただいまかえりましたよっと」

禁書「当麻になにか届いてるんだよ。ジャッジメントからなんだけど、当麻はついに犯罪行為ま

で助けちゃったの?」

上条「流石にそこらへんのメリハリはつけてるんですが・・・ってこれ拾得物のお知らせじゃな

いか。喜べインデックス!6月に落とした財布が見つかったって」

禁書「当麻にしては運がいいね。とにかく早く取りにいくんだよ!私はアイスを所望してるんだ

よ」

上条「おいおいさっそく食いつぶす気かよ。って駄目だ。もう受付時間過ぎてやがる。」

禁書「当麻のバカ。もっと早く帰ってくるんだよ。これじゃあイギリスに行く前の最後の晩餐が

いつもの野菜炒めだけになるんだよ!」

上条「あれ?イギリスに帰るのか?」

禁書「当麻は本当にバカなんだね。昨日の晩に言ったんだけど!聖ステパノの殉教祭があるんだ

よ!」

上条「ああー昨日は課題の事しか頭になかったからなあ。ごめんな。それでいつ行くんだ」

禁書「覚えてすらいないなんて…明日からなんだよ。昼には迎えが来るはずなんだけど」

上条「明日か。学校あるし見送り出来ないな。すまんインデックス。あと、出来れば明日の朝も

なしにしたいんですが」

禁書「それは許さないんだよっ!」ガッ

ギャース!フコウアアアアアアアア!!

土御門「いつも通りうるさいお隣さんだぜぃ」

 

 

 

翌日、放課後


いつもの公園のそばのジャッジメントオフィス

正義「はい。こちらになります。16学区で落としたようですね。」

上条「ありがとうございます!」

正義「こちらにサインをお願いします。以後気を付けてください…はい、次の方どうぞ」

上条、オフィスから出る

上条(16学区で、ねえ。というかこんな財布見覚えがないんですが。記憶喪失前に落としたのか

?再発行前の学生証入ってるし)

?「ぉーぃ。アンタ今から暇?」

上条(でも昔の俺はそこまで金に困ってなかったんだな。結構な額入ってるし。正直この臨時収

入はありがたいところですが)

?「おーいってば!」

上条(しかしなんだか嫌な感じがするなこの財布。記憶が無いのに、この感じはなんだ?)

?「毎度毎度無視すんなやゴラァアアア!」ビリビリバキューン

財布を持ったまま右手を出す上条

上条「うおおおお!またかよ。なんでお前は挨拶がてら電撃を出すんだ!上条さんの超反応が無

ければ皆消し炭ですのよ!」

御坂「気持ち悪い喋り方するなっ!アンタが毎回無視するのが悪いんでしょ!ってアンタの手に

持ってるもの大丈夫?」


上条「…あぁ。あああああ!諭吉が樋口が稲造があああああああ!落とした財布に大金が入って

るなんて、やっぱり上条さんには身にあまりすぎる幸運だったってことですね!神よ!私は今貴

方が憎い!」

御坂「ごめんなさい。今回は私のせいだわ。代わりに何か買ってあげるから、許して。」

上条「いや、もういいんですよ。どうせなんかの不幸が重なって無くなるんだろうなあって薄々

感じてましたから。」

御坂「でもそういうわけにも。流石にアンタの台所事情はわかってるし。そ、その…せっかくの

デートチャンスを…あれ?何か顔出してるわよ、その財布?から」

上条「あれ?本当だ。なんかきつく縫ってあってとれないな」

御坂「ちょっと貸してみなさい。…ほらとれたわよ?銀行のカード見たいね。日本語書いてない

けど」

上条「便利だなその電磁カッター。ふむ、俺こんなカード持ってたかな?」

御坂「書いてある名前もおかしいわね。アモト・ジョイマク?誰かしら」

上条「俺の財布に入ってたってのは多分俺のものなんだろうけどな。もう夕方だし明日銀行の受

付に行って聞いてみる。銀行行けばどこのカードか聞けるだろうし」

御坂「それがいいわ。じゃあお詫びの品!買いに行こう」

上条「だからいいって。」

ソウイウワケニモイカナイノ!イランッテ!イイカラクル!

青ピ「毎度のことながら羨ましすぎる奴やわホンマ」

 

 

次の日 学校 

朝礼にて

風紀委員「最近学校内で携帯用ゲームを持ってきて遊んでいる人が多く見られます。生徒手帳に書いてあるように学習に必要のないものを学校にはもってこないように!」

教室戻って

青ピ「中学生でもないのに全校朝礼でいうことやないやろ~」

土御門「学習に不要なものって言ったら財布の中に近藤無を入れておくのはどうなんだにゅー」

上条「一応不純物ではあるな」

土帝「じゃあまずかみやんの財布をチェックだにゃー」

上条「残念ながらそういうことをする縁の無い上条さんの財布には何もありませんよ」

財布を見せる

青ピ「かみやん財布変えたんやな。まあどうせすぐにボロボロになるんやろうけど」

上条「ああ、昨日変えたんだよ。どうだ、なにもないでせう」

土御門「流石に近藤さんはないけども、これはなんだにゃー?」

財布の定期入れのところに御坂と上条が写ったプリクラが

上条「それは…」

土御門「なんだかんだでちゃっかり青春してるんだにゃー。しかも常盤台との2ショット。これは明らかなうらぎりなんだにゃー」

飛びかかる土御門

上条「ちょっと待て、俺はそんなプリクラ入れた覚えは無い!多分御坂が勝手に入れたんだ!その財布昨日買ってもらった奴だし!」

土御門「なおさら悪いにゃー」

青ピ「そうやって僕らに隠れて女子とにゃんにゃんしてるなんて天罰が必要やなぁ」

他男子「もう許せぬ!神はなぜかのような格差社会を許すのだ!」

ワーワーギャーニャ-ギャーワーギャーアッイインチョウダニゲロ

青ピ「そいえばこの外国語ばっかのカードどうしたん?」

上条「ん?あぁ拾ったんだよ。帰りにでも風紀委員のとこに送ろうかと思ってたんですよ」
上条(記憶喪失とバレかねないような根は絶たなきゃな)

青ピ「…そうなんや。ちゃんととどけときやー」

 

 

放課後~電車で移動中~

上条(さあて16学区へ行きますかね。間に合うと良いな。なんで学園都市なのに外部と同じで銀行の受付は5時までなんだ。これる奴少ないだろ)

上条(しかしながら、このカードなんだ?なんだか見覚えがあるような。記憶は無いはずなんだがな)

16学区

駅前三井○△銀行

上条(とりあえずこの銀行でいいか)

上条「すみません。ちょっと質問があるんですが。このカードを取り扱っている銀行ってどこなのかわかりますか?」

受付「…すみません。当店では扱っておりませんが、このカードはどちらで?」

上条「えっと、その、海外に住む叔父が口座を作ってくれまして、このカードが送られてきたんです。」

受付「そうですか、少々お待ち下さい。この学園都市内に支店があるのか調べます。」

上条「ありがとうございます。お願いします」

受付から離れて近くのイスに座る。週刊誌を手に取る

上条("UFOついに発見?!米加州で謎の物体発見"今まで見つかったことのない金属のような何かが見つかったっと?すぐに放射して消えたと?学園の外でもいろいろあるんですね)

受付「お客様お待たせいたしました。」

上条「はいはい。えっと、どうでしたか?」

受付「地図をお渡しします。この中央通りの沿線にあるこの場所ですね」

上条「分かりました。ありがとうございます」

プレディ・スイス学園都市受付

上条(ここか?地図的には此処だけど。何というか来た覚えがあるような、無いような)

上条「すみません。このカードなんですけど。」

受付「しばらくお待ちください」

窓の外

一方(なんデェ三下がこんなところにいやがるンですカァ?)

打止「早く行こうってミサカはミサカはうながしてみたり」

一方「あァ。そんな引っ張んじゃネェ」

 



受付「指紋・静脈の判定と筆跡鑑定を行いますので、こちらの装置に手をおいてください。・・・はい、ではこちらにサインをお願いします」

上条(いきなり精密な本人照合だな。昔の俺は何をしていたんだ?このまま調べれるだけ調べるとしますか)

受付「はい。照合しました。担当の者に引き継ぎます。こちらへどうぞ」

個別部屋

担当「こうして会うのは初めてですね。担当の者と申します。ご指示の通りここで預かっております物をお渡しします。これ以上の事はスイス本店での受付になりますので、ご予約を入れましょうか?」

封筒を貰う

上条「すみません。少々考えさせてもらっても?」

担当「構いません。それでは私は席を外しますので、何かあればこちらのベルをお鳴らしください」

上条「ありがとうございます」

上条(なんだか身分不釣り合いな感じの場所だ。この封筒には?)

中にはパスポート・一般的な銀行のカードと地図が複数枚、そして簡単なメモ

"脱出には『クラスメート』に注意しろ"

上条(なんなんでしょうね、これは)

上条(とりあえずこれ以上此処にいても仕方ない。出るか)

ベルを鳴らし、帰る旨を伝える。その際本店の予定はあるかと尋ねられたので、具体的には答えられないが、尋ねるかも知れないと伝えた。

担当「それでは今後も当銀行をご贔屓に」

帰り電車

上条(しかし"脱出"のメモと銀行のカード、そしてプレディ本店か)

上条(申請をだして外出は恐らく許可出ないだろうし)

上条(これは行くしかない、よな。明日からちょうど連休だし、禁書居ないし、都合がいい。使ってみますかね、この地図)

 

 

次の日 朝

「いらっしゃいませー」

上条(まさかこの俺がコンビニのATMでお金を引き出すという愚行に走る日が来ようとは)

上条「うおっ」

上条(10年分のインデックスの食費並みだなこれは。とりあえず10万ほどおろしておいてっと)

「ありがとござっしたー」

上条(しかし、今日まで記憶喪失を隠してきたけど、こんな大金を工面するような人的関係は恐らく無かったけどな)

上条(・・・まあ、とりあえずはどう脱出するかだな)

11学区と書かれた地図と

上条(ダム、だよなこれ。)

1号と書かれたダムの見取り図

上条(一体どうやってこっから出るんだ?矢印がある位置がどう見ても水車の部分なんですが)

上条(まあ行けば、わかる、よな。多分)

11学区行きのバスに乗る

御坂妹(11学区行き?彼の行動パターンには無いことですね。案外ダムフェチなのかもわかりません。彼の新情報ゲットです。さっそくネットワークに報告せねば。ついて行くのは無粋というものでしょうと(ry)

11学区バス停

上条(恐ろしいほどに人気が無いな。まあ全部機械制御なんだろうし。制御してる所でもないと人なんていないだろう)



上条(第一号はこっちの方向だな。お、ココから入るか訳かカメラも赤外線もないようだし、よく調べてあるなコレ。

ダム湖そばの空気取り入れ口から施設へ入る

上条(しかしこれはどう見ても不法侵入推奨方法なわけですが、大丈夫か。ってこれ明らかになんかの装置を壊して上から強引に何かをつけてるな)

上条(何度か使用されているんだなこの経路。俺が使用したのか?)

上条(あー真っ暗ですな。上に蛍光灯らしきものがあるけどスイッチが、っとあ?


ソコデ オトシアナ オチトハ ソウゾウ シテイナカッタ

紆余曲折の末水車部までたどり着いた。


紆余曲折の末水車部までたどり着いた。

上条(なんとかここまで来たけれど、ここまで明らかに破壊された跡のあるところばかりだ、そして明らかに歩きなれている感じがある)

上条(そしてその上これだ。謎の機械。ドラゴンボールのべジータが使ってたポッドみたいだな)

乗り込むと自然に蓋が閉まった。そして目の前のモニターに"触れろ"という英単語が浮かぶ。

機械音声「照合しました。Mr.アモト。学園都市にダミーデータを流します。都市に戻ってきた際はダミー終了のサインを出して下さい」

上条(アモト…ねえ?このカードにも書いてあるけど、ああこれ偽名ってやつだな。普通に逆読みすれば上条当麻だし。いやもっと捻れよ)

機械音声「それでは出発します。青梅線奥多摩駅のそばで1分停泊後潜航します」

ザプンドンブラコドンブラコ

上条(多分吐くなコレ)

ミサカネットワーク内

10032『上条当麻が11学区に向かいました。彼にはダムフェチの癖があるのかもしれませんと(ry』

10039『今まで彼を見てきましたがそんな傾向は見られませんでした。何かの見間違いではと(ry』

17600『それに今上条当麻はいつもの生活パターンで行動しています。今最寄りの銀行でお金をおろしたというログがここに』

10039『どうやら見間違いだったようですねと(ry』

10032『この私が彼を見間違うことなど…まあ見間違いと取るのが現実的ですねと(ry』

10032(しかしもし見間違いでなければ彼は一体どうして11学区などに)

成田

上条(何とかここまでこれましたが、欧州航路は高いです)

上条(まあ問題ないんだけどな)

ルルトハンザ受付

上条「チューリッヒまで片道、お願いします。」

受付「お急ぎですか?1時間半後の便からご搭乗可能ですが」

上条「あ、それでお願いします。」

受付「お支払いの方は?」

上条「クレジットで」

受付「かしこまりました。それでは発券致します。…カードをお返しします。チェックインはご搭乗60分前までにおすませ下さい。出発30分前からご搭乗を開始しますので遅れないようにお願い致します。それでは快適な空の旅を」

空港内移動中

上条(生まれて初めてのクレジットカード使用ですよ!)

上条(っと、ある程度ユーロも必要だよな)

上条「ユーロに両替お願いします。」

受付「レートは1ユーロ、115円となりますが、如何ほど御入用でしょうか」

上条「400ユーロで」

受付「200ユーロのパック二つでよろしいですね」

上条「それでお願いします」

受付「46000円となります。はい、確かに頂きました。またのご利用をお待ちしています。…次の方、どうぞ」

上条(ここまで怖いくらいに順調だな、誰かに見つかったわけでは無いし、部屋に脱出の痕跡はない。しかし、税関超える際は大丈夫なのか?都市の生徒が出国するという情報は国が管理伝達してるのか?あまり国と仲が良くないとは聞いているけど)

税関「パスポートを提示ご提示ください」チラ ジー チラ ジー

上条(この罪悪感は何なんでしょう。なんて不機嫌な顔してんだ、この丸いおじさまは。コレステロールばっかり取ってカルシウムとって無いんじゃないのか)

税関「スイスへ行く目的は?」

上条「あ、か、カンコウデス」

税関「んー、はい、ドスッ、どうぞ」

上条(ふー、無事突破できたか。あとは快適な空の旅ですな。あ、アメリカ?の印らしきものがありますね。しかも複数。一番最新なのは4月か。アメリカにも行くことになるのかね)


学園都市 土御門の部屋

土御門「今日は寝起きのギャーが無かったから寝坊したんだにゃー」

舞夏「だからって私が来るまでずっと寝てるのはめずらしいなー」

土御門「それだけお隣さんのクレイジーノイジーサウンドが恒常的ってことぜよ」

舞夏「そういえばお隣の前を過ぎるとかなり静かだったからなー誰もいない感じだったぞ」

土御門「暴食シスターは帰省中だし、部屋主は朝早くからどこかに行っていたようだからにゃー」

舞夏「それに気付くってことは朝一度起きてたわけだな?」

土御門「本音を言うとずっと起きてたんだぜい。メイドな妹に起こしてもらいたかっただけだにゃー」

舞夏「だったら寝起きのキスでもしたらよかったのかなーお兄ちゃん?」ウインク

土御門「うおおおおおおおお舞夏ああああああああああああ」
ルパンダーイブキャッキャウフフギシギシ

~省略されました~

 

夏の寮の側

舞夏「兄貴、もうここらへんでいいぞー」

土御門「わかったんだにゃー、世の中にはロリコンという危険分子がいるから気をつけるんだぜー?」

舞夏「兄貴はその危険分子じゃないのかなー?」

土御門「義兄妹なら無問題なんだにゃー。あとあまり簡単に"お兄ちゃん"って他人に言わないように!!!」

舞夏「それは兄貴次第なんだなー。じゃあバイバイ、お兄ちゃん」ニコッ

土御門「舞夏あああああ」ルパンダ ベキッ

~省略されませんでした~

上条の部屋前

土御門(まだ帰ってないとは、また何かに巻き込まれているのか、ツンデレL5の朝までコースか。なんにせよご愁傷さまだにゃー)

土御門部屋 ガチャガチャ バタム ガチャ

土御門(…最近かなり高度な技術を持った侵入者が都市へ入りこんでいるようだし、一応探査しておくべきだな)

パサパサパサ~ グェア ブホ ギギギ

 

夏の寮の側

舞夏「兄貴、もうここらへんでいいぞー」

土御門「わかったんだにゃー、世の中にはロリコンという危険分子がいるから気をつけるんだぜー?」

舞夏「兄貴はその危険分子じゃないのかなー?」

土御門「義兄妹なら無問題なんだにゃー。あとあまり簡単に"お兄ちゃん"って他人に言わないように!!!」

舞夏「それは兄貴次第なんだなー。じゃあバイバイ、お兄ちゃん」ニコッ

土御門「舞夏あああああ」ルパンダ ベキッ

~省略されませんでした~

上条の部屋前

土御門(まだ帰ってないとは、また何かに巻き込まれているのか、ツンデレL5の朝までコースか。なんにせよご愁傷さまだにゃー)

土御門部屋 ガチャガチャ バタム ガチャ

土御門(…最近かなり高度な技術を持った侵入者が都市へ入りこんでいるようだし、一応探査しておくべきだな)

パサパサパサ~ グェア ブホ ギギギ

 

 

深夜

土御門(まさか学園都市どころか日本にすら、とはな。経路的には自分で行ったと考えるのが妥当)

土御門(しかしダムから脱出とは…どこかのスパイのような動きだな。とても一人で動いたとは思えない、が)

土御門(あいつが昨日使った端末の履歴は)

カチャカチャ ッターン!!

土御門(…スイスだと、まさか欧州とはな。行動力を侮ったぜよ)

ブハァ ゲホッ ゴホッ ジワァ

土御門(意識を保つのが難しくなってきた、が最低限近場のイギリスへ連絡しなくては)

カチャカチャ ッターン!!

土御門(探索に全力を出しすぎた、ようぜ、YO)ドサ


大聖堂内

ステイルの携帯端末に暗号化されたメールの着信が入る、が

ステ「インデックス、それはまだ下ごしらえが終わってないんだが。それに君は装飾担当だったはずだよ」

禁書「味見が大切ってことを当麻の料理から学んだんだよ!それに私の身長で届く範囲の装飾はすでに終わってるんだよ」

ステ「そのためにその脚立が用意されていたはずなんだが、まあいい。とりあえずその皿から手を離そうか」

禁書「うるさいんだよ。高い装飾はステイルの方が効率よくできるんだよ」

久々の禁書との絡みに幸せを感じていてそれどころではなかった。

 

チューリッヒクローデン空港

機長「We hope your good travel, thank you.」

上条(10時間超のロングフライトon the エコノミー席、ここまでのものとは)

上条(早すぎるのもあれですが、これもまた嫌だ。金には余裕あるわけだし帰りはビジネスにしよう!この際額には目をつむるっ!)

上条(でもアメリカ行くかもしれないし無駄使いは避けるべきでしょうか…悩むところです)

ドスッ

customs「...Next」

上条(どこの国も丸いおっさんやおばさまですか。これだけは万国共通なのですなー)

上条(しかし付き添いなしってのは不安だ。読めん。とりあえず電車のマークにしたがって歩こう)

1時間後

上条(ようやく着きました。そしてここでもドイツ語ばかり。日本であらかじめ調べてなければ酷い目にあってましたよ)

上条(HBSZU、HBSZU…これだな)

ゴトン ゴトン ガー
上条(結構寒いのに薄着が多いな。露出も中々。お姉さん天国ですぞ)

プシュー
上条(ココだよな?)

上条(地図地図っと)

上条(しかし、こいつら見境なくイチャイチャチュッチュしてますな。夜だから見えないってか?日本人なら軽くイラッとくるんじゃないでしょうか)


土御門in Japan「お前が言うな!…ムニャー」zzZ

上条(プレディ・スイスは、ここ、だよな?思っていたより小さい)

上条(さてココが一番の難関だ。ドイツ語喋られたら厳しい。)

ウィーン

上条(当って砕けてみますかね)

上条「え、Excuse me?」

白人のミドルエイジのおじさま「Welcome to Predit Suisse.... May I speak in Japanese?」

上条「お、おっ、おーいえす。ニホンゴオネガイシマス」

白中男「分かりました。それでは、本日はどのようなご用件でしょうカ?」

上条「口座の確認がしたいのですが。」っカード

白男「チラッ ペラッ …ご予約されております。それではこちらにお手をお願いします。それでは、少々お待ちくださいMr.Amot」

上条(うわぁ嫌な汗かいてる。背中べとべとだ)

白中女「それではこちらへ、Mr。」

コツコツコツ
ロビー⇒小個室⇒個室

白女「こちらになります。」

机の上には、小箱・明細・厚めの封筒

上条「ここで見ても?」

白女「畏まりました。私は外で控えております。時間は取ってありますのでごゆるりと。」

上条(…封筒を見るのは気合いがいるな。まずは当たり障りのなさそうな明細を。ありがたいね日本語にしてくれてる)

200,000ユーロ、1000,000ドル、5000,000円、ポンド、ルーブル、ルビー、レアル、etc

上条(ざっと3億円分?ぐらいだな。これ本当に俺か?他人の口座でしたとかじゃないよな)

上条(…ふぅ。じゃあ次はこの小箱かな。少し重たいがなんだろ)
カパッ
上条(ってただのペンじゃねーか。拍子抜けだな)

上条(ちょっと高そうだけど、怪しいところはない。普通の万年筆だ。インクは?…ん?)
ポロリ
上条(二重底とはね。かなり薄いし、気が付かなくてもおかしくはないな)
板が隠されていた
上条(プラ板?)
パキッ
上条(二枚に割れた?なにかを挟んでいたのか)

上条(なんだこの薄い膜は?オブラート?)
舌にのせる
上条(ビンゴ!溶ける溶ける。思わず全部いってしまいましたが、ボンタン飴二つ分くらいだな)

上条(この箱は捨てるとして、万年筆は貰っておこう)

上条(あとはこの封筒。なんの資料だ?)

Examinations of The Opposite, Specifications of AS-T-2, ORDERS

上条(″相対するもの″研究書、AS-T-2仕様書、指令書…)

上条(ひとつは俺のデータ…若干今と能力が違うぞ?)

上条(二つ目は、なにかの装置の仕様書みたいだな)

上条(三つ目は指令書、拉致とか奪取とか物騒だな)

上条(これらは後で読もう。気になることもあるから、都市に帰るとして、金を使いやすい口座にある程度うつしておこう。またすぐ飛行機に乗るのもあれだし、こっちに泊まっていこうかな)
ガチャ
上条「すみません。換金と振り込みをお願いしても?」

白女「かしこまりました」

深夜 学園都市 カエル病院 カルテ管理室
ペラペラ パタン
?(どうやら予想が当たっていたようや)

?(あのカードは僕らの活動資金の振込先で個別に持っているもの)

?(それをまるで知らないようなあの扱い。今まで薄々と感じてはいたが)

?「記憶喪失とはエージェント失格やで、かみやん」

大聖堂

ステイル(気がつかなかったが、大分前に土御門から連絡が届いていた)

ステイル(魔術や肉声通信でなく暗号電文、ということは、誰かにてひどくやられたか、想定以上の魔術の使用か)

ステイル(カミジョウトウマ ミズカラ ガクエントシヲ シュッポン モクテキチハ スイスガ ノウコウ)

ステイル(スイス、か、あそこはあまり魔術の要素はないハズ。故に秘匿の潜伏先にはもってこいなのだが、彼がそんなことを知るハズがない)

ステイル(判断がしにくい上に、上条当麻のことなんて気にしたくはないが…一応連絡はしておこうか)

個室

ステイル「神裂、上条当麻がスイスへ向かった。1日近く前に土御門から暗号電文で届いたようだ」

神裂「スイスですか?土御門からの暗号電文ということは学園が都市側にも不測の事態のようですね」

ステイル「時間も経ってしまっているし、僕らが行って潜伏している連中や科学側の連中と争ってしまうのも面倒だ。ここは静観で良いと思うんだが、君は?」

神裂「そうですね。というより、目的も掴めない以上、それ以外の選択が無いようですが。それと、インデックスには黙ってきましょう。下手に心配させても仕方がないですし」

ステイル「それがいいね」
扉の外
禁書(とうまがスイスに?これは帰ったら問い詰めないといけないんだよ)

スイス 駅のそばのホテル

上条(このホテルで良いかな?)

上条「Ich mochte Sie fragen , Kann ich ein Zimmer borgen?」

受付「Ja. Zeigen Sie bitte einn Pas?」

っパスポート

上条(喋れるし、理解できる?)

受付「(以下ドイツ語)はい、結構です。それでは何泊の御予定ですか?

上条「一泊で」

受付「かしこまりました。お部屋にご案内します」

ボーイ「こちらです。お荷物を御持ちしましょうか?」

上条「いえ、自分で」
カツカツカツ
ボーイ「こちらになります」

上条「ありがとう」っチップ

ボーイ「(受け取る)こちらが部屋の鍵です。少し寒いですが朝のうちにチューリッヒ湖のほとりの公園を散歩すると気持ちがいいですよ」

上条「そうさせてもらいます。ところでピザとか頼めます?」

ボーイ「宅配のものなら用意できますが。お味の方は?」

上条「トマトソースのやつを10インチで頼みます。」

ボーイ「かしこまりました」

上条(なぜかわからないが、急にドイツ語が出来るようになった)

部屋の注意書を手に取る。次にドイツ語訳の聖書

上条(こっちに来て、最初はドイツ語なんて読めもしなかったが、今は読める。日本語と全く同じ要領で)

上条(何らかの身体的な変異が起きていることになるーまさか)

鞄の中から持ってきた封筒を取り出す。

上条(これだって英語だ。あんまりにも普通に読めたから気にならなかったが)

書類を取り出す

上条(″AS-T-2″Additional Supplement for Toma ver.2『我々が遂に完成させた量子コンピュータの弾き出した仮説によると、高位能力者の脳内または体内のどこかに能力を編み出す為の高度な演算処理部があるとなっている。DNA 情報によると原石:上条当麻は耐放射能能力が異様に高いため、高度処理演算部の発育生成は不可能であると判断された。故に造り出されたのがこのver.2である。ver.1はDNA 書き換えという危険な賭けの結果、身体能力,免疫能力,代謝能力の向上と神経伝達部の少々な高速化が得られた。しかしながら人間の生命力を根こそぎ奪いかねない部分のDNA 書き換えは原石の使用という面でとてもリスキーであることから、ver.2は高度演算処理部用として試作小型量子コンピューターの設置を主な目的とするナノマシン投与によるものである。摂取方法はver.1と同じく経口投与、セロハン状のシートを口内へ入れるだけとなっている』)

上条(つまり脳内に小型量子コンピュータが設置されたと。そしてすでにver.1というものが投与されていたと)

上条(英語情報は脳内メモリ領域から強引に取り出された情報から言語体型を作ったから読めたわけで、ドイツ語情報は街を歩いていて目や耳から得られた情報から言語体型を作り出し脳内記憶領域に保存したから使えた、というところだな)

上条(プリセットされた量子コンピュータの定義は小型でも高度処理が可能且つ自発的に思考し、プログラムを作り出したり、判断することができるというものとなっている)

上条(ということは二つ目の意識ができたということになるのか?待てよ…さっきのはドイツ語が必要という俺の脳からの情報からドイツ語体系の構築をしたのだとすると、補助的な役割でマスタースレーブ関係ということになるな)

上条(文脈的には俺の能力の拡大のためにとなっているが、まず俺の能力というのは…)

ドア<コンコン 除き穴を覗く

上条(ピザキター。食事によって血流と精神安定を図るべき、ですか。直接意見も言えるのね)

上条「(ドイツ語)どうぞ」

ピザ宅配「御注文の10インチトマトソースピッツァです

上条「ありがとうございます。いくらですか」

ピザ「12ユーロです。このビールはサービスです。お飲みください」
っ20ユーロ紙幣
上条「おつりはとっておいてくださいな」

ピザ「毎度あり!それでは失礼します。Mr.Amot」
この部屋を取るときに見せたパスは日本のものだ
上条「…!少し待ってもらえますか」

ピザ?「(英語)…記憶を失なっても問題は無さそうだな」

上条「どこの所属の人間だ」

?「大体想像できてるんだろう?そう気を立てるなよ。一応同僚なんだ、もっとフランクにいこう」

上条(パスポートの複数のアメリカ印、尋常じゃない財力、そして英語の研究書)

上条「Central Intelligence Agency …」

CIA 「ご名答。ではわかってもらったところで簡潔に言おう、学園都市の第二位を拉致しろ。殺しても構わないが5肢満足でだ。特に脳は傷をつけるなよ」

上条「第二位を?なぜだ」

CIA 「知らん。だが知っていても教えろと言う命令でもないかぎり教えんさ。まぁひとつだけ教えてやろう。」

上条「なんだ?」

CIA 「いつもとは出所がちがうのさ、この命令は」

上条「…俺が受けるとは限らないぜ?」

CIA 「わかってると思うが、お前がいるからDedicatus545には手を出してないんだぜ?今なんて絶好の好機のハズなのになぜ彼女の本を手にいれないのか」

CIA 「そしてなぜ記憶がなくなって組織に反抗的になってるかもしれないやつを野放しにしておくのか、なぜ銀行の口座が凍結されないのか」

CIA「勿論自分で首輪を着けちゃってるからだよなぁ」

CIA 「首輪つきなら主人の命令には従えよな!給料もいいんだし。幸運を祈る」
スタスタスタ

上条(学園都市からの脱出ルート、口座使用でバレバレだったわけだ)

上条(帰るしかないようだな、学園都市に)

スイス 朝 チューリッヒ湖のほとりの公園

上条(なかなかいい雰囲気だ。気が晴れる)

上条(…昨日の言い分だとCIA、むしろアメリカは魔術側にも興味があるみたいだな。しかし、ジェットラグと昨日のことで頭がハッキリしないな)

そこに完全に悪意があるとしか見えない動きでボトルが上条の足元に転がっていく

上条(転倒注意かぁ。ワックス塗り立てなんだろうなぁ…って危ねぇ!)
寸でのところで回避した
上条(視覚での警告に重大な不確実性を確認。聴覚へ直接伝達する方法に切り替えます。とな?)

上条が本来こけるハズだったボトルがランニング中の女性を倒す

上条「大丈夫ですか?」

背中から上条の胸元へ倒れた女性優しく抱き抱えながら、当麻は耳元へ囁いた。自然に、やらしさを感じることはなかった。

上条「危ないな。君の足が疲れてしまうまで、倒れないように見守ってあげようか?」

一拍おいて女性は真っ赤になって走り去ってしまった。

上条(朝の湿気は小鳥すら足を乱してしまうのだね…ん?)

上条(何ですか今の上条さんは!?キザなロマンチスト野郎じゃないですか!おい。なんかしただろ!)

(あなたの思う諜報員のイメージを表してみました)

上条(余計なことはしないで!お願いですから!あの人も逃げるように走っちゃったし)

(彼女も満更では無いようでしたし、あなたも目が覚めたでしょう?それに今の場合、下手にさわると捕まりますよ?)

上条(ああ、今捕まると学園都市からの脱走がバレてしまう。助かったのかもしれないか…)

(あなたの記憶と周りからの学習で人間関係、特に男女の仲というものを把握できました。そして一つだけわかったことがあります。あなた、ジェームズボンドになれますよ)

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