絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」 > 1スレ目 > 06


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~一週間後 隠れ家的喫茶店~

 


<カランカラン♪


番外個体「いらっしゃいませー♪」

常連A「おっ、ミサワちゃん、だいぶ営業スマイルが定着してきたね」

番外個体「営業じゃないんですけどねー。"いつもの"でいいですか?」

常連A「いや、ミサワちゃんのためにも売り上げに貢献しないといけないね。
     今日はピザトーストとアイスコーヒーにしておこう」

番外個体「はぁい、少々お待ちくださーい」


<カランカラン♪


番外個体「いらっしゃいませー♪」

結標「はーい、来たわよ」ノシ

番外個体「げっ」

結標「何よ、その反応」

 :
 :
 :

<カランカラン♪


番外個体「いらっしゃいませー♪」

一方通行「……やっぱ本物だよなァ」

番外個体「あ、また来たんだ」

一方通行「おィ、それが客に対する反応ですかァ?」

番外個体「ご注文は?」

一方通行「ホット一つ、マンデリンなァ」

番外個体「はーい、少々お待ちくださーい」
番外個体「お待ちどうさま」カチャ

一方通行「はいよォ」

番外個体「……ね、私もうちょいで昼休みなんだけど」

一方通行「だからなンだよ」

番外個体「ちょっと付き合ってくれない?」

一方通行「……チッ、メンドクセェ」

 

 


~しばらく後 とある公園のベンチ~


一方通行「でェ? なンの用だ?」

番外個体「…………」

一方通行「おィおィ、呼び出しといて黙秘ですかァ?」

番外個体「……一方通行」
一方通行(コイツ……しばらく見ねェうちにいい顔つきになったな)

一方通行「ンだよ」

番外個体「私、あなたに会いたくてロシアからここまで来たんだよ」

一方通行「へェ? 随分と物好きなこって」

番外個体「茶化さないで聞いて!」

一方通行「……悪ィ」

番外個体「それでね……なんで会いたいと思ったのか、この間まで分からなかった」

一方通行「……そンで?」

番外個体「ようやく分かったんだよ、あなたに対する私の気持ち」

一方通行「……一応聞いといてやらァ、満足いく答えが返ってくるとは限らねェがなァ」

番外個体「……そう。なら、単刀直入に言うね?」クスッ
番外個体「私、あなたの生き様をもっと見ていたい」

一方通行「なに?」

番外個体「だから、せめて、見えるぐらい近くに居たくて……」

一方通行「っ……」

番外個体「付き合えとか彼女にしろとか、それは分不相応だって 「おィやめろ」

一方通行「……本気で言ってンのか? 俺がテメェにどんな仕打ちしたか忘れたのかよ?」

番外個体「……最終信号を助けるために、私と闘ったんだよね」

番外個体「私が腕を折られたのも、何回も殴られたのも、そのためだよね」

番外個体「でも……最後には敵である私のことも助けてくれて」

番外個体「用済みになって処分されるしかなかった私を受け入れてくれたでしょ」
一方通行「…………」

番外個体「過去のあなたが何をしたのか、知らないワケじゃないよ」

番外個体「でも、私が実際に間近で見たあなたは、命を懸けて大切なものを護ろうとする不器用な人」

番外個体「壊すための存在として造られた私とは真逆の存在」

番外個体「そんな私でも、出来るのなら……」

番外個体「あなたみたいに、生きてみたいんだ」



一方通行「……へっ、やっぱ物好きだわ、オマエ」

一方通行「どこぞのヒーローとか、オマエのオリジナルとか、他に手本になりそうなヤツァいるだろォよ」

番外個体「かもね。でも、私が心を動かされたのはあなただけだよ」

一方通行「……そォかい。だったら好きなようにしやがれ」
一方通行「だがよォ、一つだけ気に食わねェな」

番外個体「な、なにかな?」

一方通行「自分のことを"造られた"とかいうのは金輪際やめろ」

番外個体「え、だって私は本来なら生まれt 「うるせェ!」

一方通行「ンな下らねェこと言うために命張って負の感情から開放されたのか? 違ェだろ?」

一方通行「こっちゃテメェが生まれた経緯なんざ知らねェし、興味もねェンだよ」

一方通行「テメェがテメェの意思でもってここで生きてる、それだけありゃ十分だろォ」

一方通行「少なくとも俺は……テメェのことを模造品だとか作り物だとか思ってねェ」

一方通行「二度と自分を軽く見ンじゃねェぞ。分かったなァ?」

番外個体「……一方……通行……」ポタポタ

一方通行「ばっ……オマエ、泣くヤツがあるかァ!」

番外個体「うっ……だって、私……ふぇ……ごめんなさい……」ガシッ

一方通行(こォいうのは俺の役じゃねェンだがな……今だけだぞ)ナデナデ

 

 

――世界の全てを憎んでいた。憎む以外の接し方を知らなかったから。

   死ぬまでのごくごく短い人生、目に映る物全てに憎しみを抱いて生きていく、ハズだった。

   そんな私が、騒々しい同居人達と騒ぎ合い、静かなカフェの店員をしている。

   世界にとってイレギュラーな存在の私が、普通の日常を送れるようになった。

   その何もかもは――




番外個体「あなたのせいだ……」ギュッ




――生き方を選ぶ自由があるのなら、この人のように生きてみたい

 

 

 :
 :
 :

一方通行「落ち着いたかァ?」

番外個体「うん……なんとかね」

番外個体「あ、そうだ、一方通行ちょっといい?」

一方通行「あァ? まだなンかあンのか?」

番外個体「」スッ

一方通行「? (ンで顔を近づけてきやがる?)」

番外個体「……少しの間、じっとしててね」

一方通行「あ? あァ」

番外個体「」グッ
番外個体「かみなりパーンチ」ビリバキッ

一方通行「がっ……!?」ビターン

番外個体「ロシアであなたにボコボコにされた分はこれでチャラね。
       女の子を加減なしで殴った罪は……あれ?」

一方通行「」ピクピクッ

番外個体「え、ウソ……一発で?」

 :
 :
 :

一方通行「いってェな! ンとによォ!」ズキズキ

番外個体「ごめんにゃさーい。まさか一発でのびるとは思ってなかったもん」

一方通行「こンのやろォ……もォ一回、体内電流と脳波いじって性格矯正する必要がお有りですかァ?」

番外個体「遠慮しときますぅ。むしろそれ、自分にやったら? そのひねくれた性格にさ」

一方通行「余計なお世話ですゥ」
番外個体「そうだ! そんなことより連絡先教えてよ」

一方通行「……しょォがねェなァ。携帯だせ」つ□

番外個体「はいはい……うん、通信完了」つ□ pi

一方通行「……あ? おィ、この三澤真琴ってのは誰だァ?」

番外個体「あ、それ私。学園都市IDゲットしたの」

一方通行「え? マジ? ンなことできンの?」

番外個体「カードもあるよ、ほら(スチャ)ミサカワースト、でミサワね」

一方通行「ミサカじゃねェのな。……あァ、だから一人称も矯正したのかァ」

番外個体「うん、そんなとこ……ねえ、何あなたのこのメルアド」

一方通行「うっせェなァ! クソガキが勝手に設定しやがったンだよ!」

番外個体「これはないわー」プギャー

一方通行「…………」ヒクヒク
一方通行「……あ、そ、そォいや、今日のコーヒー、オマエが淹れたんだろ?」

番外個体「? そうだけど、なんで分かったのかな」

一方通行「クッソ不味かったからなァ。この店は客に泥水を出すのかと思ったぜェ」ケラケラ

番外個体「は、はぁ!? やっぱあなたサイテーだ! 謝れっ! あなたを追ってロシアからやってきた私に謝れっ!」ポカポカポカポカ

一方通行「また近いうちに顔出すからよォ、それまでに腕上げとけ」ガシガシ

番外個体「っ……ちょ、髪グシャグシャになるでしょ……///」

一方通行「ン……そろそろ時間だわ。クソガキ迎えにいかねェと」

番外個体「クソガキって最終信号? 元気にしてる?」

一方通行「元気すぎてウゼェぐらいだ。……テメェのこと心配してたぞ、たまにゃァ子守でもしてやってくれ」

番外個体「そっか……分かった。その内ねって伝えといて」

一方通行「気が向いたらなァ」ノシ

番外個体「うん、またね」

一方通行「……おィ」

番外個体「?」

一方通行「なンかあったらいつでも連絡してこい。気分次第で手を貸してやらねェこともねェ」

番外個体「そう? じゃ、頼りにさせてもらうね」クスッ

一方通行「ンじゃな」



番外個体「……素直じゃないよね、お互いに」

番外個体「ありがとね、一方通行」

番外個体「…………さて、と」

番外個体「店に戻らないとね」

 

 

~同日夜 番外個体個室~


番外個体「…………」

 【携帯電話】

番外個体「…………」

 [[携帯電話]] <トーキヲカーケー アナターノ スーガタサーガーシ イーキテーキタ♪

番外個体「きたっ!」ピッ


  □ 新着メール 1件


番外個体「……メールだとキャラ変わるんだね」クスクス

番外個体「なんか嬉しいな。あの人のこと、また一つ知れたみたいで」カチカチ

番外個体「送信、と」ピッ


  ⇒ メールの送信を完了しました
絹旗「さて……滝壺さんに頼まれてた仕事を終わらせますか」

絹旗「裏庭の掃除でしたね、ええとホウキは……」ゴソゴソ

 

~きぬはた荘 裏庭~

 



絹旗「考えてみたら裏庭なんて普段使いませんね」ザッザッ

絹旗「どうりでゴミやら落ち葉やら、超たまってる訳です」ザッザッ

絹旗「む、空き缶? 誰ですか、人の家に投げ込んだバカは」


 トスン


絹旗「? 頭上に何か落ちて……?」

絹旗「」

絹旗「ぎゃーーー!! 虫ーーーーー!!!」

 :
 :
 :

絹旗「あぅぅ……この格好は失敗でした」

絹旗「脚を蚊に刺されまくり……かゆいです、超かゆいです」


 ガサガサッ


絹旗「? 何かいるんですか」


 ガサッ


絹旗「こっちから……?」

絹旗「どちらさんですか?」トテトテ


 シュバッ


絹旗「え? あっ……」

 

 

~同日夜 きぬはた荘 リビング~

 


番外個体「もうすぐメシだぞー」ガンガンガンガン

滝壺「あれ? きぬはたは?」

白井「靴はありましたので、自室にいらっしゃるのでは?」

婚后「具合でも悪いのでしょうか?」

海原「そんなまさか、元気だけが取り柄の方ですよ」

結標「それ、本人が聞いたらタコ殴りにされるわよ」

番外個体「見てこようか?」

滝壺「みさわは夕飯の支度があるから。私が行ってくるよ」
 コンコン


滝壺「きぬはた、もうすぐご飯だけど大丈夫?」

絹旗『た、滝壺さん!? はい、超「フニャー」大丈夫です!』

滝壺「……?」

絹旗『あっ、こら! 布団をかじっちゃダメですよ!』

滝壺「??」

絹旗『痛い! 痛いです! 頭に登らないでください!』

滝壺「???」

絹旗『あ、滝壺さん! 超すぐに行きますので!』

滝壺「? うん、わかった」~夕食~


結標「ねえねえ」ツンツン

番外個体「?」

結標「想い人には告白したの? 返事はどうだった?」

番外個体「」ブーッ

白井「んなっ!? お、大きいお姉様、どういうことですの!」

海原「なんと……ミサワさんにもそんなお相手が……?」

番外個体「ちょ、な……淡希、バラすなって約束だったよね!?」

結標「そうだったかしら?」

白井「是! 非! 詳しいお話を聞かせてほしいですの!」

結標「いいじゃない、私としてもあの第1位がなんて返したか気になるし」

海原「なん……だと……」

番外個体「」プルプル
<ワーワー
<ギャース
<ギャフン

婚后「あら? 絹旗さん、髪に何かついてますわよ……これは、動物の毛?」

絹旗「ち、ちょ、超違います! 白髪です! 最近増えてて困ってるんです!」

婚后「え……白髪、ですか……?」

絹旗「超白髪です!」

婚后「は、はあ……大変ですのね」

滝壺「……」



番外個体「あーわーきー!」グリグリ

結標「やっ、痛い痛い!」

白井(こんなときでも無闇に電撃を使わないあたり、お優しい方ですの///)

海原「だい……いちい…~きぬはた荘 キッチン~


番外個体「まーったく、もう……」カチャカチャ

滝壺「ねえ、さっき何の話してたの?」フキフキ

番外個体「…………ナイショ」カチャカチャ

滝壺「ちぇっ」フキフキ

絹旗「ミサワさん」

番外個体「わっ!」ツルッ

滝壺「あぶない」キャッチ

番外個体「び、びっくりさせないでよ……どうしたの?」

絹旗「超お腹が空きました」

滝壺「? ついさっきご飯食べたばかりでしょ?」

番外個体「ボケちゃった?」

絹旗「ボケてないです! いたって正常です! えと、その……超成長期なんです!」

番外個体「……まあ、とにかく何か食べたいんだね」
…」ポカーン

絹旗「はい、何かあれば……」

番外個体「パンかお菓子ぐらいしかないよ? あとは食材だけだし」

絹旗「むー(ゴソゴソ)あっ、これでいいです。持っていっても平気ですか?」

番外個体「? そんなもんどうするの?」

絹旗「食べます」

滝壺「そのまま?」

絹旗「はい」

番外個体「そのままで食べれるんだろうけど……まあいいや、中途半端に残ってたヤツだし」

絹旗「超ありがとうございます!」


 トテテテ...


番外個体「……自分の部屋で海苔かじるのかな……変な子」

滝壺「……」

 

 

~絹旗個室~


絹旗「さあ、どうですか? ホレホレ」

絹旗「おお、食べてます食べてます!」


 パリパリパリパリ


絹旗「いい食べっぷりですね。もう一枚いっときますか?」


 チョイチョイ


絹旗「そんながっつかなくても、海苔は逃げないですよ」


 パリパリパリパリ


絹旗「うは、超可愛いです……」ホワーン

<コンコン


絹旗「」ドキッ

滝壺『きぬはた、今大丈夫?』

絹旗「滝壺さん? どうしたんですか?」

滝壺『さすがに海苔だけじゃどうかと思ったから、飲み物とお菓子持ってきたよ』

絹旗「ええと、ちょっと待ってくださいね、今着替え中でしたので」

滝壺『お互いの着替えぐらい何度も見てるよ、私は気にしない』

絹旗「いや、その、人にお見せできる身体でもないので、超待って頂けると……」

滝壺『わかった、待ってる』

絹旗「ええと、どうしましょ……と、とりあえずここに入っててください」

絹旗「少しの間ですので、超大人しくしててくださいね」グイグイ
ガチャ


絹旗「ゴメンなさい、超お待たせしました」

滝壺「ううん、いいよ。ほら、みさわがカフェオレ作ってくれた」

絹旗「おお、現役カフェ店員のみさわさんの作ですか。超期待です」


<2ャーン


滝壺「?」

絹旗「」


<ガリガリガリガリ


滝壺「……」

絹旗「」ダラダラ

滝壺「きぬはた、何かいr 「超ごめんなさい!」

滝壺「何がいるの? とりあえず出してあげよう」

絹旗「は、はい……」


 パカッ


白猫「(・ω・三・ω・)」

滝壺「わ、猫だ。まっしろだね」

絹旗「今日、裏庭にいるのを見つけたんです。超可愛くてつい連れ込んで……
    首輪とかなかったので、野良だとは思うんですが……」

白猫「(* -ω-)」スリスリ

滝壺「きぬはたにすごい懐いてるね」
滝壺「飼うの?」

絹旗「う……」

滝壺「飼うのはいいと思う。みんながいいって言ってくれれば」

絹旗「い、いいんですか? 怒られるか反対されるのかと……」

滝壺「ちゃんとお世話できるんならね」

絹旗「します! 超します!」

滝壺「じゃ、この子をみんなにも紹介しよう」


 ツンツン


滝壺「?」

白猫「・ω・」ジー

滝壺「……か、かわいい……///」ズキュゥゥゥン

 

 

~きぬはた荘 リビング~

 


絹旗「という訳で、家族が増えます。どうか許可してください」ペコリ

番外個体「か、かわいい……触っていい? いいよね?」スッ

白猫「( ゚ω゚)」ビクッ

番外個体「えっ?」

白猫「(-ω-#)」ガクブルガクブル

絹旗「お、どうしたんですか?」

白井「大きいお姉様……これは発電能力者の方の宿命ですの……」

結標「ああ、身体から電磁波かなにか出してるのね」

番外個体「……お姉様のせいだお姉様のせいだお姉様のせいだお姉様のせいだ」ブツブツ

婚后「ミサワさん、黒いオーラを出さずに。今度わたくしのペットと触れ合いましょう」
番外個体「あれ? 婚后さんも何か飼ってるの?」

婚后「今は預けている身ですが……それはもう、すごく可愛い子ですのよ♪」

番外個体「へえ……じゃあ、楽しみにしてるね」

白井(婚后さんの……? まさか、エカテリーナさんですの?)

海原「皆さんの反応を見る限り、反対意見はないようですね」ナデナデ

白猫「(*´ω`)」ゴロゴロ

結標「そういえば、この子は名前なんていうの?」

絹旗「……言われてみれば、考えてないです」

滝壺「よし、今決めよう。みんなも考えて」

番外個体「名前、かあ」

白井「いざ考えてみると、なかなか浮かばないものですの」
結標 「メンチ」

絹旗 「メ、メンチ?」

結標 「ダメかしら? 美味しそうな名前でしょ?」

絹旗 「超ダメです! 非常食じゃないんですから!」

海原 「はい」 ノ

滝壺 「はい、うなばら」

海原 「クロコ、などいかがです?」

絹旗 「? 白いのにクロコなんですか?」

海原 「ええ、しろい(白井)のにクロコです」

白井 「」

白猫 「(・ω・三・ω・)」
番外個体 「クロコが二人もいたら、間違えそうだね」

絹旗 「そうですね……白井さん、名前変更って出来ます?」

白井 「なっ、なぜわたくしが変える側なのですか!」

婚后 「折角ですし、もう少しエレガンスさを取り入れませんと」

絹旗 「と言いますと?」

婚后 「エリザードとかいかがですか」ナデナデ

白猫 「(`ω´ )」プピー

婚后 「あら、お気に召しませんの?」

絹旗 「そこいらのミックスに付けるには、高貴すぎるかと……」

婚后 「うーん、残念ですわね」



エリザード 「いーっくしっ」

結標 「ちょっと気になったんだけど、この子は男の子なの? 女の子なの?」

滝壺 「どうだろう。ちょっとごめんね」ヒョイッ

白猫 「(*´д`)」

滝壺 「女の子だね」

海原 「では、名前も女性らしさがあったほうがいいでしょうかね」

番外個体 (全身真っ白……白い……一方通行……アクセニャレータ……)

結標 「真琴、それはやめときなさい」

番外個体 「なっ、なんにも言ってないよ!?」

結標 「その表情を見れば大体わかるわよ」ハァ

婚后 「?」
白井 「絹旗さんは、何か思いつきませんの?」

絹旗 「わ、私ですか? むう……」

滝壺 「<◯> <◯>」ジー

白猫 「(・ω・)?」

絹旗 「白猫……白き幸、ホーリーナイト」

結標 「それを言うなら黒き幸でしょ」

絹旗 「ではナイトロジェン」

番外個体 「ナイトロジェンって……窒素?」

白井 「ご自分の能力名から付けましたのね」

海原 「響きはいいですね、響きは」

 

 

~3時間後~


絹旗 「もう議論はつくしたと思います」

滝壺 「そうだね、あとは本人がどう思うかだね」

番外個体 「呼びかけてみて、返事してくれりゃOKなのかな」

結標 「じゃ、呼んであげましょうか」

婚后 「悪い名前ではないと思いますが」

海原 「こればっかりはやってみないと分かりませんよ」

白井 「じゃ、いきますの。せーの」





全員 「ユーリーコ」


ユリコ 「ミ^ω^)」ミャゥ
絹旗 「決まりですね。お前は今日からユリコです」ヒョイ

ユリコ 「(*´ω`)」スリスリゴロゴログリグリゴロゴロ

番外個体 (いーなーいーなー! すりすりぐりぐりしてもらえて超羨ましいなー!)

白井 「大きいお姉様、代わりにクロコがしてさしあげますの♪」スリスリ

番外個体 「なんで!? なんでみんな私の思考を読んでくるの!?」

結標 「貴女は顔に出すぎなのよ」

白井 「大丈夫、わたくしはそんな大きいお姉様を全力で応援しますの!」グリグリ

番外個体 「いいから離れて!」グイグイ

ユリコ 「∩(・ω・)∩」ヨジヨジ

絹旗 「わっ、ちょっと」

ユリコ 「( -ω-)=3」フンス

滝壺 「きぬはたの頭の上が気に入ったんだね」
絹旗 「これ、首が超疲れるんですが」

番外個体 「中身が軽い頭のほうが好みなんだね」

絹旗 「かっ、軽い!? 失礼な!」ウガー

番外個体 「ほらほら、暴れるとユリコ落ちちゃうよー?」

絹旗 「く、この……!」

番外個体 「( ゚3゚)~♪」

結標 「飼うのはいいけど、色々必要なものもあるんじゃない?」

滝壺 「そうだね、明日行ける人で買いにいこうか。きぬはたはゆりこと留守番ね」

絹旗 「超了解です!」

ユリコ 「( ^ω^)」ミャ

海原 「行ける人というと……」

白井 「わたくしと婚后さんは言うまでもなく学校ですの」

番外個体 「私はバイトだね」

結標 「じゃ、3人ね」

 

 

~翌日 とあるホームセンター~

 



海原 「昨夜、ユリコさんは結局どうしたんですか?」

滝壺 「きぬはたと一緒に寝てたよ」

結標 「もうすっかり仲良しね」

海原 「さて、そのお二人のためにも必要なものを揃えませんと」

滝壺 「何が必要かな」

結標 「……えーと、おやつ?」

滝壺 「……おもちゃ?」

海原 「……考えてみれば、僕らは猫の飼い方とかなにも分かりませんね」

結標 「動物を飼うなんて初めてだしね」

滝壺 「……先に探すものがありそうだね」

 

 

~本屋~

 


結標 「」パラ...パラ...

海原 「結標さん、それ子猫の写真集じゃないですか」

結標 「あまりに可愛くてね……」パラ...パラ...

滝壺 「あった、これでいいかな」

海原 「"ネコでも解るネコの飼い方"? いや、猫ご自身なら理解してそうですが」

滝壺 「でも、必要なことは書いてあると思うよ」

海原 「……おお、必要なもの、食べ物について、病気の対処……色々書いてますね」

滝壺 「まずはこれ買ったほうがいいと思う」

海原 「そうですね、これ1冊あればなんとかなりそうです」

結標 「」パラ...パラ...

 

 

~再びホームセンター~

 


滝壺 「ええとね」パラパラ

滝壺 「まずはご飯だね」

海原 「これでいいでしょう。安すぎず高すぎず、猫用と書いてありますし」

結標 「次は?」

滝壺 「毛布とかタオルケット」

結標 「それだったら家の余り物で代用できるわね」

滝壺 「次に、ストレス解消グッズ……遊び道具とかだと思う」

海原 「何種類か適当に選んでおきましょうか、飽きることもあるかもしれません」

結標 「あとは?」

滝壺 「……フードディッシュってなに?」
海原 「これでしょう。フードディッシュって書いてありますよ」

結標 「ああ、ご飯用のお皿のことね」

海原 「こんなもんでしょうかね」

滝壺 「あとは爪切り、シャンプー、くし、キャリーケース……」

結標 「いろいろ必要なのね」

~その頃 きぬはた荘~

 


絹旗 「」スピー

ユリコ 「」スピー
 :
 :
 :

滝壺 「色々買ったね」

結標 「いやー、こういうとき男の人が居ると頼りになるわー」

海原 「すいません、これ全部となるとなかなかの重さなんですが」

結標 「もう少しで家なんだから頑張って」

海原 「は、はぁ……結標さんの能力で飛ばせないものですかね」

結標 「こういう時間も大事なのよ。無闇に能力に頼るもんじゃないわ」

海原 「ははは、手厳しいですね」

滝壺 「大丈夫? 私はうなばらを応援してるよ」

海原 「ありがとうございます

 

 

~きぬはた荘 玄関~


海原 「ふー、やっと着きました」ドサッ

滝壺 「ただいまー」

結標 「戻ったわよ」


 トテテテテ


ユリコ 「三(*・ω・)」ミャー

結標 「あら、ユリコ?」

滝壺 「ゆりこ、ただいま」ナデナデ

ユリコ 「(*´ω`)」ゴロゴロ

海原 「しかし、こうやって改めてみると人懐っこい子ですね」

ユリコ 「(・ω・)」ピョーン

海原 「おっと?」キャッチ

結標 「あら、良かったじゃない、モテて」

海原 「一番苦労したのが誰なのか、お分かりなようですね」ナデナデ

ユリコ 「(*・ω・)」スリスリ

滝壺 「あれ? そういえばきぬはたは?」

結標 「中にいるんじゃない?」

 :
 :
 :

絹旗 「」スピー

海原 「おやおや」
結標 「起こすのも可哀想ね」

滝壺 「先に買ってきたもの、確認しよう」

海原 「ユリコさん、一旦降りてくださいね」

ユリコ 「(・ω・三・ω・)」


 ピョーン


ユリコ 「(*・ω・)」ペチペチ

絹旗 「ん……」スピー

海原 「なんと微笑ましい光景でしょうか」

結標 「どっちも猫みたいね」クスクス

絹旗 「」スピー

ツールボックス

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