~火曜日 たきつぼの食卓~
☆本日の超メニュー☆
鯖の味噌煮
肉じゃが
滝壺「それじゃみんな、いただきます」
絹旗「……鯖を見ると、昔を思い出しちゃいます」
海原「? アレルギーか何かだったんですか」
絹旗「いえ、超ちょっとした思い出ですよ(最近お墓を掃除してあげてませんね……)」
白井「常盤台の寮は洋食中心でしたから、こういったメニューは新鮮ですわね」
番外個体「……どうしたらこんなに美味しくできるんだろう」マグマグ
結標(肉じゃがか……今度作り方教えてもらおうかしら)
絹旗「んあー!? 肉じゃがにグリーンピースが入ってます!」
婚后「こら、好き嫌いしてはダメですわよ」
滝壺「そうだよ、きぬはた。わざと入れたんだし。この家では好き嫌いは許さない」
絹旗「むぅ……」
番外個体「食べさせてあげよっか? はい、あーん☆」
絹旗「超! 結構です!」ウガー
滝壺「じゃほら、食べて食べて」
絹旗「ううう……モグ」ウルウル
番外個体(なにこれ可愛い)
~水曜日 みさわの食卓~
☆本日の超メニュー☆
ビーフストロガノフ
蒸し野菜
番外個体「メシだぞーー」ガンガンガンガンガンガン
絹旗「超うるさいです! おたまでフライパンを叩くのはやめてください!」
番外個体「え? 日本ではこれが食事の合図だって、前に教えてもらったんだけど」
結標「誰から教えてもらったのよ、それ」
番外個体「一方通行」
結標海原((なにやってんだ、あのもやし))
婚后「フライパンはともかく……お料理はずいぶんと本格的ですわね」
滝壺「すごくいい香り」スンスン
白井「これは……ロシア料理ですの?」
番外個体「うん、日本に戻ってくる前に覚えてきたんだよ」
結標「帰国子女とは聞いてたけど、ロシアの方だったのね」
海原「ロシアか……すごい寒そうですよね」
絹旗「滝壺さんも行ってたんですよね? 寒かったですか?」
滝壺「日本に比べると寒いけど、あったかい服着れば平気」
絹旗「寒いのが超苦手な私には縁がなさそうですね」
白井「普段からボトムスを履き忘れているのでは、寒いに決まってますの」
絹旗「着るのを忘れてるのではなく、こういう服なのです! ワンピースなんです!」ムキー
番外個体「着るのを忘れてるんじゃ、ただのアホだよね」
~木曜日 むすじめの食卓~
☆本日の超メニュー☆
わけのわからないもの
よくわからないもの
絹旗「……ええと、ですね……」
海原「ハハハ」
番外個体「……ねえ、なにこの未元物質」
滝壺「ユニーク」
白井「」
婚后「」
結標「ちょ、ちょっと! 昨日までの夕食と雰囲気違いすぎじゃない?!
お通夜じゃないのよ?!」
白井「これ、動いたりしませんわよね……?」ツンツン
結標「クレームなら食べてから受け付けるわ! 悪いのは見た目だけなの!」
海原「そういうことなら頂いてみましょうか」ヒョイパク
他全員(や、やった?!)
結標「ど、どうかな……?」ドキドキ
海原「見た目に難アリですが、味は普通ですよ。いや、いけますよ、全然」
結標「!」パァ
番外個体(お、すっごい笑顔)
――海原が病院に搬送されたのはそれから2時間後のことであった
滝壺「大丈夫だよ、お米を合成洗剤で洗うむすじめも私は応援してる」
結標「(´・ω・`)」
~金曜日 うなばらの食卓~
☆本日の超メニュー☆
タコス
婚后「今日はエスニックな料理ですのね」
海原「ミサワさんに対抗して、僕も故郷の料理を振舞おうと思いまして」ニコニコ
結標(ちょ、ちょっとアンタ!!)
白井「え? あ、あの、海原さん、ご出身は……」
海原「(あああああ! しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!)
ええと、その、第二の故郷ってヤツです。思い出深い土地なんですよ、アステカ。じゃなかった、メキシコ」
婚后「まあ……なんと申しますか、素敵ですわね、そういうのって」
結標(なんだこの反応)
絹旗「~~~~!!!~~~~~!!!!」ゴロゴロゴロ
番外個体「ちょっと、どうしたの! なんで床を転がってるの?!」
滝壺「きぬはたは辛いの苦手だから。あ、うなばら、ソース足して」ムグムグ
結標「ほら、牛乳よ。少しはマシになるわ」
絹旗「ち゛、超あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛……」ゴキュゴキュ
海原「ちょっと辛くしすぎましたかね……大丈夫ですか?」
絹旗「」ジー
結標「?」タユンタユン
絹旗「どこ産の牛乳ですか?」
結標「はい? ムサシノ牛乳よ?」
白井「かっ、からっ、かrあbbbbbbbbbbb」
~土曜日 しらいの食卓~
☆本日の超メニュー☆
ハンバーグ
サラダ
絹旗「普通のメニューが超久しぶりのような気がします」
白井「料理は久しぶりですので……お口にあいますかどうか……」
海原「いやいや、美味しそうじゃないですか」
結標(盗む……料理ができる人の"技"を……全身全霊で!)
番外個体「結標さん、なんか眼が怖いんだけど」
結標「貴女に言われたくないわよ」
番外個体「……」チョイチョイ
滝壺「みさわ、付け合せのニンジンも食べなきゃダメ」
番外個体「」ギクリ
絹旗「あっれー?ミサワさんはニンジンが超苦手なんですかー?」ニヤニヤ
番外個体「そ、そんな訳ないでしょ、やだにゃー……」
絹旗「では超特別にこの絹旗サマが食べさせてあげますよ!」ズズイ
番外個体「ちょ、待っ(ガシッ)滝壺さんと結標さん?! なんで抑えてくるの?!」
絹旗「はい、あーん☆」
番外個体「やっ、放して! いやぁぁぁぁぁ!……モグ」ウルウル
結標(なにこれ可愛い)
白井(このお顔立ちで、ニンジン嫌いな発電能力者……お姉様成分が補給できましたの!)ハァハァ
白井(……これから、わたくしの当番の際にはニンジンをふんだんに使わなければ)
~日曜日 こんごうの食卓~
☆本日の超メニュー☆
シーフードカレー
サラダ
滝壺「おお、カレーだ」
婚后「わたくしにとっての得意料理であり、思い出の味でもありますわ♪」
結標「シーフード? 手間かかったでしょう」
婚后「それほどでもありませんわ。あ、ミサワさん、
今日はニンジンを使っておりませんので、警戒なさらないでくださいな」
番外個体「うう……いじられネタになるなんて」
白井「大きいお姉様、食べないと克服できませんわよ?」ニコニコ
絹旗(大きいお姉様? たしかにミサワさんは背が高めですが……はて?)
結標「うん? 随分と控えめなのね」
番外個体「ホントだ、辛くないね」
婚后「絹旗さんの味覚に合わせましたのよ」
絹旗「えっ? あ、ありがとうございます」
滝壺「よかったね、きぬはた」ナデナデ
海原「ははは、たまには甘口も悪くないですよ」
結標「よかったわね、貴女愛されてるわよ?」ナデナデ
絹旗「……」
白井「ここのみなさまは小さい子供が好きなのですね」ニコニコ
絹旗「こうみえても超中学生です!」ウガー
――ふとした偶然で集った大能力者達、彼らの食卓は思いのほか和やかなものだった
なお、致命的なメシマズであることが発覚した結標の当番日には
滝壺か番外個体がサポートに入り、犠牲者の増加を食い止めたのであった
超オマケ ある日のしらいの食卓
番外個体「わー、ニンジンが超いっぱいだー」←棒読み
白井(レイプ目の大きいお姉様……さらにこの後、食べされられて涙目の大きいお姉様)ハァハァ
海原 「REC●」