絹旗「きぬはた荘、ですか?」滝壺「うん」 > 1スレ目 > 02

~火曜日 たきつぼの食卓~

 ☆本日の超メニュー☆

  鯖の味噌煮
  肉じゃが


滝壺「それじゃみんな、いただきます」

絹旗「……鯖を見ると、昔を思い出しちゃいます」

海原「? アレルギーか何かだったんですか」

絹旗「いえ、超ちょっとした思い出ですよ(最近お墓を掃除してあげてませんね……)」

白井「常盤台の寮は洋食中心でしたから、こういったメニューは新鮮ですわね」

番外個体「……どうしたらこんなに美味しくできるんだろう」マグマグ
結標(肉じゃがか……今度作り方教えてもらおうかしら)

絹旗「んあー!? 肉じゃがにグリーンピースが入ってます!」

婚后「こら、好き嫌いしてはダメですわよ」

滝壺「そうだよ、きぬはた。わざと入れたんだし。この家では好き嫌いは許さない」

絹旗「むぅ……」

番外個体「食べさせてあげよっか? はい、あーん☆」

絹旗「超! 結構です!」ウガー

滝壺「じゃほら、食べて食べて」

絹旗「ううう……モグ」ウルウル

番外個体(なにこれ可愛い)

 

 

 

~水曜日 みさわの食卓~

 ☆本日の超メニュー☆

  ビーフストロガノフ
  蒸し野菜


番外個体「メシだぞーー」ガンガンガンガンガンガン

絹旗「超うるさいです! おたまでフライパンを叩くのはやめてください!」

番外個体「え? 日本ではこれが食事の合図だって、前に教えてもらったんだけど」

結標「誰から教えてもらったのよ、それ」

番外個体「一方通行」

結標海原((なにやってんだ、あのもやし))

婚后「フライパンはともかく……お料理はずいぶんと本格的ですわね」

滝壺「すごくいい香り」スンスン
白井「これは……ロシア料理ですの?」

番外個体「うん、日本に戻ってくる前に覚えてきたんだよ」

結標「帰国子女とは聞いてたけど、ロシアの方だったのね」

海原「ロシアか……すごい寒そうですよね」

絹旗「滝壺さんも行ってたんですよね? 寒かったですか?」

滝壺「日本に比べると寒いけど、あったかい服着れば平気」

絹旗「寒いのが超苦手な私には縁がなさそうですね」

白井「普段からボトムスを履き忘れているのでは、寒いに決まってますの」

絹旗「着るのを忘れてるのではなく、こういう服なのです! ワンピースなんです!」ムキー

番外個体「着るのを忘れてるんじゃ、ただのアホだよね」
~木曜日 むすじめの食卓~

 ☆本日の超メニュー☆

  わけのわからないもの
  よくわからないもの


絹旗「……ええと、ですね……」

海原「ハハハ」

番外個体「……ねえ、なにこの未元物質」

滝壺「ユニーク」

白井「」

婚后「」

結標「ちょ、ちょっと! 昨日までの夕食と雰囲気違いすぎじゃない?!
    お通夜じゃないのよ?!」
白井「これ、動いたりしませんわよね……?」ツンツン

結標「クレームなら食べてから受け付けるわ! 悪いのは見た目だけなの!」

海原「そういうことなら頂いてみましょうか」ヒョイパク

他全員(や、やった?!)

結標「ど、どうかな……?」ドキドキ

海原「見た目に難アリですが、味は普通ですよ。いや、いけますよ、全然」

結標「!」パァ

番外個体(お、すっごい笑顔)



 ――海原が病院に搬送されたのはそれから2時間後のことであった



滝壺「大丈夫だよ、お米を合成洗剤で洗うむすじめも私は応援してる」

結標「(´・ω・`)」

 

 

 

~金曜日 うなばらの食卓~

 ☆本日の超メニュー☆

  タコス


婚后「今日はエスニックな料理ですのね」

海原「ミサワさんに対抗して、僕も故郷の料理を振舞おうと思いまして」ニコニコ

結標(ちょ、ちょっとアンタ!!)

白井「え? あ、あの、海原さん、ご出身は……」

海原「(あああああ! しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!)
    ええと、その、第二の故郷ってヤツです。思い出深い土地なんですよ、アステカ。じゃなかった、メキシコ」

婚后「まあ……なんと申しますか、素敵ですわね、そういうのって」

結標(なんだこの反応)
絹旗「~~~~!!!~~~~~!!!!」ゴロゴロゴロ

番外個体「ちょっと、どうしたの! なんで床を転がってるの?!」

滝壺「きぬはたは辛いの苦手だから。あ、うなばら、ソース足して」ムグムグ

結標「ほら、牛乳よ。少しはマシになるわ」

絹旗「ち゛、超あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛……」ゴキュゴキュ

海原「ちょっと辛くしすぎましたかね……大丈夫ですか?」

絹旗「」ジー

結標「?」タユンタユン

絹旗「どこ産の牛乳ですか?」

結標「はい? ムサシノ牛乳よ?」

白井「かっ、からっ、かrあbbbbbbbbbbb」

 

 

~土曜日 しらいの食卓~

 ☆本日の超メニュー☆

  ハンバーグ
  サラダ


絹旗「普通のメニューが超久しぶりのような気がします」

白井「料理は久しぶりですので……お口にあいますかどうか……」

海原「いやいや、美味しそうじゃないですか」

結標(盗む……料理ができる人の"技"を……全身全霊で!)

番外個体「結標さん、なんか眼が怖いんだけど」

結標「貴女に言われたくないわよ」
番外個体「……」チョイチョイ

滝壺「みさわ、付け合せのニンジンも食べなきゃダメ」

番外個体「」ギクリ

絹旗「あっれー?ミサワさんはニンジンが超苦手なんですかー?」ニヤニヤ

番外個体「そ、そんな訳ないでしょ、やだにゃー……」

絹旗「では超特別にこの絹旗サマが食べさせてあげますよ!」ズズイ

番外個体「ちょ、待っ(ガシッ)滝壺さんと結標さん?! なんで抑えてくるの?!」

絹旗「はい、あーん☆」

番外個体「やっ、放して! いやぁぁぁぁぁ!……モグ」ウルウル

結標(なにこれ可愛い)

白井(このお顔立ちで、ニンジン嫌いな発電能力者……お姉様成分が補給できましたの!)ハァハァ

白井(……これから、わたくしの当番の際にはニンジンをふんだんに使わなければ)

 

 

 

~日曜日 こんごうの食卓~

 ☆本日の超メニュー☆

  シーフードカレー
  サラダ


滝壺「おお、カレーだ」

婚后「わたくしにとっての得意料理であり、思い出の味でもありますわ♪」

結標「シーフード? 手間かかったでしょう」

婚后「それほどでもありませんわ。あ、ミサワさん、
    今日はニンジンを使っておりませんので、警戒なさらないでくださいな」

番外個体「うう……いじられネタになるなんて」

白井「大きいお姉様、食べないと克服できませんわよ?」ニコニコ

絹旗(大きいお姉様? たしかにミサワさんは背が高めですが……はて?)

結標「うん? 随分と控えめなのね」

番外個体「ホントだ、辛くないね」

婚后「絹旗さんの味覚に合わせましたのよ」

絹旗「えっ? あ、ありがとうございます」

滝壺「よかったね、きぬはた」ナデナデ

海原「ははは、たまには甘口も悪くないですよ」

結標「よかったわね、貴女愛されてるわよ?」ナデナデ

絹旗「……」

白井「ここのみなさまは小さい子供が好きなのですね」ニコニコ

絹旗「こうみえても超中学生です!」ウガー

 

 

 

 

 ――ふとした偶然で集った大能力者達、彼らの食卓は思いのほか和やかなものだった
    なお、致命的なメシマズであることが発覚した結標の当番日には
    滝壺か番外個体がサポートに入り、犠牲者の増加を食い止めたのであった

 

超オマケ ある日のしらいの食卓


番外個体「わー、ニンジンが超いっぱいだー」←棒読み

白井(レイプ目の大きいお姉様……さらにこの後、食べされられて涙目の大きいお姉様)ハァハァ

海原 「REC●」

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最終更新:2011年03月08日 23:09
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