一方通行「俺と契約して魔法少女になンねェか?」 > 14


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一方通行「ンじゃとりあえず駆動鎧をどこに持っていったのか吐け」

ほむら「ここにあるわ」

一方通行「あン?盗ンだンじゃねェのかよ」

ほむら「こっち」コツコツ

一方通行(土御門の野郎敷地内の捜査もしねェで依頼受けやがったのかァ?手ェ抜きやがって)

 ~~ 敷地内ヘリポート ~~

ほむら「……ここ」

一方通行「…協力者に空輸でもさせて持ってくるのか?」

ほむら「違うわ。よっこらしょ」ハイ!パワードスーツ~     

一方通行「うォ?どこから出てきた!?」

ほむら「バックラーの裏が収納になってるのよ」

一方通行「なンということでしょう…」

ほむら「魔法でアレをアレすることにより広々とした空間が生まれたのです」

一方通行「外観を損なわないさり気無さは魔法ならではの技」

一方通行「四次元ポケットまでお持ちとはなァ…何もないところから武器を出すのも同じ理論か?」

ほむら「違うわ。あれはエネルギーを物質に変換しているの」

一方通行「マントの下からとか、スキマから出してるように見えたンだが」

ほむら「具現させるには『収納していた物を出す』とイメージした方がやりやすいの。
    洗練されたベテランの魔法少女なら手のひらからでも空中にでも武器を出せる」

一方通行「なるほどなァ。確かにアイツらはペーペーのヒヨッコだもンなァ」ウンウン

ほむら「……本当に魔法少女を知っているのね」

一方通行「あン?」

ほむら「人に魔女は見えない。そんな敵と戦っているなんて一般人が知るべきではないわ。
    危険に巻き込むだけで何の得にもならない」

一方通行「あー…まァ、俺は一般人とは言えねェしな」

ほむら「そうね。明らかに一般人とは思えない凶悪な目付きしてるものね」

一方通行「……」←ちょっと傷ついた

ほむら「しかも全身真っ白で目は赤…無性にムカついてきたわ…」

一方通行「さすがにあのケモノと同等にされると腹立つンですけどォ?」

ほむら「これでツインテールだったらマガジン全弾撃ち込んでたかもしれないわ」

一方通行「男がツインテしてたら俺だって全力でブチ抜くわ」

ほむら「キュゥべえとも接触があるわけね。ひょっとして勧誘されたんでしょう」

一方通行「なンでわかった」

ほむら「……、カンよ」

一方通行「カンだァ?男に向かって『魔法少女』呼ばわりしといてカンはねェだろ」

ほむら「あなた男なの?」

一方通行「」

ほむら「冗談よ」コツコツ

一方通行「まてこらァ!」

ほむら「ユーモアを理解しない男は嫌われるわよ」

一方通行「全然笑えねェし!勝手にどこ行くつもりだ」

ほむら「武器調達も失敗したし、もう用はないもの。帰るわ」

一方通行「学園都市に不法侵入と窃盗しかけといてすンなり帰れると思ってンのかァ?」

ほむら「そうね…ライフルくらいの携行性で威力の高い武器があったら貰えないかしら」

一方通行「反省もねェ上に注文つけやがンのかよ!しかも『貰う』ってなンだせめて買えよ!」

ほむら「そんなにお金ないもの」

一方通行「あー…確かにフツーの中坊じゃ手ェ出せねェ額だな」

ほむら「……やっぱりぬs「まてまてまて」

一方通行「考えてみりゃ金があっても子供には売らねェだろうしな…魔女退治に武器が必要なンだよな?」

ほむら「そうよ」

一方通行「一人で無理なら他の魔法少女と共同戦線張ってみたらどォだ」

ほむら「やってみたこともあるわ。……でも、何度やっても駄目だったのよ」

一方通行「駄目って、オマエ以外の奴の攻撃も効かなかったのか」

ほむら「一人だけ、攻撃が効くどころか勝てる子も……いる、けど。けど駄目なのよ」

ほむら「たとえ勝てたとしても大切な人が死んでしまったら無意味だと思わない?」

一方通行「!」

ほむら「だから私は探してるの。私一人でも『ワルプルギスの夜』を倒せる方法を」

一方通行「ワルプルギスの夜?」

ほむら「いえ……なんでもないわ」

一方通行「それが、普通の重火器で倒せない魔女の名前か」

ほむら「たとえあなたが能力者でも、魔女には何の意味もないわ。関わらないで」

一方通行「あの白いケモノが言ってたぜ、近々強力な魔女が来るってなァ。オマエが言ってるのもソレだろ?」

ほむら「……だったら何」

一方通行「そう警戒すンなよ。そういう事なら学園都市最強兵器を貸し出してやってもいい」

ほむら「どういう風の吹き回し?」

一方通行「いらねェならいいンだぜ?俺は俺で勝手にやるだけだ」

ほむら「……」

一方通行「こンなとこで立ち話もなンだ、ついてこい」カツカツ

ほむら「どこへ行くつもりかしら」コツコツ

一方通行「バカみてェに立ち話してても腹減るだけだろ」カツカツ



ほむら「……ファミレスに連れて来られるとは思わなかったわ…」

一方通行「言っただろ腹減ってンだよ。……スンマセーン注文いいっすかァ」パタパタ

店員「ご注文お伺いしゃーす」

一方通行「あー、リブロースステーキセットライスで…あとケーキセット」

ほむら「痩せてるくせにずいぶんたくさん食べるのね」

一方通行「ケーキセットはオマエの分だよ」

ほむら「必要ないわ」

一方通行「人が食ってるのただ見ててもしょうがねェだろ、付き合え」

ほむら「はぁ…」

店員「ドリンクは」

一方ほむ「「ブラックで」」

ほむら「……わかってるじゃない」フッ

一方通行「いい趣味してンじゃねェか」フッ

ほむら「で、その最強兵器はどこ?」

一方通行「慌てンなよ。タダで貸すとは言ってねェ」

ほむら「取引でもするつもり?」

一方通行「察しが良いじゃねェか」

ほむら「お金はあんまり持ってないわ」

一方通行「ガキから金巻き上げるほど落ちぶれてねェよ。
     いくつか訊きてェ事がある。オマエは色々知ってそうだからな」

ほむら「少なくともあなたよりは詳しいでしょうね」

一方通行「まずその『ワルプルギスの夜』の事を話せ」

ほむら「あなたが知る必要は無い」

一方通行「町一つ潰すようなのがすぐ近くに来るってのに無視はできねェだろ。
     一応この学園都市の中には守らなきゃならねェものがあるンでな」

ほむら「ここまで来る事はないわ、安心して」

一方通行「言い切れるのかァ?オマエの話じゃァ何度も戦って全部撤退してるように聞こえたンだがな」

ほむら「……」

一方通行「それともやっぱり他の魔法少女と共闘するのか?その、唯一勝てる奴ってのと」

ほむら「彼女は魔法少女じゃないわ」

一方通行「あン?」

ほむら「ワルプルギスの夜を倒せるほどの力を秘めている…それだけよ」

一方通行「ソイツに魔法少女になってもらうのか」

ほむら「だめ、それだけはだめなの!!」ガタン

一方通行「……落ち着け」

ほむら「……ごめんなさい」ストン

一方通行「ソイツがオマエの言う『大切な人』ってことだな?」

ほむら「……」

一方通行「反対する理由は魔法少女の仕組みのせいか」

ほむら「その言い方だと、『魔法少女』がどういうものなのか知っているってことかしら」

一方通行「俺が知ってンのはソウルジェムは魂を抜き取って出来るって事くれェだ」

ほむら「そう」

一方通行「元に戻す方法はねェのか?」

ほむら「無いわ」

一方通行「即答かよ」ハァ

ほむら「それ以外に答えようがないもの」

一方通行「他にも秘密があるンじゃねェのか?あのケモノはぜってェ何か隠してる気がする」

ほむら「それ以上は知らないほうがいいわ。知ったとしても碌なことにならない」

一方通行「それは経験則か?」

ほむら「……ええ、そうよ」

一方通行「今まで何度もやり直して得た結論ってことか」

ほむら「な……!」

一方通行「やっぱりそうか。同じ時間をループしてるンだな?」

ほむら「またカマをかけたのね」

一方通行「気取ってるワリにツメが甘いンだよオマエは」

ほむら「く…なぜそう思ったの」

一方通行「倉庫でオマエの魔法の話をした時、オマエは自分の魔力の使い道を『時間操作』と言った。
     直前に俺が『時間停止能力』と言ったにも関わらず、だ」

ほむら「ただの言葉のあやかも知れないじゃない」

一方通行「それに『ワルプルギスの夜』と戦った時の話が明らかに別の時間軸の話じゃねェか」

ほむら「どこかおかしかったかしら」

一方通行「攻撃が通用した魔法少女は一人しかいない。その魔法少女がオマエの大切な人って奴なンだろ?
     でも、今いるソイツは魔法少女じゃない。そして魔法少女から元に戻るすべはない。
     ならオマエが言っている『ワルプルギスに攻撃が通用する魔法少女』はいつ見たンだ」

ほむら「それは、……」

一方通行「ワルプルギスの夜に挑んで敵わなかったらその都度やり直ししてンじゃねェのか」

ほむら「く…」

一方通行「もしくは、その『大切な人』が死ンだら」

ほむら「やめて!」

一方通行「……守れなかったから、やり直してンじゃねェのか」

ほむら「…だったら、どうだって言うの」

一方通行「別にィ?」

ほむら「まどかを…たった一人を助ける為にそれ以外の人を何回も何人も犠牲にしてるのよ?」

一方通行「いいンじゃねェの?それで」

ほむら「……本気で言ってるの」

一方通行「オマエの目的はそのたった一人を助けるって事なンだろ?
     その為には自分はおろか、他人だっていくらでも死ンでもかまわねェと」

ほむら「最低よね…」

一方通行「ンな事ねェだろ。誰も彼も助けるなンざ高望みしすぎなンだよ。
     ソイツを助ける事を考えたら他は全部切り捨てるしかなかったンだろ」

ほむら「ええ…その為に他の子を何度も見殺しにしたなんて、あの子に知られたら幻滅されるでしょうね」

一方通行「本人すら敵に回してでも守る覚悟を決めたンだろ?上等じゃねェか。
     あれもこれも守るなンて欲張りな奴より自分勝手な一つの目的で動いてる奴の方が信用できる」

ほむら「あなたも、これまでの世界では死んでたかも知れないわ」

一方通行「『今』は生きてる。いちいち気にするかよ」

ほむら「私のやってる事をわかってて言ってるの?」

一方通行「何度繰り返してるかは知らねェが良くやってンじゃねェの」

ほむら「…………う、」

一方通行「?」

ほむら「うううぅぅ~…」ポロポロ

一方通行(うォ!?……えええェェ?)

店員「お待たせいたしました…?」コト

ほむら「……」グス

一方通行「おォ…ほら、ケーキも来たぞ。食おうぜ」アセアセ

店員「ごゆっくりどうぞ」ギロ

一方通行「あ゛?」ギロ

店員(怖えぇぇチクショウリア充ばくはつしろ!!!11)ソソクサ

一方通行(あの店員絶対俺が泣かせたと思ってンだろォな…)チッ

ほむら「ご、ごめんなさい…」ヒック

一方通行「気にすンな。オラ、これでも飲め」カチャカチャ

ほむら「私もブラックで頼んだのだけど…なんで砂糖入れてるの」

一方通行「落ち着くには甘いもンがいいだろ」スッ

ほむら「……ありがとう」コク

一方通行(…って打ち止めが言ってた)ウン

ほむら「……今まで、言っても信じてもらえた事がなかったから」

一方通行「ン?」モグモグ

ほむら「それどころか状況が悪化するばかりで…もう誰にも話さないで一人でなんとかしようと思ってたのに」

一方通行(あァ、ループの話か……肉硬ェ…)モグモグ

ほむら「でも、やっぱりどこかで認めて貰いたいと思ってたのかも」

一方通行「人間ならあって当然の社会的欲求だしな。無理して孤独でいる必要はねェだろ」モグ

ほむら「怖い見た目に反して以外と親切なのね」

一方通行「……見た目のことは言うンじゃねェ」

ほむら「実は気にしてるの?」クス

一方通行「うるせェさっさと食えっつゥの」

ほむら「本当は、食べる必要も無いのだけど」

一方通行「ン?」

ほむら「魔法少女の『肉体』は魔力さえあれば動かせる。食物からエネルギー補給する必要も無いの」

一方通行「へェ…便利っちゃァ便利か」モグモグ

ほむら「そうね」

一方通行「まァでも…必要無くても普通の人間みてェにメシ食うってのもいいンじゃねェの」

ほむら「そうね……ケーキなんてずいぶん久しぶりに食べたわ…」モクモク


「「ごちそうさまでした」」


ほむら「……悪かったわ、話を逸らしてしまって」

一方通行「俺が訊いたせいだ気にすンな」

ほむら「で、その最強兵器はどこにあるの?」

一方通行「俺」

ほむら「……は?」

一方通行「俺が学園都市最強兵器だ」

ほむら「……言ってて恥ずかしくない?」

一方通行「うるせェしょうがねェだろ本当の事なンだからよ!」カァァ

ほむら「兵器って…カラーリングはともかくとしてあなたは普通の人間に見えるのだけど」

一方通行「一応分類上は人間だけどな。学園都市が能力開発してるってのは知ってンだろ」

ほむら「ええ。…あなたの能力がその『兵器』だっていうの?」

一方通行「学園都市に7人いる超能力者の第一位が俺だ」

ほむら「第一位……!?」

一方通行「……」

ほむら「…年齢的に見て厨ニ病はもう卒業した方がいいんじゃないかしら」

一方通行「俺だってそろそろ自己紹介とか恥ずかしくなってきてンだよでもしょうがねェだろォ!」モダモダ

ほむら「第一位なら確かに学園都市最強兵器なんでしょうけど…」

一方通行「オマエは攻撃にさける魔力が少ねェっつってたが、四次元ポケットの武器で戦ってたンだろ?」

ほむら「ドラ○もんみたいに言わないでくれる?『ワルプルギスの夜』を倒すにはそれじゃ火力が足りないのよ」

一方通行「だったらその武器の威力を上げりゃァいい」

ほむら「どういうこと?」

一方通行「俺の力は『反射』だと言ったが、それは能力の一部分だ。
     『ベクトル操作』つって、運動量や熱量なんかの向きを操る事ができるンだよ」

ほむら「ベクトル操作?」

一方通行「銃にしろ爆発物にしろ、エネルギーは100%ダメージに使われてねェだろ?
     推進力・空気抵抗・周囲に拡散する爆発の衝撃波…簡単に言やァそれらを全部攻撃に転換できる」

ほむら「……?どういうこと?」

一方通行「まァ既存の物理法則を無視してるし口で言ってもわかンねェかな…」ウーン

ほむら「あなた自身が殴りに行ったりするわけじゃないのね」

一方通行「物理攻撃がきくなら最悪宇宙までブン投げてもいいンだけどなァ…
     大気圏とか太陽で燃えつきりゃァいいけど魔女が勝っちゃったらシャレになンねェもンな」

ほむら「ええー…そんなこと出来るの?」

一方通行「やろうと思えば出来る範囲の話だが万一にも太陽ぶっ壊れたら困るしな」ガタン

ほむら「どこへ行くの」

一方通行「オマエも食い終わっただろ、とりあえず手近な武器でも集めに行くぞォ」カツカツ

ほむら「学園都市の武器は持ち出し禁止って言ってたじゃない」

一方通行「『ハナから存在しないはずの物』ならいくら消えても問題ねェ」

ほむら「存在しないはずの物?」

一方通行「こそこそ危ねェモン隠し持ったり作ったりしてる奴らがいるンでなァ…
     いい機会だ、躾がてらついでにお掃除してやろうと思ってな」

ほむら「お掃除って…」

一方通行「ボッシュートしたブツは好きに持って行ってかまわねェからついてこい。…ちっと電話」カチカチ

ほむら「勝手に話を進めないでよ」スクッ

一方通行「あァ土御門?前に隠れて武器集めてる奴らがいるって言ってただろ。
     そいつらの居場所…あン?いいだろ取り返したンだから…再犯もねェよ」カツカツ

ほむら「私の知っていること…まだ半分も話してないのだけど」ボソ

一方通行「何か言ったか?」

ほむら「…………いえ、何でもないわ」コツコツ

ほむら(魔法少女が最期にどうなるか……
     知ってしまったらその人を大切に思っていればいるほど絶望しかなくなる)

     また、人を絶望に叩き落すのか
     また、絶望に叩きのめされるのか

     何度も絶望を見てきた私には真実を告げる勇気がない

ほむら「……ごめんなさい」

一方通行「? どォした行くぞォ」カツカツ


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