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風鈴の旋律

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deluche

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風鈴の旋律(かざすずのメロディー)

作者:エルバッキーさん


1~6話

幼馴染の能力者、鈴衣紬と繰布累のふたりを主人公に展開する、ハプニングスケベ完備のさわやかSRC学園シナリオ。BGMのMP3対応を機会に再プレイ。
ストーリーはふたりの主人公による二部構成になっています。紬ちゃんのフェイティア発現を描いた第1話・第2話がプロローグであり週刊マンガの読み切り版なら、舞台を一年後に移し累くんの成長を主軸にした第3話以降はそれにつづく連載版のような印象。
第3話からの繰布編(何気に恋者編の趣も)になると紬ちゃんが累くんの変化に戸惑う姿も描かれ、ちょっとしたすれ違いを経て、ふたりの物語が合流する第6話にいたっては、単純に恋愛要素とはいいきれない、けれどたしかにボーイミーツガールな雰囲気がこのシナリオならではの着地のさせ方でした。

そしてシナリオをさりげなくもしっかりと支えるのは華やかな数々のビジュアル演出。
会話パートは全編マップ上でユニットが行動する方法が採られていて、マップ自体にも動きがあったり、吹き出し画像を使ってキャラクターの感情を表す演出があったりと見た目にも飽きない工夫が凝らされています。
各話の戦闘パートも、第2話の初戦闘(第1話は会話パートのみ)から攻撃をしかけてモンスターの注意をひくイベントがあったり、第4話の魔石回収と地形を利用した戦闘、第6話のワイヤークローからのボス戦など、ドラマと戦闘ギミックの融合ぶりが心地いい。

再プレイのシナリオでしたが、以前も今も変わらず、素直に「面白かった」という感想と、なんだか「こうしちゃおれん」というやる気を思い出させてくれるシナリオでした。

(2018/05/27)
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