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喫茶店の愉快な常連

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deluche

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喫茶店の愉快な常連

作者:亜崎紫苑さん



1話

喫茶店イリーレストを舞台にした、名は体を現すSRC学園シナリオ。
常連客と店員の会話がいい感じに常連な感じ。
モヒカンの襲撃は日常の風景らしく落ち着いたものです。もうひと言、詳しい話がほしかったかも。
当たると痛いので、敵の射程外からひたすらチェーンを振り回し続ける韋駄天。
しかし姫王さまの攻撃に一撃で沈むのだった。お前の罪を数えろ。

まだ1話目ではありますが、学校以外の日常を扱うシナリオは新鮮ですね。
今後もイリーレストが舞台になるのならシットコム的に面白さもありますし。
とりあえず姫王さまの眼鏡姿はなんかエロい、という発見。

(2012/02/26)

2話

客と店員のやりとりが癒される喫茶店シナリオ2話目。
冒頭からキャラと設定の組み合わせがウマい。
殺人鬼ネタの扱い方(でたらめ記事)というさりげなさもいいし、 ミステリ系モンスターの登場も雰囲気でてます。
頼れるゲストユニットと、それを店員がフォローする戦闘は1話同様。
狙われるユニットが分かってる分、余裕を持って対処できました。
ラストシーンの霧子さんがこわい。

後日談は思った以上にボリュームがあって嬉しいおまけ要素。
(リードミーにも記載がなかったので本編から読めるのかと探してしまいましたが)
うおー! 若菜さーん(眼鏡)! あと、やっぱり霧子さんがこわい。

(2012/03/21)

3話

店員さん、そして店外へ。
商店街の他店舗とのつながりが見られたり、お客さん以外との降条くんの人間関係が新鮮でよかった。店長(本体)も初登場。
戦闘パートもイベントが多く変化に富んでいた。
今回は強力なゲストユニットが不在でスタート、ユニット運用のへたさから店員ズ傷だらけ。
降条くんがひたすみがわりになって耐えた。さすが主人公は頼れる。多分そういうことじゃない。
後日談もとても幕間らしいエピソードになっていて癒された。このコーナーほかのシナリオにも増えないかしら。

(2012/05/13)

4~5話

第3話で登場した新井静葉の過去とその後が描かれる第4話。
元ルームメイトとの奇妙な友情、自殺未遂の真相など語られる要素は多いのだけど、言葉で説明しすぎず、受け手側に想像の余地を与えてもらった印象。話をするために来店する喫茶店の登場の仕方も好きでした。
戦闘面では前回に続き謎のモンスターも絡んできて急展開。少数精鋭の味方ユニットに指揮技能が頼もしかったです。

第5話、不良から騎士団まで、幅広い層の常連客が集う店員さん不在回。なんと若菜さんは眼鏡の着脱が自在ですよ!
憩いの時間を守るため、姫王さまと元老騎士の彼が立場を超えて共闘するのが面白かったです。バリスタが気持ちイイ。
タイトルの『~愉快な常連』がしっくりくるエピソードでした。でもランク3降条くんが活躍する未来を私信じてる。

(2013/04/21)

6話

次回以降の展開のための準備回といった印象の話。冒頭のふたり連れ、こういう配置の仕方が好きです。
戦闘パートでは、怪ロボット・アポストル、謎の青年や黒騎士団と今後の重要シーンに関わってきそうな人物が顔見せ。
喫茶店以外の場所でストーリーが進行する機会も増えてきましたが、イリーレストとは別の喫茶店が登場したり、黒幕臭ぷんぷんの女の子が常連として居ついていたりと、事件は会議室でも現場でもなく喫茶店で起こっているかも?
後日談を見てみると、なんだか思ってた以上にスケールの大きな事件がはじまりそうですぜ。

(2013/12/31)

7話

バイト店員、宇宙へ。そう来るとは思わなかった。
異世界の住人が本格的に登場して、シリアス展開になるのかと思ったんですけど、恭祐がたまたま知り合ったちょっと(大分?)変わった人たちのためにカクテルを用意してあげるという喫茶店員らしい話になっていて、気持ちよく裏切られました。
戦闘は普段と趣向を変えての巨大戦闘。宇宙船に乗リ合わせての巨大バトルに超巨大モンスターの登場とサプライズ満点。
かくして喫茶店の愉快な常連がまた増えたというわけで、不良に殺人鬼、異世界人さえ常連客という括りで繋いでしまう「喫茶店」の汎用性ってすごい。それとがんばれレアキャラ店長。
外伝会話はコミックスのおまけページ的なノリが楽しい。男子高校生が自室でダベってるだけのやつがユルくて好きです。

(2014/06/29)

8話

SRC学園シナリオの隠れた人気者、恋者が登場。出るだけでネタが偏りそうな危険な結社ですが、恋者の話題に呆れる喫茶店サイドと、実際に翻弄される騎士団サイドに分けての描写が面白かったです。
今回もゲストユニット中心に戦うことになるので戦闘はやや厳しく、ボス戦はちょっと詰むかもと思ったけれど、頼れるみがわりと援護攻撃で改造人間撃破。ああ名無しの黒騎士団氏、ザコ戦では輝いていたのに。
恋者にくわしい常連客は何者なのか、いつか彼らの正体が明かされることもあるかもしれませんが、そんな劇的な再会がなくっても、喫茶店で一緒にお茶した変な人というだけで終わってもいいんじゃないかと思える雰囲気が好きです。

(2015/07/19)

9話

黒幕的常連客・御影彩菜の過去話。
これまでシリアスもドタバタもやってきた「喫茶店~」のなかでもとびきり異色の回。戦闘はイベント色強めで難しくはありませんが、内容のヘヴィさはシリーズ随一。
御影嬢はこれまで名前欄が<客>表記だったのが、この回ではじめて<常連客>のテロップと名前が表記。この回から常連客として、そしてストーリーの重要な部分に踏み込んだ存在になったということでしょうか。

10話

前話から一転、初期話を思い出す喫茶店襲撃からの戦闘開始。敵は自警組織のはずの姫士組、というのがこれまでの襲撃者と毛色のちがうところ。不良よりめちゃんこ強いぞ姫士組。
この回から御影彩菜の独白がプレイヤーに聞こえるようになって素敵。
実は姫士組隊士の無断使用同人ゲーム「獅子姫」の回収と消去が目的でしたが、製作に時間のかかるゲーム作品を本人に無許可のまま完成させてしまうKCTの行動力どうなってるの。学園無双は合法なのかしらん。
騒動のお詫びにと客として再訪する姫士組と、ヤケをおこしてもお酒の店でなく喫茶店で飲んでるラセツがかわいい。

11話

前回からつづいて喫茶店襲撃から戦闘へ。猟惨泊分派集団のひとつ神王軍団に、降条店員、これも前回から続投のラセツと姫士組隊士、新顔のカップル、ひさしぶりの番長韋駄天が応戦。
脅威の回避力で敵をなぎはらう店外の韋駄天と、援護陣形を組んでじっくり敵を減らしていく店内組という静と動の極端。
韋駄天の回避率シビれる。いやモヒカンの電磁ムチは当たらないからシビれない。まちがってチェーンを投げちゃった状態でセーブしちまったので延々木刀ふってました。
しかし最後には双葉の幸運&努力に修二の援護で神王撃破。ごめんね天さんカップル大勝利。

話数を重ねるごとに強まる、なんでもありのSRC学園の特色を絶妙なさじ加減でシナリオに活かされている作者さんの手腕には舌を巻く思いです。
本編と後日談での設定・情報の切りわけかた好きです。
最新話では新しいバイト店員をむかえて(後日談で今後がほのめかされていますが)、次回以降が楽しみです。

(2017/11/19)

12話

島内の各所に出現したモンスターを、セキュリティ系常連客オールスターが迎え撃つ第12話。
冒頭から、店長がめずらしく普通に仕事をしてる。新人教育とかやってる。
今回は恭祐が戦闘不参加(喫茶店に出勤していない)回で、モンスターと遭遇した水無月工務店員を操作して戦闘開始。この工務店コンビは援護陣形を組んで進軍する地道さと高火力の爽快感が両方味わえて素敵。
勝利条件は敵の全滅だけれど、ボス格のモンスターはHP回復持ちの難敵なので、自然ほかの敵を倒してから相手にすることに。1ターンで沈めたいところ。
今回のゲストユニットたちは割合燃費のいい方だったので、そこそこENを残しておけました。ご破算ですよ破城卿、バリスタで仕留めそこねたツクモソウルに接近されてボコボコにされたかいがありましたぜ。
何気にひさしぶりの御影彩菜暗躍回でした。この常連客インターミッションでは味方登録されてるんですけど今後どう動いていくのですかね。

(2018/07/01)

13話

降条店員・イン・R女学園な第13話。
戦闘用グローブのメンテナンスに訪れたA・Rモードの応対が男子会員なのが新鮮。降条・木路兄弟の距離感とか、この辺の設定がさりげなく描写されているのがいいですね。
戦闘は前回からつづいて御影彩菜の操るモンスター集団。イリーレスト常連の和田南が戦闘に巻き込まれるのは第2話ぶりですかね、不幸具合がワクワクします。
味方は近距離戦ユニット、敵も中距離ユニットが少数まじっているもの、大半は射程1というどストレートな近接戦闘。今回の味方陣はどれも能力値が高く、人形モンスターたちを蹴散らしてくれました。殺戮人形は南さんの攻撃(雷弘援護付き)で倒しみたり。
外伝で彩菜が生徒たちの強さに言及する場面は、黒幕だけどプレイヤーとシンクロしちゃう感じで面白かったです。

(2018/09/12)

14話

常連客から危険な仕事に誘われるという珍しいシチュエーションからはじまる第14話。
依頼人の目的地が実は第9話に登場した研究施設だったことが判明し、研究のその後を主人公サイドから見ることになる、9話とは裏表をなすエピソードになっていました。能力を「持っていない」人間にしか見つけられない扉というギミックがいいですね。
戦闘パートの敵は、以前実験体(紅狂気)によって殺害された研究者の亡霊と、ロボット軍団。
ゴースト系モンスターは能力者でなければダメージがとおらない(投稿データとは少し仕様が違う)ので、じゃあアポストルの相手はわがランク5恭佑にまかせろ! というわけにはいかず。ちくしょう強い対能力者用戦闘機械。
そんな中、味方側増援として紅狂気が登場。その超戦闘能力で研究者との関係を清算します。世を忍ぶ仮の常連客から改造ランクを引き継いでいるのか、過去編よりますますアホ強かったです。素質Lv-10の彼女もSPボーナスでレベル2になりました。
ついに恭佑と紅狂気が直接遭遇したり、後日談では表に裏に暗闘する人たちが描かれたりと今後の展開が気になる回でした。

(2019/02/05)

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