神経・精神・運動3

更新日時 2012-08-30 15:54:52 (Thu)

問題74
80B53 筋緊張亢進を認めるのはどれか?2つ
a Wilson病
b 脊髄癆
c 皮質性小脳萎縮症
d 進行性核上性麻痺(PSP)
e Charcot-Marie-Tooth病

出典106スレ16 ??氏
+ ...
解答
正解:ad
解説
筋緊張亢進をするものは痙縮と強剛の場合です
a)Wilson病では錐体外路障害をきたします
b)後索・後根障害で、筋緊張は低下です
c)運動失調を主徴とします。一般に小脳障害では筋緊張低下だそうです。知らんww
d)PSPの項部ジストニーですね。新できった神経の項部ジストニーの絵が忘れられません.
下方視障害と項部ジストニーで階段を降りるのが困難になる。
e)遺伝性家族性ポリニューロパチーなので関係ないですね
問題75
84B28 抗痙縮薬が有効なのを2つ
a パーキンソン病
b Friedreich失調症
c 脳血管障害後遺症
d 多発性硬化症
e ギランバレー症候群

出典106スレ16 ??氏
+ ...
解答
正解:cd
解説
痙縮=錐体路症状、強剛=錐体外路症状でしたね。
つまり、錐体路症状を呈するものを選べばいいわけです
でも、これは消去法でいけますねw
問題76
脳萎縮が最も早く進行するのはどれか?1つ
a ピック病
b Lewy小体型認知症
c Alzheimer型認知症
d 脳血管性認知症
e Creutzfeldt-Jakob病

出典106スレ16 ??氏
+ ...
解答
正解:e
解説
CJDは有名になっちゃったねー
問題77
101F53 動眼神経麻痺をきたしやすいのはどれか?
a内頚動脈瘤 b椎骨動脈瘤 c前大脳動脈瘤 d前交通動脈瘤 e中大脳動脈瘤

出典106スレ16 ??氏
+ ...
解答
正解:a
解説
○a動眼神経麻痺は、内頚動脈・後交通動脈分岐部動脈瘤(IC-PC aneurysm)で見られる。
中脳の大脳脚の脇からでた神経線維は、→脳幹の腹側→後大脳動脈と上小脳動脈の間→内頚動脈のすぐ外側
→拡大した動脈瘤で同神経が圧迫される→動眼神経麻痺を起こす。

破裂してくも膜下出血を起こす前に動眼神経麻痺が初発症状となることがあるため、眼瞼下垂や瞳孔散瞳に注意する。
問題78
正しいものを3つ選べ
a REM睡眠時に夢を見る事が多い
b 老人の不眠では入眠困難が特徴的である
c 躁病では睡眠障害は少ない
d 交代勤務では睡眠・覚醒リズム障害が多い
e うつ病では熟眠感が失われることが多い

出典106スレ16 300氏
+ ...
解答
正解:ade
解説
老人は早朝覚醒ですね時には中途覚醒もあるそうです。老人の朝は早いw
問題79
98F9 6歳の男児。頭痛、歩行時のふらつき。1ヶ月前から平地歩行でよく転倒する。
2週間前から噴出するような嘔吐を時々きたすようになった。意識は清明。
眼底検査で視神経乳頭の発赤と腫脹を認める。
まず行うべき検査は何か?
a 血糖測定
b 頭部X線単純撮影
c 頭部単純MRI
d 脳波
e 腰椎穿刺

出典106スレ16 413氏
+ ...
解答
正解:c
解説
小脳腫瘍(血管芽腫か星細胞腫あたり)疑いでMRIかな。

脳腫瘍を疑いMRI!
問題80
95F12 63歳の男性。肺悪性腫瘍の化学療法中に、激しい頭痛と嘔吐とがあり、更にけいれんも起こした。
眼底検査で乳頭の腫脹を認める。直ちに行うべき検査はどれか。
a.脳波
b.頭部CT
c.腰椎穿刺
d.血清生化学
e.胸部エックス線撮影

出典106スレ16 ??氏
+ ...
解答
正解:b
解説
答えは簡単にわかるけど、これをキチンと脳メタを想定出来るのが大事
ご丁寧に肺がんの症例だし

肺悪性腫瘍と眼底検査で乳頭の腫脹を認めるから、脳メタを疑う
問題81
kallmannて聴覚じゃなくて嗅覚じゃないの

出典106スレ16 ??氏
+ ...
解答
解説
難聴合併もあるようだね。
Kallmann症候群(カルマン症候群)
嗅覚異常を伴った性遅発症である。
難聴合併も認められる。

無嗅覚症(低嗅覚症)を合併する低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(hypogonadism with hyposmia)。
本症はしばしば家族内発症し,X染色体連鎖性,常染色体劣性および常染色体優性と遺伝形式には多様性がある。
男性は1万人に1人の割合で存在し,男性が女性の5~7倍多い。
本症の性腺機能低下は視床下部からのゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)分泌の低下による。
嗅覚障害は嗅球の無形成あるいは低形成による。
そのほかに片側性無腎症,魚鱗症,神経学的異常(眼振,痙性四肢麻痺,難聴,共同運動),
色覚異常,手指の異常,足変形,停留睾丸,原発性無月経などを合併する。
問題82
精神保健指定医の診断でないといけないのはどれか。
(ただの医者ではむりなもの)
すべて選べ。
a任意入院
b医療保護入院
c応急入院
d措置入院
e緊急措置入院

出典106スレ17 ??氏
+ ...
解答
正解:bcde
解説
×a任意入院は精神保健指定医でなくても可能。

任意入院以外の非自発的な入院については,精神保健指定医が診察をして入院治療の必要性を認めることが要件となる。
精神保健指定医1人の診察が必要の場合
bce
b:医療保護入院は、入院が必要であるが本人の同意が得られない場合に保護者の同意に基づき入院となる。
c:応急入院は、入院治療の必要があるが保護者の同意が得られない場合に最大72時間で認められる。
e:緊急措置入院は、夜間や休日など急を要すとき1名の指定医診断によるが,この緊急措置入院は72時間と限定される。

精神保健指定医2人以上の診察が必要の場合
d:措置入院は、自傷・他害のおそれがあると2名以上の精神保健指定医の判定結果が一致したとき,
知事命令による入院措置となる.

<知事に報告(事後含めて)必要なのも任意以外?>

知事への届出は、任意入院以外は全て必要。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO123.html
問題83
副交感神経と交感神経(勃起、射精、排尿はそれぞれどちらか) 

出典106スレ17 ??氏
+ ...
解答
覚えておこう
解説
勃起は副交感神経
射精は交感神経
でも排尿は副交感神経
問題84
103より
1.奇形腫でCA19-9上昇する理由
2.小児喘息の原因はハウスダストが多いのに、春秋に増悪しやすい理由
3.心タンポで吸気時呼吸困難となる理由
をお教え下さいまし。

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
解説
1.奇形種でca19-9上昇 これ必発じゃないし、腫瘍マーカーにあがる理由求めないほうがいいよ。
言ってみれば腫瘍性に上昇してる。ca19-9があること自体は悪性所見じゃないし。
マーカーは覚える他ないっす。

ちなみに喫煙とか糖尿病でCEA上がるしね。
どちらもグリコペプチドだから上がるとか代謝内科の先生が言ってたわ。
CEA上昇
大腸癌、胃癌、膵癌、胆道癌(胆管癌、胆嚢癌)肺癌(腺癌)、乳癌、乳房外Paget病、汗腺癌
また,喫煙や糖尿病などでの非特異的上昇を認める.

2.小児はしらんwすまない。

3→吸気時に胸腔がより陰圧になるから静脈還流量が増えるけど、心室が拡張できないからうっ血がより高度になるでしょ。
タンポナーデ-拡張障害-静脈還流量減少-奇脈まではいいと思うけど
その後、肺血管床減少-換気血流比不均衡-吸気時呼吸困難だ。
問題85
偽痴呆(偽認知症)を示さないのはどれか。2つ選べ。
a.うつ病
b.ガンゼル症候群
c.統合失調症
d.頭部外傷
e.甲状腺機能低下症

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解はcd
解説
統合失調症で起こる判断力低下は痴呆とは定義されず、
また頭部外傷及び後遺症による痴呆は認知症とされます
ちなみに正常圧水頭症や慢性硬膜下血腫は偽痴呆と呼ばれることはほとんど有りません
偽痴呆は知能低下が無いのに認知症様の症状を示す病態で、abeが典型的です

うつ病が仮性痴呆を呈することは良くある。うつ病が軽快すると痴呆症状も
とれてくるし

仮性痴呆(仮性認知症)は、器質的病変のあるものは除外すると思ったけど。

Ganser症候群と書けば解る?
いわゆる拘禁反応

ガンゼル症候群
特異なヒステリー性もうろう状態で,的はずれ応答あるいは当意即答がその特徴である。
的はずれ応答は,最も簡単な質問にも正しく答えられない。例えば「馬の足は5本」と答えるように,
正答をかすめる誤答であり,質問の意味は理解していてわざと間違った答えをしているようにみえる。
拘禁状態やヒステリーでよくみられる。
意識障害(夢幻様状態など),幻覚(幻視,幻聴),感覚運動障害(痛覚脱失,運動失調,頭痛など),健忘なども症候群の構成要因である。
拘禁,刑罰,そのほかの現実の苦しみから逃れようとする願望があるので,
詐病との鑑別が必要とされるが,ヒステリー的機制によるものが大部分である。
問題86
75歳男性。今朝、突然右上下肢の脱力と左側を見たときの複視とが出現し来院した。
意識清明。抹消性の左顔面神経麻痺と左眼外直筋麻痺、右不全麻痺が認められる。
顔面感覚は正常であるが、右半身の触覚と深部感覚麻痺とが認められる。
また、右上下肢の深部反射の亢進と右バビンスキー反射が認められる。
主病変はどこか。(正答率69%)
a.左橋
b.右橋
c.左延髄
d.右延髄
e.上部頚髄

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:a左橋
解説
錐体交叉は延髄。これより上の中脳や橋から出る脳神経がやられると、同側の麻痺になる。
延髄以下の脳神経がやられると、反対側の麻痺になる。

下に表でまとめておいたが、Ⅲ・Ⅳは中脳、Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ・Ⅷは橋だから、Ⅷまでがやられた場合は、同側の麻痺となる。

障害部  脳神経の障害   症状     代表的症候群
……………………………………………………………………………………
中脳   Ⅲ、Ⅳ      内転筋の麻痺 Weber症候群(ウェーバー症候群)
              散瞳     Benedikt症候群(ベネディクト症候群)
              眼瞼下垂   )MLF症候群(MLF症候群)
……………………………………………………………………………………
橋    Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷ  顔面の筋麻痺 )MLF症候群(MLF症候群)
              外転筋の麻痺 Millard-Gubler症候群
……………………………………………………………………………………
延髄   Ⅸ、Ⅹ、ⅩⅠ、ⅩⅡ嚥下障害   )Wallenberg症候群
              構語障害   )  〃

左延髄選んでた人が26%も居たみたいね
延髄レベルにある脳神経はⅨ・Ⅹ・XI・XIIとⅤの一部だからこの症例とは全く関係がない
問題集の解説の先生もちょっと怒ってて笑った
問題87
53歳の右利き男性。10日前、夕食中に二度、箸を落とすことがあった。
7日前、執務中に右半身に脱力感としびれ感が生じ、同僚に話しかけたがろれつがよく回らなかった。
これらの症状は十数分で回復した。作夕、めまい感とともに目の前が暗くなり、左上下肢の脱力を来したが、一時間後には正常に復した。
この一連の脳虚血発作の原因動脈はどれか。
a.右中大脳動脈
b.左中大脳動脈
c.右内頚動脈
d.左内頚動脈
e.椎骨脳底動脈

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:e
解説
下の表のようにめまい、運動失調など症状が一側、両側など多彩の場合、椎骨脳底動脈系のTIAを疑う
脳底動脈の梗塞は脳幹梗塞になるのでこういうエピソードが先行したら疑ってみるというのも良いかと思って出題してみた

一過性脳虚血発作(TIA)の症状
1.内頚動脈系の症状
①失語 ②半身の脱力・麻痺・巧緻運動障害
③半身の感覚障害 ④片眼の視力障害
⑤同名半盲および上記症状

2.椎骨脳底動脈系の症状
①運動障害 ②感覚障害
③同名半盲 ④前庭、小脳系の障害である運動失調、回転性めまい
⑤海馬の障害によるとされる一過性全健忘

椎骨脳底動脈系のTIAでは回転性めまい、運動失調、複視が特徴。内頚動脈系のTIAではこれらの症状はない。

一過性全健忘は、後大脳動脈の枝で海馬の虚血が原因と推測されている。

一過性脳虚血発作(TIA)について、頸動脈系と椎骨脳底動脈系との鑑別
      内頚動脈系         椎骨脳底動脈系
………………………………………………………………………………………………
運動障害  症状は身体の一側に現れる  症状は身体の一側、両側など多彩

感覚障害  同上            同上

視力障害  一眼の一過性失明      中心回避型視野欠損
      (一過性黒内障)       一側又は両側の同名半盲
      まれに同名半盲

小脳症状  なし            運動失調・動揺歩行

脳神経症状 まれ            構音・嚥下障害・複視

自覚症状  失語            回転性めまい、両眼かすみ、嘔吐

発作回数  少ない(症候は同じ)     多い(症候の変動)
梗塞移行  梗塞を起こしやすい     梗塞を起こすことは少ない
(第81回B58)参照問題
問題88
42歳女性。10年前からびりびりするようなしびれ感が出現し、次第に上行した。
4年前から下痢と便秘とを繰り返すようになり、半年前から立ちくらみが頻回に出現するようになったので、精査のために来院した。
上下肢に広汎な筋萎縮、筋力低下および触痛覚低下を認める。腱反射は上下肢で消失。
血圧は安静臥位で120/80mmHg、起立三分後に90/54mmHgである。
診断上有用な検査はどれか。2つ選べ。(正答率69%)
a.脳波
b.筋電図
c.神経生検
d.四肢血管造影
e.脊髄造影

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:bc
解説
正解:家族性アミロイドポリニューロパチー(Familial Amyloid Polyneuropathy(FAP) )

広範な筋萎縮と立ちくらみと下痢と便秘で終了→FAP

この症例では糖尿病とアミロイドーシスの鑑別が重要
FAPについては国試に出る出ると何年も言われてるから復習しておくといいかも?

診断のポイント
【1】下肢末梢から始まり上行する感覚優位のポリニューロパチー.
【2】初期には温痛覚鈍麻が先行(感覚解離)し,便秘・下痢,陰萎,起立性低血圧などの自律神経症候を伴う.
【3】中期には触覚・深部覚障害も加わり,四肢,体幹部に広がり,四肢の筋力低下・筋萎縮も顕著となる.
【4】末期には心伝導障害に伴う不整脈や,心不全,腎障害,貧血,低蛋白,甲状腺機能低下,副
腎機能低下,乾燥性角結膜炎などがみられる.

一昨日の新聞に出ていた。
ある県のFAP患者、ほとんど全てに肝移植をおこなったので、
その県の発症FAP患者がゼロになったと。

家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)は、以前は診断がつかなくて
ハンセン病と間違えられて、強制入院させられたりした悲惨な歴史があると
新聞にでていた。
(温痛覚鈍麻をハンセン病と勘違いされた。また家族性(常染色体優性遺伝)に起きるので
一家で感染性に発病したハンセン病と勘違い)
診断つけられて、肝移植されるようになったのも、ここ10数年らしい。
妙に、記憶に残ってしまったw
問題89
以下の症候を満たす疾患をあげてみてください。
1. 下痢と便秘
2. 起立時のふらつき
3. 下肢疼痛
4. 四肢の筋萎縮

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:家族性アミロイドポリニューロパチー(Familial Amyloid Polyneuropathy(FAP) )
解説
うーん、さすがです。用意した答えはFAPです。
便秘と下痢を繰り返すがキーワードだよね
あとふらつきは神経障害というよりは起立性だと思います
あとはトランスサイレチン。治療は肝移植です

家族性アミロイドポリニューロパチーの問題だけど100F44に過去問あったので気になる人はググってください
(問題104に入れた)
病みえ脳・神経 40,41,91ページがわかりやすいな
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/2989/nakasima.html
問題90
運動障害はなく、全般的な知能低下は顕著ではないが、図形の模写ができなくなった。
障害部位はどれか。
a.前頭葉
b.頭頂葉
c.側頭葉
d.後頭葉
e.視床

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:b
解説
図形の模写→半側空間無視だっけ?
どこかでこの問題は見て、間違えた覚えがある。急にはさがせないけど。

正解は頭頂葉障害による構成失行
以下に主な症状を適当に書いていきます
前頭葉‥ふざけ症、発動性の低下、原始反射の出現
頭頂葉‥失認、失行、Gerstman症候群など
側頭葉‥知覚障害、幻覚、情動障害、感覚失語
後頭葉‥視覚失認

ちなみに過去に側頭葉障害で同名四半盲が出現した症例問題が出ています。
障害部位を問われ後頭葉と誤答した人が多かったらしいので注意。
問題91
38歳男性。頸部整体治療中に突然,右片麻痺,深部感覚障害を発症した。舌の挺出では舌は左側に偏位する。
嗅覚に異常はなく, 呼吸状態にも特に問題はない。
考えられる疾患は次のうちどれか。
a Weber症候群
b Kennedy-Alter-Sung症候群
c Millard-Gubler症候群
d Benedikt症候群
e Dejerine症候群

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:e
解説
延髄内側だからe
延髄内側症候群
ワレンベルグとセットだよね

YNみたら、Wallenberg症候群の次に2行だけ書いてあったw
舌下神経交代性片麻痺とも言うのか?

解剖わかっても疾患名知らなかったら選べないじゃん・・・

Deナントカって名前よ。内側は言ってた。

いや、とりあえずワレンベルグの責任動脈
覚えておけって。。

デジュリン症候群
同義語:延髄内側症候群 medial medullary syndrome,延髄傍正中部症候群,
オリーブ核間症候群,オリーブ間延髄症候群、舌下神経交叉性片麻痺症候群
前脊髄動脈領域の循環障害によって延髄内側部が障害されることによって生じる。
舌下神経髄内根核の障害による病巣側の舌の半側麻痺や萎縮,
錐体交叉前の錐体路障害による反対側の上下肢片麻痺,交叉後の内側毛帯障害による頸部以下の
深部識別覚障害を呈し,デジュリンによって記載された(1914)
問題92
片頭痛の治療が混乱してきた。発作時はトリプタンで、予防にはβブロッカーとCa拮抗薬で良いんだっけ?
で、NSAIDSは使っていいんだっけか?

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
解説
片頭痛の使用薬
①発作前兆時:血管収縮薬(酒石酸エルゴタミン)を前兆の時期,発作の早い時期
一般的にはエルゴタミンは前兆時に使用することが多い。
②発作時:非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニン)とトリプタン。  (時にエルゴタミン)
トリプタン(イミグラン)は偏頭痛の発作の頓挫薬で、特異的で確実な効果が期待できる。血管収縮作用がある。
エルゴタミン(カフェルゴット、クリアミンA、ジヒデルゴット)も偏頭痛の発作頓挫薬であるが、有効性は不確実。
③発作間欠期:
発作予防として抗セロトニン薬,Ca拮抗薬(ミグシス、テラナス),β遮断薬(プロプラノロールpropranolol)などを用いる

β遮断薬:
β1選択性の高いものは,高血圧症、狭心症、不整脈などに使用する。気管支や末梢血管および糖・脂質代謝への影響が少ない利点がある。
β2遮断作用をもつものは,片頭痛や振戦などに有用性が認められる。

β遮断薬
プロプラノロール(propranolol)により、約50~80%の片頭痛患者に予防効果が認められる
交感神経系への内因性活性(ISA)をもつものより、
純粋にβ遮断作用をもつものが予防に有効である。
http://homepage2.nifty.com/uoh/kusuri/k_betablocker.htm
問題93
H103I14 偏頭痛の予防薬
偏頭痛の予防薬はどれか?2つ選べ。(正答率:17.6%)
①β遮断薬 ②トリプタン ③エルゴタミン ④カルシウム拮抗薬 ⑤非ステロイド性抗炎症薬

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:①④
解説
○①β遮断薬(β2遮断薬)(プロプラノロール)は偏頭痛の発作を予防する。血管拡張作用がある。
×②トリプタン(イミグラン)は偏頭痛の発作の頓挫薬で、特異的で確実な効果が期待できる。血管収縮作用がある。
×③エルゴタミン(カフェルゴット、クリアミンA、ジヒデルゴット)も偏頭痛の発作頓挫薬であるが、有効性は不確実である。
血管収縮作用があるにもかかわらず、発作の予防薬として用いることがある。
○④カルシウム拮抗薬(ミグシス、テラナス)は偏頭痛の発作を予防する。血管拡張作用がある。
片頭痛発作を緩和する作用はない。
×⑤非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニン)は、発作の頓挫薬で、非特異的で効果は確実である。

酒石酸エルゴタミン
片頭痛発作に特異的な治療薬で,長い間,発作の第一選択薬であったが,
わが国でもより有効性が高いトリプタン製剤が発売されるようになり,その地位を譲り渡した.
現在では軽症例や副作用のためトリプタン製剤が使用できない例が適応となる.
〔使用法〕
発作のできるだけ早い段階で,1~2錠内服させることが使用法のコツである.
前兆を伴う片頭痛では,前兆が出現した段階で内服させる.
鎮痛薬ではないので,発作がピークになってから内服しても効果は少ない.
問題94
100 B6 認知症が主要な症状となるのはどれか。
a Parkinson病
b 線条体黒質変性症
c 進行性核上性麻痺
d 筋萎縮性側索硬化症
e オリーブ橋小脳萎縮症

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:c
解説
TBは空気感染するけど、何かに付着すると感染力無くなるお
cはパーキンソニズムと認知症が特徴としか言えないしな‥

多系統萎縮症って脊髄と小脳が病変部位だから認知症だのなんだのはないんだな
たった今認識したよありがとう

aのParkinson病ではしばしば認知症を来たしますが、主要な症状ではないです。
b,eの多系統萎縮症でも認知症はまれに伴いますが、主要な症状ではないです。
cの進行性核上性麻痺ではParkinson症状、認知症が主要な症状で、眼球の下転障害が特徴です。

進行性核上性麻痺
本疾患は中年以降に発症し,姿勢反射障害(易転倒性),核上性眼球運動麻痺,体軸ジストニア,
仮性球麻痺,痴呆などを呈する進行性神経変性疾患である.
歩行障害や易転倒性から発症する例が多い.
眼球運動障害は随意的な下方視障害から始まり,進行すると,すべての方向への運動制限に至る.
また頸部筋の固縮と過後屈をしばしば認める.
仮性球麻痺の進行とともに無動,痴呆などで10年以内に寝たきり状態となる.
診断には上記臨床症状に加え,抗パーキンソン病薬への反応が乏しいこと,
MRIで中脳被蓋の萎縮や第3脳室の拡大,SPECTでの前頭葉血流低下などが参考となる.
髄液中のタウ蛋白の増加も報告されている.
問題95
複視をきたす脳神経をすべてあげてください。

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:Ⅲ、Ⅳ、Ⅵ
解説
複視は動眼・外転・滑車などの外眼筋支配の神経障害で起こるから、Ⅲ、Ⅳ、Ⅵ神経か?
■眼筋の神経支配
外直筋一外転神経
内直筋一動眼神経
上直筋一動眼神経
下直筋一動眼神経
下斜筋一動眼神経
上斜筋ー滑車神経
問題96
ワレンベルグの責任動脈は?
a.後下小脳動脈
b.大腿動脈
c.鎖骨下動脈
d.無名動脈
e.内腸骨動脈

出典106スレ18 ??氏
+ ...
解答
正解:a
解説
問題97
105のF24ってむずくない?髄膜種から共同偏視選ぶ問題。
これなんで80パーもあるの?一応偏差値50維持してきてるんだけど...
誰か解答に至るまでの思考回路教えてくだしあ(>_<)

出典 106スレ18 ??氏
+ ...
解答
解説
共同偏視の問題について、簡単に説明すると

左右の眼球運動は橋にある左右のPPRFが司ってる
右PPRFが眼球の右向き
左PPRFが眼球の左向き
そしてこのPPRFは対側の大脳によって支配されている

例えば左の大脳に出血、腫瘍などの病変があれば、右のPPRFに指令がいかず
左のPPRFが相対的に優位になって両側眼球は左向きになる。

共同偏視は大脳病変の存在の指標となるんだ


もしよろしければ小脳出血による健側への共同偏視も説明願えますか

病見えの101ページにのっとるがな。
小脳で健側への共同偏視、橋で正中位となる理由が図入りで書いてありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1056307420

右小脳出血→右の橋圧迫(右PPRFやられる)→目は左向き で良いかな?
問題98
105G36 Willis動脈輪を構成するのは?3つ
a.内頚動脈  b.椎骨動脈  c.前大脳動脈  d.中大脳動脈  e.後大脳動脈

出典106スレ19 ??氏
+ ...
解答
正解:ace
解説
間違えて へー って思ってたけど、これクソ問なのか 正答率36.3%

中大脳は入らないって奴だったなー
初見普通に間違ったな
問題99
Lewy小体型認知症について誤っているもの1つ
a 小阪憲司が発見した
b 幻視に対して抗精神病薬を用いる
c Parkinson症状があっても、認知症改善にコリンエステラーゼ阻害薬を用いる
d MIBG心臓シンチでとり込み低下が見られる
e SPECTで後頭葉の血流低下がみられる

出典106スレ20 ??氏
+ ...
解答
正解:b
解説
○a 小阪憲司が発見した。1967年に第一例 日本人医学者の偉業として記憶に留めたい
×b 幻視に対して抗精神病薬を用いない。過敏性があり禁忌
○c Parkinson症状があっても、認知症改善にコリンエステラーゼ阻害薬を用いる 
○d MIBG心臓シンチでとり込み低下が見られるのは、パーキンソン病と同様
○e SPECTで後頭葉の血流低下がみられる。PET/SPECTで後頭葉の血流量↓
問題100
Kennedy-Alter-Sung病について誤っているのはどれか。
a X連鎖劣性遺伝である。
b 血清CKが上昇する。
c 精巣萎縮や女性化乳房が見られる。
d 筋原性の病態である。
e 成人男性に好発し知能低下は見られない。

出典106スレ22 ??氏
+ ...
解答
正解:d
解説
これは川原病しか知らん。
Kennedyから、Ke→け→球
Sungから、スン→シン→神経と覚えたと思うがよく知らん。

神経疾患なのに近位筋萎縮する奴だっけ?

みなさんよくご存知ですね!
そうです、正解はd!
下位ニューロンの障害ですよね。
神経原性なのにCKが上昇するのがポイントです。
MTMがターゲットで、今年はこれが出るかもしれないといっていたのでさっき見直してました。
問題101
103I14妊娠中の片頭痛もちの患者さんに処方していいもの、1つ。
a.NSAIDs
b.トリプタン系薬剤
c.Ca-blocker
d.β-blocker
e.エルゴタミン製剤

出典106スレ22 ??氏
+ ...
解答
正解:d
解説
なんと、dのβブロッカーが妊娠中でも使用可で
他は、禁忌、または妊娠がわかったら中止すべきなのだそうです。
回数別103I14の解説参照
β遮断薬
プロプラノロール(propranolol)により、約50~80%の片頭痛患者に予防効果が認められる
交感神経系への内因性活性(ISA)をもつものより、
純粋にβ遮断作用をもつものが予防に有効である。
http://homepage2.nifty.com/uoh/kusuri/k_betablocker.htm
問題102
片頭痛の予防薬と発作薬それぞれ何だったっけ?

出典106スレ22 ??氏
+ ...
解答
予防…Ca-bloker(1st)1、β-blocker ←とにかくブロッカー
発作時…トリプタン、エルゴタミン、NSAIDs
解説
そういえば、HTでカルシウム拮抗薬を使っている人には、
偏頭痛でもトリプタン禁止とか。
カルシウム拮抗薬が血管拡張作用があり、
トリプタンは偏頭痛に使う薬なのに血管収縮作用があるためとか。

そらあーた、acetylcystien投与中の耐熱薬にacetaminophen使ったらアレでしょ
問題103
神経・精神・運動の問題12(手根管症候群の問題(1)、(2)の続き)
http://www35.atwiki.jp/105kokushi/pages/24.html
(3)この患者の初期治療として適切なものはどれか。2つ選べ。
a肘関節の装具固定
b手関節の装具固定
cシクロスポリンの内服
d副腎皮質ステロイドの局所注射
e屈筋支帯の切離
+ ...
解答
(3)正解:bd
解説
(3)
×a病変部は手関節にあるため、肘関節を固定しても手関節は安静を保てない。
○b手根管症候群は正中神経障害で障害部位も手根管部のため手関節の装具固定は適切。
×cシクロスポリンは免疫抑制剤であり、ベーチェット病、腎移植などで用いられる。
○d副腎皮質ステロイドの局所注射を手根管部に行うことは即効性があり早期に症状を軽減する。
×e手根管開放のための手術のことであるが、適応は拇手対立運動麻痺や
3ヶ月の保存療法で改善しない場合におこなう。
問題104
100F44 46歳の男性。手足のしびれと脱力とを主訴に来院した。
32歳ころから両足趾にピリピリ感があり、便秘と下痢とを繰り返すようになった。
39歳の時に湯たんぽで両足に熱傷を負ったが、熱さや痛みをほとんど感じず、このころから勃起障害を認めている。
40歳ころから徐々に両下肢に力が入りにくく歩行が困難となり、手指の筋萎縮と感覚障害も進行している。
最近は立つと失神することが多くなり、手足には暑い日でも汗をかかない。
母親と兄とに同様の症状を認める。
正しいのはどれか。2つ選べ。
a.伴性劣性遺伝する。
b.進行すると痴呆を呈する。
c.血清中に異常蛋白を認める。
d.血漿交換が有効である。
e.肝移植が有効である。
+ ...
解答
正解:ce
解説
診断:家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)
原因:不溶性の線維性蛋白アミロイドが組織に沈着して起こる。常染色体優性遺伝。
トランスサイレチン(transtyretin:TTR)の1塩基変異による異常トランスサイレチンが認められる。
最も多いのはFAP1(Val30Met変異)で30番目のバリンがメチオニンに置換している。
トランスサイレチンは甲状腺ホルモンやビタミンAの輸送を受け持っている。
初期には深部感覚は比較的保たれ温痛覚障害が主体で痛覚麻痺のため無痛性火傷を起こしやすい。
以前は温痛覚麻痺があり、常染色体優性遺伝のため、家族や親戚とともにハンセン病と
誤診されて隔離施設に入れられた悲惨な歴史がある。
現在は、肝移植によりある県の発症家族性アミロイドポリニューロパチーは0人になったと新聞に出ていた。

便秘と下痢の繰り返しでぴんときて、起立性障害などの自律神経症状、温痛覚障害、
両下肢の筋萎縮、勃起障害、家族性発症などからFAPを想起する。
治療は、肝移植が唯一。
神経・精神・運動3の問題88、89に類題あり。
問題105
次のうち中枢性の病変で発症するものを3つ選べ。
a) acromegaly(先端巨大症)
b) Bartter syndrome
c) Charcot-Marie-Tooth disease
d) diabetes insipidus(尿崩症)
e) epilepsy
+ ...
解答
正解:ade
解説
簡単すぎ

Charcot-Marie-Tooth diseaseなんか、やまだったから誰でもできる
問題106
101B79  大脳皮質の障害に特徴的な症候はどれか.2つ選べ.(正答率50.2%)
a 運動失調
b Broca失語
c Kernig徴候
d Babinski徴候
e 二点識別覚障害

+ ...
解答
正解:be
解説
×a運動失調は、小脳障害や前庭機能障害などで生じる。
○b Broca失語は、運動性失語症 motor aphasiaとも呼ばれ、
優位半球前頭葉のブローカ中枢の障害により生じるとされる失語で、大脳皮質の症候である。
ブローカ中枢は左の前頭葉で下前頭回後部の弁蓋部と三角部に存在する。
×c Kernig徴候は髄膜刺激症状。
×d Babinski徴候は錐体路徴候であり、大脳運動野から内包・脳幹を経て対側の脊髄に至る上位運動ニューロンの障害で見られる。
また生後2歳までは正常児でも認められる。
○e:頭頂葉障害で認められる。
コンパスそのほかを用いて同時に2点を刺激し,1点か2点かを識別する能力を二点識別能力と呼ぶ。
大脳皮質病変に最も鋭敏なテストとされるが,受容器から大脳皮質に至る感覚経路の障害が存在する場合にも異常を呈する。
皮膚での受容器分布密度も大きく関係するため,身体部位による差が著明で,最も鋭敏なのが舌端,次いで指尖である。

大脳皮質の障害に特徴的な症候として、失語、失認、失行がある。
頭頂葉性では、Gerstmann症候群(手指失認、左右失認、失算、失読)、立体覚障害、二点識別覚障害、構成失行などがある。
問題107
脊髄病変の高位診断で髄節障害を判定する指標として重要なのはどれか.
a 腱反射
b 筋緊張
c 運動失調
d 深部感覚
e 足底反射

+ ...
解答
正解:a
解説
L3/4(→L4障害)なら、L4の4と四頭筋の4、膝蓋腱の「し」で括っちゃえるしとなる
L4/5(→L5障害)は反射系は何も起こらないのがポイントだもんね
アキレス腱は?
強引だけど、S1だからアキレSuで覚えとる
まぁ膝のほうが高位なのは直ぐわかるからコレで十分かなぁと
………………………………………………………………………………
L3-4間でL4神経根(大腿前面から下腿内側の知覚,膝伸展筋力,膝蓋腱反射),
L4-5間でL5神経根(下肢外側から足背の知覚,足趾背屈筋力,),
L5-S間でS1神経根(下肢後面から足底外側の知覚,足関節や足趾底屈筋力,アキレス腱反射)
………………………………………………………………………………
問題108
以下の疾患のうち、
(1)肥満をきたしやすいもの3つ
(2)先天的な心疾患を合併しやすいもの4つ
(3)知能低下をきたしやすいもの3つ 
(4)特に低身長をきたしやすいもの2つ
(5)遺伝子疾患ではないもの1つ
(TECOMの2012年1月の模試を改題、原題は大動脈弁輪拡張症を伴う疾患を問う問題)
a Down症候群
b Marfan症候群
c Turner症候群
d Cusing症候群
e Prader-Willi症候群
f DiGeorge症候群症候群
g Lesch-Nyhan症候群

+ ...
解答
正解
(1)肥満3つ
ade
(2)心疾患4つ
abcf
a心室中隔欠損 b大動脈弁輪拡張・僧帽弁逸脱 c大動脈縮窄 f様々な先天性心疾患あり

(3)知能障害3つ
aeg
(4)低身長2つ
ae
(5)遺伝でないもの1つ
d
解説
問題109
 26歳女性。発熱、頭痛および嘔吐を主訴に救急車で搬入された。一昨日の夜から高熱、頭痛及び嘔吐が出現し、背部痛を伴っている。
身長156cm、体重51kg、体温38.6℃、呼吸数22/分。脈拍112/分、整。血圧80/56mmHg。
 この患者でみられたとき細菌性髄膜炎を最も考えにくいのはどれか。

a 項部硬直がない。
b Kernig徴候が陰性である。
c 頭部単純CTで異常を認めない。
d 首をすばやく左右に振らせたとき頭痛が増悪しない。
e 他動的に頸部を屈曲させると股関節と膝関節が屈曲する。

+ ...
解答
d
解説
"jolt accentuation" は「頭痛のある患者が首を左右に振ると頭痛が増強する」という所見で、
細菌性髄膜炎について97~99%ときわめて高い感度を持ちます(特異度は60%程度)。
すなわちjolt accentuation陰性であれば高い確率で髄膜炎を除外できるといえます。
なおKernig徴候とBrudzinski徴候は特異度は高いが感度は低い所見であるとされています。
joltは総合診療系の先生が大好きなうえ
広く知られるようになってちょうど4、5年なので、来てもおかしくないと思います。

細菌性髄膜炎の典型的な症状と臨床徴候として,発熱,頭痛,嘔吐,羞明,項部硬直,意識障害が挙げられ,
三徴である発熱,項部硬直,意識障害をすべて呈する患者は,2/3以下である.
高齢者の髄膜炎では,発熱と意識障害のみのことが多い.
1秒間に2-3回の速さで頭部を水平方向に回旋させたときに頭痛の増悪がみられるjolt accentuation of headacheは,髄膜炎において感度97%,特異度60%とされる.
髄膜炎が疑われた患者における髄膜刺激徴候は,項部硬直で感度30%,特異度68%,
ケルニッヒ徴候とブルジンスキー徴候では,感度5%,特異度95%とされる.
←106回G59にjolt accentuationの名称が出ている。107回には内容を問う問題が出るでしょう。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2006dir/n2686dir/n2686_10.htm
感度と特異度
SnNout:感度(Sensitivity)が高い検査で陰性(Negative)ならば疾患を除外(out)できることが多い。
SpPin:特異度(Specificity)が高い検査で陽性(Possitive)ならば疾患を診断(in)できることが多い。

スクリーニングなどには感度の高い検査を行う。
疾患の存在を確認するには特異度の高い検査を選択する。
問題110
てんかんの運転免許の診断書について
<運転許可の診断書を書くことができる条件は?>

+ ...
解答
解説
(1)発作が過去5年以内に起こったことがなく、医師が「今後、発作が起こるおそがない」旨の診断を行った場合。
(2)発作が過去2年以内に起こったことがなく、医師が「今後、X年程度であれば、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合。
(医師がXの年数を判断する)

(3)医師が、1年間の経過観察の後「発作が意識障害及び運動障害を伴わない単純部分発作に限られ、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合。

(4)医師が、2年間の経過観察の後「発作が睡眠中に限って起こり、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合。

(「運転免許の欠格事由の見直し等に関する運用上の留意事項について(平成23年8月2日)」の通達別添「一定の病気に係わる免許の可否等の運用基準」より)

問題

出典:
+ ...
解答

解説

最終更新:2012年08月30日 15:54
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