SFM_TOhma

トーマ・エンブレムコード=エムブリヲ:コーダ<TOhma・EMBLEMCODE=EMBRYO:Coda>

【設定】

突然の冥魔の侵攻、機械人形の反乱。栄華を誇った帝国は瞬く間に燃え落ちた。
強かった父。優しかった母。厳しかった兄。温かかった姉。
――愛した家族と帰るべき場所。
己の心と共に全てを亡くしたその時に、彼の絶望は始まった。
 スパンド船団旗艦アルマガン所属第一陸戦大隊旗下第五独立剣師団“黄金翼主”団長トーマ・エンブレムコード。
 第二世界エルスゴーラ、パイリダェーザ帝国第二王子オーマ・メルキセデク=パイリダェーザ。
 これらが同一の人物であることを知るものは多くない。
 片や、“黄金翼主”旗騎であるエンブレムコードを駆る一騎当千、勇壮たる鋼騎士。
 片や、騎芸や武術などとは縁遠く、姉姫と共に花や絵画を好んで嗜んだ繊細な少年。
 双方を知るものでも、その姿を重ねることは難しいという。

 しかし、双方を知ったものはみな口を揃えて嘆く。彼の祖国を滅ぼした冥魔の恐ろしさを。
 豊かな緑の黒髪は艶のない白髪へと変わり、温和な柔らかい瞳は硬く鋭く歪んでしまった。
 嫋やかな舞の手振り足取りは、敵を打ち倒す為の死の舞踏へと意味を変じた。
 喪失の経験と十三の歳月が、幼かった彼を魂から打ち砕いたのだ。
 花と笑顔に愛された少年オーマは死に、血風荒ぶ戦場に佇む戦士トーマだけが此処に残った。

 オーマがトーマと名を変え、再び歴史の中に現れるまでのことを知る人物は少ない。
 また本人もあまり多くのことを語ろうとしないが故に、彼の十三年間の経歴は靄に包まれている。
 それでも時折、彼が酒に浸る時などに洩らされる言葉から様々な憶測が飛び交った。
 曰く、彼の駆るエンブレムコードはパイリダェーザ帝国の王権そのものである。
 曰く、国が滅び落ち延びた後、剣聖プロキシマより直々に鋼騎剣術を伝授された。
 曰く、彼の連れているカーリィ“デクストラ”は天使の化身である。
 曰く、彼は行ったことも見たこともない世界の夢を見る。
 曰く、甘いものが好きで特に生クリームを使用した洋菓子には目が無い。
 何れも与太、流言飛語の類であり信ずるには値しないものだが、彼が事実を語らぬ以上話は膨れる一方であった。

 紆余曲折。

 現在、彼は第一世界ラース=フェリア・アルセイル地方で鋼騎士として戦っている。
 彼が今ここにいるのは、至天塔の守護天使ウルターシャとの契約故だ。
「世界の救済を叶え“神の戦士”へと至った時、機械帝国を討ち滅ぼす剣を授けよう」
 神の戦士。フェダーイン。第二世界が戦いの世界であることの価値。彼の兄も目指していた、かつての光。
 しかしトーマは第二世界の鋼騎士としては在り得ぬことに、ただ果たすべき目的への手段としてそれを目指す。

 第一世界の救済も、最高の名誉も、全てはかつての母国を取り戻す為だけに。
 トーマ・エンブレムコードは、今ここに在る。


【この三行だけで必要十分】

  • 第二世界エルスゴーラ、パイリダェーザ帝国の王子。冥魔の侵攻により祖国が滅んだが、王族の中でひとりだけ一命を取り留める。
  • かつての帝国を取り戻すため、試練としてラース=フェリアを救うスパンド船団に乗りこんだ。
  • 目的の為にはシビアになるが、元来優しい性格の彼はなんだかんだで現地民と交流すると情に絆されてしまうとか。


【エンブレムコード=エムブリヲ:コーダ】

 現在トーマが名乗る姓であるエンブレムコードとは、彼が駆る鋼騎の名だ。
 真鍮色の無骨な中量級鋼騎ではあるが、その実態はパイリダェーザ帝国の皇帝騎である。
 外部装甲を十重二十重に展開すると、内からは黄金色の細身な高機動型鋼騎が現れる。
 名は、エムブリヲ:コーダ。戦いを終わらせ、平和を宿す揺り籠だ。


とりあえず簡単な設定だけ。
詳細は後日。
データは明日。


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