九頭 恋

【Jap.NAME】

九頭・恋<Kokonoto・Ren>

【NAME】

レンブラント・ド=ドラクロア<Rembrandt・de=Delacroix>

【SEX】

Male

【AGE】

600over

【CLASS】

Dhampir.10/Legend.6/OverLander.1/Centurion.4

【BLESS】

《Agir》《Agir》《Gaia》

【SHARD】

右ピアス:黒紫の正七面体

【STATUS】(常時特技、装備修正済)

命中:20 回避:21 魔導:19 抗魔:21
行動:20 耐久:83 精神:69 
攻撃:<炎/氷/雷>+26/<刺>+19 防御5/5/5/2

【SKILL】

Legend:
《運命の予感》《剣王の城:白銀の鎧》
《逆転運命》《勝機掌握》《潜在覚醒》
《守護天使》《スペシャルパワー》

OverLander:
《異界の武器》《戦闘技術》

Dhampir:
《夜の血》《狩場展開》《影剣》
《夜の眷属》《強き血》《高貴なる血》
《夜の牙》《闇の檻》《影剣・弐式》
《契約の血》《影の軍団》《不死》

Centurion:
《いくぜ! 野郎ども!》《援護しろ!》《弾幕を張れ!》
《総員、戦闘準備!》《よく狙え!》《バカめと言ってやれ!》

【HOT】
《遠き日の約束:挫けぬ心》

【SETTING】

 ブルースフィアと酷似した、名も無き世界。未だ貴族主義が幅を利かせていた時代に、一人の青年がいた。フランスはオック地方に住む、レンブラントという名の国柄には珍しい艶のある黒髪をもった青年である。生家は小さな古物商であったが、幼少の頃より隣家の医者に出入りし医学に興味を持ち学び、齢十五で成人する頃には一端の知識と技術を身につけていた。そう、天に才を与えられていたのか、その手腕を遺憾なく発揮し、齢二十ニにして国の首都パリに個人医院を構えるのを許可されるほどに。

 しかし時代は後に百年戦争と呼ばれる戦乱の只中、従軍医師として遠征に参加させられ、青年は多くの人間の生死を見つめることになる。国の為と謳いつつ、故郷の家族の為に死んでいく兵士たち。どうにか治して帰してやりたい。彼らの妻や子供に会わせてやりたい。けれど、彼らは涙と悲しみ、それからほんの少しの感謝を抱いて死んでいく。死んでいく。死んでいく。青年は自身の無力さを感じつつも、腕を止めることは許されなかった。考える時間もないままに、気がつけば戦争は終っていた。

 首都に帰還し、青年は戦場での働きにより苗字を与えられることになる。『de la croix』、「信念に生きる者」の意である。その重みに、ようやっと青年は悩む時間を得た。自分はそんな大層な人間ではない。戦場で助けた人間よりも、助けられなかった人間の方が圧倒的に多いのだ。だから自分は役に立ててはいないのだ、と。医者の本能故麻薬には手を出さなかったが、酒に溺れる青年を思考の底から救い上げたのは、故郷から追いかけてきた幼馴染、隣家に住む師の娘だった。「その考えは傲慢だ、貴方に助けられた人間に対する侮辱だ。確かに助けられなかった人も多くいるだろう、しかしそれでも貴方は必死になって助けようとしたのだろう? 自己満足のためでなく、本心から。死んでいった彼らは貴方に何と言った? ありがとうとは言わなかったか。家族に会えなくとも、最期に心から努力してくれる人間に会えて、感謝の言葉を紡がなかったか。そんな貴方だからこそ、王様にその名を授けられたのだ」そう言って、彼女は青年の頬を張ったのだ。その痛みと彼女の涙で、青年の迷いは止まった。

 そして青年と彼女は結婚し、医院の経営も順調で、全てが上手くいっているように見えた。しかし結婚して一年も経たない内に彼女が胸を患い、看病の甲斐なく亡くなってしまう。ただ笑顔だけを残して。一人だけとなった医院の診察室で、青年は発狂する。元より彼女の自信と耀きに支えられていた自身の弱さは、一度耐えてしまっただけに大きく崩れた。やはり自分は人を助けられない。多くの兵士だけでなく、ただ一人の最愛の人さえも。もう嫌だ。こんなにも無力なら自分なんていなければいい。神も教義も自分自身も捨て、自らの首筋に剃刀を当てたその時だ。黒い黒い、影のような何かが世界の底から溢れ出したのは――。

 青年の絶望と狂気に喚び込まれ、現れた奈落。世界は急速に侵され、多くの人が消えていった。山が消え、河が消え、国が消えた。そして海も消え、やがて世界が消えた。遺されたのは青年と、奈落だけだった。その全てが貪られていく様を、青年はただただ呆と見ているだけだった。彼女の居ない世界なら、自分だけしか居ない世界なら、そんなものは要らない、どうでもいいのだと。最後に奈落が、諦念に沈んだ宿主を喰らおうとしたその瞬間でさえ、青年の心は錆びついたままだった。

 けれど。奈落の闇胎の中で、青年は切り取られた世界の断片を見た。それはいつか幼い頃に見た風景。家族で過ごした故郷の屋敷。医術を学んだ師匠の診療所。自分の診療所のあった首都の大通り。辛く苦しかったけれど消えない輝きがあった戦場。友と語らった街角の小さな酒場。そして何より、幾度も繰り返した彼女と過ごした毎日。幸せだった。振り返れば、確かに光に満ちた記憶が在る。そうだ、彼女が居た日々が満ち足りていたのは当たり前だが、そうでない時も自分は笑えていたじゃないか。こんなにも、世界は愛しいものだったのだ。何故、それを忘れていたのだろう。自分が情けなくて悲しくて、周囲に浮かぶ欠片を見て、涙が毀れた。そして憤る。自身に。そして奈落に。世界を壊した奈落を、――そして自分を、決して許さない。棚上げだと罵られてもいい。エゴだなどとは言われなくても分かってる。だから奈落を、世界を、まとめて自分の中に呑み込んだ。

 結果として青年は奈落の力、それと同時に世界そのものを躰に宿すことになる。また、それによる不死の能力も。ただマナだけが流れる次元の狭間を漂いながら、自身の変化を自覚する。そして、世界の真実を識ったのだ。唾棄すべき邪悪と、遥かなる理想郷の存在を。もう二度と同じ過ちは繰り返さない、この狂おしいほどに愛しい世界を護ろうと決意して、青年は光の向こうに見えた『青き地球』へと手を伸ばしたのだった。

 明治維新、文明開化の只中に界渡りをしてきた青年は、日本名『九頭・恋』と名乗り社会へと溶け込んでいった。奈落の存在に理解ある者の協力もあり、医学の知識、技術を頼りに帝都の大学に教授職を得て生活を繋ぎながら、使命を果たす日々。不老の特性ゆえあまり長期間は同じ場所に留まれず各地を転々とする暮らしだが、人々が向けてくれる笑顔に青年は満足していた。そして時は流れ現在、某県N市に居を構えて幾年、大学へのコネクションは残しつつかつてのように個人医院を開き、ささやかな生活を送っている。過去を贖う為に、闘いながら。

【Equipment】

 武器:影剣・弐式/セキュア・ダガー
 防具:白銀の鎧+マジカルクロス
 アクセサリ:青星玉のピアス

【Item】

 四輪車:シトロエンDS23
 ポーション*2
 MPポーション*2
 兎の足

【My Life】

 大富豪
 シャードの中にある壊れた世界(廃屋+神聖+幽屋+国家規模)
 九頭医院(小型施設)



【After Campaign『人と奈落と精霊と』】

 我が王が降りてきた時から始まった“闇の御子”を巡る戦いを経て、レンブラント・ド=ドラクロアは多少なりとも成長することが出来たのだろうか。かつての過剰なほどの自虐ぶりはあまり目立たなくなり、対外的な物腰は以前より柔らかくなった。復旧した九頭医院にて診察を再開し、近隣の住民らには変わらず親しまれている。爆発炎上した件に関しては苦笑いを返すしかないのだが、各所の情報操作のおかげでどうにか誤魔化せてはいるようだ。しかし時折どこか苦しげな、あるいは悲しげな表情を浮かべているのが見かけられている。一度染み付いた性根はなかなか抜けないのか、その辺り相変わらず鬱陶しい男である。現在は医院の運営の傍ら、アスガルドへ至る為の手段を模索しているようだが、あまり手掛りは得られていないようだ。そも片手間に調べていて手に入るのなら――、と色々迷う悪循環に陥っていたりいなかったり。何を大事にするべきか。

 主と約束した“理想郷”の探索、その為に新たな力をレンブラントは獲得した。己の中に宿した奈落と世界の力を自身の魔力で融合させ、白黒一対の騎士を生み出すことが可能になったのだ。かつての戦友の名を貰い、白騎士“アルテュール”、黒騎士“ベルトラン”とし、アルテュールはレンブラントの行動を助ける護衛として、ベルトランは味方を援護する遊撃として、それぞれ自立した意識を持っている。以前の事件の際に、シャードの中の廃世界にてシャルロット様が従えていた近衛騎士の記憶を基に再構成したもので、能力的にはお墨付きである。


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