ウェンディのどちらかというと主観的なランナーズダイアリー My little dragon

7月21日


ランを受けるまで


 Buzzkillの件から18日程が経ち、簡単なアルバイトをこなしたり、ドローンちゃんたちと戯れたり、少し真面目に対人交渉のスキルに磨きをかけてみたり、思い思いの日々をすごしていた私たちに、例によってイチローからランを斡旋したいという話が届いた。

 残念ながらチームの主戦力であるニキータの都合は付かなかったが、エッセンス5.26(仮)改め今回だけエッセンス6(仮)はジョンソン氏が待つスシ・バー「まねき」へと向かった。
 あ、そうそう、今のままじゃあんまりだと思うんで何かニューロなチーム名募集中。

 スシバー「まねき」にてジョンソン氏の提示した、ランの内容は以下のとおりだった。

何者かによってある企業から盗み出されたトランクを可及的速やかに奪還すること。
トランクは開封不可。下手人は不明。トランクにはステルスタグとマトリックスを利用した特殊なビーコンが内蔵されているため追跡は可能。
報酬は前金5000\,トランクを取り戻せば15000\,下手人を生け捕りにすれば追加で5000\

下手人が不明という点は厄介だが、厄介すぎるということも無く、報酬も悪くなかった。
あたしとしては、ちょっと欲しいブツを手に入れるためにこのランの成功が不可欠だったので、依頼を受けておきたかった。
他のメンバーもランを受けることには賛成してくれた。

で、その後はお決まりの情報収集。


 1時間と待たずに2.03が次のような情報を掻っ攫ってきた。相変わらずマトリックスでの腕前は流石だ――マナー以外では。(あたしのマナーが何だって?-2:03)
2.03曰く、ジョンソン氏の素性は覚醒系の企業R&D社に勤めるレシオス・マルフォイ。
R&D社は最近「黄色いモノリス」のペルソナを使用する何者かによってハッキングを受けた形跡があり、問題のトランクは1時間ほど前に国道上に存在していたことが判明した。

 ここで少し引っかかったのが「黄色いモノリス」のペルソナ。実はそいつには私と2.03には心当たりがあった。
ランの合間に先日私と2.03が受けたいた簡単なアルバイト。これはあるドラゴンフリーク達のBBSから、その利用者を割り出して欲しい。というものだったのだが、そのアルバイトの依頼人も黄色いモノリスのペルソナを使用していたのだ。

 これらの情報から、トランクの中身がクリッター,少なくとも覚醒種に関連するものであり、ドラゴンフリークたちに売りつけることによって利益を得ようとしているとあたりをつけ、ジェイラスが彼のコンタクトのボルタックに「そういったもの」が取引されそうな様子はないか探りを入れてみたところ、今夜あたりに「そういった取引」があるという噂を聞くことが出来た。

 しかしそこからの調査は難航を極めた。運の悪いことに相手の都合が悪くイチローを始めほぼ全てのコンタクトとの連絡を取ることができず(確かそのころセーフコフィールドではマリナーズがダブルヘッダーを戦い抜いていたはずだが、イチローもきっと他の仕事で忙しかったに違いない)、噂話を信頼に足る情報に変換することは出来なかった。
前の件のミスタージョンソンであるフレッド氏(彼もなぜか件のドラゴンフリークのBBSに顔を出していた)と連絡を取ろうとしたが、こちらも仕事の都合でコンタクトを取れず。

  トランクが郊外へ移動中であること、取引(それがこの件であるとは限らなかったが)が今夜行われる可能性が高いことから、時間の経過と共に追跡及びブツの奪還はより困難になると判断。
ステルスタグを起動、ブルドックちゃんに全員同乗し、現場に急行、強襲する強攻策を取ることとなった。

いわゆる「クライマックス」ってやつ?


 幸い、タグの電波にも尾行に気づかれることなくローンスターの巡回もおざなりな郊外の廃棄地区で連中を補足することが出来た。

 念のため1ブロック空けた所でブルドックちゃんを止め、フライスパイ1号ちゃんに偵察してもらったところ、バーガーキングの元店舗に件のトランクを手にした二人組が入っていくのを確認できた。
 店舗の周りには車が2つ止められていたことから、ここで取引が行われると判断。より詳しい状況を探るために危険を承知で1号ちゃんに店舗の中へ強行偵察をお願いした。
 そこで目にした光景は意外なものだった。二人組が取引相手を思われる4人を念入りに射殺して回っていたのだ。
想定外の事態だったが、とりあえずチーム内であの二人組はぶっ殺してOKというコンセンサスを得たため、強襲を実行に移すこととなった。

 戦闘は奇襲だったこともあり、わずか1秒(1IP)で決着が付いた。いやぁ、アレクの魔法は恐ろしいの一言に尽きる。高魔力の魔法使いは敵に回したくないね。最近どっかのランナーチームもそれで全滅したらしいし。
だが、敵のわずかな反撃の機会によってにシャーリーとロッテ(注:囮&制圧目的で飛ばしていたロトドローンです)は撃墜されてしまった(後で直してあげるからね)。なかなかの腕前だった様で奇襲が成功しなければ危なかったろう。
しかし、店の外の車で待機していた「3人目」については事前に気が付くことができず、逃走を許してしまった。こちらの顔や素性は恐らく「3人目」には見られてはいないが、懸念を残してしまった

で、事後処理ってやつです。


 瀕死の「二人組」を簀巻きにした後、ジェイラスの意識探査によって事態の把握に努めることにした。その結果判ったことは次のとおり。
トランクの中身はフェザード・サーペントの幼生(なんてことだ、ドラゴンに関わっちまった!)。
彼らはクリッターハント専門のランナーチームであり、捕獲したフェザード・サーペントをR&D社やドラゴンフリークたちに売却、その後強奪して再度販売、のサイクルを繰り返して設けようと考えていたようだ。
ランナーチームは5人編成だが、今回は都合により3人で事に望んだこと、逃げた「3人目」はメイジだった、などあまり有難くない事実も判明した。
そういえば2.03を筆頭に3人ともが「ふわふわまふまふ」とか言うフレーズに胸をときめかせていたようだが、どこがつぼにはまったのだろう? あんなものよりもドローンちゃんたちのツルツルでスベスベの肌触りのほうが素敵に決まっているのに・・・・・・っとそれはさておき。

 そのまま指定されたポイントへ向かい、ジョンソン氏にトランクと下手人を引き渡してランは無事終了。
二人の今後は我々の知るところではないが、欲を掻きすぎた人間の末路はこんなもの、という事だろう。

 そうそう、ランの終了後、イチローからサイン入りホームランボールをプレゼントしてもらった。感謝感謝。大切にしようと思う。
最終更新:2008年11月30日 05:49
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