Determinate Truth

富士山のふもとにある魔堕池のほとりにある旅館「魔堕池荘」

雪景色が良く見えるとあって、冬に賑わう旅館に不穏な影が

売れない作家、態度の悪い宿泊者、仲の悪いスタッフ達

これらは殺人事件に関係があるのだろうか、いやない(反語)

とりあえず、この旅館はTRPG合宿には向いていない。それが決定的な真実だ

Beast Bind Trinity
「Determinate Truth」

心惑わすは人のエゴ、心繋ぐは絆の力


ハンドアウト


PC1
 君は早稲田大学のTRPGサークル「一擲堂」の幹事長だ。去年まで冬合宿に利用していた宿は夕飯の量がとても多く敗北者が続出したため、今年は別の場所にすることが総会で決定となり、君は不本意ながら隔月コムネット(通称カクコム)が提案してきた「魔堕池荘」の下見を1人ですることとなった。
(本来2人での下見だったのだが、もう1人が臀部に腫瘍ができたため当日の朝キャンセルとなった。)
 君は魔堕池荘の最寄りに到着し、帰りたい気持ちを抑えて30分山道を歩いていたところ、旅館スタッフの神山夕日(女/17)が倒れているのを発見する。何事かと思いその先を見ると、森の中に大量の血と人の死体があるではないか。
何だか意味が分からないが、退屈だと思っていた下見先で殺人事件というのは不謹慎ながら刺激にはなりそうだし、殺人事件があったとなれば、さすがに堂員も魔堕池荘での合宿は諦めてくれるだろう。君は期待と興味を胸に事件を調べることにした。


PC2
 君は旅館「魔堕池荘」に新しく入った住み込みのスタッフだ。魔堕池荘には作家の隅田玄剛郎(スミダ ゲンゴロウ 男/28)が長期滞在しており、君は掃除をする傍ら、玄剛郎に書きかけの原稿の読ませてもらうことが密かな楽しみとなっていた。
 玄剛郎は君以外のスタッフとは仲良くなかったためか、ある日の夜、珍しく部屋から出た玄剛郎は君に部屋の電子ロックのパスワードを伝え、部屋の掃除をしてほしいと頼んできた。君は頼まれた通り掃除を済ませたが、その直後 玄剛郎が山中で遺体として発見されたという一報を耳にする。
‥あれ? 最後の目撃者が自分で、自分は今 被害者の部屋の中に唯一入ることができる人間‥‥君は自分のために(そして亡き玄剛郎のために)、この事件を調べる決意を固めることにした。


PC3
 君は出版社 梅書房に勤務する編集者だ。最近経営不振の梅書房では不振を挽回するために、売れない作家の作品を多数集めて埋もれた傑作を発見しようと、編集者が様々な無名の作家の元を訪れている。今回の君の担当は隅田玄剛郎であり、君は玄剛郎が滞在するという魔堕池荘を訪れることとなった。
 魔堕池荘へと向かう夜の山中で道に迷った君は、道中すれ違った旅行者の瀬川五郎(男/??)に魔堕池荘の場所を聞き、無事に魔堕池荘に到着した。その後、外出中だという玄剛郎をフロントで待っていたが、夕日を抱えたPC1がやってきて玄剛郎が殺害されたことを知る。話を聞くと、どうやら瀬川という男が先程、夜に突然チェックアウトをしたらしく‥
‥あれ? さっきすれ違った男‥ 玄剛郎が亡くなり仕事は終わったとはいえ、君は犯人(?)の貴重な目撃者になってしまった。元々、魔堕池荘で1泊するつもりだった君は犯人捜しに協力することにした。


PC4
 君は魔堕池荘から最も近い「富士森派出所」に勤務する警察官だ。あまり人の住んでいないこの地域では事件が起きたことなんてほとんどなく、緊急で駆け付けるのは高齢者が病で倒れた時くらいである。
 そんなある日、君のもとに「魔堕池荘で殺人が発生した」という一報が入る。慌てる君の前に、警視庁刑事部捜査第一課所属の高垣保夫(男/34)警部補がやってきた。高垣は財布を落として警察に相談しようとしただけであったが、君にとっては渡りに船である。高垣に事情を伝えると協力してくれるとのこと。
 事件を素早く解決して本部の高垣警部補に認められれば、もしかしたら警視庁に栄転‥なんてこともあるかもしれない(ありません)。君は高垣と共に事件現場である魔堕池荘に向かうことにした。
最終更新:2019年07月13日 01:32
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