メタガキャンペーン「Noisy Conflict」 > PC2

「たとえスターゲイザーの力だろうと、揮うのは人間であるわたしの魂《こころ》です――!!」……決意を燃やして
「ただいま、おじさま」……取り戻した日常の中で
「世界の壁が隔てようと、心が通じている限りは、そこが《想いの届く場所》ですから」……精一杯の笑顔で、見送る

天龍 リリア/OVM-X1 ノヴァヤ・クドリャフカ


クラス(キャンペーン終了時)

クラス名 Lv 加護
スイーパー 13 オーディン
オーバーロード 20 ガイア
ネルガル
サクセション加護 ブラギ
取得経験点:4965点(下駄履き除く)……現在あまり1点

ライフパス

出自:原罪なき者
経験:戦火
邂逅:天龍コタロウ = 保護者
ミッション:平和を守る、戦争を止める
ライフスタイル:富豪+臨時収入×4
住宅:個室
カバー:高校生

能力値


能力値
体力 反射 知覚 理知 意志 幸運
基本値 12 15 15 18 9 7
ボーナス 4 5 5 6 3 2

戦闘値
未搭乗 搭乗時
命中 29 36
回避 22 31
砲撃 28 35
防壁 22 29
行動 34 38
力場 227 257
耐久 123 123
感応 158 190
近主攻 27 光+77
近副攻 27 光+77
遠主攻 27 光+45
近副攻 27 光+77

防御修正
13 7 11 11
※《能力解放2》により、その他の属性にも+5

移動力
戦闘移動 全力移動
4 8

特技

(考え中。スイーパー取得枠10+3。GF見てから改変の可能性あり)
特技名 Lv 種別 タイミング 対象 射程 代償 効果
実験体 1 - 常時 自身 なし なし 【力場】に+6し、【耐久】に-2する
第六感 1 - 常時 自身 なし なし 【知覚】判定の達成値に+2する
能力解放 5 常時 なし なし なし 命・回・砲・壁+2、行・攻+3、力・感+10、防御修正+3(修正済み)
能力解放2 10 常時 なし なし なし 能力解放を強化(修正済み)
星を見る者 1 選・操 常時 自身 なし なし 命中・防御判定のC値-1。この特技での下限は9となる
カレルレンエフェクト 3 自・機 ブレイク時 自身 なし なし ブレイクした時に使用。ブレイク中、バリア(光[15+クラスレベル])を得る
カレルレンエフェクト2 7 常時 自身 なし なし 《カレルレンエフェクト》の効果中、受ける〈神〉属性以外のDmを半減する
カレルレンエフェクト3 15 常時 自身 なし なし 《カレルレンエフェクト》をブレイク中以外も「タイミング:いつでも」として使用可能になり、その効果中与えるDmに+キャラクターレベル
AL粒子展開 1 マイナー 自身 なし 3EN シーン間、与えるDmに+【反射】。ブレイク時は更に+【反射】する
予感 1 常時 自身 なし なし 命中・防御判定のC値-1。この特技での下限は10となる
イグニス追撃 2 操・増 ダメージロール直前 自身 なし 4HP 「種別:覚醒」の武装を装備時のみ使用可能。攻撃のDmに+2D6
災禍の中心 2 操・増 常時 自身 なし なし 攻撃のDmに+2D6。何らかの形で移動を行った場合、ラウンド間無効化
災禍の中心2 5 - 常時 自身 なし なし 《災禍の中心》の効果に+クラスレベルし、種別:覚醒の武装の射程に+2。何らかの形で移動を行った場合、ラウンド間無効化
ハイドラダウンフォール 3 機、砲 メジャー 単体 装備 10HP 「種別:覚醒」の武装を装備時のみ使用可。遠主武装で攻撃を行い、そのDmに「種別:白兵」と「遠隔武装の主武装」以外の全ての装備武装の攻撃力(+123)を加算する。シーン1
八岐大蛇 4 常時 自身 なし なし 装備している「種別:覚醒」の武装の攻撃力自体に+キャラクターレベルする
サイコジャミング 6 常時 自身 なし なし 「種別:覚醒」の武装による攻撃に対する防御判定の達成値+5。同一スクウェアの任意のユニットにも適用
サイコジャミング2 11 - 常時 自身 なし なし 《サイコジャミング》の効果を「範囲3(選択)」「射程:0」の任意のキャラクターすべてに及ぼす
SSS 7 常時 自身 なし なし 防御修正を持つ人間防具を装備しない場合、機体が与えるダメージに+クラスレベルし、命中・防御判定のC値-1。この特技での下限は9となる
ブランチディバイド 9 マイナー 自身 なし 8EN 発動後、命中判定と防御判定の達成値+2。効果中は白兵攻撃と移動ができず、いつでも効果を解除できる
察知 10 常時 自身 なし なし 命中・防御判定のC値-1。この特技での下限は8となる
刻の涙 3 命中・防御判定直後 自身 なし 3HP 判定を振り直す。ラウンド3
直観 1 - いつでも 自身 なし 2HP GMに任意の質問を行い解答を得る。解答されなければ使用回数は減らない。情報収集に使用時は判定値に+2する。sin3
AL粒子干渉場展開 2 セットアップ 場面 視界 3EN GMが認めない限り、シーン外のキャラとの意思疎通が不可能になる。シーン間、自身の射撃・遠隔攻撃への防御達成値+2
サイコカウンター 4 命中判定直前 単体 本文 2HP 自身が攻撃の対象となった発動。攻撃者の命中判定のC値+2。HP5点消費で無効化される
想いの届く場所 17 - ムーブ 自身 なし 10HP シーン内の任意の場所へ移動。GMから許可を得た場合退場できる。加護以外で無効化できず、同乗者も同時に移動する。sin1
シールドイグニス防御 2 機・防 DR直後 単体 0~5 2HP 2D6+[クラスレベル]分のダメージを軽減する。ラウンド1
妄執の顎門 7 DR直後 単体 0 なし 戦闘不能・操縦不能・死亡時でも使用可能。対象がDmを与えてきた直後に使用。<闇>+10のダメージをHPに直接与える。HPを持たない場合FPに+20して与える。sin1
オーバーマインド 20 - いつでも 自身 なし 加護 自身が持つ《ガイア》の使用回数を一回分回復する
ブロウビート 1 判定直後 単体 視界 3HP 一度の判定につき一度限り対象に振り直させる。拒否不能。ラウンド2
マルチロック 1 操・ビ 対象選択の直前 自身 なし 3HP 攻撃やダメージを与える加護の対象を一段階拡大し、対象選択可能にする
エイミング 1 - 常時 自身 なし なし 自身が行う命中判定の判定値に+2する
ツインアームズ 1 - メジャー 単体 装備 4HP 近主武装による攻撃を行う。Dmに+[近接武装の副武装の攻撃力(+41)]
アブストラクション 1 - 判定直後 単体 視界 2HP 判定の達成値を-2する。ラウンド2
プロセスディレイ 1 - セットアップ 単体 視界 5HP 対象の行動値を2D6点低下させる。シーン1
プロセスディレイ2 4 《プロセスディレイ》 自身 なし 5HP 《プロセスディレイ》の対象を「範囲:3(選択)」に変更する
リムーバル 1 - ムーブ 自身 なし 2HP この特技を発動したメインプロセス中、メジャー後に戦闘移動ができる
サポートエキスパート 3 - 常時 自身 なし なし 増属性の特技・アイテムの効果に+[キャラクターレベル]
スナイパー 2 - 常時 自身 なし なし 遠主:CAL拡散重粒子砲に適用。射程に+2する
エスケープアシスト 3 イニシアチブ 単体 本文 3HP 射撃・遠隔武装を一つ指定し、その射程内のキャラひとりに離脱を行わせる。ラウンド1
バックアップショット 4 - 命中判定直前 単体 本文 4HP 射撃・遠隔武装を一つ指定し、その射程内のキャラひとりの命中命中判定の達成値に+2、ダメージに+クラスレベル。ラウンド1
サブパイロット 2 判定直後 自身 なし 2EN 判定のダイスの目を+1する。sin3
戦隊 1 - 常時 自身 なし なし 生身で行動している間モブとして扱われる。HPを代償とする特技の代償を-[キャラクターレベル÷4(切り上げ)]する(下限0)
プロセスディレイ3 7 《プロセスディレイ》 自身 なし 5HP 《プロセスディレイ》の効果を「3D6点低下させる」に変更する
アラクノウェブ 3 DR直後 単体 なし 3HP 自身が実Dmを与えた場合、ラウンド中、対象の防御判定のC値+2
リジッドクライシス 1 - 常時 自身 なし なし 《マルチロック》か《クーデグラ》が前提。命中判定でクリティカルした時、攻撃対象はカバーアップとカバーアップ効果を持つ特技を受けられない
超精密照準 1 ムーブ 自身 なし 2HP 自身がそのメインプロセスで行う遠隔攻撃のDm+1D6。キャラクターレベル9以上で更に+キャラクターレベル
リロールエキスパート 7 - 常時 自身 なし なし 「対象:自身」を除く、「タイミング:判定の直後」の振り直し特技、または「判定の達成値を+2(-2)」というニュアンスのテキストをもつ特技の、ラウンド中の使用回数+1
シュートブレイク 9 - 防御判定の直前 単体 本文 5HP 射撃・遠隔武装を一つ指定し、その射程内のキャラひとりが行うリアクションを1回だけ代わりに行う。勝利すれば対象は攻撃を受けない。sin1
オーバーアゲイン 9 - オート 自身 なし 12HP 「1ラウンドに1回」もしくは「1シーンに1回」使用可能と書いてある特技やアイテムの使用回数を1回分回復する。sin1
遅滞する時間 10 判定の直後 単体 視界 8EN 行為判定の達成値を+もしくは-2D6する。シーン1回
カラミティテラー 10 判定直後 単体 視界 10HP 判定で振ったダイス目のうち片方の出目を1にする。sin1
ブロウビート2 11 - 《ブロウビート》 自身 なし 2HP 《ブロウビート》発動時に宣言。《ブロウビート》で振り直したダイス目が大きくなった場合、振り直す前のものを採択し達成値を-2する
アブストラクション2 13 《アブストラクション》 自身 なし 3HP 《アブストラクション》の効果を「判定の達成値を-5する」に変更する

装備

  • 一般アイテム
名前 種別 タイミング 効果
携帯端末 その他 いつでも 通話、ネット閲覧、メール機能を持つ小型端末
フォーチュン徽章 その他 いつでも 通信機と発信機を兼ねたフォーチュンの身分証
自動脱出装置 その他 いつでも 即座にガーディアンやヴィークルからベイルアウトするパラシュートとサバイバルキット一式
衣服 その他 いつでも あんまりおしゃれではない。購入難易度0なので特段高いものではない
エンブレム その他 - 左肩部にフォーチュンの識別証、右肩部に犬の顔をデザイン化した機体エンブレムを付けている
GPS 使い捨て 登場判定直後 登場判定を振り直す
エネルギーパック 回/使い捨て マイナー ENを回復する
賦活剤 回/使い捨て マイナー HPを回復する
強化賦活剤 回/使い捨て マイナー より多いHPを回復する
ハイエンドバズーカの予備弾倉×2 使い捨て マイナー 指定した武器の弾数を回復する

  • 人間用装備
名前 種別 効果
学生服 防具 各能力値に修正。鳳市高校のセーラー服
パイロットスーツ 防具 各能力値に修正。おそらく宇宙服も兼ねている
●拳銃 射撃(拳銃) 代償:弾1。威力:〈殴〉+1。弾数:3

  • ガーディアン装備
名前 種別 部位 効果
オーバーロード級高機動型 ガーディアン(オーバーロード) ガーディアン サイズ:M。各能力に修正。装備時、高機動状態を得る。「種別:覚醒」の武装の行動値修正±0
サテライトアーム 射撃(ビーム/覚醒) 近主 代償:8EN。射程1~5。サイズ:Lの機体と同時装備時、行動値修正±0。ファンブル時パワーダウンを受ける。有線式重粒子砲相当
サテライトアーム 射撃(ビーム/覚醒) 副主 代償:8EN。射程1~5。サイズ:Lの機体と同時装備時、行動値修正±0。ファンブル時パワーダウンを受ける。有線式重粒子砲相当
CAL拡散重粒子砲 砲撃(ビーム) 遠主 代償:4EN。射程3~6。サイズ:Lの機体と同時装備時、行動値修正±0
イグニス・バースト 射撃(ビーム/覚醒) 副主 代償:8EN。射程1~5。サイズ:Lの機体と同時装備時、行動値修正±0。ファンブル時パワーダウンを受ける。有線式重粒子砲相当
モデレーターイグニス オプション オプション 遠隔副武装スロットを第二の近接副武装スロットに変更、マルチアームシース相当

【常備化】イグニス・ブレード(CALブレード相当)×1 拡散バズーカ×1 CAL重粒子砲×1 CAL拡散重粒子砲×1 スプートニク・システム(サテライトシステム相当)×1 サテライトアーム最大出力(CALバズーカ相当)×1 ツァーリ・プーシュカ(サテライトキャノン相当) エアロシェル×1

設定・その他

【天龍 リリア】
  • 年齢:15歳?
  • 身長:149cm
  • 体重:41kg
  • 髪型:基本的にストレートロングだが、三つ編みだったりサイドポニーだったりも好き
  • スリーサイズ:70・53・74

コネクション
天龍 コタロウ 保護者
夙生 颯 感謝
ウィリアム・ヤング 恩人
レオンハルト・ベルガウ 尊敬
リプル 憂慮
天龍 カティア 姉妹愛
ケルビン・ウルベルク 決意
赤羽 玲人 友人

《キャラクター解説》
4年ほど前から、鳳市議会議員の息子にしてかつての番長、そして今は警官である青年『天龍 コタロウ』の家に居候している少女。長いブロンドの髪、澄んだ湖面を思わせる碧眼、淡雪のように白く薄い肌――と、どう見てもイヅモ系ではない容姿をしている。つまり金髪ロリだ。背もかなり低いため一見して小学高学年ぐらいの歳に見えるが、実はれっきとした鳳市高校の一年生である。
見た目は金髪ロリだがバンカラ全開な人物を保護者代わりに育っているため言動はかなりイヅモ的で、誰に対しても筋を通し、折り目正しく振る舞う。その様子は、「背筋に定規が入っているみたい」と言われるほど。おかげで、周りには謎のおもしろ外国人扱いされている感がある。今でもたまに偏見を感じることはあるが、それでも高校で過ごす日常は彼女にとって楽しく、失い難いものであるようだ。
彼女がそう思うのには、時々妙な『胸騒ぎ』を感じ、その後には決まって事件――ささいなことから、奈落獣の出現まで――が起こるという不思議な事実や、コタロウの家に居着く以前の記憶がなく、思い出というものが希薄なことが関係しているのかもしれない。
ガーディアンと出会ってからもその気持ちは変わらず、戦いのモチベーションは飽くまでも帰るべき場所を守ること、そして、スターゲイザーではない人間を軽蔑するケルビン・ウルベルクに、幸福な日常の存在を教えようとすることに尽きている。
一方で、可能な限り敵兵を殺そうとはせず、情報をもみ消すために自害した敵兵の思念を感じ取っても、「手を汚さない戦いでそれが分かるのは良いことなのかもしれない」「そこに彼らがいたことを忘れたくはない」などと、重たい理想論を掲げて動いているフシもある。
そう思い続けられるということは、まだ彼女に『無意識の余裕』があることを示しているのだろうか。
……などと穿って見るのはもはや野暮だろう。彼女の甘い信念は、仲間たちの信頼を勝ち得たのだから。

なお、コタロウに対する二人称は『おじさま』。

その正体は、前大戦で戦果をあげたとあるスターゲイザー兵士のクローン。
鋭い直観などは、既に発揮されている能力の片鱗である。
コタロウの下にいるのは、伝説のリンケージ『金剛リョウジ』の親友であり今もなおフォーチュンと独自の協力関係を結んでいる彼が、4年前に起きたノイエ・ヴォルフに関わる事件の際に、彼女を戦いから離れて匿うようリョウジの戦友の一人(キャンペーン開始時点で既に死んでいる)から頼まれたため。
クドリャフカに搭乗できることから分かるように能力の再現自体には成功しているものの、クローンゆえの遺伝子的な欠陥のために常人と比較して病弱で、寿命もあまり長くない。だがその一方で、肉体に激しい負担を伴う行為――例えばガーディアン戦闘――を避けて適切な処方を行えば、世間並みより少し早い死が訪れるだけで済むはずだ、とも言われていたようだ。
これらの事実は、まだ知るべきではないというコタロウの判断により隠され、たびたび投与される薬剤などについても尤もらしい説明をされていたが、二話のEDにてリリアはついに真実を知ることになる。
それでもなお彼女は、戦いが終われば日常に戻ることを望み、自分と同じ境遇の強化人間たちをも平和の世界に連れ帰ろうとしている。だが、ガーディアンとの交感と激しい戦闘は、彼女の肉体を少しずつ苛む。ケルビン・ウルベルクとの決戦の果てに、どんな運命が待っているのだろうか。

+ 明らかになった情報
スターゲイザー兵士のクローンである、とは言ったものの、クローン体を遺伝子提供者同様の高度なスターゲイザー能力に覚醒させるということは、実の所容易ではない。もちろん素質においては常人を遥かに上回るものの、多くの実験体はリンケージにすらなれなかったはずだ。ましてや、スターゲイザーなど。

そんな中にあって、リリアは極めて貴重な『成功例』――すなわち、強化処置を行うことなく誕生した完璧なクローン・スターゲイザーだ。彼女は天然のスターゲイザーとまったく遜色ない能力を備えており、所謂ASではないため、彼らの弱点である異常な情緒不安定さや過度な能力発揮で生じる脳障害は見られない。ノイエ・ヴォルフでの人造スターゲイザー研究初期においては、彼女一人を生み出すためだけに無数の作られし命が費やされたと言っても過言ではない。

だがそれは割にあわないから、『彼ら』の研究はやがて、運用にリスクはあるものの一定レベルで安定供給が可能なASの製造に傾いていった。リリアと同型のクローンのうち、スターゲイザー能力の萌芽が見られた個体やリンケージとしては優秀と判断された個体も、きっとそちらの部門に回されていったことだろう。
意地の悪い見方をすれば、リプルやデューアと言ったノイエ・ヴォルフ製の強化人間が存在している理由をリリアそのものに見出すこともできる。リリアが自分と同じ境遇の者たちを助けたいと願うのも、その意志を受ける者達にとってはただの傲慢なのかもしれない。
ただし第四話で助けだしたカティアのように、リリアを(歪んだ形で)慕うクローン個体もいるようだ。


【OVM-X1 ノヴァヤ・クドリャフカ】
  • 頭頂高:21.9m
  • 本体重量:57t
  • 全備重量:81t
  • 搭載武装:サテライトアーム×2 胸部拡散重粒子砲×2 モデレーターイグニス×8 地上戦用バズーカ×1
  • 特記事項:思念共鳴型半永久動力炉《スプートニク・システム》の覚醒を確認

《機体解説》
デューアが駆るソードアセンションのイグニスを用いた猛攻で半壊した改修型クドリャフカを、奇跡を呼ぶ加護:《ガイア》の権能で再構成したオーバーロード級ガーディアン。その名はずばり「新しいクドリャフカ」を意味し、犬をモチーフとする頭部と丸みのある四肢のデザインにかつての名残を残してはいるものの、サイズや外観からして全く異なる機体に変貌している。よりヒトガタに近づいた体躯は、スターゲイザーとしての能力を、人としての魂(こころ)のままに扱うことを主張するリリアの静かな決意表明なのかもしれない。
当機において特筆すべきは、突き刺さったソードアセンションのイグニスを吸収したことによって機体に用いられたアビス・テクノロジーが限定的に覚醒していることである。これにより、本来想定した『擬似的なアビスゲートを展開する』ことや『エネルギーを僚機に分け与える』ことは出来ないものの、OVLシステムを介した感情の共鳴と増幅でALTIMAを激しく共振させ、加護の力を常時引き出して動力とする能力を獲得している。この特質はパルテア星間王国の機体が内蔵するディヴァインエンジン(DVE)に近いものと言える。リリアは自身とクドリャフカが『ともに在る』ことで引き出されるこの超常の力を、機体名とひっかけて《スプートニク・システム》と名づけた。なお第四話での調査によると、飽くまでアビステクノロジーの一部が変質した上で覚醒しただけであり、アビス汚染自体は発生していないようだ。
カラーリングは白・青・ピンクのトリコロール。ただしALTIMAの共振によって機体表面をコーティングするAL粒子の色が変化して見えるだけで、実際には塗装されていない。待機中は白一色になり、《カレルレンエフェクト》を発生させる最大稼動時には、全身を黄金に染めて尚余る滂沱のAL粒子が光の翼のように拡散する。

第四話終了後、カティアの意向を受けて複座型に臨時改修。東江さん達が一週間でやってくれました。
同じ遺伝子を持つ二人のスターゲイザー能力者で協力することで、操縦の負担を分散しつつ、以前とは比較にならないほど精密かつ苛烈な火力集中が可能となった。現在のノヴァヤ・クドリャフカは――特にアウトレンジからの殲滅戦において――地球圏最強クラスのオーバーロード級ガーディアンであると言っても過言ではない。
そしてそのスペックは、ケルビンとの最終決戦において遺憾なく発揮された。乱舞する光線はクローン部隊による鉄壁の陣形を突き崩す嚆矢となり、後述する重力レンズ砲は、オーバーマインダー・サテライトを跡形もなく消し飛ばしたのだ!

(武装)
腕部兵装:サテライトアーム
クドリャフカの主兵装だった「有線式重粒子砲」が変異を遂げた、腕部内蔵型攻撃ユニット。
相応にサイズダウンしながらも、機体の覚醒によるジェネレーター出力の飛躍的な向上を受けて火力は上昇している。更にリリアが持つスターゲイザー能力の向上もあり、誘導距離や攻撃精度も今まで以上のものとなった。

内蔵兵装:胸部拡散重粒子砲
引き続き装備されているCAL拡散重粒子砲。
砲門の数は減っているものの、サテライトアーム同様の理由で単発の威力は増した。

特殊兵装:モデレーターイグニス
機体再構成に際して、ソードアセンションのイグニスを吸収したことで新たに生成された板状のイグニス。8枚が背中にマウントされ、さながらマントのような印象を与える。通常のイグニスのような砲撃能力は備えていないものの、AL粒子の調整能力に長じた性質を持ち、イグニスが浮遊する際に使う重力制御作用を応用することで局所的に極大の重力を持つALフィールドで隔離された空間を作り出し、一種の重力レンズ現象を発生させる。このレンズ内にて超効率で収束された光線は、兵器として凄まじい威力を持つことになる。
この機構を利用した絶大な破壊力のレーザー砲撃に、全粒子砲門解放オペレーション《ハイドラダウンフォール》を組み合わせた全力の攻撃を「大砲の皇帝」を意味するロシア語から《ツァーリ・プーシュカ》と呼ぶ。
ここまでの現象を可能とするほどの重力場を生み出すことは通常の稼動では不可能であり、加護に匹敵する力が起こす事象変換を併用する必要がある。しかしそんなことが可能な加護は存在しないため、当然ツァーリ・プーシュカを発動することは本来できない。
ところが、ノヴァヤ・クドリャフカに搭乗したリリアは、あらゆる加護のエネルギーをツァーリ・プーシュカの発動に転用することが可能である。その理由はまだ明らかになっていないが、彼女がヒトの無限の可能性を意味する加護:《ガイア》の真の力を引き出すことができる存在、《オーバーマインド》に近づきつつあることの証ではないか、と考える者も居るようだ。
カティアが同乗してからは更に制御能力が上昇し、簡易ツァーリ・プーシュカとも言える光線収束・歪曲攻撃「イグニス・バースト」や、エンタープライズセイバーに近い原理で敵の装甲を断ち切る攻性ALフィールド兵装「イグニス・ブレード」としての運用が解禁された。

+ サクセション前までの情報
【G-8/OVL/block200/bis クドリャフカ(人道改修型)】
  • 頭頂高:37.7m
  • 本体重量(脚部を除く):161t
  • 全備重量:248t
  • 搭載武装:有線重粒子砲内蔵アーム×2 胸部拡散重粒子砲×4 腹部拡散重粒子砲×1 ALフィールド中和クロー×1 地上戦用バズーカ×1

《機体解説》
前大戦中、ヴォルフ共和国のオーバーロード部隊に対抗するため、連邦が開発した人造スターゲイザー(AS)専用の重装オーバーロード級。耳の立った犬を彷彿とさせる頭部が特徴的で、カラーリングは本来は漆黒だが、フォーチュンで白メインに塗り替えられている。OVLサブシステム及び重粒子砲発射機構を備えた腕部と後付の脚部が基礎フレームに対して大きく、ぶかぶかの服を着ているかのようなアンバランスさを持つ。
AS専用ガーディアンには、悪名高い「G-7/OVL エクリプス」など厳重な封印処置を受けるべき危険な機体が多いが、中には大戦後に行き場を失ったASや希少なスターゲイザーたちの受け皿とするべく、意図的なデチューンを施されてフォーチュンなどで運用される場合もあり、当機もその一つである。本来のクドリャフカは宇宙拠点の強行突破に主眼を置いたガーディアンであり、巨体いっぱいに機材を詰め込んだあと、肉体に処理を施したリンケージを非常に狭いコクピットブロックに押し込んで扱い、操縦の全てをASの超常知覚能力に任せるという、正気ではない設計の下にあった。搭乗者にいかなる処理が施されたかは、超硬質ワイヤーで自在に飛び交う腕部や、地上戦を捨て去った脚部の無い下半身を「思念で」操作することを強いたという点から幾らか想像できるだろう。
当然ながら、以上の内容は一般に秘密とされている。それはガーディアンという鉄の棺桶の中に眠る真実であり、連邦という巨大組織の暗部の氷山の一角である。
旧世紀1957年、人間に先駆けて人工衛星に乗せられ、宇宙開発競争の犠牲となった雌犬の名前は、当機の背負う悲哀を皮肉げに、そして端的に象徴しているのだ。

前述のとおり、現在フォーチュンに配備されている一機はコクピットブロックの更新、制御システムのデチューン、地上用脚部の追加など様々な改修を受けており、かつてのように存在そのものが惨禍と言えるような機体ではなくなっている。だが元々が強化人間専用機である以上、まったく安全であると言い切れないのも確かだ。それでも、フォーチュンの慢性的な機体・人材不足もあり、当機は新型ガーディアンの1機という名目で漣基地に配備されることとなった。

(武装)
腕部兵装:連装型有線重粒子砲
特殊な圧延加工を施したALTIMAを素材とする超硬質ワイヤーと内蔵ブースターにより、肘から先が飛び出して本体から独立して動くことができる腕部。掌部に大出力CALビームキャノンを内蔵し、更に下腕の装甲上に8つの球形マイクロイグニスを装備。つまり、両腕で18門の自律機動する重粒子砲を備えていることになる。そこから導き出される結果は、非常識的な火力と、スターゲイザー以外が使おうとすれば発狂するとまで言われるほどの複雑な操作性だ。
砲戦型のイグニスと比較した場合最大射程や包囲能力で劣るものの、機体から常時直接のエネルギー供給を受けているため、速射性や破壊力において大きく優っている。

内蔵兵装:胴部拡散重粒子砲
胸部に小型のものが2対4門、人体で言う臍のあたりに大型のものが1門装備された重粒子砲。
発射レンズの内側にALフィールドの薄膜を展開し、それを介することで十分な破壊力を保持したまま自在に拡散や収束を行うことができる。クドリャフカの本来の設計では宇宙空間で機体下部に潜り込んだ敵機に反撃する目的で搭載されていた武装だが、人道改修型の場合、もっぱら射撃の面制圧力を高めるべき場面で腕部砲と同時に使用されている。

特殊兵装:AL粒子中和クロー
ビームバリアや強力なALフィールドを貫通するために、腕部の戦時換装アタッチメントとして開発された武装。
平常時はバックパックにマウントされており、使用時は片腕にガントレットじみた形でかぶせる。
練度の高いパイロットは敵機のAL粒子に干渉して直接に機体装甲を切断することができるが、装備時はリアルタイムで敵機の力場波長に合わせた中和用アンチALフィールドを展開する必要があるため、有線重粒子砲の利を活かせない距離まで肉薄しなければならない。
当機の数少ない犬らしさである。

追加武装:フォールディングバズーカ
地上戦における燃費のサポートとして、フォーチュンで改修された際に装備された無反動砲。右腰のアタッチメントに装備され、スターゲイザーの思念によって論理トリガを引くため、有線重粒子砲のメイン砲門を潰すことなく扱うことができる。
初陣後、奪取されたガーディアンの一機「メヴィウスセイヴァー」との再戦に備えて拡散弾頭を使用可能な改造を施された。
フォーチュン側の見積もりによれば、全粒子砲門展開オペレーション《ハイドラダウンフォール》との併用でメヴィウスセイヴァーの磁性フィールドの防御能力の限界を超え、反射を防ぎながら一定の打撃を与える事が可能なのだとか。

+ 裏設定に近いもの
当機は、漣基地で極秘に開発が進められていた他の4機同様にアビステクノロジーを導入して再設計された。
クドリャフカの場合においてはOVLシステムの中枢部にアビ・テクが集中しており、それを取り除くことは機体を廃棄処分することと殆ど同義である。ただし、アビステクノロジーによって何が可能であったのかは、現時点では明らかになっていない。


もし当機が手筈通りにラーフ帝国のものとなっていた場合、帝国本土で最終調整を施されたのちに「擬似アビスゲート展開システム」を搭載する予定だった。前大戦中に特殊な処理を施されたASパイロットが搭乗したクドリャフカには、『残留思念』とも呼べるような末期の精神の情報が固着しており、それをスターゲイザー・パイロットの思念と共鳴・増幅させることで、極めて小規模ではあるものの、アビスゲートに酷似した下方次元への接続ポイントを得ることができる。
このシステムを起動したクドリャフカは、機体内部にアビスエネルギーの源泉を抱えることによって半永久的に稼働し、アビスエネルギーの送信を行うことによって、その恩恵を自身の装備するイグニスや周辺の僚機にも与える。
脚部やコクピット周りの仕様の変更は人道改修とされているが、実際には単純に地上戦での汎用性を高めるためであり、残留思念がこびりついたOVLシステムのコアは取り替えられていないどころか、新たなパイロットに与える魂への悪影響の度合いはアビ・テクによって更に高まっていると言ってもいい。

なおクドリャフカが最終調整を施されないままだった他の4機と異なり万全に動くことができたのは、機体自体が基本的にはありものの流用で、かつオーバーロード級の特性上、機動戦闘を行う際のパイロットスキルへの依存度が低かったため。それゆえ、機種変更や初陣の混乱を起こすこともなければ、マシン的な問題が発生することもなかったのである。

ご意見などはこちらに
  • ゼツボー的にわんこだぜ!というわけで、脳内コンペティションをして最後に残ったのは火力型でした。 -- からっぽまる (2013-08-12 21:44:43)
  • 成長あげました。プロセスディレイ合戦になることを想定して先手を打っていくムーブ。ノウミサンは関係ない(唐突) -- からっぽまる (2013-08-16 12:05:37)
  • 一般特技:第六感を取得、スナイパーを取る予定でしたが、今回はリムーバルにします。武器も購入してこれで多分完成。 -- からっぽまる (2013-08-18 19:05:11)
  • 成長+追加設定。後でもう少し書き足します -- からっぽまる (2013-08-21 02:28:37)
  • 能力だけ成長させました。ゲマフィ見せてください(迫真) -- からっぽまる (2013-09-02 15:19:59)
  • たぶん防御系特技はごっそり追加特技に差し替わります -- からっぽまる (2013-09-04 00:42:55)
  • 特技(ほぼ)最終決定です。サブパイロット含めて二名で戦隊扱いはダメ、とかGF特技は使うなor当日にもってきて、という裁定が出た場合従います -- からっぽまる (2013-09-09 12:56:15)
  • 当日確認だけしますんで。戦隊は二人目がいれば問題ないとします。 -- alphastar (2013-09-10 02:41:47)
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+ After play
スターゲイザー以外の人類を滅ぼすべく、巨大な思念波増幅装置「オーバーマインダー・サテライト」を建造したケルビン・ウルベルクとの決戦に、フォーチュンの僚友たちと共に勝利したリリアだが、最後までケルビンが妄執に染まった理由は分からなかった。それでも彼の存在を胸に刻みたいと願った彼女は、義父コタロウの提案のもと、小さな墓碑を自宅の庭先に立てることにした。

いなくなったのはケルビンだけではない。それが死であるかは別として、出会いの終着点はいつも別離だ。
ウィリアム艦長、颯、リプル、シオンと言った戦友たちはカレドニアで時空の彼方へ旅立った。
フォーチュンお抱えとなったレオンハルトは、聞くところ今まで以上に多忙なようだし、姉妹にあたるクローン達とも、彼女たちの心境的な面を考慮しているのか、あるいは治療の成果が芳しくないのか、まだ顔を合わせることができていない。
カティアだけは家に居るが、他の姉妹と同じ存在なら、その命もそう長くは無いのではないか。

リリアとて同じことだ。わずか一ヶ月とはいえ、激しい戦いの日々はただでさえ脆い肉体を毒していた。
帰ってきて以来、急な立ち眩みが増えたし、それに応えて薬の質や量も変わってきている。
それに、最近リリアはよく5年先を夢想するようになった。振袖を着た大人の自分の姿を、みんなに――敬愛するおじさまに見せたいと思うのだ。今までは考えもしないようなことが頭の片隅を占めているのは、やはり、自分のさだめを知ってしまったからだろう。

もちろん後悔はない。
自分が力を揮い、身を削ることで、守ることのできる希望があった。大変結構なことだ。
旧世紀のクドリャフカと違って、自分で選んだ道の中で消えていくことができる。これに何の文句があろうか。
だけれども今は、大好きな人と一緒に生きる時間が、今まで以上に愛おしい。
『彼』に最後まで伝えることのできなかった、日常の甘さが。

遅かれ早かれ、わたしはいなくなる。死の年功序列に逆らう不孝者として。
だけれどもその瞬間までは、青い鳥のようなしあわせをひたすら大切にしていきたいと、強く願うのだ。

そうじゃないと、いちばんその素晴らしさを知って欲しかった人にも嘘をつくことになるから。
残された日々を、地に足をつけて歩いて行こう。いつか星の彼方へ往く時のために……。


+ 中身雑感
まず最初に一言。「俺は金髪ロリになれない……(刹那・F・セイエイ顔)」
というわけで、しっかりものにしたはいいものの、最終的に身長160cmに見えると言われてしまったキャラ、それが天龍リリアです。でもぴっちりスーツとかロリっぽい挙措について描写してる余裕とかなかったし仕方ないね。そのあたりはカティアでリベンジしました。
とまぁ、金髪ロリには失敗したものの、健気に戦う少女、という描写に関してはわりと通底して出来た気がします。
あんまりあざとい感じもなく……あ、機体名がめっちゃあざとかった。
お察しの通りわふーです。あと別のネタでライバル機の名前候補が「チグラーシャ」だったりました。

機体に関してもっと言えば、やっぱ有線式重粒子砲ってスタイリッシュじゃないよな!ということに尽きる。
デザインライン的にはバウンド・ドック→ANUBISみたいな感じなのですが、腕が飛ぶ巨人はとにかくダサい。
ほとんど同じ構成のライバル機を出して思ったけど、どう考えても敵です。
フレーバーイグニス持たせたり必殺技でゲロビ撃たせたりしちゃったのは少しでもヒロイックにしたかったからなのです。
演出の一環とはいえ最終話でサテライトキャノンが腐らなかったのは意外であり、嬉しかったな。

それはそうと、実はこのキャラ、作った段階では「出生の秘密を知ったり周りにバケモノ扱いされたりでポッキリ折れるな」とか「最終回で死ぬのもらしいよな」とか思ってました。でも周りにいい大人が多すぎて、結局まっすぐ伸びやかに育っちゃったのです。
お陰で夕方アニメっぽい後味の良さを演出しつつロールの軽量化につながったので、感謝の気持ちで胸いっぱい。
どうせなら、もう少しお姉さんっぽいムーブを早くからやってても良かったかもしれない。
だが今それを想っても詮なきこと、今はとりあえず、ブレないキャラを演じさせてくれた皆さんに、ありがとうと言いたいです。

さて。天龍リリアは、おそらく作中の時間経過で10年以内に死んでしまうでしょう。
だけれど、その短い生涯の中に、もしかしたらもう一波乱ぐらい起こるのではとPLは思っています。
そうしたら、彼女はノヴァヤ・クドリャフカに乗って戦場に舞い戻るでしょう。それが最期の旅になるとしても。
想いが届くと、信じる限り。
だから、Прощайте(永久にさよなら)ではなく、До свидания(また会いましょう)で、コメントを結ぶとします。

最終更新:2013年09月13日 01:28
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