ALG17_replay2_op1

Opening.01

GM:では、アルシャードガイアキャンペーン、第2話のセッションを始めます。最初は八ッ尾さんのシーンからになりますね。
九頭:あいよー。
GM:前回のセッションでは瑞村春紫君に関して、幾つかの事が判明したと思うんですけれども。
八ッ尾:そうね、前のセッションからは結構時間経ってるからあまり覚えて無いけど。
GM:春紫君はグナーデとなぜか関わりがあるらしく彼女は彼のことを『闇の御子』と読んでいて・・・・・・
八ッ尾:あの人もこの人もなんか狙ってる、って所は分かってたかな?
GM:そうですね。他にはメタ情報で《闇の御子》という単語についても解説したと思います。PCとしては詳しくは調べてませんでしたが。ともあれ、前の事件では彼についてあまり好ましくない事ばかり色々と分かってしまったので、クエスター関連のお偉いさん達が集まって対策会議が開かれることになりました。
八ッ尾さんは高レベルのクエスターで、クエスターをこっそり育てているような学園の理事長ですし、前回の件の当事者でもあるので、その会議に招かれています。
八ッ尾:なるほど。
GM:会議にはブラックロータスとか、アイギスの偉い人とかそうそうたる面子が集まっていますね。どうやら春紫君に関する事は随分と重く受け止められているみたいです。
九頭:(多分会議の参加者)ねぇ、瑞村春紫ってどうなの?
八ッ尾:(同上?)ちょっとやばいんじゃないですかね?
GM:会議の様子はそんな感じですね。中には「極論だけれど、いっそ殺してしまえば話は早いのではないかしら?」と言った意見さえ出ています。
八ッ尾:待って!? 「かしら」って、今危険なセリフはいた奴どう考えてもアイギス口調だよ。お嬢さまちょっと合理主義が過ぎるよ(笑)!
GM:まぁそんな感じで(笑)、様々な意見が交わされた後に司会のブラックロータスさんあたりから「当事者でもあるあなたの意見が聞きたいのですが、八ッ尾理事長」と話が振られます。
九頭:どうよやっちゃん?
八ッ尾:フランクだな貴様(笑)。んー、ちょっと答えづらい振られかただなぁ。
GM:では、彼はちょっと肩をすくめて、「少なくとも、今すぐ処理をしたほうがよい。というレベルの話なんでしょうかね?」と付け加えます。
八ッ尾:少なくとも私はそうは思わないな。彼自身も自分の力については自覚はして・・・・・ないよね?
GM:いや、していますよ。
九頭:少なくとも僕の周りの人が死んでいく。って感じでは理解してたよね。
GM:確か前のセッションでは凄く酷いやり方で話を聞きだされていましたから(笑)。
大燦寺:ははは(笑)(←聞きだした人)。
GM:《テレパシー》*1で誰が好きなのかまで根掘り葉掘りと(笑)。
八ッ尾:あぁ、超尋問されてたね(笑)。
GM:では、せっかくですし、前のセッションで聞き出した事をもう一回確認します。彼は今は奈落の力も、魔法に関する力も特に持っていない普通の人間です。ただ、幼いころグナーデに拾われて、お婆さんや、妙齢の女の人や、女の子に『あなたは奈落の王になるべき存在、闇の御子なのよ』とか良くわからない事を囁かれて育てられていました。彼自身はどちらかと言うと消極的なメンタリティの持ち主で、別に『奈落の王』になりたいとか力が欲しいとかは思っていないどころか、そういったことを怖がっているフシがありますが。そして、何かのきっかけでグナーデの下から逃げだし、今はN市で普通に生活しています。逃げたきっかけやいきさつについては聞かれてなかったはずです。
九頭:(ざわざわ)グナーデだと? あの奈落の使途か?
大燦寺:(ざわざわ)危険ではないのか?
大燦寺:なぁに、ミサイル一発のほうが危険さねとここでディック爺*2が(笑)。
八ッ尾:ディック爺いんのかよ(笑)! いや、ディック爺好きだけどさ。
GM:それから、言い忘れていましたが、さらに闇の御子という単語についても簡単な資料が配られています。
詳しくはウィンカスターフォーチュンサービス参照なんですが(笑)、こういう奈落の企みが上手くいくと(九頭のほうを指しつつ)こういう感じで世界が滅びてしまったりもするかもしれません。
九頭:あぁ~、こういう感じぃー(←かつて世界を滅ぼした奈落)。
大燦寺:そういう資料が配られてると会議が余計にざわついたりもするわけだ。
(ざわざわ)危険ではないか? (ざわざわ)あなた達はみんな死ぬのよ(爆笑)。
GM:今の誰!? グナーデいなかった!?
八ッ尾:あんた、会議に変なパーソナリティばっかりだすんやない、それ奈落の使途やないですか(笑)!
大燦寺:はっはっは(笑)。いや、ただのホムンクルスです。
GM:あぁ、タナトスの人か*3
八ッ尾:そういう話を聞くとここも危険性は高いと言わざるを得ませんとか答えるしかないのかな? 処理してしまったほうがとかは言いすぎだけれど。
九頭:(司会のブラックロータスさん)あぁ、そうだなやっちゃん。
GM:会議全体をフランクにするんじゃない(笑)! そういうことをしてるとアイギスの人が「もう少し真面目になってください」とか目くじらを立てますよ?
八ッ尾:あぁすまないねお嬢さん。
大燦寺:本当に大切なものはわかっていますわ。
GM:そこも適当にパーソナリティのせりふを並べてるんじゃない!
まぁ、そんな感じで(?)紛糾した会議も終わりに近き司会のロータスが纏めにかかります。「では、八ッ尾理事長、彼方に頼みたい事があるのですが」
八ッ尾:なんでしょう?
GM:「幸いN市は貴方の本拠の穂積市に近い。あなたに彼の監視を頼みたいのです」
大燦寺:つまり危なくなったらスパっとやってしまおうってことか。
GM:それも、含んでいるでしょうね。「よろしければあなたの補佐のために手練のアンダーテイカーを何人か送りますが」
八ッ尾:(嘆息しつつ)できれば私は人間に手を掛けるような事はしたくは無いんだがね。
GM:「彼が人間であるならば問題はないのですよ」
八ッ尾:そういうことなら仕方ないですな、承りましょう。と、ちょっと苦々しげな顔はするが。
GM:「ありがとうございます。ではこの会議はお開きと言う事で」
八ッ尾:(伸びをしつつ)あぁー帰って寝ますか。
九頭:志緒理お嬢様、これからお食事にいたしましょうか?
GM:いきなりフランクになるんじゃないよ(笑)。
大燦寺:じゃぁそんなことをやっていると「こらー、今何時だと思ってるんだー」と体育教師が(爆笑)。
八ッ尾:絶対いつか須賀さん*4出すとは思ってけど(笑)! 須賀さんパーソナリティとして一番意味不明なポジションだからな。

閑話休題

GM:・・・・・・思いのほか会議の描写が長くなってしまいましたがシーンを続けますよ。八ッ尾さんが会議を終えて外に出ようとすると建物の入り口で鬼塚魅希さんが立っています。どうやらあなたを待っていたようで、あなたを見かけると近づいてきて話しかけてきますね。「お疲れ様です。会議の結果、どうでしたか?」
八ッ尾:会議の内容って結局瑞村春紫に関することだけだったの?
GM:そういうわけでもないですが、魅希が聞きたがっているのは瑞村君に関することですよ。
八ッ尾:なら、色々事情が重なって私が彼を監視するようになったよ。あまり気分のいいものではないがね。
GM:「ずいぶん魔術師連盟も慎重なんですね」と少し不満げな様子も感じ取れるかもしれません。
八ッ尾:まぁ、彼も今は人として暮らしている身だ。いきなり殺すわけにも行くまいよ。
GM:「そうかもしれませんが・・・・・・、なら先生も暫くはN市に留まるんですか?」
八ッ尾:そういうことになるね、と住まいの手配をしなければなぁとか思いつつ答える。
GM:「そうですか。私もしばらく仕事でN市なので、顔を合わせることもあるかもしれませんね。N市も最近物騒なんですよ」
八ッ尾:(大燦寺のハンドアウトを見つつ)そうだな、N市に現れる奈落は明らかにその数と頻度を増しているらしい。
GM:魅希はその言葉に神妙にうなずきます。まぁそんな感じでセッション間のつなぎなオープニングを終わりましょう。

Opening.02

GM:次のシーンの前に、少しだけマスターシーンを挟みます。あるNPCの過去の情景だと考えてください。
(注・GMが文才を磨くまでの間暫くお待ち下さい)

燃え盛る炎に包まれた家に少女が1人取り残されている。
家族の名を呼びながら、火傷を背に這って歩いていると。突然、少女の前の壁が音を立てて崩れ出す。
驚いて少女がそちらに目をやると、その向こうには翼持つ異形の化け物。
異形の怪物――デーモンは新たな獲物を前に愉悦の笑みを浮かべる。
怯え、這いずりながら後ずさる少女。背には熱した壁が当たり、絶望が胸に過ぎり始めたその時、
その眼前に突然光が輝きだし、同時にどこからか呼ぶ声が聞こえ―――

GM:そんな感じでマスターシーンを閉じます。あぁ、まだ呼んじゃいましたね大燦寺(笑)。
大燦寺:呼んだって俺かよ! 
GM:さて? ではこんなところでオープニングに戻ります。

Opening.O3

GM:次は九頭さんのシーンですが・・・・・・前のセッションの後はどういう風に生活してましたかね?
八ッ尾:(間髪いれず)シャルといちゃつく、シャルといちゃつく(爆笑)!
九頭:僕まだ何も言ってないよ!? とりあえず九頭医院は炎上して跡形も無くなったらしいので、現在はゴットフリート学園の医務室に間借りしています。
GM:ごめんよ、魅希もトッキーも結界張れないんだ・・・・・・(白々)。
九頭:ゴットフリート学園でシャルお嬢様のお世話をしながら、病院の先生見たいな事をしてるんでしょう、大学だからそんなに怪我人とかはいないと思うけど。
GM:そうですね、では今はどこに住んでいますか?
九頭:んー、多分大学の寮を間借りしてるんじゃないかなぁ。Dudsが管理人してるところ。
Duds:そうですね、構いませんよ。
GM:集結しつつあるなぁ。PCもNPCも。
大燦寺:纏めると便利だからな。
GM:ではある日の夜、寮の貴方の部屋の備え付けの電話がなります。相手は魅希のようですね。
九頭:おや、珍しい相手。
GM:いや、最近はそんなに珍しくないです。ハンドアウトに有るように、この一週間でN市での奈落との戦いは激しさを増していますから、N市で仕事をしている鬼塚さんも怪我をさせたり、怪我をしたりと言う機会は増えています。
九頭:なるほどねぇ。
GM:そういうわけで、魅希との会話になります。「すみません九頭先生、今、お時間空いてますか?」
九頭:今は何時くらい?
GM:夜の10~11時くらいですね。
九頭:おや、こんな時間に女性に呼び出させるとは珍しい事もあったものですね。
GM:「いえ、別にそういうことではなく・・・・・・」
九頭:分かってますけどね。構いませんよ? あなたに呼び出されると言う事はそういうことなんでしょう?
八ッ尾:セクシャルハラスメンツ、セクシャルハラスメンツ(爆笑)!
GM:まぁ、魅希はその件については特に突っ込まない(笑)。「そうです。ちょっとしたスペクターの方がいまして、私では穏便には処置できないので・・・・・・・あと少し怪我をさせてしまったのでそちらのほうもお願いします」
確認だけど、なりたてのスペクターはシャード持ちなら元に戻せる事がある、と言う事ですね。
九頭:ああ、そういうことでしたら直ぐに伺います。救急箱を持っていきますね。と場所を聞いて向かうよ。
GM:では、そういう感じであなたが寮をでると、突然ですが少し回想シーンに移ります。
九頭:わぁお、なんて変則的な動き(笑)。そういえば彼女との出会いはぽわぽわぽわ~。
GM:ああ、まさにそういうこと感じです。情景としては、6年前のあなたの医院の近くにある民家が突然火事になった時の話です。 
N市で活動するアンダーテイカーに呼ばれて火事の現場に駆けつけると、あなたにはそこから奈落の気配が感じるどころか民家には奈落によって結界が張られているのが分かります。
九頭:それはちょっと動かないわけには行かないな。
GM:見た目は普通の火事の現場と同じで、消防の人たちが必死に放水してるんですが一向に火が収まる気配はありません。結界の向こう側に火の原因があるので、こちら側でいくら努力しても意味が無いわけですね*5
九頭:これは、また・・・・・・魔道値の対決とかで結界の中に入れる?
GM:結界はエキストラなので判定はいりません。
大燦寺:結界がエキストラ? エキストラが張った結界じゃなくて(笑)?
GM:結界がエキストラです(笑)。
九頭:ではそこらへんの空間に薬とかをかけて、結界をこじ開けて中にはいるよ。ちょっと医者さんっぽい感じで。
Duds:お医者さんっぽいのか、それは(笑)?
GM:まぁお医者さんらしさはおいときましょう(笑)。ちなみに、九頭さんはこの家には両親と姉弟の4人家族が暮らしていた事を知っています。付き合いもあったかもしれませんね。
九頭:そうだね、うちは小児科とかも普通にあるし。

八ッ尾:かぜひいちゃったんだよ、ここのとせんせい。
九頭:そうだね、お薬出してあげるから、これ飲んでよく眠るんだよ?

GM:付き合いとしてはそんな感じだったんでしょうね。回想シーンからさらに回想シーンが発生したところで、結界の中の話に戻りましょう(笑)。
八ッ尾:多層構造が過ぎるぜ(笑)

やったのは君だ。

九頭:(中の様子を見て)これは、ひどい。鬼塚さん一家は無事なのか?
GM:そうですね、結界の中では家は外よりも激しく炎に包まれていて、かなり酷い様子です。それから家を包む炎の中にちらりちらりと、黒い影が見えます。 目を凝らしてみると影はデーモン、しかもロードと呼ばれる上位種ですよ。
九頭:わぁお! ・・・・・・それは問答無用で《影剣》*6を抜刀するよ。
GM:一緒に結界の中に入ってきたアンダーテイカーの人も「あれは、デーモンロード!? 無茶だ」とか動揺しています。
大燦寺:お、俺達が逆にアンダーテイクされちまう(爆笑)。
九頭:あの、GM。デーモンロードはエキストラですか?
GM:実はそうだったりしますが(笑)、そちらが何かする前にちょっとしたイベントが。まず、あなたには家を包む炎がその勢いを増すのが分かります。
九頭:なんだ? この炎はデーモンが操ってるわけじゃないのか?
GM:先ほどまではそうだったようです。ただ、この事態はデーモンロードにも予想外のようで、狼狽しているのが見て取れます。それから続いて、結界中に声が響き渡ります。
「契約はなされた」
と、そしてそれと同時にさらに炎の勢いが強まり、デーモンロードを焼き尽くしていきます。
大燦寺:うわー、30の軍団を率いるロードであるこの私がぁー(断末魔)!
九頭:なんだ、なにがおこったんだ? と呆然としつつもあたりを警戒する。
GM:では炎がひときわ大きく燃え盛ると、その中心のあたりから女の子がゆっくりとした感じで落ちてきます。
九頭:魅希ちゃんですね? 周りに気を張っていたので下で受け止めようとするけど・・・・・・。
GM:それは問題なく受け止められます。察しの通り、この家の長女の魅希ちゃんですね。ただ、服とかが焼け焦げてしまっていて、いくらか肌が露になっているんですが、肌とか、顔の一部とか、焼けて火傷になってしまっているであろうところがカニとか甲殻類のキチン質の甲羅のようなもので覆われています。
先に言ってしまうと、これは炎のエレメンタラーが持つ《刻印》の一種ですね。
九頭:・・・・・・口元に手を当てて呼吸をしている事を確かめる。
GM:呼吸はしています。ただ意識は失っているようで、うわ言のように何かつぶやいています。
「父さん・・・・・・母さん・・・・・・しげる・・・・・・」と。あ、ちなみに茂は弟の名前ですよ。
九頭:ああ、無事でよかったと思いつつも、他の人はとあたりに視線を彷徨わせるけれど。
GM:そうやっていると、家は炎の勢いに耐え切れず崩落を始めますね。
九頭:ちょっ、くそっ。下がれ!
大燦寺:では崩落を始める家の中で君の足首を何かがつかんだりして。
GM:なんでそこでホラーになるんですか!?
大燦寺:いやいや、お父さんあたりが、「娘を・・・・・・どうか」とか言ってそのまま事切れていく。
九頭:おおぃ!? それには、あぁ糞っ。と悪態をつきながら腕の中の魅希ちゃんを抱きしめて。
八ッ尾:(アンダーテイカーの人)九頭先生、危険です、早く外に出ましょう!
九頭:あぁ、すぐ行く! といって急いで家から出るよ。
GM:ではあなたに抱えられて無事だった魅希を見て奇跡的に生還者がいた事にアンダーテイカーたちも安堵の表情を浮かべますが、同時に魅希の異形を見てかなり驚いた様子も見せます。「先生、その子は・・・・・・・病院に?」
九頭:いや、とりあえずこの子は私が預かろう。 私のいた世界にもエレメンタラーぐらいはいたよ。
GM:そうですね、いたかもしれません。ではそうして九頭さんが魅希を引き取ったあたりで。
九頭:回想シーンは終了?
GM:はい。それから魅希は紆余曲折あって八ッ尾学園で八ッ尾先生の師事を受け。今にいたります。すこし長くなってしまいましたが、そのまま九頭さんシーンが続きます。

Opening.04

九頭:ではそんな事を思い返しながら現場に向かうと・・・・・・
GM:待ち合わせ場所はフィーネラルコンダクター社が用意したセーフハウスみたいな空き家です。鬼塚さんはその玄関で待っていますね。
九頭:お待たせ。
GM:「あ、九頭先生。ありがとうございます」と答えるんですが、彼女は疲れているのかすこし呆けた感じで焦点も余りあってない感じなのが分かります。
九頭:ん、大丈夫ですか? と声をかけて気を付けさせよう。
GM:ああ、すみません。少し疲れてるみたいです。・・・・・・例の人はこの中です」と答えるんですが、そこで知覚判定をお願いします。
九頭:知覚? スカウトじゃない時に限って・・・・・・(コロコロ)ほら9しかない。
GM:9か、なら不意打ちですね。
九頭:不意打ち? 襲われんの!?
大燦寺:ハハハハハ(笑)
GM:はい。すこし酷いイベントですが、突然魅希さんが《精霊刀》であなたに切りかかります。命中は(コロコロ)21です。不意打ちなので回避のクリティカル値に+1して下さい。
大燦寺:避けていいんだ、っていうかダメージ出すの?
GM:多分避けられるとは思いますよ。
九頭:(コロコロ)ははは、無駄に高いぞ、29。
GM;では演出を。あなたに気を付けてもらって、一旦鬼塚さんは気を取り戻したんですが、憑かれた様に再び焦点がぼやけはじめます。そして時空鞘から炎に包まれた刀を抜き放ちあなたに切りかかろうとします。
九頭;では一歩前に踏み込んで彼女の手首をつかむよ。「どうしましたか?」
GM:そう声をかけられると彼女はまたはっと我に帰って、何かに怒ったように唇を強くかみ締めます。
九頭:軽く苦笑する感じで、「私の中の奈落にも反応するまでになってしまってますか?」
GM:その通りなんですが、鬼塚さんはその言葉を聴くと、怒りをこらえ切れなかったように顔を赤らめて、もう片方の手を抜き放って、摑まれているほうの手を切り落とそうとします。
大燦寺:こんな腕があるから、って感じか。
九頭:まだ腕はつかんだままなので止めようとするよ。反射判定? (コロコロ)成功!
GM:ではあなたは腕を切り落とそうとする鬼塚さんをとめることが出来ました。
九頭:だめですって、1人分しか治療道具は持って来て無いんですから。
GM:「いいんです、どうせ精霊が勝手に直してくれますから*7)」
大燦寺:やさぐレンジャー?
GM:そうですね、かなりやさぐれてる感じです。
九頭:あいにく私は精神科医の免許は持っていませんが、その精神状態が非常に良くない事はわかりますよ。
GM:(ため息をついて)「・・・・・・そうですね、いや・・・・・・私も本当にそう思います」と苦笑を
九頭:(さえぎって)あ゛~~~~、それ私の決め台詞ーー!
八ッ尾:(九頭の中の人をきりつけるようなムーブ)うるせえよ(笑)。
GM:ああ、九頭先生の片腕が。
九頭:大丈夫、奈落が勝手に直してくれるから。
Duds:いや、それはまずいだろう(笑)。
GM:まぁそれはさて置き、「すみません、余計な手間を煩わせて、こちらです」と鬼塚さんは家の扉を開けます。
九頭:では中に入りますよー。中にいる人は黒焦げ?
GM:いや、そこまでは、というか黒こげだと呼んでも意味ないから!
九頭:よかった。
GM:ただ、中にいると黒焦げにしたくなっちゃうから、外にいたということもあるかもしれません。部屋の中には少し奈落の気配を漂わせた普通のサラリーマン風の人が倒れています、ちょっとしたやけどの後とかもありますが、ちゃんとした処置を施せばなんともなさそうなレベルです。
九頭:ではとりあえずバッドステータスを回復する薬を飲ませ、HPポーションを調合して飲ませます。
八ッ尾:でもデータ的には持っていないのです(笑)。
GM;まぁ、演出と言う事で。そんなあなたの後ろにいる鬼塚さん声をかけます。
大燦寺:おっと、また刺されるのかと思った(笑)。
GM:もういっぱぁつ! ってどんだけ不安定なんですか、違いますよ! 魅希は神妙な声で九頭先生に語りかけます。
「先生、あの。ちょっといいですか?」
九頭:なんですか?
GM:「できれば、このこと、他の人には暫く黙っていてもらえませんか? 心配とか、あまり掛けたくないですし」
大燦寺:実害あるの多分ココナッツ先生だけだからな。
九頭:ココナッツ言うな(笑)! ふむ、そうですね。余計なところで心配を掛けるのも良くありませんしね。とりあえず、またそういうことになりそうになったら私のところに来なさい
GM:「いや、それはあまりよくないんじゃないでしょうか・・・・・」
九頭:まぁ、私はこれでもクエスターですから。と冗談交じりに言いながら、やれやれ、困った子ですねぇと心の中でつぶやいたあたりで。
GM:そんなところで、シーンエンドですね。

最終更新:2008年02月18日 01:08
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ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 相手の無意識への精神的なアクセスにより質問にYesかNoで答えてもらうホワイトメイジの特技。前回のセッションでは対象がエキストラだった事も有りかなりフレキシブルに使っていた。

*2 N市を根城にする運び屋。頼めばミサイルだって調達してくれる偏屈親父

*3 迎和泉。死の商人タナトスにより製造された戦闘用ホムンクルス。ALA p127参照

*4 須賀川太一、瑞珠学園で教鞭を振るう熱血体育教師。たぶん学生クエスターの日常の象徴の一つなのではないかと。ALG P.322参照

*5 普通であれば結界内の現象が結界の外に影響を与える事はない。このときは何か特別な事情があったのかもしれない(別名ルールミス)。

*6 影を凝縮し、武器とするダンピールの特技。九頭はその名のとおり剣を模して用いている

*7 実のところエレメンタラーにHPを回復させる特技は無い。彼女と契約したのはもしかすると凄い精霊なのかも!?(別名適当演出