Chapter.03 ソライロケツイ
◆今回予告
はるかな宇宙へ旅立った、
一人のサムライ。
その胸には希望があった。
その貌には期待があった。
果たさねばならぬ、誓いがあった。
それゆえ、彼は戦った。
腕が飛んだ。
もはや、刀をつかめなくなった。
彼は、魔術を駆使して、戦った。
脚が弾けた。
もはや、歩く事もできなかった。
彼は、這いずりながら、戦った。
心が痛んだ。
もはや、人を傷つけたくなかった。
彼は、痛みを無視して、戦った。
やがて、彼は腕を得た。
やがて、彼は脚を得た。
けれど心を捨て去った。
救いのために――願いのために。
村長よ。
誓いの鬼神に、何を見る――?
村超スピリッツ! 「ソライロセカイ」 Chapter.03
ソライロケツイ
これは、村長たちの、追撃の物語である。
◆セッション・ハンドアウト
【光の速さで居合い抜く、もの言わぬサムライ】――
あなたがたの【村の秘法】を奪い去った宿敵の素性が、ついに知れた。
その名は、銀河宇宙左衛門(ぎんが そらざえもん)。
彼と故郷を同じくするマジカルサムライ、魔技衛門の案内のもと、あなたがたは、ついに宇宙左衛門の故郷を訪れた――。
最終更新:2007年10月27日 18:11