80 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 00:34:02 ID:YESLgjro0
下克上

美鈴「おまえは誰の犬なんだい! いってごらん!」
咲夜「……美鈴さまの犬にございます」
美鈴「やっと聞き分けがよくなってきたじゃないか。
 さあて、今日はどうやって可愛がってやろうかねえ!」
咲夜「う……(涙)」

83 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2007/04/04(水) 13:35:15 ID:JYnglTnE0
80から電波を受信した。

全てはお嬢様の能力なのか、それとも偶然の産物か。
ある日突然お嬢様の思いつきで美鈴と勝負することになった。
「真剣勝負よ。負けたほうは勝者に従うこと」等と、
私が勝てば今までと何も変わらないという、いかにもお嬢様らしいただの思い付きであった。

時を止め、ナイフを仕掛け、そこで美鈴が被弾しておしまい。

ではなかった。
美鈴は無数のナイフを、致命傷だけは器用に避けてその身に受けつつ一直線に
私に向かい、目の前で「ごめんなさい」という呟いた。直後にブラックアウトした。
聞いた話では鳩尾に拳、顎先に膝、そして脳天踵落しときれいに決まっていたらしい。
迂闊だった。誰も、「弾幕勝負」等とは一言も言っていなかったのだ。

目覚めた直後から私は美鈴への服従を誓わされた他、
想定外の敗北の罰としてメイド長の地位と、十六夜咲夜の名前を失った。
名実ともに美鈴の犬となり、彼女の奴隷として、愛玩動物としての振る舞いを強要された。
服装は与えられず、寝床は美鈴の部屋の床の上、食事は残り物と水のみ。
このまま身も心も畜生に成り果ててしまえばどんなに楽なことかと何度も思ったが、
他人の気配が消えるたびに美鈴から発せられる謝罪の言葉と、
慈悲深く愛情をこめられた人間としての扱いに、そうなることすらかなわない。

私は紅魔館の門番、紅美鈴のペット。名前はない