702 名前が無い程度の能力 [sage] 2012/10/03(水) 20:46:33 ID:C1VolDRkO

にとりを捕まえてきた
最初は状況が飲み込めないらしくあたりを見回していたが、縛られている体に気づいてやっと状況を理解したらしい
「やめてくれよ、河童の盟友がそんな事するなんて思いたくないよ」
「そうかい、まあお前がどう思おうが勝手だが……お前は壊す」
壊すという表現に、にとりの顔からさっと血の気が引く
「頼むよ、私まだやりたい事だって一杯あるんだ」
涙目で訴えているが、聞いてやる気はない

それから、俺はにとりを毎日のように痛めつけた
にとりのかわいい顔には青あざや出血がない日はなくなった
「やめて……人間、やめてよ……」
数日経って、わずかに変化があった
にとりが俺を盟友と呼ばなくなった事だ
あの人間好きな河童が今何を考えているか想像するとぞくぞくする
嬉しいので、その日からは殴る量を倍にした
さらに十数日後、にとりの目に明らかな敵意や殺意が見られるようになった
「お前なんか……人間なんか、殺してやる」
ああ、その澱んだ暗い目の君の方がきれいだよにとり
とても嬉しいので、いたぶる方法を増やす
にとりの体に痛々しい傷跡が増え始めた
「今でも人間は大好きかい?」
「死ぬほど嫌いだよ、特にお前は」
あんなに人懐っこい性格だったにとりがここまで変わった事は興味深い
俺はにとりの生きがいを奪ってみる事にした
「気分はどうかな?」
「……」
にとりは絶句したまま自分の両手を見ている
全く動かないようだ
腕の神経をズタズタにしてあげたからな
「発明はもう出来ないね」
俺がそう言ったら、にとりは本当に久しぶりに涙を流した
今までで一番きれいだよにとり
それからしばらくは変化もないままだった
「今日は……きゅうりが……食べたいなあ」
最近は全く喋らなくなっていたにとりが珍しく喋った
俺は、たまにはにとりにご褒美をやろうときゅうりを口に近づけた
「ああ……また失敗かなあ……何が悪かったんだろう」
にとりはきゅうりを食べようともせずに、なおも何か呟いている
……どうやら彼女の中の何かが切れたらしい
もう拘束の必要はないな
俺はにとりを縛っていた鎖を外してやった
「ほら、憎い俺を殺すチャンスだぞ?」
しかし、俺がそう言ってもにとりはちらっとこっちを伺っただけで全く興味を示さない
「私の発明……人間は……喜んでくれてたかなあ」
にとりはそれだけ喋るとたまに何か呟くだけになった
こんなものか
いつかにとりが精神を回復するまでは一旦休憩としよう


元気っ子なにとりは本当精神追い詰めて壊してみたくなる
もちろん実験失敗でしょげてるにとりもかわいいし、ひどい事されまくって人間が嫌いになったにとりもかわいい
元気な子はいぢめてみたくなるかわいさってあると思います


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