殺傷、流血描写あり

キャラの性格に改変あり




命蓮寺の本堂
そこで聖白蓮は、静かに目を開けた。この場にいるのは彼女だけだった
「いけない。瞑想中に居眠りだなんて・・・」
自分の不甲斐無さを戒めて立ち上がる
一歩踏み出したその足が何かを踏んだ。クシャリと耳の奥がくすぐったくなるような音がする
「紙?」
持ち主の申し訳ないと思い拾って、入ってしまったシワを伸ばす

文面が目に飛び込んできた

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『 メイレンジ ノ モン ヲ クグレバ アナタ ノ カチ 』

  【やってはいけないリスト】

・ぬえの変身に騙されるな
・大きなツヅラを開けるな
・小さなツヅラを開けるな   						
・雲山に触れるな       
・能力を使うな


※ ※ ※ ※
_____________________________________________


「はて?」
意味不明な文章に首をかしげてから紙を床に置き、そのまま本堂を出た
外は夜。月明かりが眩しく、提灯が無くてもあたりが鮮明に見えた
(妙ですね)
まるで額に米粒がくっついているような不快感
白蓮は、今自分がいるこの場所に漠然とした違和感を感じていた
あたりを見渡すと庭にいたナズーリンと目が合った
「今日、ダウジングでこの二つを見つけたんだ」
唐突に話しかけられた。ナズーリンの足もとには大小二つの葛篭(ツヅラ)が置かれていた
「ご主人が日頃お世話になっているお礼に、どちらから一つを君にあげようと思って」
靴を履いて庭に下り、葛篭を眺める
「二つはあげないよ。一つだけだ」
念を押すように言われた
「この中に何が入っているか教えて頂けますか?」
無粋なことは重々承知だが、聞いておきたかった
「二つはあげないよ。一つだけだ」
眉根を寄せて訝かしんでナズーリンを見る。今の彼女には何か引っかかる物があった
「えっと、では。こちらを・・・」
不審に思いつつも、鼠が出てくる童話にちなんで小さな葛篭を選んだ
(この中に、私の感じた違和感の正体があるのでしょうか?)
蓋を開けた瞬間、白蓮の視界は真っ白になった
箱が爆発したのだが、それを本人は理解出来なかった









※ ※ ※



「え?」
気がつけば、本堂に座っていた
「なにが・・・・・・ォェ」
咄嗟に口を押さえた
爆風で顔の皮膚が剥がされて、目玉が捲りあがり、そのまま消し飛んだ自分の姿が脳裏に浮かび吐き気がした

「ハァ・・・・ハァ・・・・・アァ・・・・」

吐き気が治まり。立ち上がる際に先ほどと同じ紙が目に付いたが、さして気に留めず本堂の戸を開けた


外に出ると、庭にいたナズーリンと目があった
「今日、ダウジングでこの二つを見つけたんだ」
さっきと同じ光景
「ご主人が日頃お世話になっているお礼に、どちらから一つを君にあげようと思って」
また二つの葛篭がある
「二つはあげないよ。一つだけだ」
(このデジャヴは一体?)
次々と疑問があふれ出す
「ナズーリン、あなたはどうしてしまったのですか?」
「二つはあげないよ。一つだけだ」
「・・・・・」
「二つはあげないよ。一つだけだ」
これは何かの異変だと理解し、他の仲間も心配になった
(ナズーリンだけがおかしくなったのでしょうか?)
命蓮寺の現状を知るために、様子を見て回ることにした
去り際、ナズーリンに対して心の中で頭を下げた







本堂から別館に続く渡り廊下を歩いていると、途中で人影を見つけた
そのシルエットは命蓮寺住人のモノではなかった
近づくとそれが男性だとわかる。頭を丸めた年老いた僧だった
(なぜこんな時間に僧の方が?)
異変の関係者では。と思い警戒しながら静かに近づく
相手の顔が分かる距離までやって来ると、僧がこちらを向いた。僧が誰だかわかり彼女は身を強張らせた
「お久しゅう御座います。姉さま」
しがれた声で話しかけてきた
「命・・・蓮・・・?」
死んだはずの弟が目の前にいた

白蓮は彼の死がきっかけで、死を恐れるようになり、若返りの力を手に入れた
若返りを維持するために密かに妖怪を助けており。そのことが周囲に発覚してしまい、封印された過去を持つ
それから千年以上の時が経ち、星たちの手によって復活させてもらい現在に至る

「あなた。どうして?」
死んだ者は蘇らない。それが怖いから若返りの術を学んだ
助けた妖怪の話しを聞き、彼らを不憫に思ったからこそ『人間と妖怪の平等』という思想を持つようになった
現在の寺を『命蓮寺』と名づけるほど、生前彼女に与えていた影響は大きい
「お久しゅう御座います。姉さま」
命蓮が一歩ずつ歩み寄る
このとき、僧は右手を何故か袖の中に引っ込めていた
「お久しゅう御座います。姉さ・・・・おっとっと」
何かに躓いたような動作をして、バランスを崩す
バランスを崩した白蓮は支えた
その時、命蓮は袖に隠していた右手を白蓮の胸元目掛けて突き出した。その手には長さ15cmほどの刃物
だが、刺されるより先にその右手首を掴んでいた
「なんのつもりですか、ぬえ?」
掴んだ手を捻ってギリギリと締め上げる
「返答次第では怒りますよ」
「痛だだだだだだだだだだだだだだ。ギブッ、ギブだってば!」
命蓮が少女の声で悲鳴をあげる
刃物を落としたので解放してやった
「もー。折られるかと思った」
顔をしかめて右手を振る命蓮の姿が、霞んで少女 封獣ぬえの姿に変わる
「悪戯にしては度が過ぎますよ」
ここまで言って、一つの疑問が生まれた
「どうしてあなたが命蓮の姿を知っているのですか?」
弟の姿をぬえが知るはずなどない
「そりゃあ、“ココ”が聖の見る夢の中だからね。聖の記憶に残っている姿ならどんなものにでも変身できるよ」
その言葉に白蓮は愁眉を歪めた
「夢とは一体どういう意味ですか?」
「記録者の義務だし。このゲームの仕組みを全部話すよ」

いったん本堂に戻りお互いに向かい合い、ぬえは以下のことを白蓮に説明した

この世界は現実ではなく、プレイヤーの見ている夢だということ。
この世界はループしており、プレイヤーはクリアするまで何度も挑戦させられている。
この世界の住人の行動はパターン化されており、一定の動き・会話しか出来ない(記録者は例外)。
所々に用意されたイベントを掻い潜り、カタカナで書かれている条件を満たせばステージクリア。
【ルール】
  • 『やってはいけないリスト』の行為を行なった場合、そのプレイヤーは死亡又は殺害され残機が一つ減る
  • 残機が無くなると記憶がリセットされて最初の状態に戻る(これをコンティニューと言う)
  • 残機の数は表面の※の数でわかる
【紙について】
  • ここに書かれてある文章は何度コンティニューしても消えない
  • この紙を消失・紛失した場合、次のコンティニューまで再発行されない(紙は消失する前の状態で発行される)
  • 『やってはいけないリスト』は死亡した場合にのみ自動でその死因が追記される
【記録者について】
  • ゲームのルール説明、記録を行なう者。ゲーム中に一人だけ存在する
  • 『やってはいけないリスト』を行なったプレイヤーを殺害する役割も持っているため注意が必要
  • 故意にプレイヤーを妨害することは無い。手助けもしれくれない



「これがルール。いきなりこんな話をしても信じられないかな?」
「いいえ、信じます」
それならすべて辻褄が合う
「質問はある? あくまで答えられる範囲でだけど」
「あなたはぬえ本人ですか?」
尋ねられた彼女は首を振った
「似せているだけ。人格まで完全にトレース出来るほど、私たちは高性能じゃない」
その言葉に気になるものを見つけた
「私“たち”? 記録者は一人では?」
「この世界に限ってはね」
「他にも色々な世界・・・つまり複数のプレイヤーがいると?」
「その通り。流石は大魔法使い、見事な推察力」
小さく拍手され、馬鹿にされたような気がして僅かだが不愉快になった
「他にどなたが参加しているのですか?」
「それ以上はゲームのシステム部分に触れる内容になるから、答えられないね」
「わかりました、ならばそれより先は訊きません」
ぬえは小声で「助かるよ」と礼を言った
白蓮は件の紙を手にとってしばらく眺める
「とにかく。命蓮寺の門を潜れば私の勝ちなのですね?」
「そう。それでゲームクリア」
「先ほど仰っていた死亡内訳というのを教えてください」
そう頼むとぬえは目を閉じて、こめかみに手を当ててから喋りだした
「私に7回。ナズーリンに11回。一輪に9回。能力を使用して6回。小傘に8回。かな」
「星とムラサはいないのですか?」
「いるよ。殺されていないだけ」
「皆の場所を訊くのはルール違反ですか?」
「構わないよ。一度会ったキャラクターの遭遇場所くらいなら教えても」

いくつもの質問を重ねて、ぬえから様々な情報を聞き出すことに成功した



まずは命蓮寺の門までやってきた
門から5mほど離れた場所に一輪が立っており。門の方向を向いている
「・・・・・」
近づくと、背後の入道の雲山と共に体を反転させて白蓮をジっと見てきた
白蓮が左右に動くと常に視界に入るように一輪と雲山は体の向きを変えた
(無言で見つめられるというのも、なにか落ち着きませんね)
後ろに下がって一定の距離を取ると白蓮を視界から外して最初の向きに体を戻した

―――雲山に触れるな

このルールがある以上、迂闊に近づけないが。このままでは何の進展もないため、意を決して門の前に立つ
「・・・・・・」
無言の一輪と雲山は白蓮を見ているだけで、何かをしてくる様子は無かった
背中の視線に戸惑いながら門の扉を開こうとする
だが
「どうして閂(かんぬき)が?」
門の扉に太い柱が横向きに通されていて、開閉を不可能にしていた
閂は南京錠を介して門に固定されているため、南京錠を外さないと取り払うことが出来ない
「これの鍵を見つけないと」

南京錠に触れた瞬間

「姐さん、『その錠に触れるな』と雲山が警告しています」
初めて一輪が口を利いた
「10・・・・9・・・・・8」
そして、突然カウントを始める
「一体なにを数えているの?」
「7・・・・・6・・・・・5」
質問には答えずカウントを続ける
嫌な予感がしたので、その場から素早く離れた



「4・・・・・3・・・・・2・・・・・1。0」

カウントダウンを終えた瞬間、雲山が巨大な拳を振るった
南京錠が掛かっている場所を力いっぱい殴りつけた。もしあの場所に留まっていたら潰されていた
殴った衝撃が、地面を振動させて足の裏に伝わる
しかし、それだけの力で殴られた門は変わらぬ姿で屹立していた
拳を振り終えた雲山は霧散して消えた
「一輪?」
雲山が消えた一輪は、まるで人形のように瞬きもせずにただ突っ立っていた
顔の前で手を振っても、頬を摘んでも反応を示さない

―――『役目を終えたキャラクターは動かなくなる』
ぬえから聞き出した情報の中で、そんな内容があったのを思い出した


閂の解放には南京錠の鍵が必要だとわかり。それを見つけるために寺の散策を続ける


本堂の裏手に回ると、地面に正座した寅丸星と、その星を侮蔑の目で見下ろす村紗水蜜がいた
白蓮が近くまでやってくると、二人は喋り始めた

村紗は冷たい目で星に言う
「言い訳は?」
「無い」
目を閉じて、落ち着いた声で星は答えた
さらに詰問は続く
「弁解は?」
「無い」
「謝罪する意思は?」
「有る」
「なら償いなさい」
本来船を停泊されるための道具である錨(いかり)を携えた村紗は、フックの鋭利な部分を星の首に押し当てる
躊躇(ためら)うことなく、首にフックをめり込ませていく。星も抵抗することなくそれを受け入れた
「待って!」
白蓮が叫ぶと村紗は手を止め、星が話しだした
「私は聖復活の際に必要な宝塔を失くしていました。部下のナズーリンが見つけてくれたから良いものの、下手したら取り返しのつかない事態になっていました」
「聖。星へ処罰を下す許可を」
「何を言っているのですかあなた達はっ!?」
「宝塔を失くしていました」
「処罰を下す許可を」
審判を迫られる
「なりません!!」
頭を大きくかぶり振った。本心から、星の処罰を拒絶した
「星を許すの?」
「私を許してくれるのですか?」
感情の無い二人の目が集まる
「許しますから、ムラサは錨を収めて。星は何も気に病まないで下さい」
「・・・・・わかった。聖がそう言うなら」
村紗は錨を担ぐと、自分の部屋がある方角へ歩いて行った
「ありがとうございます」
星は白蓮の手を握って感謝の言葉を述べた。その際、白蓮の手に何かを握らせた
「それでは聖、おやすみなさい」
頭を深く下げて去って行った
手を開くと、小さな鍵があった




門の前までやってくる。相変わらず静止したままの一輪が立っていた
その横を通り過ぎて、南京錠に触れる
今度は何も言ってこなかった。雲山がいるときだけ一輪は喋るのだとわかった
星から受け取った鍵を取り出す
「これでこの不気味な夢から抜けられ・・・・・あ、あれ?」
彼女にとって予想外のことが起きた。差し込もうとした鍵が鍵穴に通らない
向きや角度を変えたりしたが無駄だった
「この鍵、もしかして偽も・・・・・」
直後、腹に鈍い衝撃を受けた
視線をそこに移すと、紫色の尖った先端が腹から生えていた
遅れて痛みがやってくる
後ろから刺されたことに気付くのに少しだけ時間が必要だった
「だ、れ・・・が」
目一杯首を回して自分を刺した犯人を見る
「うらめしや~~」
背中に傘を突き立てる小傘がいた
「ヶぷっ、こほっ。あぁ・・・ゥプ」
口から血が一定の間隔で吐き出される
「どう、おどろいた?」
小傘がそう言った頃には、扉ごと串刺しにされた姿勢で事切れていた








※ ※



目を開けると本堂に座っていた
立ち上がり本堂を出ると、やはり庭にナズーリンがいたが無視した
命蓮に化けたぬえが居た渡り廊下に向かう
ぬえに訊きたいことが二つあった

先ほど命蓮が立っていた位置に、今度は博麗神社の巫女、博麗霊夢が立っていた

「あらこんばんわ聖。月が綺麗な夜ね。こんな日は・・・」
「ぬえ。訊きたいことがあるのですが」
「もう最後まで言わせてよ」
霊夢の体が霞み、普段のぬえの姿になる。同時に手にしていた刃物を捨てた

「星の持っている鍵を手にして、門から出ればクリアではないのですか?」
「誰もそんなこと言ってないわ」
「なら本当の鍵がどこかに? 星を『許さない』と言えば、ムラサが本当の鍵をくれたのですか?」
「このやりとりも2回目ね」
ぬえは呆れたとばかりに肩をすくめた
「2回目? つまり、私は過去に一度『許さない』を選択したということですか?」
過去に体験したことなら、記録者はその時の様子を答えてくれる
「星の首が飛んで終わり。聖は星が死んだショックで放心中に小傘に刺されて死亡したわ」
その時の様子をぬえは教えてくれた。小傘という名前を聞いてハっとした
「そうです。小傘さんに私はさっき・・・」
彼女は本来命蓮寺の住人ではないため、この場にいる妖怪ではないのだが、今はそんな事どうでも良かった
もう一つの疑問を解消するために紙を広げる

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『 メイレンジ ノ モン ヲ クグレバ アナタ ノ カチ 』

  【やってはいけないリスト】

・ぬえの変身に騙されるな   
・大きなツヅラを開けるな   
・小さなツヅラを開けるな   						
・雲山に触れるな       
・能力を使うな


※ ※
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「私は小傘さんに殺されました。しかしココには何も書かれていません」
小傘に何回か殺されたことは知っている。しかしその行為が禁止行動に書かれていないことが疑問だった
「それは準禁止行動にあたる行為だからよ。マーダスイッチを持っているキャラクターが多々良小傘」
知らない単語に戸惑う
「それは複雑なルールなのですか?」
不安そうな声で尋ねると、ぬえはクスリと笑い背中の羽を小さく振った
「小傘に限っては“プレイヤーを見つけたら追いかけて殺しに来る”という単純なものだから、難しいことじゃないよ」
今回の場合『小傘に見つかる』という行為が準禁止行動
準禁止行動は、その行動を取っても確実に死ぬわけではないため、やってはいけいないリストには記載されない
故にプレイヤーが自力で気付くしかない
「つまり私を殺すために彼女は寺を巡回しているというわけですか?」
「見つかったら問答無用で追いかけてくる。倒すか逃げ回って振り切るしか無いね」
考えたら背筋が冷たくなった
怖くなって前後左右を見渡して小傘がいないか入念に確認する
「そんな状況で鍵を探さないといけないなんて・・・」
安全なことを確認して、現状について考え始めた
(ゲームと言っている以上、鍵はちゃんとした場所にあるはず)
どこかの部屋の戸棚の中や玄関の靴の中なんて馬鹿げた場所にあるとは到底思えない
(ということは、星のように誰かが持っている?)
星が持っているということは、ナズーリンや一輪、部外者の小傘も持っている可能性が高い
(案外、私自身も・・・)
念のため、自分の服も探ってみた
「あら? あらららら?」
思わず間抜けな声を漏らした。背中の部分に固い感触。何かが縫い付けられていた
「ちょっと聖。なに脱いでるのよ」
ぬえの前で下着姿になるが気にしない
服の背中部分の糸をほぐすと鍵が出てきた。大きさは星の持っていた物と同じだった

もしやと思い、服を着なおして門に向かう

一輪と雲山の視線を浴びながら閂の前に立つ。鍵を差し込む前に、南京錠に手をそっと触れた
「姐さん、『その錠に触れるな』と雲山が警告しています」
この後の展開を知っているため、白蓮はすぐにさがる
「10・・・・9・・・・・8・・・・・7・・・・・6・・・・・5」
一輪の背後の入道が腕を高く上げて力を貯めている
「4・・・・・3・・・・・2・・・・・1。0」

振り下ろされた拳。インパクトの瞬間に響き渡る轟音が威力の凄まじさを物語る
先ほどと同じ、南京錠がある位置を雲山は殴りつけていた

雲山が消え、小傘がやって来るのを警戒しながら南京錠に自身が所持していた鍵を差し込もうとする
「これも合わない・・・・」
鍵は先端しか入らず、開錠できない
もしかしてと思い、棒立ちで動かなくなった一輪の服のポケットを漁ってみる
案の定、似たような鍵が出てきた。差し込んでみたがそれもハズレだった





「鍵の偽物が複数存在しているようです」
「ふーん」
記録者ぬえのもとに戻って報告した
「だから失礼しますね」
「え、ちょ、ちょっと聖? ヘァ!? くすぐったいってば!」
聖はぬえのボディチェックを始めた
「あった」
スカートの裏から鍵を見つける
鍵を握り締め、踵を返して門に向かおうとする
「またその鍵を試すの?」
背中に投げかけられたぬえの言葉に咄嗟に振り返る
「“また”ということは。一度試したということですか?」
「うん。結果は言わなくても分るよね」
「そうですか」
がっくりとうな垂れた
「他の方・・・・ナズーリンやムラサ、小傘さんから鍵を入手した履歴はありますか?」
「ちょっと待ってね」
ぬえは手を額にあてて唸りだした
「先ほどからその動作。何か意味があるのですか?」
過去の事柄を聞くたびに、ぬえは頭に手を当てるため気になっていた
「話しかけないで。今アクセスして、記録をダウンロードしてるから・・・・・あ、来た」
一息、間を置いてから口を開いた
「小傘からは一回入手してるね、倒して奪ってる。ナズーリンは調べたけど持ってなかったみたい」
「ムラサは?」
「持ってないね。その代わり、星の償いイベントで『許さない』を選ぶとあのデカい錨を渡される、洒落のつもりかな?」
「過去の私が調べた限りでは鍵は誰も持っていないと」
「そうなる」
白蓮は頭を抱えてしゃがみこんだ
「この広い命蓮寺で、ヒント無しで小さな鍵を探せということですか? そんな理不尽な」
意気消沈してしまう命蓮寺の主を見て、ぬえはため息を一つ吐いた
「あのさ聖。プレイヤーが行き詰ったときに、記録者がかける常套句があるんだけど聞きたい?」
「はい? ええ、じゃあお願いします」
一度ぬえは咳払いをしてから、まるで暗記した文章を口にするかのようにたどたどしく読みあげた

「『攻略方法はプレイヤーの考えを尊重させていただきます。ルールにさえ沿えば問題ないです』だってさ」

その言葉を聞き、白蓮は顔を上げた
「いいのですね? 門を潜れるのなら何をやっても?」
「だから言ったじゃない『攻略方法はプレイヤーの考えを尊重させていただきます』って」
「わかりました」
白蓮は立ち上がり両手で顔を擦って気持ちを切り替える
手を顔から離すと、その表情からは覚悟のようなものが見て取れた
「その顔は、何か思いついたの?」
「上手く行くかはわかりませんが、今からちょっと色々試してみ・・・・・あ」
横っ腹に痛みを覚えた
「うらめしや~~」
すっかり周囲を警戒することを忘れていた
突き刺ささった傘の先端が、肺、腸、腎臓、肝臓をかき回す
「どう、おどろいた?」
死んだ白蓮がその問いに答えることは無かった







本堂から始まる相変わらずの景色
今度はすぐには動かずに、そのまま瞑想を続ける

5分ほどして、彼女は立ち上がった

本堂を出て靴を履き、小傘が居ないかあたりを見渡してからナズーリンの前にやってくる
「今日、ダウジングでこの二つ・・・」
「こちらを頂きますね」
話の途中で小さな葛篭を手にとり、大事に抱えた
ちなみにぬえに聞いたところ、大きな方には毒ガスが詰まっているらしいが、用があるのは小さい方だった

閂の前にやってきて。南京錠の真上、そこに葛篭を掛けた
深呼吸を繰り返してから、南京錠に触れる
「姐さん、『その鍵に触れるな』と雲・・・」
言い終わるのを待たず、白蓮は全速力で渡り廊下目指して駆け出した

「10・・・・9・・・・・8・・・・・7」

周囲に小傘がいないことを走りながら再び確認する

「6・・・・・5・・・・・4・・・・・」

この方法は、小傘に殺され残機が減って調べる余裕が無くなり、ぶっつけ本番になってしまったが、不思議と上手くいく気がした

「3・・・・・2・・・・・1」

霧雨魔理沙が居る渡り廊下にたどり着き、地面に伏せて頭を抱える
「どうした、そんなに慌てて。避難訓練の練習か?」
刃物を手に近づいてくるが、眼中に無かった
「ぬえ、あなたも耳を塞いでおいた方がいいですよ」
「どういうこと?」

「0」

カウントを終え、雲山が腕を振るい門を叩いた。振り下ろした拳の先には白蓮が置いた葛篭があった

一瞬だけ、爆音と共に周囲が昼間のように明るくなる

「な、なに一体!?」
今起きた事が理解できずに慌てふためく魔理沙はぬえの姿に戻った
爆心地はまだ砂煙が激しく、何も見えなかった
「ナズーリンの葛篭と、雲山さんの力をお借りしました」

小さな葛篭には何かの爆発物が入っているのは知っていた
それを使って南京錠を吹き飛ばしてしまおうと考えた
―――小さなツヅラを開けるな
というルールがあるが、爆発させるなとは書いてない。そこを逆手に取った
葛篭の中の爆弾がどんな構造かは知らないが、雲山の拳なら確実に起爆させてくれるという確信があった
雲山は毎回殴る位置が同じなので、葛篭を設置する場所も悩まずに済んだ

「耳がキーーンってなる」
爆音のせいで、ぬえの耳を痛そうに押さえる
その痛みが治まるころには、煙が晴れて門の全容が明らかになった
「すごい・・・」
ぬえは息を飲んだ。門は閂どころか、扉ごと吹き飛ばしていた。申し訳程度に屋根の骨組みが残っている
「おめでとう、これでステージクリア・・・・・・どうしたの?」
白蓮の方を向くと、彼女は口を両手で押さえて、地面に膝をついていた。その傍らには無惨な姿で転がっている一輪の姿がある
「私はなんてことを・・・」
門を破壊する方法を取ったとき、一輪がこうなることは半ば予想していた
ゲームだから、夢だからと自分を納得させてやったつもりだった
そうでなければ、日頃から平等を掲げる彼女にとって、誰かの犠牲によって得た結果など享受できない
しかし、いざ死体を見てしまうと後悔の念が一気に押し寄せてきた
「ごめんなさい」
軽くなってしまった一輪の亡骸を抱きかかえる
「星が死んだときもそんな反応だったね」
面倒臭そうにこめかみに指を当てて、過去の光景をロードする
「“ゲームクリアのため”と割り切って『許さない』と答えたはずなのに、いざ、転がった星の首を見て涙し膝をつく。放心している間に小傘に見つかってグサリ」
「こんなこと・・・・・しなければ良かった」
すまないという気持ちを篭めて死体を抱きしめる
「ん?」
一輪の焦げ付いた頭巾がズれて中から何かが落ちた
「鍵?」
また偽物か、と思ったが鍵の光沢が他と違う
「ぬえ、この鍵を見つけたのは今回が初めてですか?」
「そうだよ・・・って何処いくの? ゴールはそっちでしょ?」
門とは反対の方向に歩き出した白蓮
「・・・・私、一回死んでコンティニューし直します。偽善かもしれませんが、このままクリアするよりマシです」
「はぁ!!?」
記録者はプレイヤーの発言に素っ頓狂な声をあげて反応した
「この鍵がきっと本物です」
「またダミーかもしれないよ? 死に損かもしれないよ?」
「紙に今回のことをすべて書いておけば、いつでもクリアできます」
「いい考えかもしれないけどさ、その紙」
白蓮の懐にある紙を指差してから言葉を続けた
「もう書けないよ。残念だけど」
「ッ!?」
懐に仕舞った紙を取り出して絶句した
紙は抱きしめていた一輪の血がべったりと染みこんでいた
「それはもう使い物にならない。仮に書けても再発行になるから、引き継げない」
「うっ」
「この世界の住人は作り物なんだよ? 知り合いにそっくりなマネキンが壊れただけ。どうしてイチイチ気に掛けるのさ」
その言葉を否定しようとぬえを見るが、反論の言葉が出て来ない。悔しそうに唇を噛むだけだった
自分以外の相手を気に掛ける行為そのものが、この世界では異常なのだ。正論を否定出来る言葉は存在しない
「誰でも分け隔てなく救おうとする聖を私は好きだよ、でも、それに意味があるの?」
白蓮は覚えてないが、このゲーム中、彼女は何度もキャラクターを気遣う行動を取っていた。ぬえはそれを何度も見せ付けられた
「・・・そう、ですね」
『この悪夢を終えて、解放してやったほうが救いになるのでは?』そんな考えが脳裏を過ぎる
ゆっくりと、まるで病人のような足取りで門の方まで歩いていく
門を潜る直前で立ち止まった、何かを言いたそうな顔をして振り返る
その瞳には彼女たちキャラクターに対する憐憫(れんびん)のような感情が見て取れた
「・・・・・」
目をギュっと閉じて門を潜った

「おめでとう。ファーストステージクリアだよ」

白蓮はずっと目を閉じていた






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プレイヤーがクリアしたことによって、周囲の景色が変わり、月が一瞬で太陽と入れ替わる
クリアしたときの姿勢のまま静止する白蓮の体や服が、最初の綺麗な状態に戻る

今、この空間で自由に動けるのは記録者のみ

「さて。セカンドステージの準備を・・・」
「封獣ぬえ」
呼ばれた方を振り向くと八雲藍がいた
「プレイヤーに色々教えはしたけど、すべて聖が事前に体験したことばかりだから記録者のルールを破ってないはずだよ?」
「私が出向いたのはそんな用件じゃない。先ほどお前以外の記録者、フランドール、妹紅、諏訪子、こいし等に召集をかけた」
「そんなこと聞いてないけど」
自分だけ蚊帳の外という事実に対し、少しだけ不機嫌になる
「お前には関係の無い話だからだ」
「どういう意味?」
「乱入者が出た。ゲーム側が彼女の参加を承認した。それに伴ってセカンドステージに多少の変更点が生じた」
「それなら尚、私に連絡をくれた方が・・・・・ああ、そういうこと」
納得いったと大きく頷いた
「次のステージは“6人”、必要だもんね」
「その通りだ」
藍は半分に折られた小さなメモ用紙をぬえに差し出す
開いて文面を読み上げたぬえは薄ら笑いを浮かべた
「いいの? こんなことしても?」
「奇数でセカンドステージに臨むのは些(いささ)か都合が悪い。やも得ぬ処置だ」
「ふーん」

ぬえは渡された紙をポケットに仕舞い、それを見届けた藍は目の前に扉を出現させた
用事が済んだので帰ろうと取っ手を掴もうとした直後、そのドアが向う側から開き子供が一人現れた
神社の祭事に見かける和紙で作られた狐のお面を被った、金髪が腰まである子だった
「藍さま」
突然の来訪者を藍は穏やかな表情で迎える
「ああ、『名無し記録者』。そっちは終わったかい?」
「はい」
「では。もうその面を取って構わないよ」
狐の面を取ると、幼い少女の顔が見えて。金髪のカツラを外すと、ピアスの開いた猫耳がピョンと飛び出す
名無し記録者と呼ばれた子供は。藍の式、橙だった
「なぜその子にこんな姿を?」
「この子は既にキャストとして登場しているから、別の場所に登場することが出来ない。お面は苦肉の策だ」
藍は預かっていた緑色の帽子を頭に乗せる
「結果は?」
「12回目のコンティニューで幽々子さまはクリアしました」
「そうか。大儀だった」
「妖夢さんを殺すイベントがあるたびに挫折しそうになって、そのせいでクリアするのが延びました」
「やはり、身内が死なないと先に進めないカラクリがあるステージは、死亡数が多いか」
式と主の会話にぬえは口を挟んだ
「もしかしたら、ウチのファーストステージも、仲間を犠牲にしないと門が開けられないようになってるのかしら?」
あのような強引な方法が認められるなら、星のイベントで『許さない』を選択して、村紗から譲り受けた錨で南京錠を破壊することだって出来たかもしれない。と今更ながらに感じた
「そんなことは無い。プレイヤーの知恵次第でクリアする方法なんて無限にある。どんな悲惨なイベントも、無血で終えることが出来るのがこのゲームだ」
二人の会話を聞いていた橙は、白蓮のファーストステージの情報をロードして、自分なりのクリア方法を考えはじめた
「私なら、小傘さんにだけ気をつけて、お寺のどこかから錠を壊せる道具もってくるかな。農具とか」
「橙は賢いな」
藍は式の頭を撫でてやった
「他にもね、穴を掘って外に・・・」
「橙」
「 ? 」
諭すように主が自分の名を呼んだため、首をかしげた
「それは上からの視点で見える者の意見だ。突然その世界に放り込まれた当事者には、そんな発想は簡単に出てこないんだよ」
「そっか」


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式とその主人がそれぞれの持ち場に戻り、止まっていた世界は再び動き出した


聖は空が一瞬で朝に変わっていたことに戸惑っていた

「聖。これを」
藍から預かった紙を渡す
それに白蓮は目を通す

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		修了証

   おめでとう御座います。ゲームクリアです。
   知恵と勇気に満ちたプレイヤーに百万の栄誉と拍手を

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まるで今さっき急いで作ったような、稚拙な文章だった

「これは一体?」
「『ゲームが終わりましたよ~』って内容の紙」
腑に落ちない顔の白蓮
「先ほどファーストステージクリアと言ってましたね? ファーストがあるということは、この後まだステージがあるのでは?」
「鋭いね。その通り、でも諸事情で聖は夢から覚めることが許されたんだよ」
「もし辞退すると言ったら?」
「これはすごい幸運なことなんだから素直に受けておいた方がいいわ。そもそもプレイヤーに拒否権は無い」

急に眠気を覚え、視界がぼやける
風景が、まるでスリガラス越しに見ているような荒々しい画質になっていく
慌てて目を擦ろうとしたが、その手自体が霞んでいた
ぼやけているのは自分の目でなく、世界なのだと理解する
時間の経過と共にモザイクが広がっていく

「あなた達は、これからどうなるのですか?」
「役目を終えたデータは消去される。それだけだよ」
「消されるなんてあんまりでは?」
「元々作られた存在だからね。私達には真の意味で感情も痛覚も無い。消されたところで、悲しくもなんともない」

世界は完全にぼやけ、目は完全に意味を失くし、手足の感覚もすでに無い
彼女に言いたいことが沢山あるのに、自分の口が見当たらない

「それじゃあ、聖白蓮」

終焉に向かい始めた夢の中

「良い現実を」

ぬえの声だけが、唯一鮮明に届いた




  • ゆっこさん参戦してたのか -- 名無しさん (2010-02-01 00:56:42)
  • 続編来た!ひじりんはこれで退場か -- 名無しさん (2010-02-01 01:38:40)
  • ひじりんは本当に高尚な御方ですな -- 名無しさん (2010-02-01 08:06:07)
  • 続編が出る度にレミリアの外道っぷりが際立つな
    次は4人で第二ステージかな? -- 名無しさん (2010-02-01 23:34:12)
  • ひじりんラッキーだなー
    日頃の行いが良いのかね -- 名無しさん (2010-02-01 23:45:50)
  • 妖々夢で紫じゃなかったのか。
    次が楽しみだ -- 名無しさん (2010-02-03 11:16:24)
  • ↑訂正
    さとりんいぢめ読み直したら幽々子参戦が書いてあったわ
    余計な口出しして放り込まれて
    更に妖夢を殺す事を強要されちゃたまらんなあ
    記憶を消されて参加させられたのかは分からないけど
    知らない方が救われたかもな -- 名無しさん (2010-02-03 11:50:32)
  • そういやどっかの吸血鬼は実の妹を半殺しにしてステージクリアしてたな。
    そのあと自滅してたが。 -- 名無しさん (2010-02-11 00:54:49)
  • セカンドステージ参加人数を偶数にした理由、もしかして次は2人1組でペアを組んでクリアを目指すのだろうか。
    それともプレイヤー同士が対戦するのだろうか。
    どちらにせよ、レミリアとは当たりたくないなw -- 名無しさん (2010-02-11 23:24:44)
  • あんまりそういう風に勝手に予想を書き込んでネタ潰しするのはよくないと思う
    もし被ったりしたら作者さんもやり辛いだろ -- 名無しさん (2010-02-12 00:35:09)
  • 本編と関係ないことだが、橙の変装がかわいらしいと思ってしまった。ゆゆさまのファーストステージも見られるのかな……でも早くセカンドも見てみたい……
    いずれにせよ、作者殿乙です。 -- 名無しさん (2010-02-12 23:11:35)
  • 続編ktkr!!身内を殺すのをためらう聖さん素敵でした -- 名無しさん (2010-03-13 12:52:17)
  • 外道といわれてるが、冷静な判断ができて反骨心のあるおぜうすげーかっこいいんだが -- 名無しさん (2010-03-29 08:23:59)
  • ゆゆ様編わっふるわっふる -- 名無しさん (2010-04-01 08:18:37)
  • セカンドステージが見たいぜ -- 名無しさん (2010-04-11 02:00:27)
  • 今更だがななし記録者といいお面といい、マヨヒガの猫ということもあり、某フリゲを思い出すなぁ…。 -- 名無しさん (2010-04-12 12:44:24)
  • 俺だったら妖夢殺すのはためらうわけない。 -- 名無しさん (2010-04-20 16:22:35)
  • 続編はまだか!? -- 名無しさん (2010-05-20 23:05:10)
  • レミィだけは外道すぎたw
    ゆゆこ様は何度もコンティニューしたし、
    ひじりんも辛かったというのにw -- 名無しさん (2010-05-25 00:43:40)
  • わっふるわっふる -- 名無しさん (2010-06-03 05:50:54)
  • おどろいた?
    小傘ちゃんが可愛すぎる -- 名無しさん (2010-06-13 13:31:18)
  • ぬえがひじりんしか知らない命蓮を知っていたのに
    フランがレミリアが知っているはずの幽々子を知らないのは矛盾するだろ -- 名無しさん (2010-07-19 17:19:28)

  • 正体不明の種 -- 名無しさん (2010-07-20 21:12:09)
  • こまけぇこたぁいいんだよw -- 名無しさん (2010-07-21 21:06:11)
  • 原作を知らないでコメントするやつも居るんだな -- 名無しさん (2010-08-20 12:21:53)
  • やっぱり幽々子様か。
    しかしラスボス(というより6ボス)勢揃いの中で、この人だけ最初からは参加してなかったんだよな。幽々子様の言った『夢の範疇を越えて〜』も気になるところだ。 -- 名無しさん (2010-10-27 19:15:35)
  • 記録者は全員EXボスだな
    -- 名無しさん (2011-06-13 20:26:04)
  • ↑立ち位置的にもやりやすいよな -- 名無しさん (2011-06-13 21:43:28)
  • 続き読みたい -- 名無しさん (2011-10-10 04:17:22)
  • ↑作者さんのブログには幽々子編が来てた -- 名無しさん (2011-10-26 18:59:22)
  • ブログなんてあったのか
    初耳だが -- 名無しさん (2011-10-27 02:35:14)
  • マジならソースd…マジじゃねえか!作者は木質さんだったのかよ。どうりで面白いわけだ。wikiにまだ収録されてないけど一応誘導。幽々子編http://mokusitsu.blog118.fc2.com/blog-entry-98.html -- 名無しさん (2011-10-28 22:34:00)
  • メイレンジ……ミョウレンジ…… -- 名無しさん (2011-11-14 20:11:00)
  • 続きはまだかなぁ -- 名無しさん (2012-11-19 16:44:44)
  • これとさとりんのがめっちゃ好き -- 名無しさん (2016-02-11 21:42:11)
  • 続きはまだか?もう5年も経ってるんだそ? -- 名無し (2016-05-03 14:47:21)
  • >シリーズの続きの発表は、今のところ未定です
    作者のブログ曰はく -- 名無しさん (2017-04-07 00:43:39)
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