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医師「2008年11月28日-午後4時34分。ご臨終です・・・」
眞美「もしもし・・・ぅん・・・そっか、ぅぅん・・・はぃ、わかりました。」
眞美「健二・・・梨絵、息を引き取ったって・・・」
健二「そっか・・・」
梨絵は死んだ。みんな、みんな悲しそうに涙を浮かべ・・・泣いていた。
だけど、梨絵は少し微笑みを浮かべながら眠っていた・・・
梨絵が死んだその日、俺は夢を見た。
それは梨絵が死ぬ前に一緒に遊園地に行ったり、海に遊びに行ったりしたことがフラッシュバックのように流れた夢だった。
“悔いがないように”俺は梨絵にこう言ったが、あいつは本当に悔いがないような生活をしていたのだろうか・・・
俺は・・・最後の最後まであいつに言いたかったことを・・・言えなかった。
人に言っておきながら・・・ダメな人間だな・・・俺って。
そして、翌朝・・・
眞美が珍しく朝早くに俺の家に来た。
眞美「おはょー。」
健二「ぁ、珍しいな。そんな清々しい顔して、どんな風の吹き回しだ?」
俺はいつものテンションで言葉を交わす。
眞美「あのね。昨日・・・梨絵に会ったんだ。」
健二「・・・は?やっぱお前に朝起きは向かないんじゃないのか?」
眞美「ほんとだよー!!あ、それでね、健二に話したいことがあるとか言ってたけど・・・」
眞美「その反応じゃ、来なかったみたいだね・・・。」
健二「・・・そうか、まぁもし来たら追い返すけどな。お前の居場所はここじゃない!」
健二「ってな。」
眞美「それはいくらなんでも酷いよぉ」
健二「嘘だよ。うーそ!」
眞美「も、もぉー・・・学校遅れちゃうから・・・いこっ」
いつもの学校・・・だけど、何かが違う。
あの太陽のように明るい女の子が居ないと、こうも変わってしまうのか・・・
眞美は俺に気遣ってくれてるのか、梨絵みたいに明るい表情を浮かべ俺に積極的に話しかけてくれる。
眞美「今日はバイトないんだよね?なら一緒に帰れるね!」
健二「ん、あぁそうだな。んじゃ帰るとするか。」
眞美「あのね、帝(みかど)商店街のクレープ屋さん行こうよ!おいしいんだよ~あそこ」
彼女に言われるがまま商店街に行き、クレープを買いに行く。
心無い風が胸に染みる。そしていつもとは違う何かを変わらない青空が伝えていた・・・



                                       完