第一幕 目覚めるとき-15


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534 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/28(火) 09:32:39 ID:RK0avlpQ [2/6]


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| ひんやりしたものが胸に触れ、やる夫は悲鳴を上げた。
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|「ああ、やる夫。動くなよ。君、アバラが三本折れてる」
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| 気がつけば、上半身裸で車の座席三列目寝転がされていた。
| そして、やる夫に覆い被さった蒼星石が、やる夫の敏感な部分を撫でている。
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|「あっ、そこは……だ、らめぇッ!」
|「へ、変な声出すなよ。恥ずかしい。痛いなら素直に痛いって言えばいいだろう?」
|
| 実際、蒼星石の細く柔らかな指が触れた部分は熱を持っていた。
| 外見的には大したことは無いだろうと思って見てみれば、皮膚が真っ赤に腫れ上がっていた。痛い訳である。
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|「……なにこれ」
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535 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/28(火) 09:33:00 ID:RK0avlpQ [3/6]

              /:⌒:ヾー.、
           ,...--:::´:::::::::::::::: \\ ̄::丶、
        /::::/::::::: i::::::::::::::::ヽ:::::::::\:::::::::\
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       |:::::イ ヽ:∧:::| ヽ::::ト、::\::::\:::::::::ヽ:::::::::',          ご、ごめんなさい!
       |:::/__/ヽトヘ ヽゝ \:ヽ:::::ヽ::::::::|::::::ヽK⌒ヽ
       ∨        ̄ ̄ ̄` ゝ、:::i:::::::|::::::::小:ヽ:::::ヽ
       |                    |:::::∧;;;/;:| ∨|ヽ::::ヽ
     _.-| ⊂⊃        ⊂⊃   /::::ハ;:二/ .!::ト、ヽ:::ハ
   /://  レへ         レへ   ー_ク´へ ヽ |::::::! Y::ト.
  /:/  i     ┌――┐   ∧  /:/ (⌒  ! ヽ:::ト. ヽ::ヽ
  ト :ゝ  l      |    |  (__) |/   ノ  /    |:::ヽ ヽ::|
       丶、   i     i       !!  _O/   _ ヽ:::ト  Yヽ
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       / ̄ ̄ヽ ー‐r‐<    / .トーr<__  |  ヽ:ト、 Y:ト.
       |     //  ヽ_/   /  !::!      ト、  Yヘ ヽ::ヽ
     / ̄ ̄   /:;イ┬イ_人   /   |::|        ヽ |::::! ト::::|
     |     /:/ィ | ()()()/:>'   |::ト _     /  Yヽ  Yヽ

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| 座席の向こうから涙目のアリカが謝罪した。なるほど、アリカのベアハッグの位置に間違いない。
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|「夢宮さんの腕力は、熊並みらしいだろ」
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| そりゃ熊に熱烈ハグをされたら、アバラバラバラになりもするだろう。
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|「そんな訳……」
|「あるんだよ」
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| 蒼星石が患部に触れ、目を伏せながら言った。
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|「僕ら『血族』は、文字通り血統で構成された組織なんだ。
| 僕は友好的な神と交信し、力を借りれる。アリカは人間の限界を超えた肉体を持つ。
| 埠頭公園で『ローブ』……彼女の鎧を見たろう?
| あれは武器であり防具でもある、簡単に言うと強化外骨格なんだけど、あれが無くてもアリカは強い。
| 生身でもゾンビくらいなら相手にならない」
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536 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/28(火) 09:33:16 ID:RK0avlpQ [4/6]


                        __     ィ    _,.、-ァ-,、_         , -,┬,、
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                      `ヽ>:.´:.:.:.:.`:く_,ィ_ァー'´        `゙  ト. ヽく } ⊂ノ
                         /:、:ト:.:.:.ト、ト、:.:.:Y            _ -┘ヽ. V´ ̄
                    _,.ィイイ_{__` ー ,_-ヽ.:l!=<´       /    ,.へ!_〉
           ソヽ._ _ _ _,..、ュァ'‐'´ lハト.rrォ` ヘツ`ハト __rーォ{/-‐ ´  _. - ´
           `^ー'-ー'‐ ´   __,.ィ=ヘ`´r`‐i /ァ7/r-、/´ ヽi`7  /´
                      {/-ソr≧ ='イ//: :j|: : : : : { {/<
                       //: : トニ._=くゝ/、: :.:l : :/^::ノ┴ ´
                     {:{: : : ハ{:..:/{、フヽノl ヽ/!`:_ソ
                     jヽ::..}:::V ヽ}Yr '   V
                     _V_く::小 _ .イjヽ._ ノ/
 _ -, 三 、ー- _            /こ_j_ヽV |l:::::|::::::::r':::::i  , イ
   ̄ ̄ ̄` ―-`_ー _       V7 } }:}リヽ jl: : !: : : !: : :!/ /
            ` ー ニ_- _` ┴' '^j.-V : l : : :jー┴、/                      __
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                 _. -_ ニ ァく´: ヽヽ 三= ''/.:: : ィヽ二_- 二_ー  _      _ /_ -‐ ´

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| 『ローブ』……仮面ライダー。
| アリカを覆った強化服。今更ながら、やる夫はアリカの服装が埠頭公園と違うことに気づいた。
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| 今は制服姿だが、さっきは全身タイツにレオタードを混ぜたようなマニアックな姿だった。
|
|「蒼星石のは……埠頭公園での炎かお?」
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| あの、ゾンビどもを一瞬で焼き払った炎。あれと同時に、何か呪文みたいなモノが聞こえていた気がする。
|
|「いや、『アレ』は別のものだよ。やる夫、君の『コレ』と同じでね」
|
| そう言って蒼星石はやる夫のポケットから小石を取り出した。
| 水銀燈に貰った、不思議な石。
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537 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/28(火) 09:33:36 ID:RK0avlpQ [5/6]

                    ,. ‐ = 、
                     /::::::::::、::::::ヽ::\
                .イ::::、:::、::::::ヽ::::::::::::::`ー
  ここに魔石         //:/::!ヽヾ::::::キ:::!::::::::::ト、
     ↓         i! i:!::!:l-ヽ \::++:::::i::::::\
               l! l:ヾ!ヽ  \ ヾj l:::l::::lト、     これは『魔石』って呼ばれる生命力の結晶体さ。
  ___f¨ヽ_,、       l! l:::ハ`¨´ 、 `¨´'::j!:::!ミ      悪魔にとっては嗜好品でもある。
.  ゝ、`ー ノヽ.        ヽ!::>.ー ‐ ィ::::/ト、
    `T¨}  ヘ      rr‐≦=ソr≦ヘlノ
     ㍉!    !    /{l} ヽ_/ロヽ.  〉 \
       ヾ.   l__ .ィ: : :.{l}   / {l}  \  {l}:ヽ
         キ  ´ ): : : : : :{l} .ム .ハ   ヽ {l}: : :\
       キ  ./: : : : : : :{l}  / .l     .{l}: : : : :.>
        ゝ一ヘ: :/‐y: ゞ==': : : :ゞ====”: : : : : :{
                  /ヽ:__ :ィ、_: -:、: : : :f⌒ヽ: :xヘ
              /三/></三./ ̄´   キ   ヽ
                /三 ≧=≦'三ニヽ_     ヽ   \
            〈三三三三三三.-ハ      ゙.     \__
             i: : : :ヽ三三j: : : : : :ヘ       ヽ     ㍉}
             |: : : : : `: ̄: : : : : : : :ヽ      \     };}ノ)
             |: : : : : : : : :_: : : : : : : : :\      ヽ.__㌢_ノ
             |: : : : : : : :.{ \: : : : : : : : \      `¨´


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| やらない夫が不思議そうに手を伸ばす。
| 蒼星石は魔石を手渡し、ニャンコ先生を一瞥。
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|「猫にとってのマタタビみたいなモノじゃな。ほれ、よこさんか」
|
| 後ろ足で立ち、やらない夫の腕に前足をかけるニャンコ先生。それを蒼星石がピシャリと叩いた。
|
|「ダメだ。魔石は貴重品だよ。使い方を誤らなければ簡単に傷を癒せる。
| 無くした部位は生えないけれど、折れた骨くらいならすぐに動かせるようになる」
|
| それを聞いたアリカの表情が、パッと明るくなる。
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|「じゃあ、それでやる夫にいを!」
|「それもダメだ。勿体無い。この程度なら……」
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| 蒼星石が口の中で何かを小さくつぶやく同時に、白い指先に暖かな光が灯った。
| 光が触れた箇所の痛みが引く。あっという間に、やる夫の傷は消えていた。
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538 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/28(火) 09:33:53 ID:RK0avlpQ [6/6]

                 .. ....:.r:.:..:‐-.:..::.:::...、
              ....:..:.: :.:.:..::.:|:.:..:.:.:..:..: :.:..:...:ヽ
           rア.:..:. :..: :.:..:...:.:{:.:..:|!:.:..:.:. :.:.:. :.:..:.:.
            ノ/:.ヽ :::.: :..::.:::ミ´ \lヽ:.:..ト:..:.:、.: :.:.:..:.
        ノタi:.: :.:.: :.:.:..:ト´  ,x===\、\l\:.: :ハ
       イノ |.: ::ヽ:.::.:.:.}´     ,  、     -xl:. :.:i
        イ {  }:.: :.:. :..:.:.ミ    /  札!        l:.: :}
     ノ/  { ト.:.:: :.:.ミ     {  トィノ     ' 仭イ:.:/
     {Yi     }ト ヽ「ミ`''‐-、          , ー レ'
    ノノ    )〈  { 〈   ヽ    __   __   |     すっごーい!
    {Y}     {Y}  ゝ 、    \  丶   / 丿
    iタ     }〈      l丶        ヽ_ノ / \
    {r}      {y}     l  `   .      /
    }タ       〉|       l       T
    {y}     マ!    ノ ___      ト  ._
    マ}     {i}_ - ´/  ヘ      l!  `  ‐ 、
     {ヘ   ,  ´   r´   -┤  -‐  l!         ハ
      マ! /      l     -┤     l!        l
     t} ′       l     イノ      l!           |

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| 目を瞬かせるアリカの横で、ニャンコ先生を押さえながらやらない夫がうなった。
|
|「ニャンコ先生と同じ、治癒の術って奴か。
| でも、さっきそれは人間にはできないって言ってなかったか?」
|
| 悪魔の利便性の時の話だ。蒼星石は苦笑で応える。
|
|「これが僕の『血』と『加護』さ。そして、修行の成果だよ。
| 例えばアリカには逆立ちしてもできない術だ」
|「でも、やらない夫みたいな普通の人間でも、悪魔と『契約』すれば悪魔に使ってもらえるってことかお?」
|
|「そういうことだね。そして、そこ魔石を使えばやる夫でも……」
|
| そこまで言って、蒼星石は大きくため息をついた。
| ポケットからカードを取り出し、やる夫に握らせる。
|
| ごく普通の紙製のカード。書かれているぐねぐねした文字は……サンスクリット語だろうか?
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544 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/29(水) 09:10:45 ID:/4o1GOew [2/15]

           /三;ヽ、´ ヽ三三三、二二二\
            |三三三l   ヽ三三三\二二二\
            /´!三三三ヽ  ヽ三三三三\;二二ヽ
       /: : : : ヽ三三三ヽ  \三三三三三ー 、_)
       i: : : : : :ィ ヽ;三三三\    \三三三三三/
        l: :,.: : / |: :i \三三三三、   ` ー 三,イ
.      | l l: :/: :| トiヽ \三三三三\_      l|
        ! 、 l ソl;| |;|\、、\;三三三三`゙ヽ--ッフ′
.         | ! 「 !| `i;:;:ッ、`ー-=、三三三三:シ
         ゙ i   `゙'''‐/::. :. : : : :. ̄ ̄ ̄「    『血族』製の魔石みたいなものだよ。
          lヽ  /ノ: :__:: : : : : :: ::/
          `ー―、///::.::.::.::.:`ヽ  ノ/
        ム}r' ̄iッレノィi::.::.::.::.:..:..::├'ノ
        ム{/ ,.-―ヲ ノ!!::.::.::.::.::.::.::.:l
      ム┘/ ×_/ /::.::.::,::.::.::.>、::〉
     ム}  (/  / /::./::.:;;ヽ/:;:;シヽ\
    (ニ}  彡 ツ _,-―:::__;:;/:;:;:;:;:;:;:;フ::.::.、
  _/゙ー、_   L_{ i,. "ー-、 :;:;:ャ゙i ` ー≦- 」
ニ三lミ ┼ `ー"ォ、>、:;:;:;:;:;:/ |     「
三三、 ミ 三三三三 ヽ:;:ノ   {ミ、     |
三三三ヾ 三三三;/二.-―´ ミヾ     l
三三三三三ヾ /,. ´  ヽ、  ゙     i

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|「……蒼星石?」
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| やる夫は、蒼星石の意図が理解出来なかった。さっきまで強硬に反対していたのに、なぜ?
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|「やらない夫、君には後で防具を貸す。
| ……勘違いするなよ。二人に勝手に動かれるより、管理した方が安全だと考えただけだ……それに」
|
| 蒼星石がアリカを見た。きりりとつり上がったまなじりに、アリカが身を固くする。
| だが、やる夫は理解できた。まったくお前は優しい奴だよ。
| 心配しているのだ。不安定で、拠り所の無いアリカを。
|
|「アリカの話を聞いた以上、やっぱり君たちは引き下がらないだろう?
| たとえ、夢宮の婆様を含めた『血族』四天王の三人が、今回のことで倒れたとか言っても、
| 君たちは実感が湧かないだろう?
|
| ならば、僕が手綱を握る。危険には極力近づかない。
| いいかいやる夫、『約束』するんだ。『一人で動かない』って」
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| やる夫は苦笑で応えた。自分の弱さはよく分かっている。是非もない。
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545 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/29(水) 09:11:01 ID:/4o1GOew [3/15]

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      /               /     ヽ   /   ヽ
       |            ゝ  ー' 丿  ゝー'  く
       |                   /   ハ  ヽ  |   『約束』……するお。
       |                    ゝ_ノ ゝ__ノ  |
       ヽ                       `´ ̄`´  /
        \                         /
            >           ヽ  _____/
          /                ヽ


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| 蒼星石は満足気に頷いた。
| そして、ニャンコ先生と激しい攻防戦を繰り返し、ギリギリのところで防衛してきたやらない夫から、
| 労いの一つもなく魔石を回収し、やる夫に手渡す。
|
|「……ところで、この魔石はどこで手に入れたんだい? 入速貸本の誰かからかい」
|「……なんでそこでうちの名前がでるんだお?」
|
| 魔石は、水銀燈から貰ったものだ。しかし、なんというか冗談みたいな状況だった。
| やる夫は説明が面倒になり一番『それっぽい』奴の名前を出すことにした。
|
|「前に誠から貰ったんだお」
|「なるほど」
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546 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/29(水) 09:11:29 ID:/4o1GOew [4/15]

         /: : /:: : : / : : :.!:: : : :!: : :!: : : ヽ:: : : : : ',
      /: : /: : : : |: : : : :|: : : :|: : : | ,: : : ',: : ::ヽ : !
      |: : |: : : : : ,,=''".\: : /|"''=:;,ヽ: : :.|.: : : ト、:|
      |: : |: : : : /" _,=、 | :/ |:./,=、 V: .|.:.: : : | V
     < : _: : : /  ((;・.,;)|/  レ((・.,;) |:./ ヽ: : |
     <:: |. 小{     ̄      ̄  レ{: :.|ヽ:|
      厶ヘ ハ          、     {ハ   /⌒ヽ_ノ) ) )
         \_!      _ '     !!   ,' ;'⌒'ー''´
           ヽ  \ーェェェェァt   /   | i|
         ___,r| \  、\_ `ヽ /    ノ ,'.!
      ┌‐.<    ─── \ \'、 ./ //
      ,.┴─、\         \.、_>'´ ノ'´
     /    \ ヽ      / )`ー一''´
    /        |     ノ┐/ ,.-/  ヽ
   ./         l   ./ / l "|"/'ヽ |
   |          ヽ  .|  (   / l .|
   '|, ノ  ,,-,,.、-'" ̄`>ィ.|   ).l´ /|  |
   /        / / |    /| |  ,l、_    ___....,、┐,,,、
   / /        ノ  |.,-─''"ノ  | /,. ,.┴、.、'" _,-‐ニ/ι、
  / |           // / ‐'" ノ  | |  '  -─ 、,-つつ-''"
  |  |       _,................/   =-'"  //'''''''"/''>......-‐-'"''''ヽ
  ヽ        '"     `ヽ、 、   ノ   / /        |
   ヽ=─'''"          \ ''‐-   //        /
ヽ、 /"´  _     _              ,,-、  _.、-=`ヽ/,.-= ヽ
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ヽ   \||  `ヽ\| | `ヽ 、ヽ| `ヽ、\//

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| 拍子抜けするほどあっさり納得された。
| しかし、それもなんとなく分かる。誠は……『結社』の人間なのではなかろうか。
| 私利のために悪魔の力を使うとか、似合いすぎている。
|
|「入速貸本に、阿部っていう警部が来るだろう?
| 彼は警察内の『そういう』部署の人間だよ」
|
| これまた納得いった。なるほど、だからか。だから毎回調べる対象が違ったのだろう。
|
|「じゃあ、やる夫、やらない夫。君たちには僕の指揮下に入ってもらう。
| 大体のことは話したけれど、まだまだ聞きたいことはあるだろう。
| でも、僕らは急がなきゃならない。何故なら、僕らの仕事はクチキとの対決じゃないからだ」
|
| 神妙な顔でアリカがうなずく。だが、唇を噛んでいる。悔しいのだろう。その手で仇を討てないことが。
|
|「僕らの目的は、昨晩クチキと対決し、運よく生存したものの、『独断でクチキを追い続ける同僚』の保護だ」
|
| ……翠星石だ。
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547 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/29(水) 09:11:43 ID:/4o1GOew [5/15]

                   -‐   ̄ ̄ ̄`>:
              '"´ : : : : : : : ─- : : : : : : : .
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..    /:/: : : /: : / : : : {: : :.\: : : : : : : \ : : : : : : : ヾ!: :',: : !
     |: !: : : :|: : :|: :l: : :ム; : : : :\: : :ヽ、_\:_:_: : : : :l|: : l: :.|
     l: |:l: : :.|: : :|: :l: : :|__'、:_: : : : \ : :\: : : \`: : : l|: : l: :.|
      ヽ|:l: : :.|: : :|: :l: :´|:  ヽ`: : :.\\: : \:_:_:_\: : :|: : l: :.|
      |:.l : l:|: : :|: :l: : :|  ___\ヽ: : :\,ィぅ千刃`i7|\|: : l: :.|
      |: l.: l:|: : :l: :lレイfう于圷ヽ{\ : ヽ弋//ソ ' | :/|: :,': /|
       乂!:从: : :',: `く{.戈//ソ  ` ヽ、_:> ̄  ノイ: :∨:∧|
       ヽト:\: :`ト、\  ̄     }         ' ': : : :/ ヾ
        j∧: \ハ ̄                  //: : : /\__
             \: : : :.\       ‐ ‐っ    ,.イ/:.: : :/  |__人
          __/\ : : 、:.> _       / ! : :/   }_〔ハ
         ヽ_入   \: :ヽ:\ ≧=ー z<.   |/     |__,ノハ
        んニ圦   ヽ、: : :\>光r―‐- 、      /∨:::::::::',
        !:::::て_入      ̄//厂「「 ̄\\     んく:::::::::::::ヽ
          |:::::::::く__入    // / ∧|\   \ヽ   ∧ r':::::::::::::::∧

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| 蒼星石の表情から、やる夫は確信した。
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548 名前:ξ*゚⊿゚)ξ<死を夢に ◆PvLsLjGm0M[] 投稿日:2010/09/29(水) 09:12:10 ID:/4o1GOew [6/15]

☆集合時行動

且 《ディア》→猫 HP回復 21→36(完全回復)

回復施設使用
且 MP35→38(完全回復)
∩ MP10→16(完全回復)

合計回復量:MP9 回復費用:MP1毎4マッカ

計36マッカ(一人9マッカ)


ω マッカ:30→21
∩ マッカ:30→21 
且 マッカ:30→21
蟻 マッカ:30→21


┏┳┳━━┳━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣絆╋.. やる夫 ..┫
┣┻┻━━┻━━┛
┃妄想         21→24
┃翠星石       55→62 LVUP! 心配だお……
┃やらない夫   31→49 LVUP! 困ったやつだお
┃蒼星石       45→39(-11)
┃夢宮アリカ.   19→23 LVUP! 放っては……おけないお
┃ニャンコ先生. 5→8
┃???       0→18 LVUP! 夢の中で見たあのドSな笑いが忘れられないお!
┗━━━━━━━━━━━━━
┏┳┳━━┳━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣絆╋.やらない夫.┫
┣┻┻━━┻━━┛
┃やる夫     35→40 LVUP! やる夫はオレが守る!
┃夢宮アリカ.   7→11 LVUP! 仇は一緒に取るだろ
┃蒼星石       2→5
┃ニャンコ先生. 15→23 LVUP! 頼りにしてる
┗━━━━━━━━━━━━━
┏┳┳━━┳━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣絆╋.  アリカ  ..┫
┣┻┻━━┻━━┛
┃やる夫     15→24 LVUP! ありがとう、ごめんね!
┃やらない夫   7→13 LVUP! 会ったばっかりなのに、ありがとう。
┃蒼星石       17→23 LVUP! なんだかんだで優しいよね!
┃ニャンコ先生. 7→14 LVUP! かわいい!
┃ばっちゃ    23→28
┗━━━━━━━━━━━━━
┏┳┳━━┳━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣絆╋  蒼星石  ┫
┣┻┻━━┻━━┛
┃翠星石       38→41 LVUP! ……無事でいてくれ。
┃やる夫     3→7(-14)
┃やらない夫   9→18 LVUP! 諦めたよ、いろいろ。
┃夢宮アリカ.   18→22 LVUP! 熱意は買うよ。
┃ニャンコ先生. 6→25 LVUP! 信用できないね。でも、意見は合うんだよなぁ。
┗━━━━━━━━━━━━━

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