「ライダータイム! 仮面ライダー、ジオウ! トリニティタイム!3つの力、仮面ライダージオウ! ゲイツ!ウォズ!トーリーニーティー!トリニティ!」
【ライダー名】 |
仮面ライダージオウトリニティ |
【読み方】 |
かめんらいだーじおうとりにてぃ |
【変身者】 |
常磐ソウゴ (明光院ゲイツ&黒ウォズ) |
【スペック】 |
パンチ力:37.4t キック力:86.8t ジャンプ力:ひと跳び98.5m 走力:100mを1.6秒 |
【基本形態】 |
仮面ライダージオウ |
【強化形態】 |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマー 仮面ライダージオウⅡ |
【声/俳優】 |
奥野壮 押田岳 渡邉圭祐 |
【スーツ】 |
高岩成二 |
【登場作品】 |
仮面ライダージオウ(2019年) |
【初登場話】 |
EP30「2019:トリニティはじめました!」 |
【詳細】
常磐ソウゴがジクウドライバーのD`9スロットにジオウライドウォッチ、D`3スロットにジオウトリニティライドウォッチをセットし変身したジオウの超強化形態。
3つの力が融合した本来の歴史にはない形態。
視覚センサーは通常形態と同様に「ライダー」という文字が収まっているが、文字はそれぞれ色が異なっている。
ジオウに
仮面ライダーゲイツ、
仮面ライダーウォズが文字通り融合した姿。
3人分の身体機能、能力を有するが、これはジオウⅡと同様、ジオウの純粋な強化フォームであり、
「○○フォーム」などの表記ではない。
精神も3人分が一体化しており、右肩、胸部、左肩に備わるカメンデバイス装甲でそれぞれ意思を表すが、身体の主導権を3人のうち誰かが得ることも可能であり、
黒ウォズが主人格のソウゴを無視して変身直後に祝う仕草をすることが多い(そしてそれに対してゲイツが苦言を呈すのも、ある意味お約束)。
「ジカンギレード」や、「サイキョージカンギレード」などのジオウの専用武器を扱えるが、他にゲイツやウォズの専用武装の使用も可能。
変身の際にはD’3スロットに起動したジオウトリニティライドウォッチをセットし、リューズを回すことでトリニティライドウォッチのパネルが展開、
3回リューズを回した後、ジクウドライバーを360°回転させることで変身が開始される。
この変身の際、ゲイツとウォズはライダーに変身していようが変身していまいが関係なく、更に言えば場所、時間、果ては誰かが到達できない異世界にいようとも関係なく実行されており、
その強制力はゲイツにウォズが苦言を呈そうとも、逆らえた試しがないほどに強い。
更に言えば変身シークエンスが開始されると、ゲイツとウォズが一旦基本フォームに変身した後、時計のバンドのような形状に変形してジオウの元へと集合。
ジオウを中心にゲイツとウォズのバンドが飛び回り、カリグラフィーソナフレームがエネルフィーフィールドを形成してそれぞれジオウの右側面と左側面に合体、
そこからジオウの頭部が胸部へとスライドし、のっぺらぼうになった頭部にバンドが装着された後、「ライダー」という文字がはめ込まれ、カリグラフィーソナフレームがジオウトリニティに合体し変身が完了する。
この肉体的な強制力も強いようで、バンド型に変形する時生身だった場合、苦悶の表情になっている場面も多い。
2068年にいる「オーマジオウ」には関わりのないフォームであり、「オーマジオウ」が持てなかった仲間たちとの絆が生み出した姿である。
【各部機能】
この姿になるとジオウ、ゲイツ、ウォズ3人の肉体は素粒子還元され、1つの肉体に再構成されている。
ジオウトリニティのリコンストライクスーツは、再構成されることで3倍の密度を持つ強靭な身体を覆い、カリグラフィーソナフレームと呼ばれる黄金装甲を各部に有する。
これは互いに干渉し合うことでトリニティーシールダーと呼ばれる防御フィールドを形成するとされ、良く見るとカリグラフィーソナフレームには「ライダー」という文字がびっしりと書き込まれている。
融合したライダーそれぞれに存在した時計バンド型のパーツは右側面、胴体中央、左側面の3つ存在し、
それぞれをサーベラスアーマライナーR、サーベラスアーマライナーM、サーベラスアーマライナーSと呼称される。
頭部から手首、または頭部からジクウドライバーまでをつなぐ装甲兼生体強化装置として機能している。
サーベラスアーマライナーMはジクウドライバーが生み出すエネルギーを生体エナジーに変換し、内部にエネルギー路を備えたアーマライナーRとSが各部に生体エナジーを供給、ハイスムースグラフェニウムと呼ばれる特殊な軟質金属装甲で作られ、
動きを妨げることなく右側面、左側面、正中線の守りを強固としている。
ジオウトリニティのカメンデバイス装甲たるショルダーゲイツ、ブレスタージオウ、ショルダーウォズはそれぞれのライダーの意識をバイオフォトン抽出して格納しており、
身体の主導権を持たない状態における意思伝達装置として働く。
早い話が、仮面ライダー電王クライマックスフォームの挙動である。
胸部を覆うトリニティアーマーは3つのカメンデバイスを統合し三位一体を成し遂げるジオウトリニティの要である。
3者の意識を「クロックオブザラウンド」と呼ばれる意識空間に格納し、そこでジオウトリニティの肉体の主導権や意思を決定する。
その空間では時計を3人が囲むような形になっており、主導権を持った者をその時計の針が指し示すようになっている。
万が一、他者の意識も入り込んだ場合、同様にクロックオブザラウンドか、その意識を宿すカメンデバイスが反応する。
両腕、両脚のトリニティタイムアームとトリニティタイムレッグは通常の3倍のナノチューブ筋を封入しており、
変身者3人の腕力と脚力を合力で一本化し、扱いやすさと同時に圧倒的破壊力を生み出すアローインテグレーターという機能を有する。
これによってアナザーライダーを撃滅する力を発揮し、アナザーブレイド等を必殺技によって単独撃破している。
両手を覆っているトリニティハンドはパワーエナジー変換機構を持ち、変身者の握力を飛躍的に高めて怪力をもたらす。
ソナバイトと呼ばれる金属装甲で指先を覆っており、パンチやチョップに鋭利な切れ味を付与している。
このソナバイトはトリニティシューズにも採用されており、鋭利な切れ味を持ったキック技を繰り出せる他、
スピードエナジー変換機構により、変身者の俊敏性を飛躍的に高めることでジャンプ力や走力を向上させている。
脛部装甲であるキュービックレッグアーマーは、トリニティーシールダーを攻撃に転用する機能を持ち、
必殺技発動時にその破壊力を大幅に高めることが出来る。
キュービックレッグアーマーはグラフェニウムを鍛え上げた装甲が用いられ、あらゆる蹴り技を合成して一つの技へ昇華させるキュービックアーツを搭載している。
ジオウトリニティの頭部はトリニティキャリバーと呼ばれる。
ゲイツを示す黄色、ジオウを示すマゼンタ、ウォズを示す青でそれぞれ「ラ」、「イ」、「ダー」と表示されたインジケーショントリニティアイは、
視野角270°のセンサーを複眼状に集合させたものであり、ジオウトリニティの現在の状態を表示する。
パーテンション分けされた3つのブロックはそれぞれジオウ、ゲイツ、ウォズに割り当てられており、独立運用されている。
長身センサー「トリニティバリオンハンド」が主に時間に関する情報を集め、敵の攻撃や回避動作のタイミングを予測。
短針センサー「トリニティメソンハンド」が空間に関する情報を集め、自身と敵の間合いや射撃攻撃の着弾点等を計測する。
センサーの一部がインディケーショントリニティアイと一体化(イの文字)しており、視覚情報と合わせたデータ収集を実現し、
予測範囲の誤差を狭めることに成功している。
フェイス部分はオーブベゼルと呼ばれるグラフェニウム製のフレームに囲まれており、側頭部を保護するサーベラスアーマライナーとリンクすることで衝撃をしなやかに受け流す。
必殺技は「トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン」だが設定上必殺技はあと2つある。
武器系必殺技はジオウⅡと同様に「キングギリギリスラッシュ」。
【活躍】
EP30にて変身を果たす。
戦闘ではアナザーブレイドに対抗し圧倒する。
EP32では同じく三位一体の力を持つ
仮面ライダーアギト トリニティフォームと共闘し、増殖していくアナザーアギト軍団と激闘を繰り広げる。
ゲイツやウォズが変身していない状態で
トリニティになる場合も多くなった。
EP39ではモモタロスが憑依した仮面ライダーゲイツと融合してしまい、モモタロスが意識空間内に入って戦う。
EP46ではアナザーディケイドが生み出したアナザーワールドからゲイツを救い出すべく、エターナル(最強形態)の必殺技を受け止めながらライドウォッチを使用。
干渉力で変身してエターナルごとアナザーワールドに移動するという荒業が成功、更にはエターナルにアナザーワールドを破壊させた。
EP48ではオーマジオウのいる2068年にてジオウから変身。
干渉力で2019年にて戦闘中のゲイツとウォズを召喚して融合するという荒業を見せ、「仲間との絆で紡いだ力」でオーマジオウを圧倒した。
『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では強化形態の1つとして登場。
【余談】
ライダーの場合は変身者が
特殊な存在と融合するという要素のライダー(電王、Wなど)は過去にもいたが、普通の人間同士が融合するのは
珍しい事態である。
なお、前作でも
映画のみで融合したライダーはいる。
『小説ジオウ』では別形態のジオウトリニティが登場する。
最終更新:2023年10月27日 22:11