―――― 上条宅上条「なぁインデックス」インデックス「なぁに、とうま」上条「イギリスは恋しく無いのか?」インデックス「別に?だって向こうの事なんて覚えて無いもん」上条「そうか…(やっぱりこいつは独りぼっちなのか…)」上条「もしイギリスに帰れるとしたらどうする?」インデックス「分かんない、多分ご飯が美味しい方に行くんだよ。それよりご飯マダー?」上条「今作りますよ…(結局俺はこいつの家政婦だった訳か…まぁ分かってたけど…)」上条「(どうするか…このままインデックスと暮らすか、彼女をイギリスに返すか。多分イギリス清教に言えば引き取ってくれるだろうし…今より贅沢な暮しを…)」“雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」”上条「…、高校生の普通の過ごし方…か」
テレッテテテテ~♪
上条「ん?メール?…父さんからか…」Re:当麻へ父さんだけど、元気にしてるか?飯はちゃんと食べてるか?まぁ私も大学生のころはインスタントばかりだったから言えないがな(笑)今日、財布拾ったらお礼として一万円貰っちゃった。これで母さんとデートしようと思ったが、やっぱ当麻にやるよ。銀行に振り込んどいた。私の金じゃないけど、気にせずこれで友達とでも遊んでくれPS、また夏に旅行に行こうな上条「父さん…ありがとう…っと」ポチポチ上条「そうだな、折角だし久しぶりに土御門と青髪と遊びますか」
―――――― ロンドン女子寮神裂「はぁはぁ、これで何回目ですか…」ルチア「百回以降数えてません」サーシャ「第一の解答ですが、これで123回目です」アンジェレネ「この人数だからあいこが続くのも珍しくはないけど…」ルチア「これは多すぎです」
五和「もうクジでいいんじゃありませんか?」神裂「そうですね…と言うより最初っからそれにすれば…」キャーリサ「何?文句があるし?」神裂「何でもありません」ヴェント「で、クジってどんなクジなワケ?」フロリス「私に良い考えがあるよ」シェリー「それは?」フロリス「ここに何故かトランプが一つ。順に引いて、この中からAとジョーカーを引いた6人が日本行きの切符を手に入れれるってどうかな」アニェーゼ「もうそれで決めちまうです。さっさとしないと日本に着くのが、さらに遅れちまうです」
キャーリサ「ああ!もうめんどくさいし!」オルソラ「流石にそろそろ決着をつけたい所でございます」
―――――――― 次の日 学校上条「土御門、青髪ピアス、今日遊びに行こうぜ」土御門「カミやんからのお誘いって珍しいぜよ」青髪「急にどうしたんや?」上条「ふふふ、聞いて驚くなかれ、臨時収入が入ったんでございます」土御門「カミやん…まさか…」青髪「ついに…犯罪に…」土御門「まぁ、ジャッジメントになんか聞かれたら、いつかやると思ってましたって答えとくにゃ~」青髪「そしてボクはカミやんの知り合いの女の子達を慰め…そしてそのままゴールインが見えて来ましたよ!?これはチャンス!?」土御門「いや、それは無いにゃ~(逆に奪還しかねないメンバーだぜよ…特にあのロンドン寮はやりかねないぜよ)」上条「お前ら…俺をなんだと思ってやがりますか!?父さんが財布拾ったお礼を俺にくれたんだよ、これで遊べって」青髪「カミやんの父さんはツイてるのに、カミやんは相変わらずやもんなぁ~」土御門「まぁ、それならさっさと行くぜよ」上条「そうだな、じゃあどこ行くか?」土御門「まずはゲーセンでもいくにゃ~」
上条「おいおい、初めて見ましたよこのゲーム!?」青髪「お、流石カミやん!目の付け所が違なぁ~!それはアイドル育成ゲーム、家庭用ゲーム機でも出てると言う人気作品や!」上条「な…なんと…じゃあ自分好みのアイドルに!?」青髪「そして歌って踊れる完璧なアイドルを目指すんや!」上条「う、歌って踊るのか!流石学園都市!」土御門「驚くのはまだ早いぜよ、そこまでは外での話しにゃ。学園都市の技術を結集したこれは、フォログラフで3Dになって踊るぜよ」上条「な、なんと!?それはもう負け犬にとってのパラダイス!?もちろん下から覗けば!?」青髪「それ以上言ったらアカン…あぁ、僕もこれにはまって暗黒面に落ちるとこだったんや…これは中毒性が高すぎるんや」上条「なるほど…それは触らぬが吉らしいですね…」土御門「それにあそこを見てみるぜよ」上条「人目を気にせず荒ぶる踊りを披露する人が見えますよ!?」青髪「あれが最終進化形や…ああなったらもう誰にも止められんのや」上条「あぁ何と言う学園都市、暗黒面の入り口はすぐそこに在ったんですね」土御門「無難に格闘ゲームでもやるぜよ」
上条「ふ、この無限コンボを食らうがいいでせう!」青髪「残念ながら、バージョンアップと共に無理になったんや!」上条「なんと!?じゃあこのキャラクターは…」土御門「ただの時代遅れのキャラにゃ~」上条「時間の流れをビンビン感じますよ!?しかし青髪ピアスのもただの萌えキャラだったはず!これでイーブンでせう」青髪「ふふふ、ところがドッコイそのバージョンアップによって!」上条「ま、まさか!?」青髪「萌えと強さを併せ持った強キャラの仲間入りを果たしたんや!」上条「時代の流れどころか、ジェネレーションギャップと言うやつを感じますよ!?」青髪「覚悟するんやな」上条「ギャー」
上条「ふぅ~楽しかったぁ~、二人とこんなに遊んだのは久しぶりだな~」青髪「そうやなぁ~最近カミやん忙しそうやったもんなぁ~」土御門「カミやんと久しぶりに遊べて良かったぜよ(カミやんはイタリア行ってイギリス行ってロシア行って…そりゃあ多忙だったぜよ…カミやんに申し訳ないにゃ~)」上条「(1000円でこんな遊べるとは…されど1000円インデックスが居る限り…かぁ…)」青髪「じゃあボクそろそろバイトやから」土御門「あぁ、そんな時間か俺も用事があるぜよ」上条「そうか、今日はここでお別れか」青髪「あぁ、今日は楽しかった、またなぁ~」土御門「じゃあな」上条「また…か…(幸せはお金で買えかえないって言うけど、この楽しさは本物だよな…まぁそれもあいつらが居るからだけど)」
―――― ロンドン寮神裂「ては、行ってきます」キャーリサ「(やっぱ王女の風格だし)」番外個体「(電磁波でカードを詠んだのは秘密です、とミサカは勝ち誇ってみる」)五和「(やった!このメンバーで勝てるとは思いませんでした。早くおしぼり用意しないと!)」シェリー「学園都市か…久しぶりだよ」フロリス「(皆には悪いけど、これも運ってことで)」アニェーゼ「さっさと行って、上条を連れて来ちまうです」ルチア「私達は祈ってますから」オルソラ「良い報告を期待してるでございます」レッサ―「いいなぁフロリス、次会った時、彼が居なかったら覚えといてね」ベイロープ「はぁ…フロリス!信じてるからね!」ランシス「…くすぐったぃ、…信じて待ってるから…はうぅ…」アンジェレネ「待ってますから!」キャーリサ「じゃあ空港に飛行機呼んであるから、さっさと行くし」
上条「まだ、時間はまだ5時を過ぎたとこ…今日はまだ遊んでいたいですよ…」美琴「か、上条当麻!」上条「ん?あぁビリビリか、今日はどうした?上条さんは今日は勝負なんてする気にはなれませんよ?」美琴「今日は、ってそれじゃあいつも私が勝負ばっかり仕掛けてみるみたいじゃない!」上条「違うとは言わせたくありませんよ?」美琴「うっ…」
上条「ん?後ろに居るのは、御坂妹に黒子ちゃんに初春ちゃんに佐天ちゃんじゃないですか」御坂妹「お久しぶりです、とミサカは喜びながら挨拶してみます」黒子「お久しぶりですわ」初春「お久しぶりです」佐天「久しぶり~」上条「学校の帰りか?」初春「はい、それで皆で遊ぼうって話になって、行こうとしたら上条さんが居て」上条「そうか、じゃあ楽しんでこいよ」
美琴「あんたも来なさいよ」上条「へ?」佐天「(はぁ…素直になれないなぁ)」黒子「上条さん、暇ですか?」上条「えぇ、上条さんはこのテンションをもっと味わいたくて、ぶらぶらしようとしてたとこです」黒子「では、私達と一緒にどうですか?(お姉様は彼を攻撃しますから任せてられませんわ)」美琴「(ナイス!!…だけど私が言いたかったなぁ~)」初春「(白井さん積極的ですね~///)」佐天「じゃあ行きましょうか」
上条「で、何するんだ?」黒子「遊ぶことしか決めてませんわ」初春「御坂さんどうします?」美琴「そうね…、映画でも見ない?見たい映画があるのよ」御坂妹「それは楽しみですとミサカは胸に期待を膨らせます」佐天「それどんな映画なんですか?」美琴「そ、それは見てからのお楽しみよ」上条「おぉ、それは楽しみだ」
美琴「着いたわよ」上条「(映画館なんて久しぶりだなぁ)へぇ…お?なんか割引制度あるぞ?」皆「「「「(カップル割引!?)」」」」とミサカは心の中でビックリします」上条「カップル割引かぁ…俺には無縁な話ですね」
美琴「(これはチャンス!)」黒子「(これは一つの山ですね。彼の未練を残すと言う目線で見れば、誰でもいいはずです…が、個人としたら…)」佐天「(これは…///)」御坂妹「(こ、これは一つのチャンスでは!っと期待に胸をふくらませます)」初春「上条さん、私とカップルのふりしませんか?///」皆「!!」
上条「いいのか?俺なんかとカップルのふりなんて」初春「はい。それに上条さんじゃないとイヤです!」上条「な///!?そんなことを言われると恥ずかしいですよ!?///だけどそう言うのは好きな人に言うべきでせう」美琴「(こ、これが初春クオリティー…正直舐めてたわ…あいつは相変わらずだけど)」黒子「(なんか釈然としませんわ…)」佐天「(流石初春…だけど勝負は終わって無いんだなぁ~、次の勝負は始まってるしね。それにしても彼は気付いて無いし…これは強敵だね)」御坂妹「(はぁ…ミサカにもっと勇気があれば…とミサカは肩を下ろします)」初春「(はぁやっぱ気付かないかぁ~)」美琴「ま、まぁとにかく入りましょう」
上条「あ、あそこ席ちょうど6つ空いてるぞ」美琴「(席!?忘れてた!まだチャンスが!)」黒子「(能力を使用してもいいんでしょうか…いえ、ここは臆したら負けですわ!)」佐天「(ここが勝負、どうやって隣をゲットするか)」御坂妹「(これはチャンスが到来しました、とミサカは張り切ってみます)」
上条「まぁ初春ちゃんは俺の隣だな」初春「そうですね」美琴「な!?」上条「チケットに書いてあるんだよ、注意書きが」初春「はい、カップルらしい様子が見れない場合、退場処分とします。って」佐天「あ…本当に書いてある」上条「だから、せめて席は隣じゃないと怪しいよなぁ」皆「…」
上条「あ…じゃあ俺が一番奥行きますよ?」皆「え!?」上条「な、なんで驚いてますか!?良く前の人を見てみなさい」美琴「す、すごい髪型…」黒子「女性ですの?」初春「なんだからライオンみたい…」御坂妹「ライオンという比喩にミサカは納得します」佐天「あれだと前が見えないね…」上条「そこで、座高が一番高い上条さんの出番ですよ、俺なら何とか見えるだろうし」美琴「(変な所で気を使うのね…)そうね、じゃあ座りましょう」
上条「(こ…これは恋愛物!?なんか地雷臭が漂ってきますよ!?)」美琴「(まぁいいわ、ここまできたら映画に集中しましょう)」初春「(上条さんが隣に…緊張します///で、でもこの映画…恋愛物…ですよね?)」佐天「(今日は初春の勝ち…か。でもこれで外国組には一歩リードしたよね)」黒子「(それにしてもお姉様のセンスは良く分かりませんわ、しかしお姉様の選んだ物なら何でも受け止めますわ!)」御坂妹「(こ、これはワクワクする映画です、とミサカは映画に集中します)」チョンチョン上条「(ん?隣から突かれてますよ?でもこっちは初春ちゃんじゃないよなぁ…)」チラフロリス「」ニコ
フロリス「シーッ!映画館で大声出しちゃ駄目でしょ!」コソコソ上条「なんでこんな所に居るんでせうか」コソコソフロリス「日本観光にね、久しぶりに当麻の顔も見たかったし///」コソコソ上条「そう言えばイギリス以来だもんなぁ…」コソコソフロリス「そっ。後、前に居る人良く見てみて」コソコソ上条「前の人って、あの金髪の個性的な髪形の人ですよね?ってあれ…」コソコソフロリス「フフフ」コソコソ上条「まさかシェリーさんですか?ですよね?でした?」コソコソフロリス「なんで最後が疑問形なのよ、それに後ろを見てみて」コソコソ上条「まさか!?今度は誰だ!?しかしもう驚きませんよ!それが私上条クオリティー!」コソコソ
チ、チラ
ガシッ
フロリス「だから大声出そうとしない!」コソコソ上条「冗談にもレベルがあるんですよ!?王女様はやりすぎの範囲です!ってことは他にも!?」コソコソフロリス「さぁ、どうでしょう」ニヤニヤドーンッ!上条「!?」初春「!?」ギュッフロリス「!?」ギュッ上条「魔術師か!?」コソコソキャーリサ「(映画の演出だし、いちいち可愛いやつだなぁこいつは。イギリスの時と大違いだし)」コソコソ上条「(会話に集中してて見て無かったぁ~、ってこれ恋愛物じゃ?何で爆発音が!?)」初春「(ビックリして上条さんの袖握っちゃったけど、このままで居たいなぁ///)」フロリス「(不意打としても、まさか日本の映画に驚くとは…、だけどチャンス!このまま袖を握った状態を維持します///)」
――――― 上条宅禁書「はぁ…お腹減ったんだよ…とうま早く帰ってこないかな~」ピンポーン禁書「あ、帰って来たんだよ。さっさとご飯作って貰うんだよ」ガチャ禁書「お帰り~とう…ま」五和「ど、どうも、お久しぶりです」神裂「インデックス、元気にしてましたか?」番外個体「初めてだね、まぁ見覚えがあると思うけど、とミサカは挨拶するよ」禁書「五和に、火織に…妹?」
番外個体「そうね、まぁ妹で間違ってないよ、とミサカは補足するよ」禁書「何しに来たの?またとうまを危険な目に合わせるのは許さないんだよ?」五和「いえ、今回はただの観光目的です」神裂「それで、近くまで来たもんですから彼に挨拶に来たんですが…」禁書「とうまはまだ学校から帰ってきてないんだよ」五和「(そろそろ会ってる頃ですか)そうですか…」禁書「上がって待ってればいいんだよ、ついでにご飯を作ってくれる嬉しいんだけどな?」五和「はい、そう言うと思って材料を買ってきました」禁書「なんだか食いしん坊みたいに思われてる感じがすんごくするんだけど、今回はご飯に免じて許すんだよ」火織「(流石扱いに慣れてますね)では早速作りましょうか」番外個体「じゃあお言葉に甘えて上がらせてもらうよ、とミサカは確認をとるよ(これが…当麻の家…)」
―――――― 映画館上条「(こ…これはいわゆるR18なシーンというやつでせうか!?)」フロリス「(な!日本の映画を舐めてたわ…まさかこんなシーンがあるなんて///)」ギュッ初春「(し、心臓がバクバクいってます!袖を握ってる手のひらも熱く///)」ギュッ上条「(うぉ!?気付いたら袖が握られてますよ!?い、意識したらヤバいです、何がヤバいか言えないですけどヤバいです!?)」フロリス「(当麻、気付いてくれるかなぁ///)」初春「(だ、駄目です。もうこれから上条さんの顔直視できません///)」フロリス「(ここは、もうちょっと攻めてみます///)」コツン上条「(な、ん、あ、な、な、ん、あ!フロリスの頭が肩に!?上条さんの理性のタガはもう限界突破しそうですよ!?)」キャーリサ「(ふふ、これはどうかし)」ツゥー上条「(く、首筋に指が這ってます!?こ、これは本格的にヤバいです!一回トイレに行かないと!?何を考えてるんだ俺!?トイレで何を!?)」ブルブル
上条「(って袖が掴まれてて、どこにも行けない!?)」シェリー「(まだまだだよ。行きなさいゴーレム)」ドンッ上条「(うぉ!?いきなり肘掛が壊れましたよ!?)」ガクンフロリス「キャッ!」初春「わ!」上条「(お…おう、両側から柔らかい感触が…それに何だかいい匂いも…)」
フロリス「(もう少しこのまま///)」ギュッ初春「(なにが起こったか分からないけど…上条さんの胸板///)」ギュッ上条「うわっ!(ヤバい思わず声が!)」プチ災誤「お前らさっきからうるさいんだよ!!見ないならどっか行きやがれ!」上条「そ、その聞き覚えのある声はゴリラ!?何でこんなとこに!?」災誤「誰がゴリラだ!ん?その声は上条か!」上条「やばっ!?ここは一旦引きますよ!?」ダダダダダ災誤「待て!って、ちっ、逃げ足だけは速いな…」キャーリサ「ねえそこのお兄さん?」災誤「!!な、なんでしょうか!?」キャーリサ「いいとこだったのに…飛んで行くし!!」災誤「ぐはっ!」ドーーーーンッ!
――――― アンチスキル詰め所前ピリピリピリピリピリピリピリピリ上条「(な、なんですかこの空気は、息が詰まりそうですよ!?)」美琴「あの、どちら様でございますか?(ついに来たわね外国人部隊!)」上条「(あ、あのビリビリが敬語!?こ、これは雷が落ちるフラグでせうか!?)」
サーシャ「どちら様って言われても、初対面の人に名乗るほど有名な者じゃないです。(番外個体とそっくりだね、これが学園都市の力ですか)」キャーリサ「まぁいいし、用があるのは当麻だけだし」黒子「(直球ですわね…これは強敵になりますわよ…)」御坂妹「(皆で見る映画も良いものです、と思ってたら思わぬ展開にミサカは驚きます)」初春「(はぁ結局映画中ずっと握っちゃったぁ///なんだか胸がぽかぽかする。この暖かさも保温出来ないかなぁ)」フロリス「(もう少し、もう少しだけあのままが良かったなぁ///)」
佐天「まぁ、落ち着いて下さい。貴方達は上条さんの知り合いですか?」上条「(お、佐天ちゃん!佐天さん!いやっ、ここはMr.SATENさんですね!?ナイスフォローですよ!)」シェリー「えぇ、イギリスの時にお世話になりまして。日本に来た挨拶がてら会いに来ました」美琴「(やっぱり予想通りの展開ね)」黒子「話は分かりましたわ。それで?これからの予定はどうするつもりですか?」キャーリサ「これから、当麻の家に行くつもりだし」皆「!!」
フロリス「(あ、あれ?そこまで聞いてませんよ!?)」シェリー「(王女様は度胸も据わってますね。…まぁ、じゃないとクーデターなんて起こしませんけど)」黒子「(な、何と!?これは早々のピンチですわ!)」美琴「それはどう言うことですか?」ニコッ上条「(ヒーッ、美琴さんが笑いましたよ!?これはヤバイ…)」佐天「(これはもう収集がつかなそうだ…それに比べて初春は…)」初春「(///)」佐天「(まぁ初春には早すぎたのかな?顔真っ赤にして上の空だし…あんな初春も可愛いけどね)」キャーリサ「どう言うことも、ホテル代なんて持ってきてないし、泊めてもらうしか無いでしょーよ」上条「ブーッ!!」皆「なっ!!」
上条「何を言ってるんでせうか!?」キャーリサ「当り前だし、それともお前は私達に野宿をしろと言いたいのか?」上条「い、いえそう言う訳では…(この人達襲っても逆に殺されるだけ…なんて正直な気持ちは言いませんよ?死亡フラグしか残りませんからね!学習しますよ上条さんは)」黒子「(これが外人クオリティ―…臆せず進みますわ)」美琴「(くっ…流石に連続で門限を破るのはマズイ…)では、当麻君?」上条「はいっ!」美琴「分かってるわね?」ニコッ上条「はい!勿論この上条当麻、全身全霊を懸け彼女らをお守りします…?」佐天「じゃあそろそろ遅いですし、帰りましょうか(今日は…ね)」黒子「では、ここでお別れですね。御機嫌よう」御坂妹「さようなら、とミサカは別れの挨拶をします(これは帰って作戦会議ですね、とミサカはやる気を出します)」初春「か、か、上条さん」上条「ん?」初春「さ、さようなら///」佐天「上条先輩、さようなら」上条「おお、まだ7時だけど気をつけて帰れよ」フロリス「それじゃあ、当麻の家にレッツゴ~」
――――――――― 映画館前結標「あら、こんなとこに財布…学生証が入ってるわね…上条当麻…」土御門「おい、どうしたぜよ、さっさと仕事終わらせるにゃ~」結標「そう言えば、あんた上条当麻の家知ってたわよね?」土御門「あぁ、知ってるがどうしたぜよ?」結標「ちょっと教えてよ」
――――――― 上条宅前上条「(つ、ついにここまで来てしまった…)あ、あの本当に家に来るんでせうか?」シェリー「仕様が無いじゃないですか、王女様の命令ですから」フロリス「そう言う訳だから、行こ!」キャーリサ「(…、よく考えたら男の部屋なんて初めてだし…あれ?何?この胸の高鳴りは///)」上条「(リビングで雑魚寝ならまぁ、3人は入る…よな…?)じゃあこっちです」
上条「(なんか家からいい匂いがしてきますよ?)」上条「ただいま~」禁書「お帰り、とうま」上条「遅くなってごめんな。てかお前料理したのか?いい匂いが玄関までしてたぞ?」五和「あ、お帰りなさい上条さん」上条「五和!?」神裂「久しぶりです」番外個体「ロシア以来だね、ってミサカは気楽に挨拶してみるよ」禁書「彼女達、ここに泊めて欲しいんだって、ってとうま?どうしたの?」上条「どう言うことだぁーーー!!!」
―――― リビング上条「で、日本観光のついでに来たと」神裂「そうです」上条「で、本当はお金が無い訳では無く、不法侵入したからホテルを借りられないと」キャーリサ「そう訳だし、よろしくね」上条「いつまで居るんだ?」フロリス「さぁ、それは決まって無いよ」
上条「言いたいことは分かりました、ではまず周りを見渡して下さい」上条「ご覧の通り、この部屋はそれはそれは狭いでございます」キャーリサ「そうだね」上条「どこで寝るつもりですか?」キャーリサ「皆で詰めれば何とかなるし」上条「マジですか…」
シェリー「そう言えば当麻はどこで寝てるのですか?」上条「え?風呂場ですが?」フロリス「風呂場!?」禁書「そうなんだよ、とうま、一緒に寝てくれないんだよ?」キャーリサ「(成る程、イギリスの男より紳士だし…)」上条「そう言う事だから、夜の風呂場には近付かない方が良いよ、てか近付かないで下さい(上条さんがいくら紳士でも理性が保つか分かりませんよ?)」
五和「じゃあご飯でも食べましょうか?」上条「お、五和が作ってくれたのか?」五和「いえ、3人で作りましたよ」上条「(3人って事は1人作って無いのか…)おぉ、それは3人ともサンキューな」チラ禁書「なに?とうま」上条「いえいえ、何でもありませんよ?」神裂「準備しますので少し待ってて下さい」番外個体「じゃあ私も」五和「いえ、ミサカちゃんはいいですよ。後は盛り付けるだけですから」
番外個体「分かった、じゃあ当麻、一緒にテレビ見よっ、ってミサカは誘ってみるよ」フロリス「そうそう、日本のテレビ見てみたいなぁ」上条「そうだな、日本観光に来たならテレビも見といて損は無いもんな」番外個体「じゃあ当麻、ここにあぐらで座って、ってミサカはお願いしてみるよ」上条「こうか?」番外個体「ありがと、じゃあこっちは貰ったね~、ってミサカは高らかに宣言するよ」
上条「なっ!?どこに頭を乗せてますか!?」番外個体「どこって、モモだよ、ってミサカは教えるよ」
フロリス「いいなぁ~じゃあこっちは私が貰うよっ!(映画館の続きだよ///)」禁書「なっ!?何してるんだよ!?」フロリス「何って?イギリスはクッションなったけどこっちは無いからクッション代わり~」
シェリー「じゃあ私はこっちかな」上条「なっ!?後ろに座って何をするつもりでせうか!?」シェリー「いいから、そのまま寄りかかって来て」上条「そ…そんなことしたら、シェリーさんに…」シェリー「いいから」グイ上条「うわっ!」トンシェリー「(案外、体つきいいんだ…)それと、さんは要らないからね」ナデナテ上条「(はぁ…落ち着くなぁ…。…じゃねぇよ!ヤバイヤバイこれは流石に!?)」
上条「(そ、それに柔らかいのがが当たってますよ!?こ、これは!!)」キャーリサ「じゃあ私はここしか残って無いし」上条「って、どこに入ってるんですか!」キャーリサ「(はぁ…こうやって最後に甘えたのはいつぐらいだろ…なんだか落ち着くし…)いいから、まぁ座り心地は悪くないし」ストン上条「(こ、ここが楽園ですか!?)」
禁書「じゃ、じゃあ私も!」フロリス「残念、もう場所無いよ~」禁書「ぶぅー」五和「(上手くいったようですね)」ゴニョゴニョ神裂「(えぇ、ミサカちゃんが上手くきっかけを作ってくれましたからね)」ゴニョゴニョ五和「(後は、ご飯でインデックスちゃんのご機嫌を取れば終わりです)」ゴニョゴニョ五和「(それにしても…)」ゴニョゴニョ神裂「(なんですか?)」ゴニョゴニョ五和「(両サイドの二人はともかく、キャーリサ様とシェリーの顔が幸せそうですね)」ゴニョゴニョ神裂「(そうですね、二人とも色々ありましたから、ああいう甘えられる…心の拠り所が必要なんですかね)」ゴニョゴニョ五和「(宗教は、なれてその宗教の人にしか心の拠り所になれませんが、彼は違いますね)」ゴニョゴニョ神裂「(そうですね、それほど彼が救った人は大きかったんですね)」ゴニョゴニョ五和「(もう少し、ゆっくり準備しましょうか)」ゴニョゴニョ神裂「(そうですね、もうちょっと甘えさせてあげましょう)」ゴニョゴニョ
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