佐天「暇だね」初春「そうですね」佐天「何か無いかな?」初春「そうですね」佐天「明日もいい天気かな?」初春「そうですね」佐天「花ちぎっていい?」初春「おま馬鹿止めろ!!!」
佐天「そうですね」初春「お前次言ったらはったおすぞ!」佐天「そうですね」初春「どつきまわすぞ」佐天「どついた上にまだまわすとかひどくない?」初春「やだ佐天さんったらエロい」
佐天「エロい?」初春「エロい……」佐天「エロ……エロいといったら白井さん!」初春「白井さんといったらでーすーの!」佐天「ですのといったらガーモーウ!」初春「ガモウといったら……ガモウ?」佐天「ガモウ」初春「鴨羽?」佐天「!」初春「空飛びたいですねー」佐天「飛びたいねー」
佐天「空飛べる能力とか欲しいねー」初春「私の能力の応用で何とかならないかなー……」佐天「初春の能力ってなんだっけ?」初春「秘密です」佐天「飛び方考えるからさ」初春「トップシークレットです」佐天「もうパンツ捲らないからさ」初春「うーん……」佐天「そこで揺らぐんだ」初春「私ってパンツまで捲られたことありましたっけ?」佐天「あ、そっちなんだ。ただの言い間違いに反応しないでよ」初春「言いまつがい?」佐天「タモリの番組であったね」
佐天「あれって全国番組? ローカル?」初春「知りません」佐天「得意のパソコンでチャチャっと調べてよ」初春「あいにく今パソコンを持ってないんです」佐天「えー。なんでー?」初春「そりゃここが刑務所の中だからですよ」佐天「あ、そういえばそうだったね!」初春「私達一年前に逮捕されたじゃないですかー。しっかりして下さいよ佐天さーん」
佐天「いやー。すっかり忘れてたよー」初春「ほら見てください佐天さん。木山先生ですよ」佐天「おー。木山先生痩せたねー」初春「もう殆ど枯れ木みたいになってますねー」佐天「幻想御手事件で服役してからずっと強制労働させられてたからねー」初春「え? でも木山先生ってたしか外に……」佐天「それは夢だよ」初春「2クール目なんてなかったんですね」
佐天「っていうことは個法先輩は元ヤンじゃないんだね」初春「それは本当です」佐天「寮監はいつものクールビューティーなんだね」初春「結婚しました。でもすぐ離婚しました」佐天「テレスティーナは顔芸なんてしないんだね」初春「雛見沢に行きました」佐天「私は御坂さんの友達なんだね」初春「あの人レベル0とか超見下してますよ?」佐天「ひょっとして初春って原作版?」初春「果たしてそれはどうかな!!」
佐天「まあどうでもいいや」初春「そうですね。問題はあの死体が見つかっていないかどうかです」佐天「え? 死体見つかってないのに私達捕まったの? 一年も?」初春「私達の鞄から犯行に使われた新明解国語辞典が見つかりましたから」佐天「そういえばそうだったね」初春「まさか白井さんの髪の毛が挟まっているなんて思いませんでした」佐天「ページ数多いからね。一本ぐらい挟まってても気付かないよ」初春「警察ってすごいですね」
佐天「でももっとすごいのは個法先輩だよね」初春「ええ。まさかあの眼鏡にあんな秘密があるなんて思いませんでした」佐天「流石にアレには美坂さんも顔面蒼白だったね」初春「驚きのあまり20000人ぐらいに増えてましたからね」佐天「ビルから次々に現れる御坂さんを個法先輩の眼鏡がね」初春「アレをあーしてコレをこうこうこうしてましたね」佐天「まあ全部嘘なんだけどね」初春「そうですね」佐天「じゃあそろそろ学校行こうか」初春「もう7時半ですか?」佐天「早く服着ないと風邪引くよ初春」
黒子「あら初春。どこに行きますの?」初春「あ、おはようございます白井さん。生きてて良かったですね」黒子「何のことですの?」佐天「きまぐれで殺されちゃ敵いませんよね」黒子「私はいつの間にか殺されてましたの?」初春「気にすんなっつってんだろ。何度も言わせんじゃねーよ」黒子「今始めて言われましたの」佐天「気にしないでください白井さん。いつものことですから」黒子「そうですわね。ところで初春」初春「はい、なんですか?」黒子「そろそろ服を着ないと風邪を引きますわよ」
黒子「それでお二人はどこに行きますの?」佐天「そりゃ決まってるじゃないですか。学校ですよ」初春「え? 遊園地ですよ?」佐天「そうだっけ?」黒子「今日は日曜日ですわよ」佐天「さっき学校って言わなかった初春?」初春「私は言ってませんよ」佐天「じゃあ誰が言ったの?」初春「御坂さんじゃないですか?」佐天「ああ言いそうだね」黒子「お姉さまならしかたありませんわ」
美琴「呼ばれて飛び出て」黒子「じゃ」佐天「じゃ」初春「じゃ」美琴「じゃ~ん!」佐天「はい御坂さんの負け」美琴「え? どういうルール?」初春「御坂さんが何をやっても御坂さんが負けというルールです」美琴「く……なかなかハードね……!」黒子「はい。お姉さまの負けですの」初春「御坂さん弱っ」美琴「卑怯な……!」
一方その頃
芳川「一方通行はロリコンなのよ」一方通行「おいコラ」打ち止め「ろりこん?」一方通行「聞くな。聞き返すな」芳川「そうよ。ロリコンなのよ。下種なのよ。人類の敵よ」一方通行「話を進めるな」打ち止め「それは知ってるよってミサカはミサカは博識っぷりを披露してみたり!」一方通行「どの部分だ? それってのはどの部分だ?」芳川「一方通行うるさい」一方通行「なら俺の話すんじゃねえよ」
芳川「何一方通行? そんなにこの話は嫌なの?」打ち止め「ぇをェに変換するのを忘れるぐらい嫌なの? ってミサカはミサカは心配してみる」一方通行「細かいことを突っ込ンでンじゃねェよ。他の話にしろ」芳川「じゃあペドフィリアの話にしましょう」打ち止め「ペド?」一方通行「おいコラ」芳川「ペドフィリアっていうのはね、つまり一方通行のことよ」一方通行「待てやコラ」打ち止め「それは知ってるってミサ(ry」一方通行「それってどれだ」
一方通行「俺は決してペドでもロリコンでもねェ」芳川「え? じゃあ何? 小児性愛者?」一方通行「どちらかというと年上好きだ」芳川「何ですって!?」一方通行「その上白衣とか好きだ」芳川「イエスッイエスッ」一方通行「でも象さんはもっと好きです」芳川「そうだ動物園に行こう」打ち止め「パオーン」
初春「そういうわけで動物園に来ました」佐天「あれ? 遊園地は?」初春「何のことですか?」美琴「中学生四人」チケット売り場の人「はい。お客様の負け」美琴「まだ続いてたのねそれ」黒子「テレポートで入ってしまえばタダですの」こうして白井さんは警察のお世話になりました
佐天「じゃあ入ろうか」初春「よーし! キリンをへし折るぞー!」美琴「おー!」
佐天「見て初春。カップルだらけだよ」初春「けしからんですね」佐天「見て初春。動物まで盛ってるよ」初春「けしからんですたい」佐天「見て初春。トイレだよ」初春「それは報告しなくていいです」美琴「見て二人とも。変わった生き物が居るわ」佐天「それは白井さんです」初春「いいえ、それはトムです」美琴「ミスターブラウンかも知れないわ」佐天「御坂さん負けです」美琴「畜生……どうすれば勝てる……っ!?」
上条「たまにで良いから、僕のことも思い出してください」美琴「今頃黒子はどうしてるかしら」佐天「取調べ中でしょうね」初春「余罪がいっぱい出てくると思います」佐天「たとえば?」初春「近所の公園で自販機がボコボコに蹴られてジュースが盗まれてたそうです」佐天「それは白井さんが犯人なの?」美琴「え? それは私よ?」初春「……」佐天「……」美琴「な……何?」初春「ふ……ふふふふふふ!」
初春「ついに尻尾を見せましたね!」佐天「実は私達は自販機荒らしを追っていたのです!」美琴「そ、そんな馬鹿な!」初春「このときを待っていましたよ御坂さん……いや!」佐天「正体を現しなさい!」美琴?「……」初春「しらを切るつもりですか……?」美琴?「ふふふ……私が御坂美琴でないという証拠はあるのかしら?」佐天「ありませんよ」美琴?「ならもう私が御坂美琴でいいんじゃないかしら」初春「一理ある!」佐天「そんなことより気になってることがあるんだけどいいかな?」美琴「何? 佐天さん?」佐天「初春いいかげん服着なよ。風邪引くよ?」初春「きゃー!? 佐天さんのエッチー!!!」美琴「スケッチー」佐天「はい。また御坂さんの負けですよ」美琴「何故だ……ッ! 何故勝てない!!!」
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