上条「第六位が帰ってきた……」 > 03

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上条「第六位が帰ってきた……」/03」(2011/05/04 (水) 01:47:41) の最新版変更点

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~街中 十八時半~ ワイワイ ガヤガヤ 御坂「しまったわね」 上条「ああ、忘れてたな」 御坂「外で食べるのはいいけど、空気椅子で食べなきゃいけないのよね」 上条「どうする?」 御坂「どうするって、学食なら部屋に持って行って、座って食べれるけど。    学食は嫌なんでしょ?」 上条「ああ」 御坂「……」 上条「……」 御坂「そうだ。お座敷で食べれるところにしようか!」 上条「ああ、そうか! それなら座って食べれるな」 御坂「どこがいいかな?」 上条「あそこはどうだ?」 『お好み焼き』 御坂「うん、いいわよ」 上条「よし、じゃあ行くか」タタタ ~店 十八時半~ ワイワイ ガヤガヤ ワイワイ ガヤガヤ 上条「……」 御坂「……」 上条「みんな考えることは一緒か」 御坂「すっごい繁盛してるわね」 店員「すいません。今、混雑しておりまして、相席でよければすぐに通せますが」 上条「どうする?」 御坂「私は別にいいけど」 上条「じゃあ、相席で」 店員「ありがとうございます。二名様通します!」 ~席 通した後~ 店員「この席になります」 黒子「お姉様!」 御坂「黒子」 佐天&初春「「 御坂さん! 」」 御坂「佐天さんに初春さんまで」 佐天「御坂さんもお好み焼きですか?」 御坂「ええ、座れる場所がよかったから」 初春「考えることはみんな一緒ですね」 黒子「ささ、お姉様。そんなところに立っておらずにお座りになって下さいな」 御坂「ええ。ほら、あんたも座りなさい」 上条「ああ」 佐天「……」 初春「……」 佐天&初春(( すっごい気になる )) 黒子「やはり、その方と一緒ですのね」 御坂「しょうがないでしょ」 黒子「しょうがないのですが、なぜか納得できませんの」 御坂「それより、あんたはそれ以上近づいちゃ駄目よ」 黒子「く~~~、なんたることですの。忌々しい第六位の能力がぁぁ!」 初春「そういえば、御坂さんたちは注文まだですね。メニュー表です」サッ 御坂「ありがとう。何にしようかな~」 上条「どれどれ」 御坂「あんたは何が食べたい? 好きなものとかあるの?」 上条「そうだな……」 佐天「……」 初春「……」 黒子(何で仲良く一緒に見てますの)イライラ 佐天「……あの、御坂さんに質問があるんですが」 御坂「何?」 佐天「隣の男性の方は誰でしょうか?」 御坂「あ、そういえば、まだ紹介してなかったわね。ほら、自己紹介」 上条「上条当麻です。よろしく」 佐天「あ、はい」 初春「よろしくお願いします」 御坂「こっちが佐天さん。そっちが初春さんね」 上条「ああ」 初春「あの~」 御坂「何?」 初春「ちなみにどういったご関係なのでしょうか?」 御坂「え?」 初春「いえ、なんか親しそうだったので」 御坂「え? 親しいって……こいつと?」 初春「ええ。ですので、ただの知り合いには見えないのですが」 御坂「え?」 初春「表現が難しいんですが、こうなんて言うか」 御坂「いや、別に。こいつとは何も……」 佐天「ていうか、ぶっちゃけてしまえば"彼氏"なんですか?」 初春(さすが、佐天さん。直球ですね) 御坂「ちょ、な、何言ってるの、佐天さん! 全然違うわよ!」アセアセ 初春&佐天(( その割には激しく動揺してる )) 黒子「」イライラ 御坂「ほら! あんたも何か言いなさいよ」ガタガタ 上条「おいおい、体を揺するな」ガタガタ 御坂「あ、ごめん」 上条「……」 上条「あ~、俺たちはこうして腕を組んではいるが、それは第六位の能力のせいなんだ。    この後も風呂に入ったり、寝たりと、ずっと一緒なわけだが、    それはまったくの勘違いで特別な関係ではないんだ。オーケー?」 全員「「 …… 」」 上条「ん?」 初春「ずっと一緒……」 佐天「ちょっと、これって!」 御坂「あ、あんた! 何言ってるのよ!」 上条「は? どういうこと?」 御坂「そんなこと言ったら、余計怪しいでしょうが!」 上条「でも、真実だし」 御坂「あほか!」 佐天「初春、私なんか今日興奮して眠れないかも」プププ 初春「何言ってるんですか、佐天さん」プププ 黒子「」イライラ 上条「でも、それならどうやって言えばよかったんだ?」 御坂「別に、特別な関係じゃないって言えばいいだけでしょうが!」 佐天「そうですよ。"まだ"特別な関係じゃないって言えばよかったんですよ」 御坂「ちょっと、なにその"まだ"って。将来的には特別な関係なるような日本語」 初春「え? そうですよね?」 御坂「ち、違うって!」 上条「将来的に御坂とね~」ハァー 御坂「あんたにそう言われるとなんかムカツクわ」 黒子「だああああ!」 全員「「」」ビクッ 黒子「そんな話ばっかりしてないで、さっさと注文をしてくださいまし!」 御坂「……」 上条「……」 御坂「そ、そうね」 上条「じゃあ、俺は豚玉で」 御坂「私はデラックス」 佐天(白井さん完全にやつあたりですね) ~店 注文来た~ 黒子「それでは焼きますわ」ジュ~ 御坂「私も」ジュ~ 佐天「じゃあ、私も」ジュジュ~ 初春「あ! 佐天さん場所とりすぎですよ」 佐天「そう?」 初春「これじゃあ、私が焼けませんよ」 佐天「え、でもあるじゃん。そこ」 初春「狭いですよ」 佐天「大丈夫よ。初春なら」 初春「何ですか、その根拠のない大丈夫」 佐天「ふんふん♪ はやく焼けないかな~」 初春「……」 初春「それ」ジュ~ 佐天「ちょっと初春! 私のと合体してるじゃない」 初春「しょうがないじゃないですか。場所が狭いんですし」 上条「……」 御坂「どうしたの?」 上条「いや、別に」 御坂「言いなさいよ」 上条「上条さんの焼くところが全然ないなと思いまして」 御坂「あんた焼かなくてもいいでしょ」 上条「ん? 何言ってるんだ?」 御坂「え、だってあんたの場合、あの力のせいで焼かずに食べなきゃいけないでしょ」 上条「……え?」 御坂「知らなかったの?」 上条「……そ、そういえばそうだった! ははは!」 御坂「しっかりしてよ」 上条「ははは……」 上条「……」 上条(マジかよ。何たる不幸)ハァ~ 上条(まさか、お好み焼きを焼かずにそのまま食べる日が来るとは) 上条(いや、この場合は飲むと言ったほうが正しいのか?) 上条「あれ、っていうか。豚入ってるじゃん」 御坂「え、豚玉でしょ?」 上条「あ、そうなんだけど、これも生でいくの?」 御坂「あ、そうか。これは無理ね」 上条「こんなの生でいったら腹壊すぞ」 御坂「じゃあ、もらうわ」ヒョイ 上条「げっ」 御坂「ほら、みんなもこいつの豚あげるわ」ヒョイヒョイヒョイ 初春「え、いいんですか!」 佐天「ありがとうございます」 黒子「たまには役に立ちますわね」 上条「……不幸だ」 ~店 焼けた~ 御坂「そういえば、初春さんたちは風紀委員の仕事じゃないの?」パクパク 初春「はい。ですけど、今は休憩中です」パクパク 御坂「そうなんだ」 佐天「今日は第六位の件で支部に泊まりがけなんだよね」パクパク 上条「そうなのか。大変だな」ゴクゴク 御坂「え、じゃあ、黒子も?」 黒子「そうですの」パクパク 佐天&初春「「」」ピクッ 全員「「 …… 」」 御坂「……何よ、この沈黙」 全員「「 …… 」」 御坂「何? 何か言いたいわけ?」 全員「「 …… 」」 初春「あ……佐天さん。そろそろひっくり返したほうがよくないですか?」 佐天「そ、そうだね。そろそろかな」ゴソゴソ 佐天「せーの……」 黒子「お姉様は今夜、その殿方と特別な夜をお過ごしになりますの?」 御坂「なっ!?」 佐天「ぶっ!」フラ お好み焼き「」バチャッ 御坂「な、何言ってるの! そんなわけないでしょ!」 黒子「そうですの。それを聞いて安心しましたわ」 佐天「ぷぷぷ」 初春「あー! 佐天さん何やってるんですか! 私のお好み焼きにダイブしてますよ」 佐天「ごめん、初春」 初春「も~、苦手なら言ってくれればよかったんですよ。私が代わりにやってあげたのに」 佐天「だって、白井さんが意表をついてきたんだもん」 黒子「え? 私ですの?」 佐天「そうですよ、ちょうどタイミングよくあんなこと言うんだもん」 黒子「そうでしたの。それは失礼しましたの」 初春「けど、見事に重なってますね」 佐天「ごめんごめん、うまくずらすから」 佐天「」ズイ 佐天「ほら、きれいにできたでしょ」 初春「本当ですね。じゃあ、次は私がひっくり返します。へらを貸して下さい」 佐天「はい」スッ 初春「ありがとうございます」 佐天「失敗しないでよ」 初春「大丈夫ですよ。私得意なんです」 佐天「ふーん」 初春「」ゴソゴソ 佐天「ところで初春」 初春「何ですか?」カチャカチャ 佐天「さっきの重なったお好み焼きさ。初春のが御坂さんだとしたら、私のは上条さんだよね?」 初春「ぶっ!」ヒョイ お好み焼き「」バチャッ 佐天「ちょっと、初春も駄目じゃん」ハハハ 初春「い、今のは佐天さんが笑わせるからですよ!」 佐天「当たり前じゃない。同じ状況じゃないとフェアじゃないもん」 初春「何で勝負になってるんですか!」 黒子「あなた方はさっきから何をやってますの」 佐天「ははは、別に遊んでたわけじゃないんだけど」 初春「もうこのお好み焼き、いろんなのが混ざってて何焼きかわかりませんよ」 佐天「たくさん混ざってるからね。デラックスの上のスーパーデラックスってことで」 御坂「そのカテゴライズは正しいの?」 初春「まったく、ずらしますよ」 佐天「私がやってあげようか?」 初春「いいです」 上条「……」ジー 初春「どうしたんですか、上条さん。いくら見ても、上条さんは食べれませんよ」 上条「いや、そうじゃなくて」 初春「???」 上条「御坂が俺を襲ってる……」 佐天&初春「「 ぶっ! 」」 #hr(color=#808080)

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