「小萌「魔法名は『smilers100』【生徒達の笑顔のために】ですよー」4

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「小萌「魔法名は『smilers100』【生徒達の笑顔のために】ですよー」4」(2011/06/01 (水) 21:13:28) の最新版変更点

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結標「やっと綺麗に片付いたわね……」 ボロアパートの一室、酒類やらタバコやらが散乱していた汚い部屋を1日かけて掃除した結標淡希はようやく一息ついた お得意の座標移動を使用してまで片付けた結標だが、それでも1日かかってしまったのはやはり昨日の宴会だろうか… 結標(突然いなくなって帰ってきたと思ったら、天草式とか言う訳の分からん連中連れてきて……) ここの部屋の主、月詠小萌が久しぶりに帰って来たのは昨日。と思うのもつかの間で、数十人の客を招いて酒や料理やらを振る舞い、結標もその対応に追われていたのだ 結標(にしてもバカみたいに酒飲んでいったわね…アイツら…) 結標の記憶では二重瞼の女が日本酒中心に一気飲みをし、メイド服がなんたらかんたらと叫んでいた 結標(もう夕方…、もうすぐ小萌が帰ってくる頃ね) なんだかんだで昨日は楽しかったのでよしとする結標 カンカンカンカン …外から足音が聞こえる、小萌のものではない招かれざる客のようだ でもまぁ結標には大方の予想はついている ガチャ 禁書「こーもえー!来たんだよー!」 結標「またあなたね…、生憎小萌はまだ帰ってきてないわよ」 禁書「そうなの?なら中で待つんだよ」 こいつ図々しいな、と思わなくなったのはいつからだろうか…。まぁ実際は結標が失敗した料理を残さず食べてくれる『白いポリバケツ』としての機能の方がデカい 結標「今日はなに?また失敗した料理でも食べにきたの?」 禁書「違うよ。今日はこもえに頼まれごとをしたから来たんだよ」 頼まれごと? この『白いポリバケツ』に他の用途があった方が驚きである 小萌「ふー遅くなったのですー」 禁書「あっ、こもえ!」 小萌「シスターちゃん!もう来てたのですか?」 禁書「もちろんなんだよ!だって報酬は…」 小萌「もちろん!今日は豪華絢爛焼肉セットですー!」 すると後ろから買物袋を持った女学生が現れた 姫神「久しぶり。焼肉」 禁書「あっ、あいさ久しぶりなんだよ」 某戦場カメラマンに似た喋りをするのは姫神秋沙 結標も彼女とは知り合いで、料理が上手いため時々指導をしてもらっていたりする 結標「姫神さんもご苦労様ね」 姫神「久しぶりに。皆とご飯食べる」 禁書「ほらほら!早く用意するんだよあいさ!」 結標・姫神(コイツ………) いろいろとツッコミたいところだが、このシスターにとってそれは野暮なことなのでそこは慎んだ ――――焼肉は戦争だ 無限胃袋の『白いポリバケツ』がいる焼肉は、まさに戦争という定義が当て嵌まるだろう 全員「いっただっきまーす!」 フライングはなし。正々堂々と宣戦布告をした焼肉は、まず箸というミサイルが鉄板という戦場に飛来する もちろん先手はあの白いシスターだ ここいらの都市伝説でバイキング方式の店を一つ潰したという話も、今となっては真実味が溢れでている 野菜には目もくれず肉を真っ先に目標とした箸は一直線に走る…………が 姫神「やらせない」バシッ その鈍重な喋りからは想像のつかない箸が戦場を駆け抜ける 禁書「!?」 虚空を突かれた白いシスターは体制を立て直し、すかさず安全圏の肉をとる 小萌(連邦の『白いポリバケツ』…) 小萌は野菜と肉をちょうどよく保守した 結標(ふっ…欲を張りすぎなのよ) 少なめに肉をとりつつも、鉄板の上に肉を補充する結標 姫神(野菜。肉。肉……) リズムをとるように鉄板の具材全てを把握する姫神 数多の戦いの結果、白いシスターとやり合えるのは姫神だけだ、ということを全員了解済みでもある しかい白いシスターは戦場を駆け抜ける 禁書(箸は右から上に、左右の肉を同時に掴む) 強制詠唱で培ったリズム、数々のバイキングで鍛えた箸の動き。それはまさに無駄のない無駄な動き… 小萌(…シスターちゃんの動きは格段にパワーアップして…) そう記憶を回顧する内に、肉は圧倒的スピードで『白いポリバケツ』の餌食となる 結標(勝てるッ!補充と警戒のリズムを崩さずにいれば…) 防御を中心とする結標の焼肉は無難と言えよう 禁書(左右のフェイント、肉を下から3枚掴む) 結標(なっ……!?) 油断はしていない しかし白いシスターの圧倒的スピード、高度なフェイントにかかっては結標の防御焼肉は形骸でしかなかった 戦いはもう終盤―― 圧倒的なスピードを誇りながらも白米3杯目のおかわりを終えた白いシスターは留まるところを知らない 結標の防御焼肉は敗北を喫した 姫神も白いシスターの攻勢によりリズムは崩れ、小萌もまた野菜中心の箸裁きにしかならなかった バッ ジュウウゥ… そして最後の肉が投入される 全員(…………ッ!) まさに固唾を飲んで肉を見守るその光景は異様だった 独特の構えを見せる『白いポリバケツ』 決して正しい姿勢を崩さない姫神 自陣の崩壊に苛立ちを隠せない結標 今だに野菜しか楽しめていない小萌 ジュウウゥ…… 肉が焼けた―――― 禁書「――――ッ!!」バッ 今までにないスピード。そして箸裁き 姫神(は、速い…!) あの姫神さえも対抗できないそのスピード しかし バシッッ! 結標(あんたの思い通りには…)ギギギ 禁書(ふん、未熟なんだよ!)キンッ 百戦錬磨の白いシスターに敵うはずもなく、結標の箸は弾かれる しかし、この犠牲を姫神と小萌は逃さなかった 禁書(なっ………!!) 肉があと半分 禁書(しかし…まだッ!) 結標(残念ね、あなたの負けよ) 言外に語る結標の手元。結標が握る箸は、もう戦場の外、取り皿に移行していた 禁書(ま…さか………!!!) 結標(――――座標移動よ) 触れずとも、一度に多数の対象物をテレポートさせれる能力 それが『座標移動』 そう。結標淡希は最強のテレポーターだ パッ 戦場にある全ての肉が、消えた 結標(座標移動とまともに勝負しようなんて…この戦場では……) しかし、『白いポリバケツ』の猛攻は終わってはいない―― 結標(――――ッ!?!?) 禁書(私を舐めていたようなんだね?) 座標移動によってタレの入った取り皿の僅か3cm上にテレポートした全ての肉 その肉は寸分の狂いなく取り皿に入るはずだったのに―― バッ その3cm上にテレポートされた肉を、『白いポリバケツ』の箸が全てを持ち去った―――― 結標「ちょ、ちょっとアンタ!それはいくらなんでもおかしいでしょう!」 禁書「肉はあわきの箸にも取り皿にも触れてなかったんだよ!それに超能力を使うこと自体反則なんだよ!!」 結標「チートな胃袋のアンタには言われたくないわよ!」 小萌「ま、まぁまぁ。また今度焼肉パーティーすればいいじゃないですかー?」 姫神「できれば。白いの抜きで」 結標・禁書「ムムム……」 とにかく戦いは終わったらしい 小萌「では片付けに入りましょうかねー」 姫神「私。洗い物する」 結標「ほら、食器運ぶから。そこの白いの、食器とって」 禁書「は?私は食べる専門だから片付けはしないんだよ」 姫神(この。糞ニートシスターが) 結標(コイツどっかに飛ばしてやろうかしら…) とは言いつつもこれがいつもの一連の流れだった 結標「食器は運んだから、私も洗い物手伝うわ」 姫神「ありがとう。助かる」 2人とも慣れた手つきで後片付けをこなしていた 禁書「じゃあまず初めは属性別の回復魔術から教えるんだよ」 小萌「了解なのです!」 結標「ねぇ姫神さん」 姫神「なに?」 結標「あの2人は何をしてるのかしら…?」 もの珍しそうに2人を見つめる結標。『カイフクマジュツ』とかいう言葉が聞こえたことに疑問を抱いた 姫神「ああ。あれね。小萌は魔術師になったから」 結標「へ?……マジュツシ?」 そういえば昨日の天草式とか言う奴らも似たようなこと言ってたかな~、と酒に埋もれた記憶を呼び覚ます結標 姫神「うん。それであのシスターに。回復魔術を習ってるの」 結標「……回復魔術…。魔法?」 姫神「そんな感じ」 まぁ確かに無限胃袋をもつ白いシスターと年齢不詳のロリ教師が魔術師であっても不自然ではないような気もする というかそっちの方が理解が追いつく 結標「魔術………ねぇ」 結標にも思い当たる節はある 『グループ』に所属する海原と土御門 あの2人から時々『魔術』と言うワードが出てくる よくわからないがあの2人はその『魔術』に深い関わりがあるようだった 結標「まぁ超能力があるんだし、魔術ってのがあっても不思議じゃないわね」 現に超能力の全てが科学によって解明されている訳ではない 『シュレディンガーの猫』を用いて超能力が表現される場合もあるが、それも不確かなのだ 姫神「どちらも。物理法則をねじ曲げているのは。同じ」 結標「姫神さん詳しいのね」 姫神「私も。魔術に関わってたから」 結標(……姫神秋沙…) 結標と姫神は同じ霧ヶ丘女学院の生徒だった 今は姫神は小萌の学校の生徒だが、結標も姫神の噂くらいは聞いたことがある 能力名までは聞いたことはないが、非常に稀なAIM拡散力場で様々な科学者が躍起になって解明に挑んだものの、ついに解明は成されなかったと言われる 姫神「とにかく。小萌が魔術師になったのは。生徒達を守りたいからだって」 結標「……確かに、最近になって学園都市と、『魔術』と目される宗教関連の軋轢は酷いものね…」 その軋轢に巻き込まれる生徒もいるんだろう、と海原や土御門を例に上げても容易に想像できた それにあの白いシスターだって幸せそうな表情を見せているものの、『魔術』に関わる人間がここにいるには様々な過去があったのだろう 結標「……皆、大変なのね…」 姫神「……そう。みたい」 月詠小萌の小さな体にのしかかる様々な重荷は、これから更に増えてゆくのだろう 大変なのは暗部にいる自分だけじゃない しかし月詠小萌はその笑顔を崩さない。それがどれだけ大変なことかは、結標に想像もつかなかった だからこそ結標淡希は決意した この人の重荷は自分に背負えない。けれどこの人に自分の心配はかけたくない、と――― とある日 とある高校の教師、月詠小萌は久しぶりに高校に出勤していた 黄泉川「おっ、先生久しぶりじゃん」 小萌「お久しぶりなのですー」 ちなみに魔術云々で仕事を休んだ際は、上の方に掛け合ってちゃんと休む手筈は整えてあった。統括理事会の方でも月詠小萌が魔術師になるということは特別認可しており、学校の仕事の方も手回ししてくくれていた 親船「あら小萌先生」 小萌「親船先生おはようですー」 親船「……先生、少し話が…」 小萌「??」 少しばかり暗い顔をした数学教師の親船は小萌を呼び付ける 親船「……実は…その…小萌先生のクラスの上条当麻の件で…」 小萌「へ?」 嫌な予感はしていた 親船「このままだと…確実に単位が足りないわね…」 小萌「」 上条は魔術と科学の争いで身が持たないほど忙しい しかしそこはもちろん上の方やら小萌の努力やらで出席日数はとりあえずクリアできそうだった しかし 上条当麻は、予想以上にバカだった―――― 親船「私の担当の数学の方も、小萌先生の努力のお陰で上条の出席日数はクリアできてるみたいたけど…その…」 小萌「テストの方ですか…」 親船「そう…」 小萌「で、でも上条ちゃんはやはり授業を受けれていないので…」 親船「同じクラスの土御門も休みが多いけど、テストは至って優秀な成績よ」 小萌「」 上条ちゃんってやっぱバカだったんだ… 何か新しいタイプの絶望が小萌を襲う 親船「多分、数学だけじゃなくて他の教科の成績も危ういと思うわね…」 小萌(上条ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!) もう神の右席が云々どころじゃない このままだと上条はもう一度高校一年生をやり直さなければならない…… 親船「どうするの?追試で救うならできるけど、彼の頭は本当絶望的ね」 しかし月詠小萌の本業は魔術師ではない 小萌「決まってます!私は教師ですから、上条ちゃんを救ってみせます!!」 小萌は改めて上条当麻の成績を確認した 小萌(成績が絶望的な教科は…、数学、日本史、英語、古典……) 上条当麻はレベル0で能力開発の成績も絶望的だが、能力開発の単位は出席してれば良い 『能力開発の成績のせいで単位が足りない』となったら学園都市の6割のレベル0達が開発の単位を落としてしまうからだ 小萌(とりあえず英語と数学の追試は数日後にお願いできたのですが…) 後は上条次第である 小萌(仕方ありません…ここは『鞭』を使うしかないようですね……) 『鞭』を振るうと小萌は決意していた 無論、上条のためを思って 上条(バカ)と勉強が交差する時、物語は始まる―――!? 小萌「ということで上条ちゃんの勉強合宿を行うのです!」 上条「」 上条も気にしてなかったのだろう 神の右席とか言う超人ばかりと戦わされてもいれば、学校のことなど気にしていられるわけがない 小萌「先生の計らいで英語と数学の追試は明日にお願いしときましたー」 上条「ええええええええ!?ちょ先生!?一日で追試を合格しろと?」 小萌「追試は簡単なので一日で余裕です!しかしもっと心配なのは上条ちゃんの頭です!」 上条「………ま、まぁ…」シュン 小萌「そこで上条ちゃんが一日頑張れるように、もう一人先生わ用意したのですー」 上条「え……?」 インデックスは与えられた餌を食べて家でゴロゴロ、同居人の結標は一日いない 小萌「ではお願いするのですー」 ガチャ ステイル「一応挨拶はしようか、ステイル=マグヌスだ。よろしく」 上条「」 不幸だ、と叫ぶ空気でないのは上条でも分かった 心の中で反芻したのだ、自業自得だと ステイル「後方のアックアの件もある、月詠小萌先生には頭が上がらないものでね」 上条「が……がが……」アワアワ 小萌「ステイルちゃんは英語は勿論のこと、数学も出来ますからねー」 ステイル「ルーン魔術師は理系なんだよ。日本の高等数学くらいは余裕さ」 上条「た、確かに…こいつほど適任な奴もいないな…」 ステイル「先生と呼べ!!!」ボワッ 上条「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」バギン これはこれでいい組み合わせだな、と小萌は感じていた 小萌「ステイルちゃーん、さすがに炎剣は家が燃えちゃうのでこっちの鞭にしてくださーい」 ステイル「ほう、学園都市製の鞭か。確かに使いやすい」パンッ パンッ 上条「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 それってアンチスキルが持ってる鉄をも貫通するような武器で… ステイル「ほらやるぞ!上条当麻!」パァンッ 上条「ギョギョォォォォォォォ!!」 小萌「じゃあまずはこっちのページからですねー」 上条「……………」ビクビク ステイル「…………」 小萌「じゃあこれ(Monday)はなんと発音しますか?」 上条「……もんでー」 ステイル「死ねよ!!!」パァンッ 上条「イギャアアアアアアア!!」 やはり上条は絶望的だった ステイル(上条当麻に鞭を振るえるのは快感だが、コイツがここまでバカだとはな…) 小萌「『I go to school today』これを訳してください」 上条「私は東大に行きます」 ステイル「死ねよッ!もう本気で死ねよッ!」パァンッ パァンッ 上条「あばばばばばばばばばばばばばばば!!」 小萌「………………」 ステイル(……こんなバカな奴に負けたのか…僕は…) そう思ったら、神の右席の連中が酷く可哀相に思えてくる 小萌「じゃ、じゃあ次は数学をやるのですー!」 ステイル「君…因数分解はできるのか?」 上条「ま、まぁ…ボチボチ…」ビクビク ステイル「なら簡単なことから聞こう。これは何乗の展開式だ?」 上条「……上条」 ステイル「殺す!これは殺すッ!!」パァンッ パァンッ パァンッ パァンッ 上条「がががががががががががががががががががががががががががががが!!」 小萌(上条ちゃん………)ウルウル ステイル「はぁ…はぁ…はぁ…」 上条「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…」 上条とステイルが初めて戦ったあの時より、数十倍は激しい ステイル「…じゃあ…数学Aだ。確率くらい、さすがの君でもわかるだろう…」 上条「あ、ああ……」 ステイル「…じゃあほら、このコインを投げるだろう?裏が出る確率は何だ?」 上条「50割」 ステイル「顕著せよ!イノケンティウス!!」 イノケンティウス「ゴアアアアアア!!」 上条「ちょおおおおおおおおおおおおお!!」 小萌「ステイルちゃぁぁぁぁぁぁん!」 ステイル「……君なあ、ふざけるのも大概にしろよ!」 上条「ふ、ふざけては…ねぇよ…」 そう。上条は割と真面目である ステイル「大体君の周りでバカな奴は君くらいなんだぞ!」 上条「はっ!?」 確かに、インデックスは言わずと知れた超がつく天才。魔術サイドの人間もイタリア語、日本語、英語、ラテン語、ロシア語やらを話せる超エリート集団 御坂美琴や一方通行なんかも学園都市では超秀才である 上条(つ、つまり…俺ってバカなのか……?) 右手では殺せない幻想(バカ)が上条を襲う ステイル「魔術師の全員が日本語を喋れるわけじゃない。その時は君の説教だって意味を成さないぞ」 上条「……………」 ステイル「それに君が留年することで小萌先生にも迷惑がかかる、分かるか!?」 小萌(ステイルちゃん…上条ちゃん…) 上条「…………ステイル…」 ステイル「……何だ」 上条「俺がバカだった…」 ステイル「知ってるよ」 上条「…………と、とにかく俺は頑張る!小萌先生のためにも、自分自身のためにも!!」 小萌「が、頑張ってください上条ちゃん!!」 ステイル「…ふん、ならばもうこの際君にとことん付き合ってやる」 上条「…ありがとう…ステイル…」 ステイル「マグヌス先生と呼べ!!」パァンッ 上条「いだだだだだだだだだだだだだだ!!」ヒリヒリ 上条の決意も固まったところで、再び勉強に望む 上条「その幻想(バカ)をぶち殺す!!」ソゲブ ステイル「その調子だ上条当麻!!」 小萌「頑張ってください!!」 追試は、明日の授業後である――― 数日後 親船「ふ~ん……」 上条「…………」ゴクリ 小萌「ど、どうでしたか?上条ちゃんの追試は…」 親船「……上条にしては上出来ね、合格よ!」 上条「ほ、本当ですか!?」 小萌「上条ちゃん!!」 上条「やった!やったよ小萌先生!!」 加えて、英語の方もなんとか合格点に届いていた上条は、なんとか留年はまのがれることになったのだった 小萌「よかった……です…」ウルウル 親船「大袈裟ねー、小萌先生も」 上条「小萌先生はずっと応援してくれてましたから…」 小萌「だって上条ちゃんだけ進級できなかったら…可哀相じゃないですかー……」ウェーン 生徒一人のために全力になれる それこそが小萌先生なのだろうと、上条も親船も深く思い知らされたのだった――――

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