5話


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

日本は拓也に征服された。
あれから数日が経った。
日本の憲法を大きく改定れた。
まず一切の暴力、暴言等他人を傷つける事や陰口等が大きな罪にとられるようになった。
これにより差別やいじめの数がほとんど無くなった。
日本は平和の国であるのに軍事力を持つのはおかしいとして自衛隊を解体。
在日米軍も追い出されることとなった。
一見平和な国になったように見えた。
けど俺は奴等の目的を知っている。何か裏があるはずだ。
俺はいつものように学校に通った。
教室に入ると誰一人喋らない。
そのままいつも通りの平凡な授業が終わる。
当然の如く授業中話をする生徒も居ない。
うっかり憲法に触れる事を口にしそうで怖いのだ。
俺はさっさと教科書やノートを鞄に入れ教室を出た。
「ラテールの神くーん」
廊下を歩いてると後ろからかのんに声をかけられた。
「酷いよ先に帰っちゃうなんて」
「悪い・・・ちょっと考え事しててさ」
かのんが心配そうな顔しながら一瞬だけ顔を覗き込み言う。
「どうなっちゃうんだろうね・・・この国。
確かにいじめや嫌がらせは減ると思うけど、言いたい事も言えないなんて間違ってるよ。」
そうだ・・・、奴等は福田監督に無理やりアニメを作らせようとしたり人の自由なんて考えていない。
「そうだね」
校門を出たところでかのんが急に立ち止まる。
「あのさ・・・」
「何?」
ちょっと不安そうに地面を向きながらかのんが話す。
「最近誰かの視線を感じるの。
でもこんな事中々人に言い出せなくてさ・・・。」
「ストーカーって奴?」
「わかんない、でもその可能性は否定出来ないかも・・・。」
俺がかのんの右手を掴む。
「手、震えてるよ」
「ごめんなさい、でも怖くって」
かのんを家まで送り俺も自分の家に帰った。
家には母親がいつも居るし安心だろう。
その上かのんの父は警察官だ。
両親にも打ち明けると言ってたし、警察がしっかりガードしてくれるならより安心だ。
「さて」
俺はパソコンの電源をつけ、インターネットを開いた。
まずは情報収集からだ。
奴等種アンチに戦いを挑むと言っても一人じゃ無謀だし多くの仲間が必要だ。
そのためインターネットで呼びかけることにした。
しかし多くの中傷や批判等が蔓るインターネットを拓也が軽視してるはずがない。
いずれ何らかの手段で規制にかかるはずだ。
その前に何とか仲間を探さねば。
ピコン!
一通のメールが届いた。
「初めまして。ユーキと申します。貴方の意見に賛同し、一緒に戦うことを覚悟しました。
今すぐにでも会いたいです。場所はそちらが指定してくださって構いません。」
早速来た。
あまりの嬉しさに俺はガッツポーズを決めた。
早速場所を決め、会うことにした。

時刻は19時30分
その頃・・・。
「パパ、ママ居ないの?」
風呂から出てパジャマに着替えたかのんがバスルームから出てきた。
リビングには両親の姿が無い。
「あ~もう、出かけるときには一声かけてくれればいいのに」
しかしかのんは不自然な点に気づく。
つけっぱなしのテレビ、床に落ちた受話器。
出かけたにしては不自然。
すると背後に気配を感じ・・・
「誰?」
振り返ろうとしたその瞬間
かのんはクロロホルムがよく染み込んだハンカチを口に当てられ意識を失った。

続く