木の枝で凍えている鳥は
たとえ墜ちたとしても
惨めさを感じない

T・Sエリオット

     正しい語句を覚えていない

『生きる』ことそのもの

世界がたとえ私を見放しても
 私は惨めではない
  
私は生きた

数秒であっても生きた

                     生まれ得ぬ身を屈めたままの裸体さえ

  生きたのだ

惨めではない

                 生きた 生きる 
惨めさなどどこにもない

 そうなら
                 この時代を この時間を この場所を
                生きる

そのことだけで
                惨めさなど 
                無い!

卑近に
    貧乏から逃れえぬ
             名を忘れ去られ
                     明日に希望がなく
                              孤独であって
     哀しみに満ちて
 
それでも
    惨めさなど 
           どこにも無いッ!

生きよう
    このままに
         消え去ろう
              このままに
 惨めな人生など無い
           見据えよう
                 全てを