Spirited Away 66


鉄の鳥、火の粉を吐く
そのさま見る神の目は緋の琥珀色
ジョウ・ヒサイシ
ここは避雷針も無いのに
イカヅチ落とされた被災地
他人事じゃなけりゃ
「ただのジャックナイフか」
とは言わん
21世紀の摂理
地の底の光景
見慣れた町並みに
せり上がる黒煙
固形物は 胃の中には皆無
貢献できた犠牲者たち
“光栄”?
コケの蒸すまで突き通している虚仮は滑稽
年寄りが注意する赤がみ
いじり若い者が掴む手鏡
べく
べから
べく
べかるか 鼓笛隊
「敵機撃退して来た?」
事態好転、期待。


美化されがちな歴史を紐解くと
未だ色濃く残る巳の刻の地獄の火の粉
苦悶の先の不毛の大地
白と黒の灰がばらまく死の毒素
ばらばら死体まるでピノコ
火の鳥 ライク孔雀
またはブラックジャック先生を
呼んで来てくれないか
いますぐ聖戦の為の節制をやめて
生きて死んで人間 君はいま幾つ?
なあ それも叶わぬならば
Drキリコを…


アトミックボム
後引く放射能のスカーティッシュ
使うティッシュ何枚だ 浮かぶ涙
頭が沸いてる熱湯浴
まぁ、そんなカッカすんなモルヒネ投与
ねぇ問うよ、その情報どっから得た?
より正確に言うなれば「どのライター?」
尾びれ羽びれまみれの喧騒
どうりで反比例、幻想と事実

酷くバイアスが視力奪い
明日が見えなくなってるね,総統
もはや戦後ではない
ならば“戦前”か?
Radioのマイクロフォン拾う人の声
そうめんすすって茹だる昼下がり
目閉じる様を映し出す、
サマーバケイションのTVの電気は
原子の力で運ばれた。
真夏のアイロニー


アトムという名の少年を披露し
またフワッと満開 科学の花が咲き
捧げる一分間の黙祷
右も左も分からない中で フワッとRide onするこの流れ
知ったかは良くねえ  白河夜船
あの夏へ。
あの夏へ。

トラトラトラからファットマン到来まで
過去は問わんが 今も痕があるから
先の平和の到着を見ず
息引き取ったドクターお茶の水
「ボクノアトムガヒトヲコロシタ」
生ける腐乱死体あふれる愛の無い時代も
愛したい
Spirited Away 66
拝啓、アインシュタイン。





Lyric by 文鳥
Track by KYOTO

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最終更新:2012年03月12日 00:11
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