雨の足跡


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陽炎がアスファルト上で踊りだすと
またこの季節がやって来るよ
温度計の目盛りが背伸びをすると
あなたの還りが待ち遠しいよ
今年はやけに雨の日が続き
目に映る水溜り越しの景色
いつの間にか忘れられた夕日
覚えてない空の雲の形
”入道雲は僕らの季節”
と口ずさむ鼻歌のメロディーが
聞こえたら行こう 薫りだす
あの雲の向こう、そこに”アヲイナツ”
後始末なんか後回しで良い
逸早くそこへ連れてって欲しい
下を向いて歩くことが多くなった私ですが
あの頃と同じようにまた照らしてはくれないか
一段と早くなった雨脚の旋律が
どこまでも影の様にずっと追いかけてくるんだ
現実が辛くなって逃げ出したいと
臆病な振りをしては独り置いてきぼりさ
一段と強くなった雨音の旋律が
頭の中へ流れ濁していく誠実さ
夢を見るのが怖くなって抜け出したいと
肖像画のように枠の中で怯えているのさ

窮屈な傘の下で音を奏で何を思う
気紛れに揺れるビルの隙間抜ける風が問う
そんなことは知らないさ、と雑踏に潜る街角
いつも歩く後に残るものは雨の足跡
退屈な傘の下で言を紡ぎ何を思う
気晴らしに泳ぎ空を食らい尽くす雲が問う
それも解らないさ、と葛藤を隠す街角
いつ歩く後について周る雨の足跡
行く当ても無いくせに急ぎ足で
交差点に差し掛かる度、縞々の通せんぼ
ぼんやりと棒立ちの状態のままで
滲む視界越しにきらきら光る赤信号
急ぐ旅ではないことくらい承知しているつもりだ
だけどじっと待って居れば埃が積もり出すよ
何にもせずに適当に日々を消化すると
この雨に打たれたいつか錆び付いてしまいそうで
たまには思い切って屋根の下に潜り込んで
先の事は考えず雨宿りしてはみないか
立ち止まることによって、ふと気づかされるなんて
珍しくもない、良くある事象さ
悩みの種を植えつける度に
頭痛を起こすことを繰り返すなんて馬鹿な真似事
心と身体が掛け違えた釦みたく
ちぐはぐのままじゃ素直にはなれないよ

ぼろぼろの天井が軋むバス停にて
ベンチに凭れ暫しの雨宿り
無数の斜線がこの風景を
塗り替えてゆくノイズが遠くから聞こえる
街の色は水玉模様一色に染まり
頼りない屋根の下では雨漏り
ぽつり、ぽつり、と雫がリズムを
刻み出すとそれが出発の合図さ
土砂降りの雨に打たれ歩き出す道路上
今日の躊躇いも明日にはストロボの様な
ちっぽけな一場面となって
また一つアルバムの片隅へ鏤める
天気予報はいつだっていい加減で
心変わりの激しい空模様に振り回される日々さ
だけどいつか雨も上がり、空に架かる虹で
あなたの還りを迎えることを出来るのならば…





Lyric by hack
Track by K's
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