鼓動


教科書が燃えたから勉強はおしまい。僕の部屋はガラクタとゴミでいっぱい。
ストレスに皮下脂肪たまる、だんだん。そろそろ必要、気分転換。
初めの一歩は地上へ続く階段。こ­こを見るのはウンザリ、砂まみれの玄関。
ギラギラの太陽におはよーってもう、一時過ぎ、いつも言われる「君寝過ぎ!」。
コンビニで働くオネーさんを観察。今日もキレイだ。­僕の胸はじける。
ポテチとってレジにいって金払ってさよならって、感動的な別れをぶち壊した秋山さん。
真っ白な右手が掴んだメロンパン。真っ黒なカバンの中身は既に弾けそ­う。
あっさりとパンを盗む凶悪犯の日常。地味で無口ガリ勉。スカートの長さ膝下。
友達に誘われゴーコンに出てみる。残り物の集まり、何かそんな気がする。
隣座るヤンキー、ジャージ擦れる、シャカ、シャカ。なぜか来てる秋山さん、何も言わず、岩のよう。­
話題途切れ、数分。皿に残る一切れ。これが僕の青春。アクビだらけ、涙目。
金縛りに悩んで。マンガ買って、ニヤけて。公衆便所はみだす、長い列に並んで。


強い強い風が吹き荒れる薄暗い公園に座り、ポケットの中に不安を詰め込んで頭を冷やしてみる。
明日がどんな一日になるかは分からないけど、きっと昨日や今日よりマシな日に­なるって、そんな気がする。


ワケも無く走り出した、自転車に乗って。とりあえず疲れたからコンビニによった。
ここの店員はオバさんばっか。トイレだけすませて、立ち去ろう、さっさと。
チラリチラリチ­ラリと視線を感じた。ゴメンネ、ぼーく、オバさんはちょっと。
ちょっと僕を見た人はバイト先の先輩。今日はついていない。
この人の笑顔は僕の金で出来てる。予定外の出資。­断れば瀕死。
どうする?無視する?それはちょっとダメかも。僕は笑顔、手を振り、諭吉さんを渡した。
体中の毛穴から熱い汗がにじみ出る。これ以上渡したら、親に会わす顔が­無い。
ニヤリ笑う先輩をロールターンでかわす妄想、実際は「先輩、もう一枚どうぞ?」
駅のホーム倒れ込む酔っぱらいになりたい。恥を捨てて、自分捨てて別の誰かなりたい。
今まで生きた短い人生、夢なら醒めても悔やみはしない。
犬のようにシッポ振って可愛が­られ生きたい。これが僕の青春。軽いミスで、涙目。
強い人に頭さげて、無理に笑顔つくって。色の無い雲の下で長い午後を過ごして。


強い強い風が吹き荒れる薄暗い公園に座り、ポケットの中に不安を詰め込んで頭を冷やしてみる。
明日がどんな一日になるかは分からないけど、きっと昨日や今日よりマシな日に­なるって、そんな気がする。


ハガキににじむ、おなじみの名前。簡単な漢字も間違えられて。
風呂の中で大声で歌う。回覧板が遅れて届く。
びしょ濡れの顔面、タオル求め手探り。白いシャツにこびりついた­、あの日使った水ノリ。
缶をあけて、グラス注ぎ、アリを潰し、一服。昼も夜もイスに座り、頭描く南国。
勇気出して声をかける、息が止まるモジモジ。髪に止まるカメムシ、ハ­ゲじゃなくて逆モヒ。
歯医者さんに金を払う、忘れられた父の日。靴を磨き、泥に染まり、役目終える歯ブラシ。
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