小笠原冒険2時間目
本編はここから
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ヤガミはメールしている
あさぎ:
「むー」
ヤガミ:
「どうした?」
「さ、一周するぞ」
あさぎ:
「いやさー、もうちょいこう。目の前にいる人をみようというか」
「ネウー」
ヤガミ:
「よくわからん」
あさぎ:
「いやまあ、お前がわからないと俺もよくわからないんだが」
ヤガミ:
「女みたいだぞ。もともと可愛い顔をしてるんだ。
もう少し発言は気にしたがいい」
「安心しろ。できるだけのことはする」
あさぎ:
「いや、うーん。女見たいか。いっそ女であったら
楽だったと思うことがあるよ」
「まあ次は平凡な女になって、クソみたいに平凡な男を
愛する道に生きることにしよう。
うっかり、どうしようもない男にひっかからんように」
ヤガミ:
「そんなもんか」
「俺は次も男だな。そうだな、次はサーカスのスターだな」
あさぎ:
「サーカス?」
ヤガミは楽しそう。
ヤガミ:
「俺は、サーカスでアクロバットする奴になりたかった。
ピエロもそうだな」
あさぎ:
「へぇ、意外」
ヤガミ:
「そうか?」
あさぎ:
「まあ、でも同じかな。子供に夢を与える仕事だ」
ヤガミ:
「まあ、そうかもしれないな。
高いところから落ちてみたり、色々あった」
あさぎ:
「・・・た、高いところー?」
ヤガミ:
「ここも駄目そうだな。兄島にいこう」
あさぎ:
「うん」
ヤガミ:
「すまないな」
あさぎ:
「なんで?」
ヤガミ:
「何も見つかってない」
あさぎ:
「いや、それはヤガミが悪いんじゃないしなぁ。
俺の見通しが甘いせいでもある」
「ま、俺はお前といられるだけでいいんだけどね」
ヤガミ:
「折角呼ばれたのに、役に立たんのはくやしいな」
あさぎ:
「いや、うん。十分役に立ってるよ。」
ヤガミは笑った。
ヤガミ:
「世辞をいうな」
あさぎ:
「ん?普通にそう思うけど」
「素直に言葉にしたらはずかしいから言わないだけだ」
「いや別に言ってもいいけど。ドン引きだぞ」
ヤガミ:
「ビンゴだ」
あさぎ:
「?」
ヤガミ:
「資源かどうかまでは分からないが、大規模な反射体はみつけた」
あさぎ:
「むぅ、逆に不安になるそのセリフ」
「いや、大丈夫大丈夫、ファンブルとかコワクナーイ。
きっと大丈夫。気が付いたら海の死の神ですとかナーイ」
ヤガミ:
「まあ、ここに手をつけてないあたりは、たしかに怪しいな。
2000万tを超えているんだ」
あさぎ:
「えええ 2000万t? う、売ればつーか。アレだ。
越前藩国も暁も救える額だな」
ヤガミ:
「過去の採掘量だ。よくもこれだけ掘ったもんだ」
あさぎ:
「まあ、ウチも100万だか150万ぐらい押さえたけどね。
「いろいろ循環してるから、
使った資源はどこかに行くんだろうけどね」
ヤガミ:
「どうかな」
「資源を再利用するのは金がかかる」
あさぎ:
「確かに」
ヤガミ:
「選り分けだけでも大変だ」
あさぎ:
「そういや、俺いつもビニールゴミと紙ごみを混ぜて
摂政に怒られるよ!」
ヤガミ:
「で、どうする?」
「潜ってもいいし、潜らないでもいい」
あさぎ:
「うん。まあ、俺の考えを言うと。
考える前に飛び込め だが」
「やろうか」
ヤガミ:
「分かった。潜水服は一応借りている」
あさぎ:
「この辺だと、海の中きれいだろうな。行こうか!」
ヤガミはうなずくと潜り始めた
海は、綺麗というよりは、青い。
青はどんどん深みを増していき、最後は黒くなった。
明かりがついた。
肩が光っている。
金魚蜂みたいなのをヤガミはかぶってるぞ
あさぎ:
「いいな、いいなー」
あなたもだ(笑)
ヤガミはどんどん、潜っている。
あさぎ:
「ま、まってー」
あさぎ:必死についていきます。
芝村:生身かい?
あさぎ:アイドレスだとホープを着ているので義体だと思います
芝村:では、ついていける
遠く、下の方に輝く珠をみつけた。8つある
あさぎ:
「なに・・・これ?」
あさぎ:珠には何か書いてあったりしますか?
動いている。光の珠だ。
芝村 :繋がってるね。4つづつ2列。
どんどん大きくなっていく。
あさぎ:
「まさか何かイキモノなんてことは・・・」
ヤガミ:
「……」
正解のようだ。
大きさは40m近くある。
光に照らされた。巨大なヤツメウナギだ
恐ろしい速度で泳いでくる!!
3
2
1
あさぎ:
「ちょやべえ、ヤガミ逃げろ」
0
ヤガミは貴方をかばった。
大量の泡。
あさぎ:
「こら、お前がかばってどうするんだ」
ヤガミの服から泡が出た。穴が開いたようだった。
ウナギは深海に戻り始めた。
あさぎ:
ヤガミを引きずって上がります
自分の空気をヤガミと分けあうことはできますか?
芝村
ああ。ヤガミの身柄は既にない。
まるのみだ
あさぎ:
うわ
今から追いかけても間に合いますか?
芝村
無理だ。
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貴方は海から上がってきた。
あさぎ:
船長にウナギの話を聞くことはできますか?
芝村 :
ええ
船長:
「巨大なウナギか」
「知らんな」
あさぎ:
「うーん。えーとじゃあこの辺で、デカい化け物が出たとか
その辺の伝承と噂は?」
船長:
「そりゃあ、確かに海には魔物がいるとはいうが」
あさぎ:
「近辺で行方不明が出たとかも聞かない?」
船長:
「……死体が見つかったら、すぐに連絡するよ」
あさぎ:
「死体になってからだったら遅い」
船長:
「空気が切れたら、終わりだ」
あさぎ:
「う、それを言われると。確かにそうだが」
「でも、それでも1秒でも早く見つけ出したいものだろう」
船長はうなずいた。
あさぎ:
(いや、実は空気なくても生きてる気はするんだけど・義体だから)
船長:
「漁船をだす」
「夜を徹してさがさせる」
あさぎ:
「頼む。こちらもできる限り、資金でよければ、
いくらか出させてもらう。」
「軽率な行動のせいで、そちらの仕事を止めさせるんだ、
燃費や、維持費を払うぐらいはさせてくれ」
船長:
「ありがたい」
あさぎ:
「ともかく、この辺の海域にいるのは確かだ。
なんとしても狩る。
それに、あんなのがいたんじゃ、他の観光客が襲われないとも限らな
い」
「悪意はないんだろうが、図体がデカすぎる。」
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捜索が、はじまりました……
芝村 の発言:
はい。今日のゲームは終了です。お疲れ様でした。
「うなぎ狩り」に続く?
最終更新:2007年10月29日 21:57