《ニーベルングの指輪》

《ニーベルングの指輪(ゆびわ)》

装備魔法
装備モンスターは魔法・罠・効果モンスターの効果を受けず、
攻撃および効果の発動、表示形式の変更を行う事ができない。
装備モンスターのコントローラーはドローフェイズ時にカードをもう１枚ドローする。
ドローしたカードをお互いに確認し、その中にモンスターカードがある場合、
そのうち１枚を墓地に捨てる。

アニメオリジナル・ＫＣグランプリ編で登場した装備魔法カード。
装備モンスターに完全耐性を付与し攻撃と表示形式変更を封じる効果と、そのモンスターのコントローラーに追加ドローをさせ、その中のモンスターカードを捨てさせる効果を持つ。

極めて強力な効果を持ったパワーカードであり、装備したモンスターは実質的に無力化する。
さらに、そのモンスターのコントローラーはドローフェイズで引いたモンスターを捨てなければならないため、実質的に相手の展開を大きく遅らせることが出来る。

しかし、【暗黒界】に対してはハンデス効果がアドバンテージを得る手段となる上、上級モンスターの持つ「相手の効果で捨てられた場合」の条件も満たしてしまうため、下手をすると自分のフィールドが荒らしまわられることになる。
また、装備モンスターは無力化するものの各種素材にはできるため、シンクロ・エクシーズ・リンク・融合で処理される。さらに特殊召喚の手段が豊富な現環境では、モンスター１体を止めたところで意味がないことも多く、作中当時ほど強力なカードではない。

さらに、このカード自体は全く耐性を持たないことも難点の一つ。

• 原作・アニメにおいて

「城之内vsジーク」戦においてジークが使用。ジークの手札にあり、《ヴォーダンの裁き》によりデッキに戻された。
その後、《ニーベルングの財宝》の効果により《ランドスターの剣士》に装備され、城之内のモンスターを次々と墓地に送って行った。
「海馬vsジーク」戦においても同様の用途で使用され、《ＸＹＺ－ドラゴン・キャノン》を無力化しつつ《女神スクルドの託宣》に始まるモンスター抹殺コンボとの併用で封殺を狙った。だが、ハンデスを逆用されて《青眼の白龍》の蘇生に繋がれてしまい失敗。
最終的に《混沌帝龍－終焉の使者－》（エラッタ前）の効果により墓地に送られた。