1スレ397


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  • 作者 伊南屋
  • 投下スレ 1スレ
  • レス番 397-399
  • 備考 紅

397 伊南屋 sage 2006/10/18(水) 19:37:05 ID:xEonZaqd
 それはほんの些細な事が原因だった。
 夕乃が真九郎の目が覚めるより早く、五月雨荘に着いてしまった。それだけの事。
 真九郎が目を覚ます時間は夕乃も知っている。部屋の中で寝息を立てているだろう真九郎を想い、笑みを零す。
 そんな折、夕乃はとある事を思い付いた。
 それを実行に移す為、極力音を立てぬよう慎重に扉に鍵を差し込み開ける。
 部屋に入ると、中はカーテンに光が遮られ未だ薄暗い。その部屋の中、真九郎が布団にくるまり眠っていた。
 あどけない真九郎の寝顔をしばらく眺め、幸せに浸る。
 充分寝顔を堪能してから夕乃は、さっき思い付いた“真九郎さんを起こしてあげて新婚気分”作戦の実行に移る。
 布団の傍らに立ち、布団に手を掛ける。
 夕乃はそれを一気に捲り上げる。
「さぁ、真九郎さん! 朝で……」
 絶句。
「え……ゆ、夕乃さん? ……うぁっ!」
 真九郎も絶句する。
 布団の中に在ったもの。
 それは、朝の生理現象で膨らんだ真九郎の股間。
 真九郎はなんとか隠そうとするも、布団は夕乃が掴んでおり叶わない。
 あたふたしつつ、仕方なく手で包み隠すも、それは余りに頼りなかった。
 気まずい沈黙が部屋中に漂う。
「あ、あの……夕乃さん、これは」
「真九郎さん!」
 必死で紡がれた真九郎の言葉は夕乃の一喝に妨げられる。夕乃は更に言葉を繋いだ。
「私、言いましたよね? どーしても我慢出来なくなったら、私に言って下さい。と」
 そう言うと夕乃は真九郎の正面に膝を着く。表情に悲しみを含ませる夕乃に真九郎は無条件の罪悪感を感じる。
「ゴメン……」
 今日の放課後、道場に行くよ。
 真九郎がそう言うより早く、夕乃が言った。
「分かりました。今から徹底的にしごいて差し上げます」
「今からって……。これから学校だし」
「時間は真九郎さん次第です。……あ、でも上手く出来ないと言うことも……」
「痛む体で学校行くのは辛いし」
「痛くしないよう、頑張ります」
 どうにも認識にズレがある。
「稽古するんだよね?」
 確認の言葉に夕乃が首を振る。真九郎の股間に視線を送り言う。
「今から扱いて差し上げるんですよ? 真九郎さんのソレを」
 ――そっちか!
 てっきり稽古でしごくという意味だと思っていた。確かに、どの様にしごくかは言われていなかったが――。



398 伊南屋 sage 2006/10/18(水) 19:59:37 ID:xEonZaqd
 確かに、夕乃は真九郎にとって最も異性というものを感じる存在だ。だけど、だけど、だけど。
 混乱する真九郎に夕乃が身を寄せる。
「真九郎さん」
 本人の意志に関係なく手は取り払われ、膨らんだままのそこへ、布越しに夕乃の手が触れる。
 むず痒い、それでいて痺れるような快感が真九郎を襲う。
 その刺激に、真九郎のソレがびくん、と跳ねた。
「スゴい、今動きました……」
「夕乃さん、もう止め……」
 制する真九郎の言葉が聞こえていないのか、夕乃は真九郎のパジャマとパンツの両方に手を掛ける。
「……苦しそうです」
 そう言い、一気にずり下げる。
 真九郎の下半身が外気に晒される。ひやりとした朝の空気に真九郎は身を震わせた。
「これが真九郎さんの……」
 堅く、天に向かうソレに夕乃の指先が絡められる。
 新しいオモチャを買って貰った子供のように、好奇心に満ちた瞳で真九郎の下半身を見詰める夕乃。その表情が余りにあどけなくて、真九郎は背徳感と興奮を覚える。
 もはや夕乃を止めようとは思わなかった。それよりもこれから与えられ快感に想いを馳せる。
「こうするんですよね?」
 夕乃の手が真九郎をきゅっ、と握る。掌の柔らかさと、体温が伝わる。
 それだけでも充分に心地良いのに、それはゆっくりと上下を始める。
 ゆるゆると扱かれる度に、今にも暴発しそうな快感が真九郎を苛む。先端からはすぐに先走りが零れ始めた。
「何か……出て来ました」
 手を休め、夕乃がそれを指先に絡める。ぬるぬるとした液体を指先で弄び、糸を引かせ、匂いを確かめる。
「これ……何ですか? 精液とも違うみたいですけど」
「なんていうか、気持ち良くなると出てくるんだ」
「じゃあ……今、真九郎さんは気持ち良かったんですか?」
「うん……かなり」
 言葉に、夕乃が微笑む。
「じゃあ、もっと気持ち良くなって下さい」
 夕乃による手淫が再開される。先走りが潤滑液となり、新たな快感が真九郎に与えられる。
「くっ……」
 思わず声を漏らす真九郎。その声を聞いた夕乃は更に上下を早める。
「気持ち良いですか? ぬるぬる、沢山出てきてます」
 夕乃のその言葉通り。真九郎の先端からは先走りが流れ、夕乃の掌の上下に合わせ、くちゃくちゃと淫らな水音を立てている。
「夕乃さん……っ」
「出したいですか? 精液。良いんですよ? 出しても。その為にやってるんですから」



399 伊南屋 sage 2006/10/18(水) 20:16:47 ID:xEonZaqd
 夕乃の掌に微妙な力が込められる。
 真九郎を責め立てる夕乃の掌に、真九郎は我慢の限界が近付く。
「スゴい……びくびくってしてます」
 痙攣するような真九郎の動きに夕乃が笑みを浮かべる。
「真九郎さん、出して下さい。真九郎さんの精液、見せて下さい」
 にちゅにちゅと音を立て、更に手の動きが早められる。
 それだけでなく、時に緩められ、力の強弱と合わせ絶妙な刺激を与えてくる。
「くっ……! 夕乃、さ……っ」
 限界だった。
 一際大きく真九郎が跳ね、先端から白い粘液を迸らせる。
 量、濃度とも充分以上のそれは、高く飛び、夕乃を頭上から白く染めた。
「す……ご……」
 初めての精液の感覚。粘つく触感と、独特の香りに夕乃が呆となる。
 ただ、手の動きはそのままで。
「ぅあっ! 夕乃さんっ、止めっ……!」
 射精中にも関わらず、与え続けられる刺激に、真九郎は身を悶えさせる。
 射精は止まらず、絶頂が永続的に続くようだった。
 遂には真九郎は強すぎる刺激に身を仰け反らせた。
 その時点でようやく夕乃は手を離した。
「す、すいません。大丈夫ですか?」
 心配そうに声を掛ける。
「こ、腰が……」
「え?」
「腰が抜けた……」
 ――そう、真九郎は強すぎる刺激に、腰が抜けてしまっていた。
 しばらくは一人で立つことは出来ないだろう。
 夕乃はその事が分かると、心配するどころか、逆に笑って見せこう言った。
「では、今日は学校を休みましょう。私もこんなにベタベタでは行けませんし。代わりに今日一日中は真九郎さんのぼんのーを絞り出しましょう」
 ――真九郎は恐怖に怯えながら、それでも再起し始めた自身が限り無く情けなかった。

 まだ時計は七時前。
 今日と言う日は余りにも長い。

fin.
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