ハーレムルート第一弾「雨の場合」


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

ハーレムルート第一弾「雨の場合」

  • 作者 伊南屋
  • 投下スレ 1スレ
  • レス番 145-149 153 193-196 208-209
  • 備考 電波 ハーレム 完結

145 伊南屋 2006/07/07(金) 01:44:44 ID:XYpFiFIr
 何故、こんな事になったのか。いや、そんなのは些末な問題だ。
 そんな事よりも、今目の前で起きている事。それこそが重要なのだ
 腕の中の少女が流す涙。少女の名が示すように、大粒の雫が止めどなく流れている。地を濡らす雨のように。
 彼女、堕花雨が滅多に見せる事の無い、自分を想ってくれるが故の、真摯な涙。
 それを見た柔沢ジュウは強い罪悪感に苛まれていた。
 涙の理由が自分である事と、今から雪姫という恋人を裏切ろうとする自分が居る事に。
 ――最低だ、最悪だ、こんな弱みにつけ込むようなこと。大切な人を裏切るようなこと。
 雨が望んだのはただ一つ。そのたった一つを満たしてくれれば良いと言う。
「私を抱いて下さい」
 雨はそう言った。だからその言葉通りにしてやれば良い。
 だけど、それはその場しのぎの逃避ではないのか? 今ここで抱いても、これからの雨の想いをどうするのか? そして何より、雪姫を裏切って良いのだろうか?
 雨の家に呼ばれ、まさか自分を求められるとは思っていなかった。無論、そんな求めに応える準備などしていよう筈もない。
 良くも悪くも、今まで雨はそういった対象ではなかったのだから。
 だけど、と思う。雪姫だってそうだった。それなのに自分は求められるままに抱いた。雪姫を求めた。そして今も雨を抱きたいと思った。思ってしまった。
 ――最低だ。最悪だ。
 思考がループする。負に沈む、螺旋を描く。
 不意にそれを止めるものがあった。
 感触。唇に感じる、柔らかい温度を持った感触。
 それがキスだとジュウが気付いたのはたっぷり十秒程して、感触が消えてからだった。
「雨、お前……」
「申し訳ありませんジュウ様」
 呆けたジュウの鼻先十センチ。互いの息が掛かる距離に、涙に濡れた雨の顔があった。
「一度、一度だけで良いのです。ですからジュウ様……どうか御慈悲を……」
 応える間もなく、雨の唇が再び重ねられる。
「ん……ふぅ」
 更に深く求めるように強く唇を押し付けてくる。その口付けが、ジュウを支えていた理性を削り取る。
 胸に添えられていた雨の手が、引き寄せるようにジュウの服を掴む。布越しに胸元に感じるその動きすら、甘美な疼きをジュウに与える。
 そして、その疼きに抗うには、ジュウはまだ若過ぎた。
 衝動のままに雨を抱きすくめる。
「あ……っ」
 微かに漏れる雨の吐息が耳朶をくすぐり、ジュウの理性を更に崩す。


146 伊南屋 2006/07/07(金) 02:10:08 ID:XYpFiFIr
 重ねられた口唇が開かれ、雨の舌がおずおずと差し出される。ジュウはそれに応え、自らの舌を絡める。
 小さな雨の舌はほのかな甘さすら感じられ、ジュウはそれを味わう為に、より強く舌に吸いつく。
 くちゅり、と唾液の混じる音が口元から聴こえる。薄く開いた瞼の向こうに、顔を朱に染めた雨が見えた。長い前髪の隙間から覗く瞳はもう涙を流しておらず、代わりに熱に浮かされたように潤み、ジュウを覗き返していた。
 愛しい、と想う。目の前の少女を大切だと想う。
 だけど、こうする事で胸が痛む。罪悪感に責め苛まれる。脳裏によぎるのは雪姫の顔。
「ジュウ様、今だけは……私の事を」
 表情から思考を読んだのか、雨がそう言ってくる。
 背中に回された細い腕に力が込められる。
 それに応え、ジュウも雨をより密着させるように抱き締める。
 ――こんなにもこの少女は華奢だったのか。
 腕の中にある、後少しでも力を込めたら折れてしまいそうな体に驚く。
 いつも自分を守ってくれていた少女が、急に儚い存在だったのだと思わされる。そして、それ以上にその脆さが雨が女である事を強調する。
「くぅ……ん」
 雨が切なげなうめきを漏らす。普段なら絶対に聞くことのない声。それをもっと聞きたい。そう思い、ジュウは雨の胸に触れてみた。
 制服越しに伝わる感触が、その体同様、小振りな作りである事を知らせてくる。
 間違っても痛みを与えないようにジュウは指先に力を込める。
 小さいながらもしっかりと指を押し返す弾力にジュウは否が応にも昂ぶっていく。
 もっと、もっと。そう思う内、知らず知らずジュウの手はセーラー服をたくし上げ、下着に包まれた雨の胸元を晒していた。そして唯一、胸元を隠す布もずり上げ、その白い膨らみを露わにする。
「っん……」
 指先が雨に触れた瞬間、その体が弾けたように震える。
 強く触れすぎたわけではない。初めての刺激に驚いただけだとジュウには分かった。
 だから躊躇わず愛撫を始める。こねるように、ゆっくり、早く。
「ふぅ……あぁ」
 雨の甘い吐息が一層強くなる。それは明らかな官能の悦びの声だ。ジュウは更にその声を引き出すために、桜色の頂点に舌先を触れさせる。
「ひぁっ!」
 悲鳴に近い声を上げ、雨が悶える。
 しかしそれにすら構わず、ジュウは胸元の愛撫を激しくしていく。手のひらで揉みしだき、舌先で乳首を転がし、時に軽く歯を立てる。


147 伊南屋 2006/07/07(金) 02:51:39 ID:XYpFiFIr
 その一挙手一投足に雨は敏感に反応する。
 半開きの口からは、荒い息と切なげな声の両方が漏れる。それらは徐々に大きくなり、雨の昂ぶりを知らせてくる。
「はっ……あぅっ、ひぁ……んぅ」
 その昂ぶりを更に加速させる為にジュウは片手を下半身へ向かわせる。
 背中から回した腕を這わせ、下着に包まれた雨の臀部を撫でる。
 小振りながら柔らかいのは胸と同じで、触り心地に酔いそうになる。
 しばらくその感触を楽しんでから指先を更に下、足の付け根、その中心に進める。
 そこはじっとりと湿っており純白のショーツに小さなシミを浮かばせていた。
 布地の上からほじるようにして触れると。にちゃり、という粘性の水音がした。
「ふぅ……ん、ジュウ……様っ」
 不意にジュウの体が後ろ向きに倒れる。雨に押し倒されたのだ。
 のし掛かる雨の顔は上気し、潤んだ瞳をジュウに注いでいる。
「ジュウ様、ジュウ様」
 譫言の様に名を呼ぶ雨。その雨にジュウは服を脱がされていく。はだけられた胸元に雨の手が這わされる。
 少し冷たい指先から甘美な刺激が与えられる。
 雨の手が先程ジュウがそうしたように、下半身へと向けられる。
 金属の擦れる音がして、ベルトを外され、あっという間にジュウのいきり立ったモノが外気に晒される。
「もう、我慢出来ません」
 雨が軽く腰を浮かしたかと思うと、ショーツをずらし、そのままジュウのペニスに手を添え上に向けたそれに腰を落とす。
「……っくぅ!」
 雨が仰け反り、痛みに耐える。しかし、その痛みに耐える表情すらどこか陶然としている。
「はっ……、はっ……」
 短い呼吸を繰り返し、ジュウの上で雨が静止する。
「おい、大丈夫か……?」
 実際、前戯が十分だったとは言い難い。雨が無理にしなければ十分な前戯をしてからするつもりだった。
 しかし既にジュウは雨の中に侵入してしまった。ならばここからは出来る限り苦痛を与えないようにするだけだ。そのつもりだった。
 だが雨はその意志とは逆にすぐに腰を上下させる。
 その表情は苦痛に歪み、呻くような声を上げている。
「ばっ! お前、無理すんな!」
 声でそう制するものの雨が上位に居るためこちらから動きを止める事は出来ない。
 雨は止める事はせず、むしろ一層激しく腰を振りたてる。
 苦痛に喘ぐ声に艶が混じるようになるまでそう時間はかからなかった。


148 伊南屋 2006/07/07(金) 03:09:29 ID:XYpFiFIr
 労りもない、一方的な交わりにも関わらず、雨は女の悦びを感じ始めているのだ。
「ジュウ様……、ジュウ……さ、まぁ……」
 まるでジュウをくわえ込んで離さないとばかりにきつく締め上げられる。それは強烈な刺激をもってジュウを追い詰める。
「くっ……! 雨……っ」
 必死に迫り来る快感を抑える。このまま膣中に出すのははばかられるからだ。
 その事を伝えようと開いた口を、ジュウが声を発するより先に雨の唇が塞いだ。
 そのまま舌を絡められ、互いの唾液を擦り付け合い、混ぜ合わせる。
 頭の内側から響く水音に、掛けようとした言葉が霧散する。
 それと同時。堪えていた快感が背筋を駆け上り、脳髄を痺れさせる。
 その次の瞬間、ジュウは雨の膣中で果てていた。
「はっ……はっ、はぁ」
 どちらからともなく唇を放し、呼吸を整える。
 しばらく荒い息を付いていた雨だったが落ち着いてくると重ねていた上体を起こし、腰を上げる。
 ぬるり、という感触があり、ジュウが雨の中から引き抜かれる。
 履いたままのスカートで中心は見えないが、雨の太股に赤い鮮血と白い精液が伝い流れるのが見えた。
 その淫靡な光景が、ジュウの性欲を再び刺激し、萎えかけていたジュウのペニスが再び硬度を取り戻す。
「まだ……出来るんですね」
 雨が微笑む。
「でも、その前に」
 そう言って雨が視線を向けたのは部屋の入り口。
「出てらっしゃい。光ちゃん」
「なっ……!」
 驚きに硬直するジュウが見たもの。それは顔が上気しきった、滴る程に太股を愛液に濡らした光だった。

続く

153 伊南屋 2006/07/07(金) 14:19:36 ID:XYpFiFIr
 それは全くの偶然だったと言って良い。
 姉に呼ばれ、のこのこやって来た柔沢ジュウと、姉である雨が不用意に接近しないように飲み物をダシに部屋に入ろうとしたのだ。
 異変は雨の部屋。その扉の前に立ったときに起こった。
 うめき声のようなものが聴こえた。
 一体何があったのか。光は扉を微かに開き、中を窺った。
 光の目に飛び込んで来たのは抱き締め合うジュウと雨。その唇は重ねられ、舌が絡められている。
 時間が止まった気がした。恐れていた事が起こってしまった。
 逸らしたいと思いつつ、視線は二人に固定されてしまう。ジュウと雨の動きを目が追う。
 ――ダメだ。ここにいてはいけない。
 最早止める事など考えず、ただその場を逃げだそうとする。
 だがその一瞬。立ち去ろうと動かした足、その付け根に違和感を感じた。
 ――ウソ……濡れてる。
 自ら気付かぬ内に男女の営みを見せつけられた光の体は反応していた。
 荒い息をつき、太股をしとど濡らしている。
 それを一度意識してしまうと途端に体が快楽を求める。視線を室内に戻すとジュウの手が雨に触れていた。
 それを見た瞬間、光の内で官能が弾けた。ジュウの手が雨ではなく、自分の胸に触れている想像が快楽の火を強くする。
 気が付けば光の手は自らの股間に触れていた。布地越に熱くなった中心をなぞり上げる。その刺激に、上げそうになる声を必死に抑える。
 いけない、と思いつつその手は止まらない。自らを慰めるその手もジュウであるかのように感じられ、一層光を追い上げる。
 室内の二人はいつの間にか雨が上位になり交わっていた。光もジュウの上にのしかかる雨を自分に置き換え自慰に耽る。
 光の手はいつしかショーツの内に潜り込み、淫らな水音を盛大にたてる。右手をショーツの内へ、左手は平均以上に発達した乳房に添えられる。
 自らが最も感じる部分を貪欲に貪る。高揚感と自らの動きが光の意識を白に染めていく。
 目だけは室内に注がれ続けたままだ。ジュウの上で跳ねる雨の姿に自分を重ね、その動きを指先にシンクロさせる。
 強く、深く、掻き回す指で自らをを高く打ち上げる。
 そして、室内の雨にジュウの精が注がれると同時。光は声無き絶叫を上げ達した。
 どれくらい脱力していのか。永劫とも思える気怠さから引き戻したのは他でもない雨だった。
「出てらっしゃい。光ちゃん」
 その呼び掛けに光はゆっくり室内に踏み出した。

続く

193 伊南屋 2006/07/12(水) 21:46:46 ID:2LfSn8TS
 何なんだこれは。
 ジュウは果てしない混迷の中に居た。
 今ある状況が理解出来ない。思考が断絶される。
 淫らな媚態を晒す雨と、色情に浮かされた光と。これは何かの夢なのか。
 しかし、それらは圧倒的なまでのリアリティを持って、その思考を否定し、これが現実であることを知らしめてくる。
「光ちゃん」
 雨が部屋に入って数歩で立ち止まってしまった光に歩み寄り、声を掛ける。ただ、その声は妹に対するには、過分に媚びを含んでいた。
「光ちゃんも、ジュウ様に抱かれたいの?」
 光の傍らに立ち、耳元に囁き掛ける。光はまるで催眠術にでもかかったかのように、虚ろな瞳で、ゆっくりと肯いた。
 雨は横目にジュウを見ると、やんわりと微笑んで見せた。
「ジュウ様、宜しいですか?」
 今度はジュウが催眠術にかかる番だった。ジュウの目は、雨の妖しく蠢く唇を見つめ、その言葉の意味を吟味する事もないままにジュウは肯いていた。
「しかし……そうですね。みんな多少汗をかいたりで汚れていますし、お風呂に入りましょうか」
 実際は愛液、精液、血液による汚れだが、雨は敢えてそれをぼかした。それは雨に微かに残された羞恥心から来るのか。ジュウには測りかねる事だった。

 * * *

 先に雨と光が浴室へと入った。雨の言い付けでジュウは暫くしてから浴室に入る事になっている。そして、二人が浴室に消えてから十五分程が経過していた。
 具体的に時間を指定されたわけではないため迷ってはいたものの、ジュウは決意を固め脱衣場で身に纏っていた衣服を脱ぎ去り、俗に言う“産まれたままの姿”になった。
 未だ残る躊躇いを払拭する為、深呼吸して気分を落ち着ける。
 そうして、脱衣場と浴室とを隔てるドアの取っ手に手を掛け、ゆっくりと扉を開いた。
 ジュウがまず感じたのは異様なまでの女臭さ。そして、目に映ったのは姉妹で睦み合う雨と光の姿だった。
 唇は重ねられ、桃色の舌が絡め合わされている。二人は湯に浸かりながら、互いを貪っていた。
「んふ……ジュウ様」
 二人とも水に濡れ、光は今はアップに纏めた髪を下ろしている。
 雨も普段以上に艶やかな漆黒の長髪を湯に散らしていた。
 こちらに気付いた雨が糸を引かせながら唇を離し、潤んだその瞳にジュウを映す。光も、名残惜しそうに雨の唇を目で追っていたが、やがてジュウに視線を向ける。


194 伊南屋 2006/07/12(水) 22:13:48 ID:2LfSn8TS
 二人の痴態をまざまざと見せつけられ、ジュウの牡が強く反応する。既に垂直近くまで起ち上がったそれは、今か今かと快楽の期待に打ち震えていた。
「さあ、光ちゃん。ジュウ様も来ましたし、始めましょう?」
「……うん」
 光は既に理性を殆ど失っているのか、雨の言うが儘に動く。
 雨と光はジュウの手を引き、浴室椅子にジュウを座らせる。ジュウは雨と光に挟まれる形で腰を降ろし、二人のなすが儘に任せた。
「まず、私達がジュウ様の身を清めますね?」
 雨がボディソープを手に取り泡立てる。ジュウはそれだけでこれから何が行われるか把握出来た。
 その期待通り、泡立てられたボディソープは雨自らの手によって雨の全身に広げられていく。その反対では光が同様に、その発達の良い裸体に泡をまぶしていた。
「それでは失礼します」
 その言葉を皮切りに、雨がジュウの胸元にその身を預け、背後では光が胸を押しつけるようにして背中へ、それぞれ泡を擦り付けてきた。
 雨と光による全身をスポンジに見立てたその行為は、ジュウの思考を蕩けさせ、二人に挟まれた全身、その全身が性感帯になったかのような快感を与えてくる。
 膨らみは少ないながらも、絹のように滑らかな肌が、ソープにより一層滑り、ジュウの胸元を撫ぜる。光は姉よりも豊かに発達した肢体。特にその胸元の膨らみを使い、ふくよかな女の柔らかさを伝えてくる。
 二人はその表情を悦びに綻ばせ、熱心な肉体奉仕を捧げる。
「如何ですか? ジュウ様」
 雨が上目遣いにジュウの顔を覗き込み、絶え間なく体を擦り付けながら聞いてくる。その問いに応える余裕はジュウには既に残されていない。
「ほら、光ちゃんも。ジュウ様に聞いてご覧なさい? “ジュウ様。私の身体、気持ち良いですか?”って」
 妖艶な笑みを浮かべ、雨が光を促す。
「ジュウ……さま。私の身体……気持ち良い、ですか?」
 いつもの光には無い従順さで雨に言われた言葉を繰り返す。それだけならまだしも、更に熱に浮かされたように言葉を紡ぐ。
「ジュウ様、どうですか? 私の、胸……。私……は、気持ち良いです、乳首擦れ、て……気持ち……良いです……っ」
 光らしからぬ淫らなその声と、言葉の内容にジュウの色欲が激しい揺さぶられる。
「そろそろ良いでしょう」
 雨がシャワーを手に取り、行為の終わりを告げる。雨と光、二人の体が離れ、シャワーの温水がジュウ達の身体から泡を洗い流す。



195 伊南屋 2006/07/12(水) 22:42:24 ID:2LfSn8TS
「それではジュウ様、私達を可愛がって下さい」
 それは本格的な交わりの開始を告げる合図。ジュウは二人を自らの自らの元へ引き寄せ、口付けをした。
 最初さ雨に。そして光に。交互に成される口付けは交代の間隔が狭められ、ついには三人の唇が同時に重ねられる。
 三人分の唾液が混ぜられ、舌が蠢き絡み合う。最早どれが誰の唇で舌なのか、誰にも解りはしなかった。
 クチュクチュという水音と、それぞれの荒い息が浴室に響き、そこに時たま漏れる雨や光の声が混じる。耳朶を打つそれらの音のハーモニーは等しく三人の心を昂らせ、より深い交わりを求めさせる。
 最初に口付けから離れたのは雨だった。その唇と舌とを、徐々にジュウの体を、下に進ませていく。
 その先にあるのは先程から痛いまでに膨張しているジュウのペニスだ。
 ジュウの鍛えられた腹筋を滑り、薄く残った傷跡をなぞる。そして臍を越え、雨がそこに達する。
 逡巡もせず、雨がそれに舌を這わせる。その瞬間、ジュウの意識が真っ白に染められる。浮遊感すら伴う快感が脊髄を駆け昇り、ジュウの体を震わせた。
 漏れ出そうになる声と、今にも暴発しつしまいそうな射精感とを歯を食いしばり必死に堪える。
未だ軽く舌が触れただけなのにジュウの体が顕著な反応を見せたことに、誰よりジュウが驚いていた。
 雨はそれに手加減するような事はせず、舌をジュウの肉幹に絡め、根元を白く、細いその指でゆるゆると扱く。
 そうして与えられる快感から意識を逸らす為、ジュウは光との口付けに耽る。口蓋の奥深くへ侵入し、舌へと吸いつく。
 唾液を交換し、それを舌上に広げ味わう。唇が僅かに離れる度、二人の口端から銀糸の橋が二人を繋いだ。
 不意に、下半身を温かい何かに包まれた。
 雨が、その小さな口でジュウをくわえ込んだのだ。それを視界の端に捉えていると、今度は重ねられていた光の唇が離れ、姉を追うようにジュウの股間に頭を埋めていった。
 雨がジュウの亀頭を唇に収め、その下では光が竿を、舌を使って扱きあげる。息の合ったその動きは急速にジュウを絶頂に導こうとする。
 鈴口から先走りが止めどなく流れ、雨の口元を汚す。雨はそれを啜り、嚥下していく。それでも溢れた先走りが幹を伝い、竿に口唇奉仕を捧げる光の元へと流れ着く。
 光もそれを必死に舐め取り、飲み干していく。


196 伊南屋 2006/07/12(水) 22:59:21 ID:2LfSn8TS
 二人が上下を入れ替え、奉仕を繰り返す。未だぎこちないながらも、その行いはジュウにとっては至上の悦楽をもたらす。近付く限界をそれでも耐えられたのは最早奇跡に等しい事だった。
 雨と光の舌が同時に鈴口を刺激し、止めと言わんばかりに射精を促す。今までよりも鋭い刺激に、遂にジュウの堤防が決壊した。
 大きくのた打ち、その先端から濃厚かつ大量の精液が迸る。天井に付くかと言う程に高く飛び、まさにシャワーの如く雨と光に降りかかり、顔と言わず、胸と言わず、その全身を白濁した粘液にまみれさせた。
 収まらない射精に、雨が先端をくわえる。小さな口内はすぐに溢れ、思わず口を離した雨の顔に直接ジュウの牡汁が張り付く。
 入れ替わりに光が唇の内にジュウのペニスを収める。ジュウが何度もその中に射精し、溢れ出した所でようやく律動が収まっていく。
 尿道の残り汁も残さぬよう吸い上げ、光はジュウを解放した。
「光ちゃん……」
 雨の声に応え、光は粘つく液体を含んだまま唇を雨に重ねた。精液が互いの舌を伝い口中を行き来する。その度それぞれの唾液も混合され、口元から淫猥な水音が奏でられた。
 やがて口唇が白濁した糸を引きつつ離される。雨と光は口内に残ったジュウの体液を嚥下していく。
 そういった痴態が眼前で行われ、ジュウは萎えかける事すらなく、硬く自身を直立させたままとなっていた。

続く

208 伊南屋 2006/07/18(火) 17:13:19 ID:AVDbP5CY
「ジュウ様、それでは光ちゃんに」
 何を、とは聞かない。ここまで来てやることは一つだ。
 腰をかけたまま光を抱き寄せ、膝の間に座らせる。光の背中が預けられ、ジュウの胸や腹に密着する。勿論、未だ硬さを保った男根にも。
 その微かな刺激を無視し、ジュウは両手を光の、年不相応に育った胸に這わせる。
「ひゃ……」
 指先が軽く先端を撫でただけで、光は過剰なまでの反応を見せ、矯声をあげる。
 ジュウは更に、豊かに実った双丘を掬いあげるように揉みしだいた。
「あふ、ひぁん……」
 与えられ快感に光は敏感に反応し、体を震わせ、悶える。
 ジュウに耳たぶを甘噛みされ、更に喘ぎを大きくする。
 光はまるで上質の楽器のようにジュウの挙動に応え、その身から悦楽の声という音楽を奏でる。
「光ちゃん……」
 それまでただ見ていた雨が光に近付き、足元に跪く。
 吸い寄せられるように光の股元へ顔を沈め、雨は舌を這わせた。
「ひゃぁあ……ん」
 それまでの行為によって昂まり、蜜を溢れさせたそこが雨の口元を汚す。雨はその口元を汚す粘液を雨は全て舐めとろうとするかのように、熱心に舌を這わせる。
 ジュウの両手と、雨の舌技とで、光の体は快感の渦に囚われる。
「くぅ……っ! も、ダメぇ。ほし……欲しいよぉっ。我慢……出来ないのぉ」
 未だに男を受け入れた事のない体にも関わらず、光は自然とそれを求めた。
 その訴えにジュウは迷いなく応える。
 光の体を持ち上げ、ジュウの性器を光の入口、その真下に置く。
「雨……」
 ジュウの声に、雨が応え、ジュウのそれに手を添え、入口にしっかりあてがってやる。
「よろしいですよ。光ちゃんを可愛がってあげて下さい」
 その言葉と同時、光の体が降ろされ、ジュウの侵入が始まる。
「くあっ……!」
 光が苦悶の籠もった声をあげる。繋がった部分からは一筋、赤い液体が伝っていた。
「……痛いか?」
 耳元に囁きかけるようにジュウが尋ねる。その問いに返ってきた言葉はやや意外なものだった。
「あんまり……痛くない。むしろ……少し気持ち良い」
「え?」
 見れば、結合部から流れる血液は今までジュウが処女を奪った二人のそれより幾分少ないようだった。


209 伊南屋 2006/07/18(火) 17:46:17 ID:AVDbP5CY
「光ちゃんは空手をしていますから。もしかしたら激しい動きによって膜が破れかけていたのではないでしょうか?」
 雨の場にそぐわない冷静な指摘は黙殺する。ここにきてそんな理屈など意味を成さない。
「何にせよ、あんまり苦しめずに済みそうで良かった」
 言葉に光の紅潮した顔が更に朱を増す。思いやられている喜びと、それに対する照れのために。
「動くぞ」
 ジュウが抽挿を始める。少ないとは言え、それでも痛みを与えぬよう、ゆるゆると出し入れする。
 鈍い痛みと、それを若干上回る快感に光の口から声が漏れる。
「いぁ……ひゃうっ! んはぁ」
 薄れていく痛みと、入れ替わりに増す快感に光の思考がぼやける。
 そこに追い討ちとばかりに、雨が再び舌を股間に這わせ、結合部の上。完全に勃起し、剥き出しとなったクリトリスへ刺激を与える。
「ぁああん! ダメ! そんな、強いの……ダメ、らめ、ひゃめぇ!」
 悦楽に圧倒され、呂律が回らない。光の思考は定まらず。確かなのは与えられる快感と、それぞれの体温だけだった。
 自ら腰をくねらせていることにも気付かず、ひたすら性感を貪る。
「んぁ! く、くるの。わた、わた……ひぃ……いっちゃ、イっちゃぅ!」
 光の体が大きく跳ね、密壺はジュウのペニスを一際強く締め付ける。
 それに伴いジュウの射精感も高まり、精を放とうとする。
「く……」
 限界まで堪え、光の内から自らを引き抜き、自らを解放する。
 光の尻、腹と、雨の顔に白濁液がぶちまけられ、それらを白く汚す。
 射精が収まったところでジュウは三度目にも関わらず、十分な量と濃度をもったそれが二人を汚す様を見ながら、先までの硬さは無いものの、それでも萎えない自らに違和感を覚えた。
「雨、まさかお前俺に何かしたか?」
 この少女なら薬なりを気付かれずに盛りかねない。そう思ったのだ。
 自らに掛かった精液を指で掬い舐め取りながら雨が妖艶に微笑む。
「……少しでも長く楽しみたいと思いましたから」
 それは肯定。ともすれば光の事も含め、全て雨の手中だったのか。
 ジュウはこの少女の底知れなさを改めて痛感した。
「さあ、ジュウ様、続きを」
 どうにもこの少女からの解放はまだ先になりそうだと、ジュウは内心苦笑しながら呟いた。
「これじゃ、どっちが奴隷だか……分かりゃしねえじゃねえか」

fin.
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。