3スレ281

281 名無しさん@ピンキー 2008/06/30(月) 10:08:43 ID:CKWNupcz
いつもと変わらない平和な日常。いつもと変わらない揉め事処理の日々。そんな毎日を過ごす真九朗に不満はなかった。
学校が終われば近くの小学校に紫を迎えにいき一緒に帰る。
パン屋で紫の報告を聞いたり、たこ焼きん食べながら「真九郎、 今日こそ大人向けを食べるぞ!」とか聞いたり、騎馬さんの運転するリムジンの中で着替えを手伝ったりとか紫と過ごす日々は真九朗の中で生活リズムの一つになっていた。
そんな日々が変わる日がくる・・・・


ある日の学校でいつものように幼なじみで情報屋の銀子に菓子パンを渡して
銀子「あんた紫ちゃんとベタベタしすぎじゃない??」真九郎「嫉妬か銀子??(笑)」
銀子「だまれロリコン」
真九郎「・・・・・」
とかなんとかいつものやりとりをして昼休みを過ごして午後の授業終えて放課後紫を迎えに行こうとしたら正門付近がやたらに騒がしい。
5、6人くらい男子のグループがたむろしててそんな状況を下校中の生徒たちが見てる感じのようだ。
真九郎「なんかあったのか??」と思いつつその場を覗いてみた。どうやら女の子がナンパされてるようで男共はしつこく迫っていた。

285 名無しさん@ピンキー 2008/06/30(月) 17:45:01 ID:CKWNupcz
男A「なぁ俺らと一緒に遊ぼうぜ♪♪」男B「なんかさっきからここにいるけど誰か待ってんの??」男C「君みたいな子待たせてるやつなんかほっときゃいいじゃん」
女の子「・・・・・ズビッ」
真九郎としては紫を待たせるわけにはいかずその場を去ろうとしたが不意にその女の子と目があった。
時が止まった気がした。(どうして彼女がここに??!)真九郎もただびっくりするしかない状況の中で女の子が口を開いた。
「やっと・・・見つけたです。ユーアーナイスガイ」
「切彦ちゃん??」
周りの生徒も状況がよくわかってないらしく、視線が真九郎と切彦ちゃんと行き来している。
「ずっと待ってましたよ。アイ ウォント トゥ シー ユー。」
この微妙な英語は間違いなく彼女だ。なんでここにいるのとかそんなことを聞きたいのは山々だけど、
「と、とりあえず場所変えよう切彦ちゃん」
グループの輪から彼女の手を取って連れていこうとすると、
「ちょい待てやオメェ!!その子は俺らが先約だぜ??!」「脇からチャチャ入れんなカスが!」 今にも殴りかかってきそうな勢いだった。穏便に済ませたい真九郎としては暴力沙汰は遠慮したい。

289 名無しさん@ピンキー sage 2008/06/30(月) 18:19:00 ID:CKWNupcz
「切彦ちゃん走れる??」
「うぅ~時差ボケ激しいので・・・ダルいでず。ズビッ。」
(しょうがないあんまりこういう手段はとりたくないんだけど・・・)
「切彦ちゃんちょっとゴメンね」
(????)
困惑する切彦ちゃんを尻目にいきなりお姫様だっこしてその場からダッシュ。
「ちょ、ちょっといきなりなにするですか??」若干顔が赤くなってるけどそこは気にせずただ走るだけ。
後ろから何やら「逃げんなコラっ??! 」「キャー愛の逃避行よぉ♪♪」「あの男子だれだぁ?!」「私も抱っこされたぁい♪」「二人でお幸せにぃ」とかなんか怒鳴り声やら応援メッセージやら羨ましがる声とか飛んでくる。








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最終更新:2008年07月25日 21:26
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