特殊な服装
「今日は特に、足にも気をつけるように。少し見えずぎのような気がするから……いいね?」
「次からはもう少し服装をどうにかしたほうがいいな。それじゃ寒そうだし、何より転んだりしたら……ね?」
「えーと、膝かけか何か用意したほうがいいかな?君のためというよりは僕のために……」
「映画はまあいいとして、君の服装は少し問題かな。見えそうというか……いや、見えないけどね?」
「いいな、その水着。君によく似合ってる。」
「ほんとですか?」
「うん、ほんと。なんか、水着を褒めるのって勇気がいるな。はは。」
(やった!紺野先輩、この水着気に入ってくれたんだ)
「えっと……」
「あの……この水着、おかしいですか?」
「ううん、おかしくないよ。こういうのは、人それぞれの好みだからさ。」
(紺野先輩、こういう水着は好きじゃないみたい……)
「浴衣、着たんだ。」
「はい。あの、ヘンですか?」
「まさか。よく似合ってる。和装は風情があっていいよな。」
(玉緒先輩、喜んでくれたみたい。よかった!)
「それから、今日はあまり僕から離れないように。その浴衣のせいだと思うけど、一段と注目を浴びてるから……」
「あ、君の髪飾り、お城のお姫様みたいで今日にぴったりだ。」
「そのTシャツのプリント、葉月珪だろ。」
「知ってるんですか?」
「もちろん。はば学の卒業生だからというのもあるけど……
実は、姉が同級生でね。当時の彼の人気ぶりをよく聞かされてたから。」
「へえ、高校生の葉月珪かぁ……」
「こんな有名人が同じ校舎に通っていたなんて、なんだか信じられないよな。」
(ホント、なんだか不思議……)
「そのTシャツ……」
「紺野先輩、こういう服は苦手とか……」
「そういうわけじゃないけど、今日は一日、注目の的になりそうだなと思って。」
「そんなに目立つかな?」
「目立つよ。君とTシャツの相乗効果というか……」
(?)
「あれ、その服……」
「どうかしましたか?」
「僕も似た感じのを持ってるんだ。君もそういうのが好きなんだな。」
(紺野先輩って、このブランドが好きなんだ)
「あれ?君が着てるそれ、僕のと似てるな。」
「ほんとだ、同じブランドですね。」
「そうか、趣味が合うのかな。些細なことだけど、なんか嬉しいな。」
(紺野先輩とわたし、服の趣味が合うんだ!)
「あ、それは……」
「はい、紺野先輩からのプレゼントです♪」
「よかった、似合ってる。悩んだ甲斐があったな。」
「ふふっ!改めて、ありがとうございます。」
「こちらこそ。つけてくれてありがとう。」
(紺野先輩、喜んでくれた!つけてきて良かったな)
「うわ! ?︎それ、寒くないの?」
「えっ?」
「元気なのはいいけど……風邪には気を付けて。」
(う……ちょっと薄着しすぎたみたい)
「もしかして、風邪?」
「え? いえ、そんなことないです。」
「そんなに着てるから、寒いのかと思って。体調が悪いならちゃんと言うんだよ?」
(ちょっと厚着しすぎかな……)
「あれ?その服……」
「えっ?」
「……っと、ごめん。なんでもないよ、気にしないで。」
(あ!この前と同じ服だった、恥ずかしい……)
流行の服
「その色、流行ってるのかな。」
「そうみたいです。あの……もしかしてヘンですか?」
「ううん、逆。すごく似合ってる。」
(やった!紺野先輩にほめられちゃった!)
「それ、流行ってるみたいだな。」
「この○○ですか?」
「流行を追うだけじゃダメだと思うけど、君は上手く着こなしてるな。よく似合ってる。」
(やった!流行をチェックしておいてよかった!)
「君がつけてるそれ、ここに来るまでにも何度か見かけたな。」
「○○ですか?流行ってますよね。」
「うん、君にはちゃんと似合ってる。僕も好きになりそうだ。」
(紺野先輩、気に入ってくれたみたい。よかった!)
「それ、流行りものを合わせてるんだな。」
「はい。あの、どうですか?」
「それぞれ個性が強いのに、上手く組み合わせるもんだな。君のセンスにはいつも感心させられるよ。」
(紺野先輩、気付いてくれたんだ。これにして来てよかった)
「あ、それ今流行ってるんだろ?確かこれも……」
「はい。あと、これなんかも人気なんですよ。」
「全部押さえてるのか……すごいな。」
「そういうことがさらっとできるなんて、やっぱり君はすごいよ。勉強になります。」
(やったね。がんばってオシャレした甲斐あったな)
「それ、いい色だな。」
「この服ですか?」
「うん。そういう色、好きなんだ。爽やかだよな。」
(紺野先輩ってグリーンが好きなんだ。覚えておこうっと)
特殊な背景タッチ
「こら、そんなところ見るもんじゃないよ。いや、ほら、埃っぽいから。」
「どうぞくつろいで……って 僕のほうが緊張してるな。はは……」
「君がいるだけで部屋が違って見えるな。少し高級になったというか……なんて。」
似ているアルパカ「え、僕に似てるのがいる?そうかな……そうかも……」
△相手似のアルパカ「」
その他「」
「うん、きれいだな。君さえ良ければ、もう少し歩こうか。」
「満開だな……今日がピークなんじゃないか?君と見られて良かった。」
「今見てた服、似合うんじゃないか?グリーンのほう。」
「うん、そういうかわいい感じの服は好きだな。なんて、僕の好みはどうでもいいか……」
「ほら、一緒に。せーの……」
「いい、いくよ?」
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最終更新:2015年05月09日 04:25