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フラグ関連イベ

遭遇1

(そうだ、ちょっと、本屋さんに寄っていこう)
(あ、やっぱり新刊が出てる。「初恋の行く道」……どうしよう、買おうかな? )

★本を買う

「よし、早く帰って読もう!」
「君!」
「え?」
「それ、読むのか?」
「え? あ、はい。」
「なぜ?」
「なぜって言われても……」
「周りを見てみろ。君が読むべき本は、もっと他にあるじゃないか?」
「あの、どういうことですか……」
「もういい。」
(……?なんなの今の人)

授業

(授業、長いな……早く「初恋の行く道」の続き、読みたいのに……)

(「初恋の行く道」やっぱりいいな……)
「バンビ、何読んでるの?」
「わっ、ミヨ。びっくりした。」
「夢中になってるみたい。そんなに面白い?」
「うん。ミヨは“初恋の行く道”って知ってる?」
「……知らない。でも、バンビがそんなに夢中になってるなら、読んでみようかな。」
「うん、これが2作目。もう読み終わるから、貸してあげる。」
「ありがとう。「初恋の行く道」藍沢秋吾、蠍座のO型。人相は良い。」
「え!写真が載ってるの?どれどれ……
 あ、この人!?」
「知ってるの?」
「ううん、本屋さんで話しかけられただけ。
 なんでその本を読むんだ、って言われた。」
「変な人。」
「うん、確かに変な人だった。あの人が藍沢秋吾か……」

(サインをもらえばよかったな。また、本屋さんに行けば会えるかなあ?)

2年目2月

○○(そうだ! ちょっと本屋さんに寄ってみよう。また、藍沢秋吾がいたりして)
○○(「初恋の行く道」よかったなぁ。3作目って、いつ出るんだろう?)
○○(何度も会えるわけないか。……もう帰ろう)

○○「あっ!」
藍沢「ん?」
○○「あ、あの、作家の藍沢先生ですよね?」
藍沢「ああ。違うと言いたいとこだけどな。」
○○「えっと……」
藍沢「で、俺になにか用か?」
○○「あの、本、読みました!すごい感動しました!!それで、あの……サインを、いただけませんか?」
藍沢「悪いな、あいにく……!?
   いや、少しここで待っててくれ。」
○○「え? あ、はい……」
  (どうしたんだろう?)

藍沢「待たせたな……」
○○「いえ。」
???「この子が先生の……」
○○「えっと……あなたは?」
藍沢「俺の担当の編集者だ。」
???「はじめまして。山並書房の佐藤と申します。」
○○「あ、あの、わたしーー」
藍沢「そして、こっちが俺の姪だ。今日は彼女に付き合うことになっている。」
○○「え?」
藍沢「とにかく、そういうことだから今日は遠慮してくれ。」
佐藤「はあ……また、そんなことを……わかりました。失礼します。」

○○「あの……姪ってどういうことですか?」
藍沢「出版社の人間が、原稿を寄こせってうるさいんだ。
   だから、君が田舎から出てきた姪という設定で、今日はご遠慮頂いた。」
○○「えぇっ!?そんなウソついて、大丈夫なんですか?」
藍沢「方便だ。
   で、君の名前は?」
○○「えっ?」
藍沢「サインが欲しいんだろ?」
○○「あ、はい。わたしの名前は□□○○です。」
藍沢「ほら、本はプレゼント。これで取引成立、貸し借り無し。じゃあな。」
○○「あ、はい……」
  (よくわからないけど……サイン本もらっちゃった。……あれっ、わたし、本のお礼も言ってない)

(平日)

(あの公園に寄ってみようかな。もし藍沢先生に会えたら、今度はちゃんと本のお礼を言わなきゃ)

(あ! あれ、藍沢先生だ)
「藍沢先生!!」
「ん?ああ、君か。」
「あの、わたし、本のお礼を言ってなくて、それで……」
「そりゃ、わざわざどうも。近頃の高校生は律儀なんだな。
 ……それ、ここらでよく見かける制服だな。」
「はばたき学園です。」
「ん?俺の頃とイメージが違うような……」
「えっ!? 藍沢先生ははば学の……」
「卒業生だ。」
「すごい!わたし、藍沢先生の後輩だったんだ。なんだか嬉しいです!」
「……そりゃ良かった。じゃあな。」
「あ、はい……」
「……いや、待て。」
「え?」
「後輩もいいけど、また姪にならないか?」

★「いいですよ。」

「は、はい。わたしでお役に立てるなら……」
「決まりだ。じゃあ、次の日曜日にここで。」
(姪か……でも、出版社の人は、あんまり信じてないみたいだったけどな……
 あれ、そういえば、日曜日って何時だろ?)

約束の日曜日

(藍沢先生、ちゃんと約束覚えてるかな……公園に行けばいいんだよね?)
(でも、時間も言ってなかったしな……)

佐藤「あなた……」
○○「え!」
  (あっ、出版社の人……ど、どうしよう)
佐藤「あなた、先生の……ふぅ、仕方ない。一緒に行きましょう。」
○○「え!! わたし…… ……」
佐藤「先生のところに行くんでしょ?」
○○「あ、はい……」

藍沢「………………」
佐藤「失礼します。」
○○「あの、わたし……」
佐藤「姪御さんと下で会ったので、お連れしました。」
藍沢「そりゃどうも。公園まで迎えに行く約束だったんでね。」
佐藤「少しだけ、お話しさせていただいていいですか?」
藍沢「君は向こうで、適当にしててくれ。」
○○「あ、はい。」
  (いいのかな……ここ、藍沢先生の仕事場だよね)
  (初恋3部作がここで……奥が書斎なのかな……)
藍沢「くどい。何度も言わせるな、原稿は渡せない。」
○○(!)
佐藤「困ります!それでは契約違反です。」
藍沢「そんなこと、知るか。とにかく、3作目は出さない!」
○○(えっ!?3作目は出さないって……どういうこと?)

○○(わたし、もう、帰ったほうがいいかも……)

○○(黙って出てきちゃったけど、よかったのかな……)

藍沢先生に会いに行く

(そういえば、藍沢先生どうしてるかな……)

★藍沢先生に会いに行く

○○(この間は黙って帰っちゃったから……藍沢先生、怒ってるかも……)
藍沢「何度来ても一緒だ!!」
○○(えっ!?)
藍沢「今のままの原稿を渡すことはできない!」
佐藤「別に加筆修正されてもかまいません。」
藍沢「そんなことはしない!」
○○(ああ、びっくりした。藍沢先生と出版社の人、また言い争いしてる……)

★声をかける

○○「あ、あの。」
藍沢「ん?
   ……佐藤君、もういいだろう。これから姪と出かけるんだ。」
佐藤「……わかりました。」

藍沢「また変な話を聞かれたな。まあ、忘れてくれ。」
○○「は、はい……」
藍沢「久しぶりに外に出たよ。どうだ、気分直しに甘いものでも食うか?」
○○「はい!」
藍沢「と言っても、流行の店なんか知らないから……姪っ子のご希望に従うよ。」
○○「えっと……じゃあ、ケーキ屋さんでいいですか?」
  (少しでも、藍沢先生に気分転換、してもらえればいいな)

○○「ここで選んだケーキが奥のテーブルで食べられるんです。」
藍沢「うまそうだな。君のオススメは?」
○○「期間限定のビターチョコケーキは男の人にも人気みたいです。」
女性客A「ねぇ、「初恋の行く道」読んだ?」
女性客B「うん。すっごい良かった。でも、3作目の発売、延期されてるんだってね。」
女性客A「え! マジで!!なんでもいいから、早く出せって感じ。」
藍沢「………………」
○○(せっかく藍沢先生に気分転換してもらいたかったのに……)

★勝手なこと言わないでください!!
○○「……あの!勝手なこと、言わないでください!!」
藍沢「お、おいっ!?ちょっとこい!」

○○「すいません。せっかく藍沢先生が気分直しにって誘ってくれたのに。」
藍沢「謝るくらいなら、最初からやるな。ふふっ、じゃあな……」

★……
○○「………………」
藍沢「出るか……」
○○「……はい。」

○○「すいません。せっかく藍沢先生が気分直しにって誘ってくれたのに。」
藍沢「なんで、君が謝る?ふふっ、じゃあな……」

一人で下校

○○「えっ! 藍沢先生!」
藍沢「よお。くるか?」

○○「すごい!バーなんて……初めてです。」
店主「いらっしゃいませ。」
藍沢「マスター、キツいのをふたつ。」
○○「えっ!?あの、わたし、お酒は……」
店主「はい。じゃあ……混じりっけ無しのキツいヤツ、100%のオレンジジュースでいいですか、お嬢さん?」
○○「はい!」
店主「かしこまりました。
   それにしても……連れがいること自体が珍しいってのに、それが制服を着た女の子とはね。」
藍沢「うるさい。」
店主「ハハハ、開店前の時間を少しだけ貸してくれってのは……なるほど、可愛いお連れさんのためか。」
○○「え?」
藍沢「よくもまあ、ペラペラと……バーテンは客の秘密を守るもんだろ。」
:(回転ベルの音)
店主「いらっしゃいませ。すいません。まだ開店前ーー」
○○(えっ! 氷室先生!?)
店主「なんだ、零一じゃないか。
   お嬢さん、下に隠れな。面倒くさいのが来た。」
○○「あっ、はい!」

氷室「益田、まさかとは思うが、高校生に酒を飲ませたりしてないだろうな。」
○○(ああ、どうしよう……)
店主「さあ……客の歳なんか知らないし、最近は大人びた子供が多いからな。
   そこの作家先生だって、実はまだ高校生なのかもしれない。」
氷室「ん? 客がいたのか。これは、失礼。」
藍沢「い、いえ……」
氷室「……益田、その心配はない。藍沢君は、はばたき学園の卒業生だ。間違いなく成人だ。」
藍沢「氷室先生、ご無沙汰しています。」
○○(あ、そうか。藍沢先生は、はば学の卒業生だったんだよね)
氷室「藍沢君、活躍しているようだな。……しかし、職業柄なのかもしれないが、この時間からの飲酒は控えた方がいい。」
藍沢「はい、気をつけます。」
店主「なんだ、作家先生は零一の教え子だったのか。」
氷室「藍沢君、あまりその男に毒されないようにな。」
藍沢「わかりました。注意します。」
店主「おい、人をなんだと思ってる?ま、とにかく未成年者に酒なんて出してないよ。」
氷室「ここに高校生が入っていったと聞いて、一応、確かめに来ただけだ。後でまた顔を出す。」

店主「ハハハ、ここにいる全員が零一とは浅からぬ仲ってことか。」
藍沢「しかし、氷室先生は変わらないな。驚いたよ。」
○○「氷室先生の変な伝説って知ってますか?」
藍沢「ああ。教会の地下で作られたアンドロイドって話だろ。」
○○「はい。教会の地下は工場で、出来の悪い生徒もアンドロイドにされるんですよね。」
藍沢「氷室先生の方は何とも言えないが、生徒の話はウソだな。俺は生身のままだ。」
○○「ふふっ!あの教会、いろんな伝説がありますよね?わたしはやっぱりーー」
藍沢「恋人を待ち続けるお姫様の伝説、だろ?」
○○「はい!あこがれちゃいます。」
藍沢「興味を惹かれるってことは、自分に必要な何かがあるってことだ。そういうものには、乗っかってみる方がいい。」
○○「はい!」
藍沢「教会の伝説か……ふふ、君や氷室先生を見て、自分まではば学生に戻った気になってる。
   ……そろそろ時間だ。また、学校の話でも聞かせてくれ。」
○○「はい。」
藍沢「マスター、無理言って悪かった。」
店主「今日のは貸しにしとくよ。」
○○「ごちそうさまでした。」
店主「さようなら、お嬢さん。大人になったら、またおいで。」

藍沢コマンド1回め

(藍沢先生は、また来てくれって言ってくれたけど……やっぱり緊張するな)

「来たな。」
「はい……良かったですか?」
「今日はアンドロイドに尾けられてないだろうな?」
「ふふっ。はい、大丈夫です!」

「俺は3種類のコーヒーを知ってる。自分で淹れるコーヒー、自分以外の人が淹れてくれるコーヒー……」
「それと、この君が淹れてくれたコーヒーだ。俺は3番目のが気に入った。」
「本当ですか! わたし、コーヒーを淹れるくらいならいつでもやります!」
「そうか。俺は執筆の時には、コーヒーが欠かせない質なんだ。」
「執筆……? お仕事?」
「ああ。3作目の「初恋のとき」発売が決まった。」
「本当ですか、また藍沢先生の本、読めるんですね!」
「ああ。これから忙しくなる。」

(藍沢先生のお仕事が進むように、美味しいコーヒーを淹れて、喜んでもらうんだ)

藍沢コマンド5回目

(藍沢先生、お仕事頑張ってるよね。わたしのコーヒー、楽しみにしててくれたら嬉しいな……)

「来たな。」
「はい。おじゃまですか?」
「ああ。今、いいところだ。だから、大人しく待ってるんだぞ。」
「はいっ!!コーヒーの準備して待ってます。」

(わっ!?)
(どうしよう、お仕事の邪魔になっちゃう。わたしが出ちゃっていいのかな)
「山並書房の佐藤です。」
「あ、あの、ちょっと待ってください!」
「ん?あなたは……」

(びっくりした。この間の出版社の人だ……わたしだって、気づいたかな?」
(藍沢先生、聞こえてないのかな?書斎を覗いてみよう」
「あの……藍沢先生、電話がーー」

(すごい……藍沢先生のあんな目、見たことない。……怖いくらい)
(ダメだ、今は絶対邪魔しちゃダメ。電話は後でかけ直すって伝えよう)

(コーヒー、冷めちゃった……)
(なんか、ちょっと、眠くなって……きちゃったな」
「…………」
「おい、こんなところで寝てるのか?仕方ない。
 よっと。ふぅ、意外と重いんだな。」
(……ん? 藍沢先生の声?)
「安心した。本当の天使じゃないみたいだ。」
(あれ?わたし浮いてる……?)

「おい!
 おい、そろそろ起きないとまずいぞ。」
「ん?わたし……」
 はっ、まさかわたし、居眠り……す、すみません!」
「あまりにも、気持ちよさそうだったから、そのままソファまだ運んでやったんだ。」
「ええっ!!す、すみません……」
「そんなことより、もう、暗くなるぞ。」
「あ、もうこんな時間!わたし帰ります。」

(藍沢先生の声、聞こえたな……あれは夢だったのかな?)
(あっ、電話のこと伝えるの忘れちゃった……わたし、なにしてるんだろう……)

藍沢コマンド6回目

○○(今日は藍沢先生のお仕事の邪魔にならないようにしないと。居眠りなんて絶対ダメだ
   美味しいコーヒーと……そうだ、あの時食べられなかったビターチョコケーキ、買っていこう!)

藍沢「来たな。」
○○「はい。今日は絶対に、邪魔しないようにします。」
藍沢「寝てても俺は構わないぞ。何度でも運んでやる。」
○○「もう、居眠りしません……」
藍沢「ははは。そりゃ、残念だ。……なあ、」
○○「はい?」
藍沢「終わったよ。」
○○「え?」
藍沢「書き終えたんだ。」
○○「原稿ですか!」
藍沢「そうだ。これから封筒に入れて、編集者に渡せば完了だ。」
○○「すごい! 藍沢先生、おめでとうございます。」
藍沢「ああ。祝杯でもあげるか?」
○○「はい!わたし、ケーキ買ってきました!」

藍沢「書店で君に会った時な?もう、3作目を出すのはやめようと決めたところだった。」
○○「え?」
藍沢「3部作はもう数年前に全て書き上げてあったんだ。その頃は、今の状況を想像すらできなかったーー
   ベストセラーなんて言われてな。君みたいな若い子が沢山読んでくれる。
   でもな、この物語はそんな話じゃない。」
○○「……?」
藍沢「特に3作目は、俺の恋愛の墓標のつもりで書いた作品だ。」
○○「藍沢先生の恋愛の墓標……」
藍沢「ああ。主人公は最愛の人を失い全てに絶望する。そして、残りの人生をただ目を閉じて、やり過ごすことに決めるんだ。」
○○「そんな……」
藍沢「しかし主人公は、君のおかげで、もう一度だけ目を開けてみようって気になれた。だからーー」
○○「わたし?」
:(チャイムの音)
藍沢「時間切れ……か。」
○○「?」
藍沢「開いているから、勝手に入ってくれ!」
佐藤「失礼します。」
○○「あ……こ、こんにちは……」
藍沢「いつも身勝手で悪いが……もうここには来るな。」
○○「えっ! どういうことですか?」
佐藤「藍沢先生はこれからが大事なの。変な噂にでもなったらーー」
藍沢「そんなことは関係ない。黙ってろ。」
佐藤「いいえ、先生だけじゃない。あなただって傷つくことになるの。だから、もうお終いになさい。」
○○「わたしが、傷つく……」
藍沢「……もう、ここには来るな。わかったな。」

○○(藍沢先生にもう会えないなんて……
   そんなの……いやだ)