不二山「なんか、わかってきた。楽しみ方。」 新名「……なんかさ、いいカンジだったもんね? 雰囲気がさ?」 不二山「そう。そういうのを楽しむとこなんだって。」 ○○「うん、そうかもしれないね。」 新名「……ハァ、超空振った。やっぱ嵐さんには勝てねぇなぁ、オレ。」 不二山「?」 ○○「?」
新名「あそこさ、もうちょいいいカンジにライトアップとかしてくれたらなーって思わない?」 ○○「うん、だいぶ感じが変わりそうだね。」 新名「でしょ? イイ雰囲気っていうか?」 新名「そしたら一回帰ってさ、改めてーー」 不二山「改めて?」 新名「……まあいつか本当にライトアップされたらそんときに!」 ○○(なにを言おうとしたんだろう?)
不二山「なんか寒ぃ。」 新名「あー、嵐さんマトモに水かけられてたもんな。イルカちゃんに。」 ○○「大丈夫? 風邪、引いたりしたら……」 不二山「そこまでじゃないから平気。行こ。」 新名「……今度、オレも水浴びちゃおっかなー。」 不二山「……………」 新名「う……だーってさ!」 ○○(???)
新名「魚ってさ。ずっと水槽の中にいんのってイヤになんねぇのかな。」 ○○「どうしたの? 急に。」 新名「……居心地はいいんだけどさ。けど最近、ちょっと海に出てぇって気もしてきたから。」 不二山「いいんじゃねぇか? 出ても。」 新名「いいんスか? 出ちゃって。」 不二山「そうなったら俺も出るまでだし。」 新名「……狎忍。悩みどころだなー……」 ○○(どういう意味だろう?)
不二山「おまえはシンプルな水着のほうがいい。」 ○○「えっ、そう?」 新名「オレ的にはオトナっぽい、ちょい色気のあるやつのがいいと思うけど?」 不二山「違うだろ。」 新名「いーや、違いません。」 不二山「…………あとで話し合いだな。」 新名「…………押忍。引かねッスよ、オレ。」 ○○(中間くらいのだったら2人とも納得するのかな?)
不二山「やばい。眠い。」 ○○「今日もたくさん泳いだもんね。」 不二山「うーん。…………」 新名「なんか嵐さん、子どもみてぇ。」 ○○「ふふっ、そうだね。」 新名「……てか、ああいう感じでもいいんだ。」 新名「なんかオレ、背伸びしすぎなんかなぁ……」 ○○(新名くん?)
不二山「ああいうとこ行くと、人に近づきたくなるな。」 ○○「寒いもんね。」 不二山「それだけじゃねぇと思う。わかんねーけど。」 新名「……まあ、理由なんか一つなんだけどね。」 不二山「なんだ? 理由って。」 新名「イジワルだから教えなーい。2人でなやんでるといいよ。」 不二山「……あいつ、たまにああいうこと言う。なんでだ?」 ○○(人に近づきたくなる理由、か……)
新名「……ちょっといい?」 ○○「うん?」 新名「最近、オレ……割と頭ン中ぐちゃぐちゃなんだけど。」 不二山「…………」 新名「それでもオレ、2人のこと好きだから、さ。その……」 ○○「うん……わたしもだよ?」 不二山「うん。俺も。」 新名「……あー、なんだろ! オレ海の潮風にやられちゃったのかな? ヤダヤダ!」
不二山「特別プログラムのあれ、ちょっときになった。」 ○○「あ、アナウンスのあったヒーリングコンサートのことだよね?」 不二山「そう。今度、申し込んでみねぇ?」 新名「……オレも仲間に入れて。」 不二山「プラネタリウムが平気になったらな。」 新名「あ……嵐さん、ズリィ! 狙ってんじゃん!」 不二山「なにが。意味がわかんねー。」 ○○(……狙ってる?)
○○「新名くん、最近は怖いって言わないね?」 新名「……うん、まあ。てか、怖がるヒマがなくなったって言うか?」 ○○「? それって、どうしてーー」 不二山「足、止まりかけてんぞ。さっさか歩け。」 ○○「ご、ごめん!」 新名「……塩、あざっす。」 不二山「なんのことだか。」 ○○(……塩?)
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