〇〇「新名くんは、キスってどう思う?」
新名「お! とうとう来た? オットナ~」
〇〇「そ、そういうわけじゃなくて!」
新名「はいはい、わかってるって。でもさ、そういう話を出すってことは何か不安でもあんの? うまくできなかったらどうしよう、みたいな」
〇〇「え?」
新名「まあ、そういうことなら練習台になってやってもいいぜ……?」
〇〇「そっ……そんなのムリだよ! 絶対ムリ!」
新名「うっわ、全身で拒否したよこの人。冗談に決まってんだろ」
〇〇「え……?」
新名「じゃあお願いしちゃおうかな♪ ってウマイ切り返しをしろとは言わねぇよ? 言わねぇけど……スプーンひとさじ分の優しさってもんをさ……頼むぜマジで」
〇〇「ご、ごめん……」