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第二話

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☆前回までのあらすじ:リンさん覗き乙





そういえば、右目は何色だっただろう



―――――聖なる侵入―2――――

 今回のベースは依頼者の別荘、平屋で部屋が10部屋ほどある。歩けばどこかしらが軋む日本家屋だ。

 綾子はベースに着くと、隣の仮眠室に放り込まれた。

「あとはこっちでやっとくから、寝てろよ」

 事件解決後、普段ならデータ計測と安全確認のため、もう一泊するところだが、今回はそれがない。

 ナル達は別件の調査場所へセッティング、安原はそれに伴う資料作成のため東京に戻り、真砂子は学校のテスト、ジョンと滝川はそれぞれ用事がある為、今回は今日で撤収という予定だった。

 綾子はスケジュールを狂わせて申し訳ないと思いつつも、あれから体が重く感じ、滝川達の提案に甘んじる結果となった。

「甘やかさないでよ…」
 本当は体の具合は悪くない、滝川が甘やかしてくれるから、体もそれに合わせて甘えん坊になったのだと思った。
 布団にくるまりながら彼女は、滝川に抱き上げられて帰った時を思い出す。
法衣は少し香の匂いがしていた、息づかいは急いでいたのか少し荒かった、喉仏が動く様もありありと思い出せる、自分を力強く抱き上げる腕のたくましさも、少し高鳴っている心臓の動きも―――

 頬が上気していることを悟ると急に恥じ入りたくなる、むこうは当たり前のことをしただけなのだ、
「私ってば、何考えてるの」

 ふすまの向こうで声が聞こえる、あれから随分人が減ったみたいだ。
「ぼーず…まだいるんだ」
 滝川が誰かと話している、綾子は微睡みながら耳を傾ける
「・・・いや、心配だから予定を変えてこっちに・・・」
 滝川の声が心地よく、子守歌のように綾子を眠りに誘った。
「・・・・・そうか、平気か・・・」
「わかった、じゃあよろしくな・・・や」
 遠くでガラガラと玄関の開く音がした、
「鍵かけなきゃ」
 重い体を起こそうとした時、がちゃりと施錠した音が聞こえた。
「合い鍵なんてあったっけ」
 起こしかけた体を布団の上に投げ出し、少し眠りについた。




 ―――静まりかえる空気、ここにはもう自分だけなんだと綾子は感じた。
「随分暗くなっちゃったのね」
 自分の部屋に戻って、着替えなければいけない、そう思いつつだるさで動く気がしなかった。
「シワになっちゃう」
 どうせ一人だし、脱ぐだけ脱いで広げておこうと襦袢に手をかけた

「あ…」
 胸に触れた瞬間、電気が走ったような感覚に陥った、樹の精霊に貪られた時のことがありありと甦る。
「…ん…んぅ…駄目」
 手を離そうと思ったが、指はさらに快楽を求めて胸元に侵入する、下着を外していた無防備な双丘を嬲り始めた。
「ぁ…はぁ…」
 あの時、滝川に肩を揺すられた時、滝川に枝葉が見えていたらどうだったのだろうか…。恥ずかしいところ全てを責められ、欲情していた自分が見えていたら…
「やだ…もうこんなに固い…」
 自分で乳首を責めながらあの時の妄想に耽った。もし見えていて、二人きりだったら、滝川はどうしていただろうか、獣のように犯されるのか
(それは…ないよ)
 あの男のことだ、きっと顔を赤くしつつも助け出すだろうと綾子は甘い考えをしていた。
それでも滝川に抱かれることを妄想せずにはいられない、きっと潤んだ目の涙を舐めて、そのままキスしてくれる、そしてこうやって胸をもみしだいてくれる。
「あう…そこは…」
 胸を触るだけでは飽きたらず、すでにぐっしょりと蜜を含んでいる秘芯に指を這わす。
 綾子は抱え上げられ、肩に食い込む滝川の指の感覚を思い出して指を恐る恐る押し込んだ
(少し痛い…でも、馴れれば気持ちいい。現実は樹とは違うなぁ)
 綾子は痛みで自分が処女であることを思い出す、途端に胸がきゅうっとして不安な気持ちに駆られる。

(23歳で処女なんて、あいつは引くよね…)



 綾子は高校一年の時、電車内で痴漢にあったことがある。当時箱入り娘でおとなしかった綾子は半日泣き通してしまうくらい怖かった。
 そんな綾子に友人は「綾子はおとなしそうにみえるから遭っちゃうんだよ、派手な格好すれば意外と痴漢って襲おうとは思わないんだって」
 あんな怖いこと二度とゴメンだと、藁にもすがるような思いでファッション誌や化粧品を買って、派手めの格好をするようになった。
 痴漢には遭わなくなったが今度は別の問題が出てきた。

 元々目鼻立ちが整っている綾子は化粧映えし、親しみやすさから男に言い寄られる機会が多くなった。
 外見は変わっても中身はあまり変わっておらず、夢見がちでおとなしめの性格のまま男とつきあい始めるようになる。
 ある日、彼氏と二人きりの時、綾子はその甘い空気に包まれて幸せだった。この人は王子様で、私のことを大事に思ってくれている、幸せでたまらずニッコリと微笑んだ。
そんな綾子を男はOKのサインだと思いベッドに押し倒した。

「きやああああっ!触らないで!変なところ触らないで!」
 痴漢にあった時のことがフラッシュバックし、無我夢中で抵抗した。
「なんだよ、俺の言いなりだったからやらせてくれるかと思ったのに」
 もちろんその後男とは別れ、おとなしい性格もなんとかしなきゃと思い詰めた。

 結果、今日の綾子が形成されたのだ。

「あぅ…う…うん…」
 指を浅く出し入れし、少しずつ昇り始める。
 性の快感を教えてくれたのは、意外にも自分にとっての癒しの存在である樹であった。
初めて祈祷に成功し、樹に一礼し帰ろうとした時。
「…え?ナウシカ?」
 幹から触手のように枝葉が延び、綾子の体を優しく絡め取る。抵抗する間もなく樹は優しく綾子の未開発の性感帯を撫で回した。
「ひゃ…???…あっ…ああん」
 嫌悪感を思い出す間もなく樹は綾子に快感を与え続ける。樹のにおいがとても心地よくて、警戒せず綾子は樹によって体を開かされた。



(まるでさっきの続きをしてるみたい)
 中断された樹が今自分の手に乗り移って貪っているようだ、自分にしてはいつにもまして大胆な動き、一人という安心感もあり、綾子はより一層動きを激しくした。

「ぁう…いいっ…いい」
 樹に貪られているのに、同時に滝川に犯されることを望んでいる淫らな自分。
 男は今でも怖いが、滝川なら、大丈夫かもしれない。
 もし隣に滝川が残っていたら、喜び勇んで抱いてくれるだろうか、抱いて欲しい。
 いないことが分かっているからこそ、綾子は滝川への思いを口にしながら自慰に耽る。
「法生っ…んぅ…好き…触って…法生」
 肉芽を擦り、とろけている秘芯をわざと音を立てて慰める。
「法生…きて…こんなにとろけてるの」

 樹の時よりも大分弱い快感しか自分では作り出せないが、滝川に愛されている妄想で充分高みに上り詰められる。

「はう…あう…ああっ…あふ…」
 外は嵐のように風が強い、窓がガタピシと揺れている。風の強さに比例して綾子の喘ぎは大きくなる。
 そろそろ訪れる絶頂に、綾子は息をのむ、水音も、手の動きも激しさを増す。

「いっ…いいっ…いひぃつ…う…見て…お願い…恥ずかしいところ…うぅ」

ガラッ



 バンッとふすまが壁に叩き付けられる音の後に、急に目の前が明るくなった。欄間にたまったホコリがフワフワと宙を舞う。

 家が壊れるんじゃないかという衝撃から覚めると、綾子は血の気が引いた。

 「    …リ      ン    」

 険しい形相で睨みつける男が立っていた。




リン綾どころか未だにぼー綾フラグがビンビンです。
次こそはそのフラグをリンが棒倒しのように削り始めます。

一番最後のリンの表情は、プーチンが『私をあまり怒らせない方がいい』といっている画像をイメージしてください。




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