司令塔ジョージ(しれいとう‐)は、人類を未来へ導く最後の司令塔。初登場は『司令塔ジョージ 1st Season』。初主演作品も同作。
注意:以降の記述には司令塔ジョージに関するネタバレが含まれます。
経歴等は一切不明。
「人類を未来へ導く最後の司令塔」という物々しい肩書きが示すとおり、国連最上部に“司令塔”として君臨し、人種・国境・宗教を超え人類を未来へ導く役割を背負っている。
そのため世界各地の悪党や外道から命を狙われており、特に悪の刺客レオンとは、愛憎を超えたライバル関係を築いている。それゆえ彼との戦いはこれ以上ないリフレッシュタイムになっているようで、特に贔屓しており、彼が解雇されそうになった際には情報をいち早くキャッチし、彼の為に大芝居を打ってでるなど男意気あふれるところをも見せた。
最近では新たに「お茶会仲間」として陳炒飯との交友関係も生まれ、日々人類のことを心配しながら、午後のお茶菓子に舌鼓を打っている。
時に冷静沈着、だが時に感情的にもなり、温厚である。情にもろく、一方で己の役割を貫徹しようとする。
その両肩に背負った使命から、とてつもない風格をかもし出しているが、一方で幼稚園児のようなあどけなさも見せる。
このように、人間のありとあらゆる感情や局面を一身にまとったような人物であり、あらゆる宗教や価値観を踏まえた独自の価値観を構築している。
劇中では終始一言もしゃべらないものの、その一挙一動で皆彼の言わんとすることを理解出来、言語を超越したコミュニケーション能力を伺わせる。
ここまで書くとまるで神のようだが、寝起きの悪さや時たま見せる司令塔にあるまじき判断力の稚拙さなど、欠点も多い。
おそらくそういった部分も含めて、人間のあらゆる要素を集約しているのであろう。
司令塔ジョージ、そして彼の現れる場所の得意技。好敵手である悪の刺客レオンや陳炒飯を除けば、ほぼこの一撃で勝負が決まる。
敵の襲撃を事前に察知していた司令塔ジョージの機転により、周囲には落とし穴・ハリボテの断崖絶壁など多くのトラップが仕掛けられている。司令塔自身、このトラップにこだわりをもっているようで落とし穴を用意していた、夕暮れのレオンとの対戦の際には眠い中到着を待ち続け、わざわざ彼が到着し落下するまで親切に待ってあげるなど、一種の優しさすら見せることもあった。
そんな彼のお約束ムーヴである「手招き」には、「早くかかってね」という無言のメッセージが込められている、と解釈する者もいる。
司令塔ジョージの十八番。挨拶代わりからトドメまで、幅広く使用される。
突如として画面外上空から16tの重りが落下。相手をぺしゃんこにし、こらしめる一撃である。重りの材質や、投下手段等の一切の情報は不明。かわされた際には二重に落下させるなど巧妙な手も用いる。悪の刺客レオンも初期はこの技に多いに苦しめられた。
視聴者への配慮も行き届いており、見やすいように「16t」の表示は常にカメラの方向を向くように調整されている。さすがは僕らの司令塔。
なお『D2 -The Dooms Day-』のエンドロール後、松越陣之進を死に至らしめた16tの重りがこの重りと酷似していたことから、『司令塔、まさかの不祥事!?誤爆で過失致死の疑い』と一部週刊誌を賑わせたこともあった。・・・が、間もなく司令塔の力でもみ消された模様。大丈夫。司令塔はそんなことしません。
16tの重りを打破された際に繰り出す、司令塔ジョージの次なる一撃。16tの重りの際と同じように、突如として上空より落下。16tの重りよりも無慈悲な一撃を与える。
初めて16tの重りを克服した悪の刺客レオン相手に初披露。哀れレオンは抱えあげた16tの重りもろとも下敷きとなった。
2015年の元旦に繰り出された、司令塔ジョージのおめでたい一撃。従来の重りシリーズ同様、上空より落とし玉され対象を押しつぶす。
新年のご挨拶と告知をしに来たものの、暴走して私情を垂れ流した大仏仮面を相手に初披露。今年もよろしくなのであったーッ!!!
風邪など体調不良でお休みをもらった司令塔ジョージが放つ一撃。不意をつかれたとはいえ、16tや50tの重りに耐えうる力をもった悪の刺客レオンですら一撃でやられたところを見ると、相当な破壊力を秘めたミサイルである模様。しかし周囲の建物などには一切の被害を出さないあたり、慈愛に満ちた司令塔らしい一撃であるといえる。
司令塔ジョージの改心の一撃。「アンパンなんかメじゃないぜ!」(ナレーションより)
メカニズムなどは不明だが、肘間接を境に分離した腕がロケットパンチのように飛んでいき、爆発を起こす。腕は何事もなかったかのように、爆発後元の場所へと収納される。
初めて装着重甲を会得した、悪の刺客レオン相手に初披露。この一撃が逆転勝利へと繋がった。
寝起きの司令塔ジョージが放つ改心の一撃。「いつもよりちょっとやりすぎ日本橋。お買い物は三越で!」(ナレーションより)
通常のおしまいパンチが片腕なのに対し、こちらは両腕で放つ。当然の事ながら威力は2倍である(加えて司令塔の機嫌が悪いことから更に威力が上がっている可能性も)。
劇中ではさらにダメ押しで50tの重りまでもが加えられた。司令塔とて安眠を妨害されれば、怒るのである。
司令塔ジョージのとっておきの必殺技。「ロボットも猛牛も阿修羅も将軍もこいつの前ではかなわない!」(ナレーションより)
相手の両肩を掴むと同時に抱え上げ、足を両腕でロック。続けて相手の首を右肩で抱え込むようにし、相手の自由を奪う。そして跳躍一閃、すさまじい高度からすさまじい落下速度で、相手の全身を激しく打ちつける。首折り・背骨折り・股裂きが組み合わさったこの投げ技は相手の全身に壊滅的なダメージを与え、立ち上がる力をも奪ってしまう。まさに「ラスト5秒の逆転ファイターな一発である」(ナレーションより)。接近戦からの投げ技である為、回避・反撃が難しくあの陳炒飯ですら直撃を受けてしまうほどであった。
なお、元ネタのバスターにかなわなかったのはロボットと猛牛だけであり、阿修羅と将軍には最後まで破られたままである。